2004/08/27

■"ALL OF THE CHILDREN" サンデー39号感想

  1. 紫穂と手を繋ぐ皆本(絶対可憐チルドレン)
  2. 神楽退場(犬夜叉)
  3. バカな我聞(こわしや我聞)
  4. 「いでじゅう!」最後の3ページ
  5. 今週の「D-LIVE!!」
  6. 番外:今週のモンキーターン
1. 紫穂と手を繋ぐ皆本(絶対可憐チルドレン)

 さすがに今回は、このシーンが一番でしょう。皆本と子供達の特別な関係を象徴する一コマだと思います。

 私は根性が歪んだ女性キャラが大好きなので、当然「絶対可憐チルドレン」の子供達も大好きなのですが、曲がったところがあるキャラが時折素直なところを見せるってシチュエーションに、相当グッと来たりするんですよ! これって、「勝ち気な女の子は泣くとかわいい」の法則に通じる、最高の萌え要素なんですよ! 皆さんも判って頂けますよね!(←萌えとか言うなや)

 そして、こんなグッと来るシーンを見せておきながら、最後の最後で「私の夢は世界征服です!」と子供達にハキハキと言わせることで、これまで積み上げてきたあらゆる感動を自ら台無しに
 完璧だ! 俺たちの椎名高志が帰ってきた!

 そんな感じで、「絶チル」は本当に期待通りの面白さで良かったです。やっぱり椎名先生は、闊達な女性キャラ(と、それに振り回される男性キャラ)を描かせると本当に上手いなあと思いました。
 確かに少年マンガの文法的にはやや間違っている気もしますが(編集部が考える"理想的な少年マンガ"を体現していそうな「東遊記」と比較してみよう)、でも「椎名高志マンガの文法」においてはこちらの方が圧倒的に正しいので、この調子で最後まで突き進んで頂きたい。

2. 神楽退場(犬夜叉)

 時には犬夜叉達のライバルとして、また時には人の心をもてあそぶ奈落の犠牲者として、物語の中で常に重要な位置を占めていた神楽が、今回ついに文字通り「消滅」。風となって消えてしまいました。合掌。
 神楽の登場以降、彼女と同じ「奈落の生み出した妖怪」という立場のキャラは沢山登場して来ましたが、結局神楽を超える個性(と自我)を持ったキャラは出てこなかった印象があります。それは多分、彼女には「奈落から逃れて自由になる」という、判りやすい上に読者が共感できる一貫した行動理論があったからでしょう。

 結局、最後まで犬夜叉達とは解り合えなかった彼女でしたが、でも自分が自由になるために利用しようとした殺生丸に惚れてしまったり、自分と同じく奈落の手から逃れるために戦っている琥珀と出会って少年萌えに目覚めてしまったり(まちがい)と、ここ最近は随分と人間くさい行動を取るようになりましたよね。特に、神楽と琥珀のコンビは、個人的には珊瑚×琥珀とは違った意味で自分の中の姉萌え要素を刺激するとてもナイスな組み合わせだったので大好きでした(←萌えとか言うなや)。

 今回神楽が死んだことで、次回以降から物語が大きく動き出すのは確実。
 前々から流れていた「アニメが9月で終了する」という噂もどうやらホントっぽくなって来たみたいですし、そろそろマンガの方の「犬夜叉」にも終盤が見えて来るのか?

3. バカな我聞(こわしや我聞)

 色々あって落ち込んで周囲に冷たい態度を取ってる國生さんのどん底っぷりが映えてる今週の「こわしや我聞」ですが、それ以上に今週の我聞は徹底的にバカでしたね。勿論、ここで言う「バカ」は、褒め言葉の方のバカです。
 國生さんに冷たくされてもまったく意に介さない(というか一向に気が付かない)我聞の底抜けな鈍感っぷりこそが、いずれ國生さんをどん底の状態から救い出す力になりそうな気がします。

 あと國生さんと言えば、ファイルを持った手で足払いをかます攻撃をまた披露してくれたのが嬉しかったり(バカ)。

4. 「いでじゅう!」最後の3ページ

 「もうすぐ夏が終わってしまう」というどこかもの悲しい雰囲気を、綺麗に表現していると思いました。
 それまで散々どうでもいいレベルのドタバタ劇をやってても、締めるところはちゃんと締める。やっぱりモリタイシ先生は緩急の付け方が上手いなあ、と思わされます。

5. 今週の「D-LIVE!!」

 皆川マンガには欠かせない「人生経験豊富な年老いた黒人」や「白人の偏屈じいさん」が相次いで登場、「D-LIVE!!」のレギュラー陣である百舌鳥やミハイルもおいしい場面で出てきて大活躍するなど、なんかこう皆川オールスターズが勢揃い! みたいな雰囲気になって来ました。ミハイルの過去話ともリンクしてそうな感じですし、いよいよこのマンガも(中略)が近いの? みたいな?(←何が言いたい)

 まあ、キャラが沢山出てきてストーリーが盛り上がるのはいいことですよね(フォロー)。

番外:今週のモンキーターン

 夜の福岡であの後青島さんとをしたのかは知りませんが、ついに意を決して澄に浮気を告白しやがりましたよ波多野! この期に及んで「お前のことを嫌いになった訳じゃない」とか調子のいいこと言っちゃったおかげで、ぬるいラブコメ状態みたいな二人の関係は一気に崩壊の危機へ! イエッヒー!(最低)

 にしても気になるのは、青島さんの都合の良さっぷりです。あの若さで「時々こうして会えるだけでいいの」だなんて現地妻みたいなこと言ってちゃダメですよ青島さん! そんな悠長なこと言ってると、男ばかりじゃなくて自分までダメにしちゃいますよ青島さん!
 自分から不幸になるのも厭わずに彼氏の幸せを願うだなんて、青島さんは本当に不幸が似合う女の子だなあ! だから青島さんは大好きだ!(最低)

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