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自分の意見を通そうと相手を説得する際に相手を煽る手法は、ネットでやると間違いなく炎上の原因になるので気を付けよう!(挨拶)
お話としては、誰も犠牲にしないことを目指して戦うガッシュと、自己を犠牲にして他の者を助けようと戦うエリーの対立がメインでした。自らの信念に基づいて考えた結果、同じ問題に対して全く正反対の結論を出した両者の対比が面白かったです。ガッシュから見れば、エリーとアースは自分が散々悩んだ上で切り捨てた『自己犠牲』という解決法を選んだ者であり、彼の性格や信念を考えれば絶対に許せるものではなかったのでしょう。
「金色のガッシュ!」の面白さは、熱い魂を持った者同士が信念を貫き通すために戦うところにあると思うのですが、今回は久しぶりにそういう熱い側面を魅せてくれたいいエピソードでした。ウンコティンティン様もいいけど、たまにはこういう話もないとね!
そして、時間と空間を支配するモモンの能力は、今回もまた相変わらず有用でした。モモンは、潜在的に「サイキックフォース」のウォンと同レベルの強さを持っているものと思われます(変な例え)。
これで「戒めの洗礼」級の攻撃技さえ持つことができれば、いずれモモン最強説が提唱されるのも時間の問題なのではないのでしょうか。そんな気がしませんか(しません)。
とりあえずケンイチ自身の物語に一区切りが着いたため、現在はケンイチを通して梁山泊の師匠達の魅力を掘り下げて行くという、「ラブひな」で言うところの住人編みたいなエピソードに突入している「史上最強の弟子ケンイチ」。
住人編なので、エピソードの目的は勿論個々の住人キャラの魅力をアピールして読者を萌えさせるところ、そしてその住人キャラが主人公であるケンイチとのラブ度をアップさせる点にあることは、もはや言うまでもありません。
その住人編の最初のターゲットは、「ケンカ100段」の異名を持つ逆鬼至緒。一見すると豪快で闊達で大ざっぱな性格に見えるけど、小さい子供に対する気配りを忘れない優しいところを見せたり、英会話に堪能な一面を見せて単なるケンカ馬鹿ではないところをアピールしたりと、読者に逆鬼の萌え要素を存分に見せつける構成になっているなあと思いました。
勿論これは住人編なので、苦戦するケンイチに的確なアドバイスをして信頼度を上げたり、クリストファーにさらわれたケンイチを激しく心配したりと、ケンイチに対するラブっぷりをアピールすることも忘れません。見た目は乱暴だけど中身は繊細な逆鬼師匠を「ラブひな」に例えると、やっぱり青山素子でしょうか?(例えるなや)
そんな感じで今回のお話の目的はあくまで読者を逆鬼に萌えさせるところにあるので、相対的に他のキャラクターの扱いが薄くなってしまうのは致し方ないところ。
ストッキング+ミニスカ+眼鏡+靴の先に仕込み刀、という萌え要素の4連コンボを持っているにも関わらずイマイチ萌える描き方がなされていない刺客の女性の扱われ方が、今回のエピソード(というか「ケンイチ」というマンガそのもの)の志向性を暗に物語っているような気がします。
主人公二人とその家族以外はどっかおかしい人ばかりがウヨウヨ出てくる「結界師」界において、その中でもおかしさ筆頭クラスに属しているのが「裏会」の最高幹部達でしょう。正守以外のメンバーは、もはや「力」と引き替えに人であることを止めているとしか思えない逸材ばかりです。
もしかしたら、裏会の最高幹部達は「ベルセルク」における使徒みたいな存在なのかも。
それで今回出てきた扇一郎さんですが、とりあえず人の形はしているものの、どう考えても頭がデカ過ぎですね。扇を一振りしただけで強烈な風を起こす能力は大きな脅威ですが、それ以上に彼のビジュアルイメージの強烈さの方が攻撃力高いと思います。
あの頭巾の中に何が隠されているのか興味はありますが、もし彼らが本当に「ベルセルク」の使徒っぽい存在であるならば、多分中身は見ない方が幸せなのではないかと思いました。
あえて予想すると、あの中にはモリゾーみたいなのが入ってるね。あるいはゴン太くん。
真打ちは一番最後に現れると申しますが、散々場を盛り上げた吹雪の活躍を受けて、ついに花音が登場。
「だからボクは、キミの全力の滑りに全力をもって応えよう!
」という台詞、そして彼の決意に満ちた表情からは、花音の本気っぷりが伝わってきます。前回までの吹雪のラデツキー将軍劇場をも前座にしてしまいかねない勢いです。
というか、もし本当にそうなったとしたら、このマンガの真の主人公は花音ということになっちゃいますよ! ヤベエ!(ヤバいの?)
果たして、花音が見せる「ラデツキー将軍劇場」は如何なるものになるのか。ネットの話題的には性別がバレて男装女子疑惑が晴れた時点でイマイチ勢いを失っているように思える彼ですが、そんなアレな読者をも新しい萌えに目覚めさせるような展開を期待したいところであります。
蘿蔔の本性キター!(AA略)
やっぱりこういうマンガに出てくる少女は根性がひねくれてないとダメだよな! と思いました。
萩の攻撃時のアレな表情っぷりといい蘿蔔といい、「クロザクロ」ってホント私の感じるツボを刺激してくれるマンガだなあ。
小島選手は初代「サカつく」で自分のチームの正GKとして活躍してくれた人なので、個人的にも思い入れがありますよ!(微妙に思い入れ方が間違ってる気がする)
このマンガの作画担当の向後和幸氏は、この前出たサンデー超増刊で卓球マンガ「RUSH!」を描いてた人ですね。往年の北崎拓氏の作品を彷彿とさせる、爽やかな絵柄が印象的でした。主な登場人物が少女と子供達だった「RUSH!」は内容がその絵柄とマッチしていたので、とても面白く読むことができましたよ。
ただ、「ザスパ草津物語」のようなオッサン主体の話だと、小島選手や植木監督のような渋いおじさま達まで爽やかキャラになってしまうため、なんかこう微妙に違和感が。サッカーマンガを描く為には、何よりもオッサンキャラを描けることが重要なのかも知れない! と思いました。
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