納得行かない最終回!
種死か! 種死のことか!(超反応)
今週号の原稿を書く段階で、既に「ガンダムSEED DESTINY」の最終回が多くの視聴者にとって納得行かないモノになることを予見していた畑先生は流石だと思いました。伊達にサンデーで一年間も連載を続けてないね!(失礼な褒め方)
そして「DESTINY」と言えばルナマリアの絶対領域ですが、今週の「ハヤテ」で個人的に一番グッと来たシーンも、P.24でハヤテに靴紐を結んでもらっている時のナギの絶対領域でした。こんな格好で男子に靴紐を結んでもらうってのは、いくら何でもシチュエーションがエロ過ぎます。自分から彼にパンツを見せていると解釈されても仕方がない格好ですよコレ。キタコレ(流行語)。
もしこれを意図的にやってるんだったら、ナギは立派な小悪魔キャラとして純で初心なハヤテをタジタジにできるところなのですが、逆に自分がハヤテを意識してしまってタジタジになってしまうところがナギクオリティ(流行語)。
願わくば、「ハヤテのごとく」にはこのレベルのぬるいラブコメを1年と言わず永遠に続けて欲しいところなのですけど、今週のWebサンデーの畑先生のコメントを読む限りでは、やっぱり最後はこの状態を脱してキッチリとラブコメを終演に導く意志に溢れている模様。畑先生がこれからどこまで頑張れるのか、果たして先生が目指すような最終回を無事に迎えることができるのか、我々としても暖かく見守っていきたいと思います。
まかり間違っても、大量破壊兵器が宇宙を飛び交った挙げ句、最終回間際でナギが「ありがとうヒナギク。そしてさようならだ
」と池田秀一ヴォイスで言い出すような展開にはならないようにお願いします。
「ガンダムSEED DESTINY」の最終回は、ルナマリアが死ななかった点は良かったなと思いました。
吾郎が「総意
」なんて難しい言葉を使っていたのでビックリしました。
あと、ドジッ娘化した清水は萌え対象だと思った。
「我が絶招をもって打ち砕かん!
」
かつてサンデーに連載された中国拳法マンガのバイブル「拳児」に出てきた『絶招』と呼ばれる技は、八極拳における猛虎硬爬山にしろ、心意六合拳における虎朴把にしろ、どれもただ一度打つだけで対戦相手を倒す、文字通りの一撃必殺の攻撃方法として描かれていました。
が、我らが李師父が繰り出した絶招は、地面を転がりながらパンチやキックを延々と出し続けるだけという、これまでの私の認識の中には全く存在していないものだったため、今週の「ケンイチ」を初めて読んだ時には軽いショックを受けてしまいました。これまでの常識を覆す、全く新しい必殺技の形を見た気がします。中国拳法もついにここまで来たか! と考えさせられた気分に。これがパラダイムシフトというものなのでしょうか?(ちがうよ)
今週の「あおい坂」は、右京とイチャイチャしているマサハルにキタローが嫉妬して二人の関係が壊れそうになるものの、マサハルが「オレの本命はオマエなんだ!
」とキタローを諭して再びラブラブになる話、と要約するしかないストーリーで、久しぶりに自分が腐女子に生まれてこなかったことがたいへんに悔やまれる内容でした。
「オレの復活まで右京で我慢しといてよ
」という台詞は、あらぬ妄想を色々とかき立てますよね! ね!
そして、「あお高」のキャラ達はみんな「発掘!あるある大事典」に釣られすぎだと思った(本当の感想)。
今週の「結界師」は、時子の姿が見えないことに気付いた繁守が、「時子! 時子!
」と叫びながら雪村家の中を必死の形相で駆け回る姿に心を打たれました。オレは本当の「純愛」って奴を、今週のじじいの中に見たね! じじい最高!
そして繁守が邂逅した時子の式神ですが、「式神」というだけあってどっか非人間的なところを感じさせます。何というかこう、これはこれでという感じ(何?)。本物の人間時子さんをHMX-12に例えれば、式神時子さんはHM-12といった趣。例え家に強盗が侵入しても、ご主人様をしっかりガードしつつ最寄りの結界師に通報する機能を標準装備しているところが、HM-12時子のメイドロボとしてのセールスポイントだと思います。
あとその時子さんの孫娘の時音さんですが、すっかり良守と限のラブラブっぷりにアテられたのか、今回ばかりは良守を「あんたは強い!
」と元気付けるのが精一杯な模様。いつか彼女には、「Mr.ジパング」のヒカゲのように、いちゃつく男二人を遠目で眺めながら「まー、モテちゃって♥
」とか言いつつニヤニヤするくらいの懐の深さを持ってもらいたいところですね(無理)。
「あいこら」が始まってからというもの、「井上先生には、また『美鳥の日々』のようなほのぼのラブコメを描いて欲しい」といった感想を時折見かけることがありますけど、でも今週のエピソードを読んで頂ければ、そんなものを望むのは今の井上先生に対しては野暮の極みである、というのが納得頂けると思います。
また、「あいこら」が始まった時には「これってラブひなのパクリじゃん!
」みたいな意見をよく見かけましたけど、今となってはそんな無粋なことを言う人はもう誰もいないでしょう。常道を逸したポジティブな変態キャラが立て続けに登場し、作品世界そのものがその変態行為を是として賛美する構造になっているこの作品は、その他の凡庸な量産型美少女わんさかラブコメディーとは、もはや一線を画した存在となっているのです。いや、一線を画すというよりも、むしろもう周囲に誰も存在し得ない領域に到達しているとさえ言えるでしょうか。
この作品に対しては、もう「オンリーワン」というありきたりな表現すら生ぬるく感じます。孤島! 極北! 唯我独尊!
井上先生には、己が選んだこの路線をどこまでも歩み続けて頂きたい。
私はもはや、そう願うのみであります。
「あいこら」を極北とするならば、「ブリザードアクセル」はまさに王道。
女性に顔面を踏んづけられて喜ぶ展開が許されるのは「あいこら」だけですが、背中を押されて倒れるついでに偶然チューしちゃった! だなんてベッタベタな展開が許されるのは「ブリアク」だけです。歩む道は違えども、その道を極めることでその作品独特の個性を表現しようとしている――という意味において、両者は同じレベルで極まっていると言えるのではないのでしょうか。
でまかせですが(だいなし)。
今、皆本がこのマンガの基本コンセプトを否定したー!(まちがった感想)
椎名先生のサイトで公表されたバグ情報ページには「せっかくの新キャラ、登場するなり源氏物語から持ってきた風雅な雰囲気が台無し」と書かれていましたけど、今回のエピソードのコンセプトそのものが「清楚で上品な雰囲気の女性を台無しにする
」話なので、正直どっちもどっちだと思いました。
あと、原稿速報ではエロなマンガにツッコミを入れる無粋な読者に対する予防線を一生懸命張ってましたが、こういう内容なら誤解を招かないためにこういうアナウンスをするのも致し方ないかなあという気に。実際、「もうテコ入れかよ!
」みたいなコメントもネットで見かけましたしね。
ファンサイトとして一応フォローしておきますが、あれは決してテコ入れではなく、基本的に椎名高志という漫画家はこういうマンガを描きたくて仕方がない人なのです。「絶チル」は一見すると「決して解り合えない超人と人間の関係の悲劇」を基底としたハードSF直系の深遠なテーマを抱えた物語のように見えますが、本当に椎名氏がやりたいマンガは今回のようなノリですので、その辺を知った上で「絶チル」を鑑賞して頂けると、より楽しめるのではないかと思われます。
本心ではエロとパロディに彩られたマンガを作りたいにも関わらず、ひねくれた生真面目な性格が災いして素直にそんなマンガを作ることができない、ツンデレ的アンビバレンツな心境と戦いながら毎週毎週マンガを描いている椎名先生に萌えて頂きたい。
椎名高志ファンサイト C-WWW へようこそ(挨拶)。
かつてサンデーには、本当のメガネッ娘が存在した!
その名は千紘!
と、ついレジェンドを伝承してしまいたくなる程、今週の千紘は完璧なまでに「ご主人様に仕える、ドジでメガネなメイド」を演じていたと思います。
十曲は超増刊連載版時代からの我聞のライバルキャラだった訳ですが、さすがに今週で「我聞のライバル」としての十曲才蔵の命運は尽きたと思うので、才蔵は千紘を嫁にして故郷に帰って家業を再興するが良いと思いました。「我聞」もそろそろ終演が近いんでしょうかねえー
元ネタや大サービスで何かと話題になりそうな絶チルにはコメントしません。
サンデー今週のベスト1コマを挙げるとすればやはり「火田先生に迫られる粂田先生」でしょう。
初見が電車内でなければ爆笑してました。こういう極一部の人に大サービスするところが人気の秘密なんでしょうね。
あとはこっちのカップルもアツかったですね。我聞x才蔵。この展開は才蔵一家が工具楽屋入りで間違いないでしょう。力仕事ができそうなマリオブラザーズとデスクワークができそうで絶大な人気を誇るピーチ姫をあえて外したわけですから。
そうすると才蔵はますます我聞ラヴになってしまい、われらが(?)千紘さんは一向に相手にされないけれど一途に物陰から見守りながらはらはらと涙するところに萌えられるわけです。
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