2006/02/12

■サンデー10号感想羅列版

ワイルドライフ

 『美味しそうな消しゴムさん…
 その若さでゴムフェチに目覚めてしまうなんて!(大間違い)

 炭などを無性に食べたくなってしまう「異食症」は主に鉄分の欠乏によって発生すると言われており、おそらく今回のすみ子ちゃんの異常行動もそれが原因だと思われます。鉄生もそのことは把握できているようなので、来週辺りには解決するのではないのでしょうか。
 しかし、ゴムに目覚めたすみ子ちゃんには、危険な魅力があり過ぎます。有り体に言えば必要以上にエロいです。消しゴムを食べる子供をここまでエロく描いてしまう意味は、いったい何処にあるのか。少年読者のフェチへの扉を開くのは「あいこら」だけではない、ということなのか?
 小学館漫画賞を受賞した藤崎先生は、いったいすみ子ちゃんを通じて何を我々に伝えようとしているのか。「ワイルドライフ」はこれから何処へ行こうというのか。

ハヤテのごとく

バレンタインラブラブチェッカー

 少年マンガ誌に似つかわしくない、たいそう少女趣味な付録がついた今週の「ハヤテのごとく」。
 こんな付録が付けてくるということは、ハヤテのファンはこんな乙女チックなグッズにも違和感を感じない、男子の体に乙女のハートをインストールしたロマンチックな「乙女少年」が多数を占めている、と週刊少年サンデー編集部はリサーチしているに違いありません。
 大手出版社まで動かしてしまうとは、「マリみて」ブレイク以降顕著になったオタク男子の乙女化傾向もついに来るところまで来つつあるということなのかも知れませんね。ウソですが。

 それで今週の「ハヤテ」ですが、まるで少女マンガみたいなエピソードだなあと思いました。西沢さんって、もし「ハヤテのごとく」が古典的少女マンガだったらそのまま主人公になれる立場にいるキャラですよね。
 主人公は平凡な家庭で育った普通の女の子! でも、彼女が好きだった同級生の男の子は、ある日いきなり高貴な身分の意地悪な令嬢に仕える執事となってしまった! 彼を取り戻すためにハイソサエティな世界を垣間見ることになった、主人公の運命や如何に! みたいな!
 ただ、今の少女マンガのトレンドから考察すると、ハヤテは外見はイケメンで優しい紳士だけど実はその正体は冷酷なサディストで、隙あらば西沢さんをベッドに連れ込んで(以下略)的な展開を求められかねない気もします。少コミCheese進出を目指してがんばれ畑先生。

 あと、ヒナギクさんはむしろ女らしいと思いました。そりゃ女も惚れるよねー(乙女チックに)

結界師

 「虫が大嫌い」という性格、そして抱きつきながら良守の背中に胸を押しつけるという専門用語で言うところの「あててんのよ」的アクションにより、世間では影宮君女の子疑惑が囁かれている模様。
 でも個人的には、影宮自身は正真正銘の男子だけど、彼に憑依している妖(あやかし)が女性体なのではないかという説を提唱していきたい。限が完全変化した時は筋骨逞しいカッコイイ妖怪になりましたが、影宮が完全変化を遂げたら、さぞやムチムチプリンな女体が(以下略)。あるいはロリロリな幼女体が(以下略)。

 その辺はともかく、どうやら影宮は、今の良守にかつての限と同じヤバい臭いを感じているのは間違いないようです。もし良守がかつての限のように自分を省みない行動を取るようなことがあった時、彼は良守を押しとどめることができるのかどうか。そして、そこから良守への愛が芽生えるのかどうか(まちがい)。

 そして、召還した悪魔に昔惚れた女のコスプレさせてる松戸の歪んだセンスに萌えました。
 それでこそ我が人生の目標となる人物です。

Posted at 19:09 | WriteBacks (0) in マンガ::週刊少年サンデー
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