今更ですが感想です。暇がない!(挨拶)
今回のお話ですが、「紫穂、貴様このゲーム、読みこんでいるなッ!
」がJOJOパロになってることが、ネットのあちこちで話題になっていましたね。
現代少年漫画界においてJOJOパロと言えば勿論「太臓もて王サーガ」の大亜門先生に他ならない訳なのですが、椎名高志先生は大亜門先生のマンガのスタイルに対して大きなお友達的な観点からの近親感を持っているような気がするので、これはきっと椎名先生から大亜門先生に向けての遠回しなメッセージというかラブコールではないかと妄想しました。どうでしょう(妄想です)。
あと個人的には、薫と紫穂が遊んでいるゲーム機がX-BOX360コントローラっぽいものであることの方にグッと来ました。こんなシーンで、あえてハードゲーマー御用達ハードであるところのX-BOX360をモデルにしたマシンを出してくるセンスは侮れません。X-BOX360欲しい!
あと「このゲーム、読みこんでいるなッ!
」ってことは、紫穂はゲームのプログラムを直接読んでそこからスタートダッシュの隠しコマンドを見つけたということなのでしょうか。サイコメトリーでマシン語を理解する10歳。すごいなあ。ゲーム会社はみんな紫穂をデバッガーとして雇うべき。
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それで今回の話の主眼は、おそらく紫穂の「年の割には色々と達観している彼女だけど、薫や皆本のことになると子供っぽい隙ができるのがカワイイ」というところを愛でる(そして賢木の大人げなさも一緒に愛でる)ところにあると思われますが、個人的には更に
「皆本のやつ、よくこんなの可愛がれるな
」
「皆本さん、なんでこんなひととつきあってんのかしら
」
という台詞から垣間見られる、紫穂と賢木の溢れんばかりの皆本大好きっぷりが面白かったです。紫穂も賢木もあくまで皆本が判断の基準になっているところなんかが特に。結局この二人は、相手の心理を読み放題なサイコメトラーとも分け隔て無く付き合うことができる皆本のことが、どこまでも大好きなんですよねー(乙女チックな瞳をしながら)。
あと今回は、(紫穂の腹黒さと対比させる意図もあったと思いますが)薫がやたらと愚直なまでに素直でカワイイ子として描写されていたのも印象的でした。彼女の場合は「心を読まれたらムカつく」とハッキリと公言し、その上でサイコメトラーと仲良く遊べるタイプであり、やっぱり今の紫穂には必要不可欠な存在であることが、簡潔に表現されていたと思います。
今回の結論としては、腹黒く歪んだ紫穂みたいな子も魅力的だけど、やっぱ薫くらいバカな子もいいですよね! ということで(←いいのか)。
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