「絶対可憐ワイルドキャット」編こと「ナオミちゃんの秘密を暴いて遊ぼう」エピソードですが、結局なんかナオミちゃんは秘密も裏も表も何もなく、素直で可愛くて正義感が強くて人を信じることができる、社会的にヤバいくらいい子でした! みたいな話でした。
時々ストレスが溜まって暴れたりもしますが、暴れるのは普段から谷崎相手に大っぴらにやってることなので、既に秘密でも何でもないですよね。また、相手に話を聞いてもらうために笑顔でピアノを破壊するのも、全てを穏便に済ませようとする彼女の誠意の表れなのです。
ただ、これはあくまで椎名高志のマンガなので、主人公のチルドレン達はそんな正統派の美少女であるところのナオミを見て思わず「ケッ」とか悪態をついてしまう、歪んだ性格の持ち主ばかりな訳なのですが。この辺は「GS美神」でピートの完璧っぷりを見てひがむ横島と構造が一緒であり、ある意味椎名マンガにおける伝統であると言えます。多分椎名先生は、真っ当な美少女キャラをヒロインに据えるようなマンガは死ぬまで描けないんじゃないかと思います。
あと今回ちょっと意外だったのは、ナオミをこんないい子に育てたのが谷崎であり、ナオミもそれには感謝しているという点。谷崎はナオミの能力を(自分がナオミのストレス解消役となることで)引き出すことができるという意味においてのみ優秀な指揮官であると思っていたんですけど、ナオミちゃんくらいの年頃の女の子をキチンと育成できる才能もあったというのは意外です。谷崎もちゃんとそれなりに有能な人材だったということなのでしょう。信じられませんが(ひどい)。
そして、もし皆本が女子校の制服を着たとしたら、その姿は大人バージョンの葵が同じ制服を着た時と似るんじゃないかと思うのですがどうでしょうか。同じ眼鏡キャラだし。葵は胸もないし(ひどい)。
お嬢様学校の学食にカレーうどん・・・?ナオミも何故あんなもっさりしたもん選ぶのか解せねー。
「汁がかかってかわいく半泣きするナオミ」を描きたかったのならトマトソースのパスタとかでいいんでは。
描いてる人の嗜好でしょうか。
writeback message: このサイトのコメント受付は終了しました。