2004/08/20

■近況報告040814-040820

 おひさしぶりです(;´Д`)
 ここのところ、朝6時半に出勤→深夜12時過ぎに帰宅、という修行僧並みのハードな毎日を送っている深沢です。修行内容はデスマーチ
 最近あまりに仕事の負荷が高まっているためか、一緒に仕事している同僚からも可哀想がられている気がします(挨拶)。

 そんな毎日なので、ここは一応椎名先生のファンサイトであるにも関わらず、「絶対可憐チルドレン」の原稿速報に対して突っ込む暇すらありません。それどころか、この前ついに完結した「エイケン」に対するコメントを書くタイミングまで逸してしまいました。たいへんに残念です(←書きたかったの?)。

 でも、とりあえずお盆は休みが取れたので、コミケの2日目と3日目には何とか行くことができました。

 コミケでは「マリア様がみてる」の同人誌ばっかり探し回って買い漁ったり、企業ブースで「くじびきアンバランス」のヘルメット女子のコスプレをしているコンパニオンの女性を見かけてその等身のアニメっぷりにビビったり、「文珠」のアイベックスさんがライフワークにする勢いで制作している同人誌「極楽大作戦!! 大全」の1巻目を頂いてその厚さに心底ビビったり、帰りのゆりかもめ車内で「エスパーまみれ」というソレっぽいタイトルの同人誌を読んでいる男性を見つけ、お台場で乗り込んで来た親子連れがその彼の周囲の席に座ったにも関わらず、黙々と彼が同人誌を読み続けている姿が妙にツボに入ってしまって笑いをかみ殺すのに必死になったりと、それなりに楽しい時を過ごすことができました。

 当日逢った皆さん、色々と親切にして頂いてどうもありがとうございました。
 コミケでの思い出を心の糧に、冬まで続く仕事ばかりの辛い日々を耐えて行きたいと思います(せつない)。

 で、エスパーまみれと言えば、来週からはいよいよサンデーでエスパー美少女わんさか育成コメディ「絶対可憐チルドレン」の短期集中連載が始まります。

 この作品のマンガとしての面白さについては、既に以前超増刊で掲載されたパイロット版を読んだ人であればもはや説明は不要でしょうし、またその「面白さ」の根幹となっている作品の基本的な路線も『超増刊の時と変わらない』と椎名氏が公言している以上、内容についての心配はまったくする必要がないと思ってます。
 色々な意味において、久しぶりに椎名高志氏のセンス全開のマンガが読めるんじゃないかと期待してます。

 残る心配は、このマンガが本連載になった時にどんな運命を辿るのか、ということでしょうか(椎名氏のコメントから推測するに、おそらく正式連載化はほぼ確定していると思う)
 掲載誌については(先生はああ書いているものの)現実的に考えるとおそらく週刊の方のサンデーでほぼ決まりなんじゃないか? と思うのですが、「かってに改蔵」「暗号名はBF」の連載終了に象徴されるように、我々のような読者にとって現在のサンデーは徐々に肩身が狭くなりつつあるのが気がかりです。

 なお、ここで言う「我々のような読者」とは、早い話が「エスパーまみれ」というようなタイトルの同人誌をうっかり熱中して読んでしまう系統に属する、サンデーが想定しているコアなターゲット層と比較するとよりニッチかつハイエンドな位置にいる読者を意味します。
 まあ、中高生には「エスパーまみれ」というタイトルからだけでハァハァするのは難しいッスからね! 俺たちはハイエンドだなあ!(←バカ)

 「絶対可憐チルドレン」は、そんなダメな読者にはほぼ確実に当たると思いますし、またこのタイミングで連載が始まるのは正にそういうニッチな読者を(「クロザクロ」と共に)繋ぎ止めることを期待されているからだとは思うのですが、今後もこのマンガが連載作品として末永く生き残るためには、我々のようなニッチな読者以外の層にどこまで訴求できるかが鍵になるでしょう。

 このマンガ、椎名先生自身が語っているように「ちびっこは美少女育成にあまり興味がない」というのはまあその通りだと思うんですけど、でも自分が子供だった頃を思い出してみれば、それこそ(ある意味エスパー美少女育成マンガとも言える)エスパー魔美」のコミックスをそりゃもう大喜びで読んだり、魔美に対して的確なアドバイスを送る高畑さんと自分を重ね合わせて「オレも高畑さんみたいな立場になりてえなあ! どっかに魔美みたいな娘がいねえかなあ!」とか思っていた訳ですよ。
 確かに全ての子供が「絶チル」みたいなマンガに興味を持つとは思えませんが、逆に言えばこういうマンガに対して興味を持ち、こんなマンガに惹かれる(=こんなマンガを必要としている、と言っても良い)昔のオレみたいな子供は、必ず存在します。そして、そういう子供は元々(昔のオレのように)マンガを好きになる素養がある子であるはずであり、そういう子にもきちんと「読める」マンガを雑誌が提供してあげれば、将来に渡ってマンガを読み続けてくれる人材に成長する可能性はかなり高いはずです。

 例え「ガッシュ」のカードのように直接的に雑誌の販促には結びつかなくても、マンガ好きな子供を作り、その子が将来「マンガ」というメディアに親しみを覚えて読み続けてくれるきっかけを与えてくれる作品。そういうマンガこそが、本当の意味での「少年マンガ」と呼べるのではないのでしょうか。
 かつて、私にとって「エスパー魔美」や(勿論)「GS美神・極楽大作戦!!」がそうであったように、「絶対可憐チルドレン」をかけがえのないマンガだと思ってくれる子が出てくると良いですね。

 そして、「絶チル」でそういう系統のマンガに目覚めた子が、今から20年後くらいに「絶チル」のキャラを元ネタにした「エスパーまみれ」というタイトルの同人誌を作ったり買ったりするようになれば、おそらくこの作品は末永く愛されるマンガとして大成功をおさめた、と言えるのではないのでしょうか。

 そんな素晴らしい未来が来ることを期待しつつ、来週を待ちたいと思いました。

※こんな調子であまりに時間がないので、メールや投稿の処理が遅れています。
 もはや今月はずっとこんな調子なので、もうしばらくご猶予を。

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