2004/03/23

■SHOOTING THE MOON(今週のジャンプ)

 ムーンフェイスが「む~ん」って言った!
 「む~ん」て言ったよ! 今! ムーンフェイスが「む~ん」て!
 (武装錬金を読みながら)

 先々週はカズキの「もう誰も死なせたくない/悲しい思いはしたくない」という強い思いを描き、そして先週はそんなカズキを「甘い」と責める斗貴子の中にもまたカズキと同じ思いが宿っていたことを描ききったことで、あまねく読者を感動させることに成功した「武装錬金」でしたが、でもカズキ達の敵であるLXEの幹部達のことだけは、どうしても面白く描かないと気が済まないようです。
 更に困ったことに、LXEを代表する変態であるムーンフェイスやパピヨン蝶野は、やってることがいちいち様になっているというか、やたら恰好いいんですよ。一つ一つの台詞や仕草はもの凄く様になっているのに、その仕草が必要以上にオーバーな為か、結果的にギャグとして成立しています。ものすごいハイブロウなギャグです。

 そんなムーンフェイス様と比べれば、急成長を遂げたカズキですら、戦士としてもギャグキャラとしてもまだまだ未熟。「大したことないね」となじられるのも致し方ありません。
 核鋼を巡る戦いは徐々に佳境に差し掛かりつつあるようですが、しかし錬金の戦士達の戦いはまだ始まったばかりなのだ! という感じですよね!

 あ、また言った! ムーンフェイスが「む~ん」て二回も言った!
 二回も!(←よっぽどムーンを気に入ったらしい)

 あと、今週のジャンプでオモロかったのは「未確認少年ゲドー」。
 作者の岡野剛氏は昔からちょっとエッチな表現には定評がある方でしたが、今週は「ヒロインが全身にゲロを吐かれる」という、猛烈にウェット&メッシーなカットを披露してくれました。ウェットかつメッシーですよ! ゲロ女萌えですよ! フェチシズムの極み!
 かつて「千と千尋の神隠し」でヒロインの千尋がゲロを吐かれて汚物まみれになるシーンが全世界で公開されてから数年、ついにこの表現が少年マンガ誌の世界にまで降りてきました! さすがは「ぬーべー」で巨乳小学生という概念を世間に広めた岡野先生は違う!

 先週の「スピンちゃん」といい、なんか最近のジャンプはすごい!
 というかおかしい!(引き際をわきまえないままおわり)

Posted at 00:00 | WriteBacks (2) in マンガ::週刊少年ジャンプ
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対、ツーイつい♪  支持する。

ブラボーとムーンは良い対っぷりです。それは綱の縁。細くてたるんでいる印象の赤い糸ではなく。
例 クルーゼ変体仮面 ― キラ>ムウ(役不足)
 ハリーポッター少年 ― ウォルデモート とか。 アンパンマンとバイキンマンは×

相反するのに似てもいる。常に近く太い、直線上の距離感。
からくりサーカスの銀、金から連想しましたが、本編は複雑でどうなんでしょうか?ルシール ― ドットーレはガチ。
椎名先生の三人娘の「対」に普通の人々(サザ○さん)では話にならんわー!
複数は扱うの相当難しそう。だが今は多角シンメトリー?に挑戦する時代なのかも。

ジャンプ読者が見捨てても俺は支持する。扱いに驚きました。餌である十五郎を心配している場合ではないと思います。

Posted by 金の煙 at 2004/03/30 (Tue) 00:27:19

強敵と書いて「てき」と読む

 ブラボーとムーンの敵役としての相性の良さは、クルーゼとムウどころじゃないです。
 むしろ、「吼えろペン」の炎尾燃と富士鷹ジュビロの関係に匹敵。あるいは「明日のナージャ」のナージャとローズマリー。
 似通っているのに、信念が違う為に決して相容れない二人。二人はプリキュア。
 「あなたとは、プリキュアってだけの関係なんだから!」 この言葉の深さを知れ!

 「絶対可憐」のモデルとなっている「パワーパフガールズ」の場合、宿敵・モジョと戦う格闘アニメであると同時に、ガールズと彼女たちを巡るおかしな人々の関わり合いを描いた社会性構築アニメであるとも言えました。「絶対可憐」もその路線を目指すのか。

 こんな返答でよろしいのでしょうか。

Posted by Fukazawa Tsuyoshi at 2004/04/03 (Sat) 20:46:40
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