2004/03/19

■「十五郎」が色々な意味で違うマンガに! サンデー16号感想

  1. ショートカットパティ(金色のガッシュ!)
  2. 陸海空11歳(ダグラーバスタークウ!)
  3. 今週のいでじゅう!
  4. 暗号名はBFの微妙な掲載位置
  5. 「菊クンが怒ったー!」(からくりサーカス)
1. ショートカットパティ(金色のガッシュ!)

 ガッシュ柄がプリントされたパンツを愛用するなどのイタさ加減が災いし、読者の間でもおそらくまったく人気がなかったんじゃないかと思われるパティでしたが、ついに最後の最後でもの凄い変身を遂げてしまいました。髪を切って覚悟を決めたアタシを見て! とでも言いたげな、あの自信に満ちた表情はどうよ!
 うわー超とーきーめーくー!(←弱い)

 そんな彼女を見ていたら、学生時代にとある講師が「女の長い髪は、それだけで女を美しく見せる力がある。だから、髪を短くしてもカワイイ女の子こそが、本当にカワイイ女の子ということになるんだ! 女の子はショートカットの方が絶対イイんだよ! わかったか!」と、ショートカット原理主義者っぽく熱弁を振るっていたことを、ふと思い出しました。そういや、後にその講師の奥さんとなる女性も、普段はショートカットでした。
 このマニアな講師の理論を真に受けるとすると、「ショートにした方が断然可愛い」ことが明らかになったパティは、実はとんでもない美少女だったということになってしまいます。これまでの煙突が二本立ってるような珍妙な髪型は、あえて自分をダサく見せて「あくまで自分はガッシュちゃんの敵なのヨ! 力尽くで彼をモノにしてやるのよ! 覚悟しやがれ!」って己のスタンスを明確にする、いわば擬態だったに違いありません。女はおっかねぇなぁ!(そういう話じゃありません)

 あと今週のサンデーには「ガッシュ」カードゲームのカードが入ってました。ガッシュやブラゴがキーパーツになっているコンボデッキに入れたら普通に使えそう。ゲーマーならこれだけのために4冊買うと思った。この商売上手!

2. 陸海空11歳(ダグラーバスタークウ!)

 初めて読んだ時からこのキャラはどっかで見たことがあったなぁー、と思っていたんですけど、この子は以前作者の松浦聡彦氏がサンデーGXで連載していた「Wake Up!」に登場した『くう』という名前のキャラと、造形やら性格やらがほとんど一緒です。見た目の性別が不詳なのも一緒です。
 この作品は、「Wake Up!」のくうをスピンアウトして作られたものと見なして良いでしょう。「ソウルテイカー」から萌えキャラをスピンアウトさせて「ナースウィッチ小麦ちゃん」を作るようなものです。多分。

 それはともかく、マンガとしても普通に面白かったと思います。
 どうも松浦氏というと、「ブレイブ猿's」にしろ「ライジングサン」にしろ、実力はあるんだけどどうにも運に恵まれない作家というイメージがあるんですけど、そのイメージを払拭するきっかけにはなれそうな感じ。やっぱりこの人には、マッスル兄貴が憂国してフンバフンババ! みたいなマンガよりも、こういった軽いタッチのエンターテイメントの方が似合っているような気がします。
 この調子で、今度は百合っぽいマンガを描いて下さい(失礼)。

3. 今週のいでじゅう!

 あんだけ盛り上げといて、結局元の木阿弥かよう! と憤慨した人?(挨拶)
 やっぱり「いでじゅう」はこうでなくちゃな! と安堵した人?(挨拶)

4. 暗号名はBFの微妙な掲載位置

 先週は華麗にセンターカラーを飾った「BF」ですが、今週の掲載位置は23本中の17本目と、なんか往年の「一番湯のカナタ」を思わせる微妙な位置取りに(不吉な例え)。とりあえず、現在の雑誌内での人気はこのレベルにあるという解釈でよろしいのでしょうか。
 このマンガって、何となく「サンデーは読んでるけど読者アンケートは絶対に出しそうにない層」に一番ウケてるイメージがあるんですけどどうなんだろう。個人的には冬の新連載陣の中では一番安定していて面白い作品と思っているので、ちゃんとアンケート出して応援しないといけないのかなぁと思いました。

 にしても、ホントみんなおっぱい大きいですね(結局)。

5. 「菊クンが怒ったー!」(からくりサーカス)

 黒賀三姉妹フラグ立て編(自分の中での呼称)も、いよいよ大詰めに突入。
 三姉妹の中でも一番攻略が難しそうな長女の菊さんが今回のターゲットですが、どうやら早くもフラグ立てイベントが発生した模様。勝は「知性」を何よりも重視する菊姉さんに対し、彼女が求めていた哲学的な質問の答えをごく自然に導き出してしまう芸当を見せることにより、自分が(彼女の仲間の男達のような)単なる頭でっかちの天才児とはひと味違うところをさりげなくアピールすることに成功。
 今はまだ顔を真っ赤にして怒ってる菊姉さんですが、このペースで行けば彼女も籠絡は時間の問題でしょう。三人同時攻略ですよ! すごいよマサルさん!(「からくりサーカス」ってそういうマンガだったっけ? という件については不問)。

 その一方で、かつてそのアレっぷりで読者の間にセンセーションを巻き起こして一世を風靡したパンタローネ様とアルレッキーノ様が、何やらピンチです。いきなり逆境に立たされています。
 がんばれパンタローネ様! 「かってに改蔵」で散々ネタにされた過去を誇りに、戦えパンタローネ様! なびいているだろ! パンタローネ様のごとく!(負けそう)

Posted at 00:00 | WriteBacks (1) in マンガ::週刊少年サンデー
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何か書いてみた(ド素人)

心の叫びなので生暖かく消してください。

Nameは偽名でいいのかなー。ハンドルネームを考えてなかったり、タイトルとしてコロコロ変わったら不味いですよね~。久米宏より協調性ないしBBSの迷惑は避けたいし…でもサンデーも椎名先生も好きなので叫びたいのです。以前NHKの大河ドラマを新撰組(新選組!)と間違えて書いて以来、厄介になるまいと自分の電波構造に……
新作が遅いので飢えてきました。絶対可憐チルドレンは小さな宇宙から強く輝く星の海へ、空へ飛び出すのか。

Posted by 金の煙 at 2004/03/29 (Mon) 01:34:31
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