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何度も申し上げているように、私は根性が曲がった女性キャラが大好きなので、勿論ココは大好きなキャラです。「ガッシュ」に登場する人間の女性キャラの中では一番好きかも。
シェリーの立場から見ればココはゾフィスに心を惑わされた犠牲者ということになるのでしょうけど、もしかしたらココには元々そういう素質があったんじゃ? と思ってしまうくらい、彼女は今の境遇を愉しんでいるように見えます。そうじゃないと、あんなエロい服はそうそう着こなせません。この話がアニメになるのが今から楽しみです。
それにしても、出会い頭に「ボンジュール」とはさすがです。日本語に訳すと「ごきげんよう」ですよお姉さま。根性が曲がっていてよ?(何)
拓さん出たーー(゚∀゚)ーー!
ダンドー得意の抱きつき出たーー(゚∀゚)ーー!
そして、「ダンドー」名物の性格の悪い悪役も、新しいのが更に出てきたーー(゚∀゚)ーー!
タイトルは「ネクストジェネレーション」なはずなのに、内容がどんどんいつもの「DAN DOH!!」に戻っていくよ! これでいいのか!
これでいいのだ!(続く)
岬と活樹が決勝戦で対戦! ボクシングのことも恋のことも、ハッキリ白黒つけようぜ! って展開になると誰もが思っていたこのマンガですが、ここに来て唐突に岬クンが明らかに不自然な事故に巻き込まれてリタイアしてしまいました。
やっぱり、そう簡単には決着を付けさせてもらえないようです。
「決戦前に恋のライバルが不慮の事故に遭う」という展開は、「タッチ」や「ラフ」でも出てきた、言うなればあだち充先生の十八番。今ひとつ煮え切らないまま微妙なバランスが保たれていた彼らの関係が、この事件を境に急激に変化するのはもはや確実です。いよいよ、あだち充先生がその本性を現し始めたと見るべきでしょう。
このタイミングでライバルを潰すなんてヒドイ! と思っていまいがちですが、でもこれはあだち充のマンガなので、ここはむしろ「タッチ」の和也みたいに死なずに済んで良かったね! と安堵するべき。ここからが本当のあだちマンガの始まりなのです。あだち充先生が80年代から延々と繰り返してきた永遠のドラマが、今再び蘇る時がやって来たのです。ヤバイ。あだちヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
とにかく貴様ら、あだち充先生のヤバさをもっと知るべきだと思います。
嵐のような女だったな…(ルーシィの笑顔が大写しになった青空をバックに)
「別れは決して不幸ではない」という教訓を美鳥の心に刻み、ルーシィはアメリカに帰って行きました。
寝ぼけただけであれだけ殺意に満ちた目つきができるんだったら、きっと彼女はこれからの人生も幸せにやっていけると思います。勿論、根拠はないですが。
その一方で、今回の一件は美鳥の心の中にも楔を打ち込む効果があった模様。
美鳥がセイジの右手から離れる決心をする日も近いのか?
そして、「ライジングサン」「旋風の橘」に続くサンデーの問題作「怪奇千万! 十五郎」も、結局わずか17週で最終回を迎えることになってしまいました。
この作品に対する評価は、「駒木博士の社会学講座」さんが第一話掲載時に述べた「『こんなマンガ、よく載せたな』というのが実感」というコメントが全てでしょう。終盤は違う意味で面白くなったとは言え、連載作品としてはあまりに酷い内容でした。
それにしても、「十五郎」の作者の川久保氏は約2年以上前から「十五郎」の名前を冠した作品を超増刊などに掲載してきたのですが、その成果が結局コレというのも、何だか辛いモノがあります。氏の作品が抱える問題点は既に超増刊時代から判っていたんじゃないかと思うんですけど、実際こんなことになってしまう前に手を打つことはできなかったのでしょうか。
「十五郎」の失敗は、ある意味サンデーの新人作家育成システムの失敗と言っても過言ではないのかも知れません。
「大人気! 大増22ページ!
」と扉で煽られていた今週の「ワイルドライフ」ですが、やってることは安全な食肉の見分け方と偽装表示をする小売業者に対する攻撃だけ。もはや、色々な意味で少年マンガの枠を越えてしまっています。
前に「ジャぱん」がいきなり大麻について滔々と語り始めた時にもビビりましたが、あちらはまだ「黒柳と河内のボケツッコミトーク」の範疇に収まっていましたし、今後の展開に対する伏線としても機能しているという点で、ちゃんと「マンガ」として成立していました。
しかし今週の「ワイルドライフ」は、「国産牛と輸入牛の見分け方」とか「天然モノと養殖モノの見分け方」とか、確かに勉強にはなるけど別に今あえてこのマンガでやる必要がまったくない上、何もこんなことマンガでやる必要性すらないじゃん? 「ためしてガッテン」とかの情報バラエティ番組でやるべき内容じゃん? と思わざるを得ないような内容に終始。これはいったい何なのでしょう。
扉のアオリには「新章突入!」と書いてありましたけど、もしかして今週の話は次回以降の伏線になっているのか。次週からフードバトル編に突入なのか。
つうか、偽装表示をする小売を叩きたいんだったら、それを単にストレートに表現するんじゃなくて、ちゃんと起承転結のストーリーを持った「マンガ」で表現しろよ! マンガ家の武器は「『マンガ』を媒体に自分の思考を表現できる
」ことなんじゃないのかYO! と思ってしまいました。
いったい藤崎先生は今、何と戦っているのか。そして今、サンデーで何が起こっているのか?
謎が謎を呼ぶまま、次号へ続きます。
>新人作家育成システムの失敗
既に1999年後半から、それは週刊少年サンデーが抱えている
新作マンガに対するスタンスの間違いや、その掲載プロセスにある重大な欠陥ではないか?
サンデー編集部にある短期決戦即破綻処理ドクトリンは、
もういい加減にしないとマズイと思います。
新人マンガ家のリソースと若さは有限且つ貴重であり、
それを何の定見のない編集者によって潰す行為は、
将来に渡り、サンデー本誌から関連雑誌に至るまで購いようのない
マンガ家不良債権を構築するのではないでしょうか。
新人の力不足はあたりまえであり、それを導く事は編集部、担当編集の責務である。
ダメであるならば表舞台に出す以前で早々に切る事も愛であろう。
また、石ころの様に見えてもそれを磨くのもまた編集部の愛であろう。
そして、それを見分けるのも仕事であろう。
ネタでやる分なら、どうにでもしてもよかろうが、書籍は金が絡んでいる
読者はそれに対価を払い読んでいる。特に週刊誌の様な場合は
その雑誌のマンガ連載陣の構成で売り上げが左右されるものであり。
読者不在ではいずれ見放される、購読者の金銭配分リソースは有限であるからだ。
それを認識しているのかしてないのかは知らないが
敢えてやっているのなら、実験と見たとしても、もはや弁護の余地さえない。
客はアフォなマンガを読む対価を払う意志なぞ無いからだ。
しかし今回の事態は、サンデー編集部の、
利益優先、メディアミックス路線の弊害と言うより
単に、編集部と担当編集者の無定見と無能さ、
そして独善さをただ露呈しているだけであろう。
サンデー編集部は、新人育成部門を、将来に渡って持つべき
雑誌のキャパシティーとして認識する事は遂になかった。
優秀な新人を抱えながら、これを有効に育て得なかったのは
ただ、編集部の過信と独善に依るものである。
(ドキュメント・太平洋戦争・エレクトロニクスが戦を制す
米戦略爆撃調査団日本技術部門報告書風に)
こう言うシステムなのですか……。
スゲエ(ダメ)
>タイトルは「ネクストジェネレーション」なはずなのに、
>内容がどんどんいつもの「DAN DOH!!」に戻っていくよ! これでいいのか!
>これでいいのだ!(続く)
もちろんであります、「これでいいのだ!」
なんか「十五郎」の川久保氏は約10年前からサンデーの下で下積みやってたそうで(駒木博士んところの4/30の情報より)、10年間の集大成がわずか17週打ち切りというのはあまりにアレというか何というか。
そういう業界だと判ってはいますが、もっと早く何とかしてやれなかったのかとつくづく思います。
超増刊のリニューアルや新人作家の読み切り作品の本誌掲載の多用が目立つ最近のサンデーですが、これがこれまでの育成システムの改善に繋がるのか気になるところ。
椎名高志氏が増刊からデビューした頃は、増刊サンデーそのものが一つの「ブランド」として確立していました。高いレベルの作品が集まり切磋琢磨する環境だったことが、氏の実力アップに繋がっていたのは間違いないでしょう。
新人の確保と育成の問題はサンデーのみならずどの出版社でも抱えていますし、なかなか難しいことだとは思うんですけどねー
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