2004/06/11

■ハリスがダンドーの毒牙に!(まちがい) サンデー28号感想

  1. 黒姫(結界師)
  2. 太田崇(道士郎でござる)
  3. 「そうさ、私は人間ができてない道山先生!」(金色のガッシュ)
  4. P.853 1コマ目の二人のベンチの間の距離(暗号名はBF)
  5. からくりサーカスの最後のコマ
  6. 番外:「ブリザードアクセル」のヒロイン

1. 黒姫(結界師)

 夜の街の闇の中を文字通り「泳ぐ」、金魚の影の姿をした使い魔!
 モロにオレ好みのビジュアルですよ! 燃え!
 なんかこいつ、ダライアス外伝Jステージの背景で泳いでいる、巨大魚型戦艦のシルエットっぽいですよね!(と言われても)

 あと、最後のコマで良守の兄の名前と年齢(隅村正守21歳)が明かされましたが、確か先週彼と会話していた我らが闇のヒロイン春日夜未さんは、「年上を君って呼ぶの、やめてくれる?」みたいなこと言ってましたよね。ということは、夜未は正守よりも年上ですか! 少なく見積もっても22歳以上ですか! てっきり、まだ高校三年生くらいだと思ってましたよ彼女!
 実年齢よりも幼く見えるだなんて、ますますオレ好みのビジュアルですよ! 萌え!

2. 大田崇(道士郎でござる)

 本来、西森博之先生のマンガに登場するザコなヤンキーキャラは、どいつもこいつも如何にも性根がダメになってるどうしようもなく手の施しようもないクズばっかりだと思われていたのですが、ついにその定説が打ち破られる時がやって来ました!
 道士郎に「卑怯者」と罵倒された途端、なんか更正しましたよこの子! 少年時代の父親との会話を思い出して涙ぐんでるよ! 西森マンガのヤンキーキャラなのに! 西森マンガのヤンキーキャラなのに!(しつこい)

 このマンガが始まったばかりの頃は、「結局いつもの西森マンガと同じになるのでは?」みたいなことを書いてしまいましたが、この「道士郎でござる」という作品はそういう「いつもの西森マンガ」とは違う方向性を目指しているのではないか、と思えて来ました。
 先行きが楽しみです。いやマジで。

3. 「そうさ、私は人間ができてない道山先生!」(金色のガッシュ)

 人間のクズだ! 人間のクズが出た!
 「教師は人格者であらねばならない」という世間一般の幻想から自ら足を踏み出してしまった、完璧なるダメ教師が出て来ましたよ!

 でも、本当のダメな教師ってのは、自分自身が人間ができていないことを自覚していないんだよな…
 同じダメなら、オレもここまで割り切った教師に教わりたかったよ…(20年くらい前を回想しながら)

4. P.853 1コマ目の二人のベンチの間の距離(暗号名はBF)

 そして、その後のP.364(最後のページ)で並んで立っている、団と本庄さんの間の距離に注目。要するに、今回のエピソードで二人の間の距離はグッと縮まりました! ということを、暗に表現している訳ですね。

 本庄さんって、見た感じは一般常識や人間関係に疎い猛烈なボケキャラっぽいというか、その気もないのに気がある素振りをしてみせちゃう悪意のない悪女みたいな歪んだイメージがあったんですけど(勿論、歪んでいるのは自分の方です。すみません)、なんか根っこはもの凄いマトモでいい娘じゃないですか。実は園芸マニアって辺りも、個人的にはポイント高いです。もしオレがおじいちゃんだったら、「ぜひ本庄さんを家の孫の嫁に!」とか言い出したい気分です(微妙)。

 こういう「愛するべき日常」的なエピソードがもっと最初の方に何度か出てきていれば、対ウィザード編のクライマックスで団が言った「みんなを守るんだ!」的な台詞にも説得力が出てきて、なお良かったと思うんですけどね。
 そして、最後のページに書かれた「次号、急激展開!」って言葉が妙に気になります。これはいったい何を意味しているのか。まだまだ予断を許しませんよ!(連載自体が)

5. からくりサーカスの最後のコマ

 今回は黒賀三姉妹フラグ立て編の総決算とも言える内容で、マサルが三姉妹からモテまくる姿を読むのが嬉しいやら恥ずかしいやらでニヤニヤしっぱなしだったのですが、しかしその幸福感も最後のページの最後のコマを見るまで。

 ついに来るべきモノが来た! という感じがします。
 次週からの展開が、本気で怖いです。

番外:「ブリザードアクセル」のヒロイン

 かつてジャンプで「ライジングインパクト」を連載、一度は連載終了の憂き目にあったにも関わらず、コアなファン達の嘆願運動が実を結んで連載が再開された! という伝説を作り上げたことで有名な鈴木央先生が、何の因果かサンデーに登場。
 かつて少年向けゴルフマンガで覇を競い合った万乗先生と鈴木先生が、同じ雑誌でマンガを載せる日が来ようとは。ホント、世の中何が起こるか判りませんね(おおげさ)。

 マンガの内容はややゴチャついた印象を受ける場面はあるものの、コメディありアクションありクライマックスでのカタルシスもありと、最初から最後まで楽しく読めるマンガになっていたと思います。今回のサンデー読み切り攻勢はどれも連載化を睨んだものっぽいので、もし今回のお話が好評だったら、あの鈴木央先生がサンデーで連載開始! という事態も十分に考えられそう。
 でも、このマンガのヒロインの小雪ちゃんは、絶対どっか何かがおかしいと思います。いくら告白されて嬉しいからとは言え、あの惚れっぽさは異常の域に近い気がしてなりません。兄も妹に萌えてる場合じゃないと思った。

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