2004/07/03

■ヘソの周囲のムダ毛も処理した方が良いと思います。サンデー31号感想

  1. 「そこも全然計算してないですよ」(伊集院光×満田拓也球漫対談)
  2. ザグルゼム+ザケルガのコンボ攻撃(金色のガッシュ!!)
  3. 「どっちも本当に好きなんだ」(モンキーターン)
  4. 「あいつがレベル2をどこまで使いこなせるかだな」(うえきの法則)
  5. 「君たちの悲喜劇の結末を告げる『女神』だ」(からくりサーカス)
  6. 番外:ハルマキ

1. 「そこも全然計算してないですよ」(伊集院光×満田拓也球漫対談)

 秋からのアニメ化決定で、ますます長期連載化に拍車がかかることになった「MAJOR」。今週号にはアニメ化記念ということで伊集院光氏と満田拓也氏の対談記事が載ってましたが、個人的には当時ファンの間に大きな衝撃を与えた、あの「吾郎が海堂高校を捨て、別の高校に行って海堂と戦う道を選ぶ」展開に関わる部分のトークが興味深かったです。

 満「海堂はあまりに身内が強すぎて、じゃあどこと戦うんだ? というのがありましたから。海堂以上のチームは考えられませんでしたから」
 伊「しかもその後(話が)飛ぶでしょ? 対外試合できませんというので1年くらい」
 満「そこも全然計算してないですよ(苦笑)」

 当時は「吾郎が寿也を捨てた!」と同人女子達の間で大騒ぎになり、ショックで「MAJOR」の同人サイトを閉鎖した人も出たなんて話を聞いたものでしたが、その衝撃の展開は、どうやら上記の思考プロセスによって生み出されたみたいです。週刊連載マンガにおける、ストーリーの不確定っぷりを再認識させられた気分になりました。
 今回の対談で、ストーリーは「その週とか、その前の週に決まる」と今回の対談で図らずも公言してしまった満田氏。氏がインタビューの中で語っていた「予想は裏切り、期待は裏切らない」ドラマチックな展開を、この作品が今後も続けていけることを願います。あと、ちゃんとファンがその展開について行ってくれることも願います。

 しかし、アニメ版はやっぱり少年時代からスタートですか! いきなり「ゴローの父親の頭にビーンボールが直撃!」なんてシュートかつトラウマチックなシーンで、お茶の間開幕デビューを戦慄と共に飾りますか!
 前述の行き当たりばったり的な展開もそうですが、実はよく考えると「MAJOR」って色々な意味で相当おっかねえマンガなのではないのでしょうか。お見逸れしました。

2. ザグルゼム+ザケルガのコンボ攻撃(金色のガッシュ!!)

 これには純粋に感心。ザグルゼムって、こんな使い方できるのな!
 Magic: the Gathering で新しいコンボデッキを見た時くらいビックリしましたよ!(変な例え)

 アニメ版の方は、ビクトリーム様が若本ヴォイスで大暴れしてて満足でした。「ブラァアア!」を携帯の着ボイスにしたいくらいです。
 ところで、アニメの中でビクトリーム様が歌っていたベリーメロンの歌は、シングルCD化されたりするのでしょうか。もし出るなら買わないといけないので、たいへんに気になります。勿論「ちちをもげ音頭」も買います。

3. 「どっちも本当に好きなんだ」(モンキーターン)

 先週は、2ちゃんねるの該当スレッドがたった1日で1スレ消費する程の大騒ぎを読者に巻き起こしたらしい「モンキーターン」。肝心の波多野がこんな調子では、どうやらこのネタは当分後を引きそうな予感がします。
 あと、「どっちも本当に好きなんだ!」とか調子のいいこと思っておきながら、当の「好き」な相手である澄の顔を見ただけでオタオタしてしまう波多野を見て、いい気味だ! もっと苦しめ! と思いました(狭い)。

4. 「あいつがレベル2をどこまで使いこなせるかだな」(うえきの法則)

 「金色のガッシュ」のザグルゼム+ザケルガのコンボ攻撃には純粋に感心させられましたが、「うえきの法則」におけるレベル2無限リサイクルコンボ攻撃は、感心するというよりもむしろ「こんなの出して大丈夫か?」とちょっと心配に。
 今回、植木の能力の本質は「相手の能力を元に戻してしまう能力」であることが示されましたが、これは早い話が『全ての能力者の能力は植木には通用しなくなる』ことを意味しています。マンガの中ではコバセンが「このバトルの本質を根底から覆す能力だ」と誇らしげに言ってますけど、下手すると「このマンガをバトルマンガとして不成立にさせてしまう能力」になってしまう危険性があるような気がしてなりません。
 コバセンは「あいつがレベル2をどこまで使いこなせるかだな」とも言っていますが、本当に植木のレベル2能力を使いこなせる資質を問われているのは、他ならない作者の福地先生(およびサンデー編集部)だと思うのです。

 まあでも、作者の福地先生は例の「相手を眼鏡好きにさせる能力」を考案して自身がレベル2に到達してからは絶好調を維持してますので、私としてはあまり心配してませんけどね!
 つうか、前の森さん対理系メガネ君の眼鏡対決の決着方法はやっぱり納得行かねえ! 眼鏡っ娘が眼鏡を粗末に扱うな!(鼻息)

5. 「君たちの悲喜劇の結末を告げる『女神』だ」(からくりサーカス)

 何故仲町サーカスのメンバー達は、ゾナハ病が蔓延する中で普通に動けるの? という疑問点が浮かびましたが、空に浮かぶ『女神』のあまりの格好良さに感動し、そんな些細なことはすぐに忘れてしまいました。

 ゲーム終演の到来を告げる、空に浮かぶ金属製の天使。
 まるで Magic: the Gathering の「白金の天使」を見ているようです(変な例え)。

番外:ハルマキ

 今週は「KATSU!」のあだち充先生が急遽休載ということで、その代理で突っ込まれたマンガがこれなんじゃないかと思われますが、にしてもこう久しぶりに客観的評価がとても難しい微妙なマンガが出て来ちゃったなぁという感じに。
 ネット上にはサンデーに掲載されたマンガを全てレビューするサイトが沢山ありますが、彼らがこの作品をどう評価するのか楽しみです。このマンガは、新進気鋭の新人が描いたギャグマンガというよりは、むしろ読者を試す挑戦状の域に達していると思います。うちが評論系サイトでなくて良かったです。

 もう一本の読み切り「ミッションX」は、せっかく絵柄やストーリーをレトロな雰囲気で統一しているんだから、ヒロイン格で登場したビン底眼鏡の橘さんも、よりレトロっぽく最初から最後までダサいままだったら、もっと疎外感が出て良かったのに! と思いました。いやその、物語的には勿論決めシーンで眼鏡外すと美少女が! って展開の方が自然だというのは判っていますが!(わがまま)
 「別に眼鏡をとってもかわいくないぞ! そこがいいんじゃん!」(コミック版「G-ONらいだーす」の後書きより)という小野敏洋先生の言葉を真に受けてくれるマンガ家はいらっしゃらないのでしょうか。

Posted at 00:00 | WriteBacks (3) in マンガ::週刊少年サンデー
WriteBacks

ベリーメロン

V様の名曲「ベリーメロン~私の心をつかんだ良いメロン~」は、7月 22日に発売される
“金色のガッシュベル!!「キャラクターソングシリーズ ボーイズサイド」”に
収録されるそうですよ。

Posted by おーにし at 2004/07/03 (Sat) 17:22:19

仲町サーカスがゾナハ病にかからん理由は

“しろがね”が傍にいたからだと思いますよ。
命の水を飲んだ“しろがね”が呼吸と共に周囲に吐き出すアクア・ウィタェがゾナハ病のオートマータを行動不能にするそうですから。

Posted by Kei at 2004/07/03 (Sat) 22:42:01

センキュー(若本声で)

 アニメの「ガッシュ」は、ビクトリーム様の華麗なる技の数々が全然強そうに見えなかったり、演出が間延びしてて芝居のノリが悪かったり、「ベリーメロン」の歌も若本ヴォイスに曲が負けてる感じがしたりするなど、全体としてはちょっと残念なところが多かったです。
 でも、そんなビクトリーム様の一挙手一投足で笑い転げる自分がいたので、この勝負は私の負けです。ビクトリーム様強すぎ。

>おーにしさん
 情報ありがとうございます。「ちちをもげ音頭」と一緒にオーダーしたいと思います。

>Keiさん
 情報ありがとうございます。
 てっきり、知らない間に仲町サーカス軍団がしろがね化したものかとばっかり!(バカ)

 そんな情報を頭に入れる意味でも、「からくり」のファンブック買った方が楽しめるかもとか思ってます。

Posted by fukazawa at 2004/07/08 (Thu) 19:52:27
TrackBack ping me at
http://whatsnew.c-www.net/comic/sunday/0431.trackback
Post a comment

writeback message: このサイトのコメント受付は終了しました。

powered by blosxom  track feed