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夜未とか良守兄とかを代表とする「結界師」界屈指のダメ人間達が集う謎の組織・裏会から、志々尾限と名乗るやんちゃな新キャラが参上。
いきなり良守の式神を捻り潰したり、良守を左回し蹴り一発でKOしたり、良守の結界を『ARMS』のジャバヴォックっぽい爪で引き裂いたりと、初回から激しいコンタクトを良守に対して展開。その上で「こんな奴のお守りしなくちゃならないとはよ…
」と良守の保護者っぷりを強調と、何かこう最初から徹底的に「良守とこの子でカップリング妄想して下さい」と読者にアピールしてるなあと思いました(まちがい)。
それはともかく、今週はP22の6コマ目の、顔のパーツが線1本と点2つと丸1つだけで構成されてる超シンプルな時音姉さんにグッと来ました。「シュレック」に出てきたクッキーマン並に単純な描写なのに、ちゃんとこれが時音姉さんだと読者が認識できるのが素晴らしいです。
私が思うに、1本の線で表現されてる眉毛がポイントですね。これのおかげで、このキャラはクッキーマンじゃなくて時音姉さんとして認識できるようになっていると思います。前々から「彼女は眉毛が細いなあ」とは思ってましたが、彼女の細い眉毛はこのようなデフォルメ表記の時に記号として機能するんですね! このテクは、ぜひまんカレ通信で紹介するべきです! 結界師の時音姉さんから細い眉毛の魅力を学べ!
「マリアに手を出したら…殺す程度ではすまさんぞ…
」
このマンガ、てっきり「メイドが館からわんさか出てきてハヤテがモテまくる」系に話を振るんじゃないかと思っていたのですが、どうやらそうではなかった模様。このナギの台詞から推測するに、このマンガでモテまくるのは、ハヤテではなくてマリアです。マリア。きっとナギは、マリアに対して侍従のメイドに対する敬意の感情以上の何かを持っていると見ました(勝手に)。
まあ、そういう関係性が一つくらいはないと、「マリみて」台頭以降の現代美少女わんさかコメディー界は渡っていけませんからね。作者の畑先生は、その辺をちゃんとわきまえていてくれているようで安心しました(勝手に)。
ストーリーの方はなんかまたハヤテがヤクザ殿にとっ捕まってますが、例の超人的な身体技能を駆使して脱出し、早いところ執事の立場に復帰してナギと一緒にマリアを巡るドタバタコメディを演じて欲しいものです。
あと最近のサンデーは最低でも17週は連載を続けるので、10週で終わる心配はしなくても大丈夫ですよお嬢様。
四魂の玉を巡る奈落と桔梗の争いが佳境に入って来たこのマンガの中で、いまいち目立てない不遇なポジションにいるのが鋼牙。「四魂のかけらを埋め込んでいるので脚が早い」というだけではさすがにキャラが立たなくなって来たのか、ここでようやくパワーアップを遂げることとなりました。
とは言え、「四魂のかけらの意志からお前を守れるのは一度きり」という伏線をわざわざ張られてしまう(=そのうち四魂の玉に宿った翠子とかからヒドイことされるのは確実)ところからしても、相変わらず不遇な立場にあるのは変わらないようです。そこが彼の萌えポイントなのか。
何というか、彼の自分自身に対する自信の無さは「高校生だから」で済まされるレベルなのかどうか微妙なレベルに差し掛かっているんじゃないかと思いました。ていうか境界症例?
思い返してみれば、自分が高校生だった頃は自分が好きなことに打ち込むのに夢中で、自分の容姿とか髪型とかは全然気にしてませんでした。だからモテなかった訳ですが。
「波多野くんを追いかけて、もっと強い私になる
」
これでこそ青島さんです! フラれた方がカワイイよ青島さん!
「いでじゅう!」の皮村と並ぶ二大フラレキャラに成長した青島さんを、これからも応援していきたい。そんな心境です。
これで残るは澄が斯様な結論を下した波多野を許すかどうかにかかって来ましたが、「波痛同盟」(略称)所属の私としてはもう一波乱欲しいところ。彼女に興味を示す素振りを見せている洞口の行動に注目か?
「この漫画の担当編集の親が死亡した際も、某国立病院の医師は謝礼金をちゃんと受け取った。
」
そういう不正行為をマジメに訴えたいなら、マンガの中じゃなくて別のメディアで大っぴらにやってくれよ! と思いました。
以前マンガの中でいきなり食肉の安全講座を実施しちゃった時にも感じたんですけど、本来なら起承転結を持った一本のストーリーに加工して「マンガ」として表現するべき題材を、いきなりこんな形でストレートに表現してしまうのは、「ワイルドライフ」というマンガの悪い癖だと思います。
サンデーCM劇場で流れている「ワイルドライフ」は、あんなに面白そうなのになあ。
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