2004/12/18

■ガッシュTCGの「お待たせ、ココ」カードが欲しいと思ったサンデー3号感想

  1. 泣く水野(金色のガッシュ)
  2. 「いでじゅう!!」最後の1ページ
  3. 「あの6人…オレのこと閉じこめた…」(クロザクロ)
  4. 「首都高羽田線混んでるかしら」(モンキーターン)
  5. 「君は熱い鉄道魂を持った男だ!」(D-LIVE)
  6. 番外:伝説の帰宅部 Returner

1. 泣く水野(金色のガッシュ)

 気が付けばすっかりアニメでもナオミちゃんと共に出番がなくなってしまった彼女ですが、おそらく今週でまたしばらくの間出番が無くなりそうな予感。今週彼女が流した涙は、もう清麿が自分から(物理的にも、精神的にも)遠く離れてしまい、もう彼が自分の前に戻ってくることは二度とないだろう――ということを悟ってしまったが故のものなのでしょう。いい娘だなあ彼女。

 あと、ジャージ姿の水野がやたらと可愛かったので、自分の中における「ジャージ姿が似合う少年マンガのヒロインランキング」において「ラブひな」の成瀬川なるを抜いて水野がトップに立ったことをご報告しておきます。

2. 「いでじゅう!!」最後の1ページ

 「いでじゅう!!」というマンガのパターンの一つに、途中まで「いい話」的な展開を積み上げておきながら一番最後の1ページで何もかもをぶち壊してオチ、というものがありますけど、今回はまさにそのパターン。
 ここ数週間モリモリとラブコメムードを盛り上げておきながら、最後の最後で『森さんのドタキャン』という形でぶち壊しをやってくれました! これぞ「いでじゅう!!」の醍醐味!(←喜ぶなよ)

 ただ、今回の一件で森さん以外の登場人物(林田、朔美、西蓮、ついでに皮村)は「恋」に対して真正面から向き合った結果、人間的に成長してしまいました。結果として、一線を踏み越えることができなかった森さんだけが取り残されてしまった格好に。今回の物語でここまでやっちゃった以上、また次回からいつもの「いでじゅう!!」的なお話ができるとか言えば、もうこのマンガはそういう段階を過ぎてしまったんじゃないかなー、という感じがして来ます。ホントどうするんだろ。
 次週、覚悟未完了だったがために辛い立場に追い込まれてしまった森さんへのフォローは果たしてあるのか。そして、「いでじゅう!!」は再びぬるいラブコメマンガに戻る道を選ぶのか否か。そういう観点で注目して行きたいと思います。

3. 「あの6人…オレのこと閉じこめた…」(クロザクロ)

6人! あんなのが6人もいるのかよ!

 という感じで、ついに「クロザクロ」にも、主人公の幹人がザクロに逢って人間に戻るためにクリアしなければならない具体的な数値目標が提示されました。このタイミングで敵の数が明示されたということは、逆に言えば今後も長期的に渡ってストーリーを展開するだけの余裕がこの作品に出てきたとも言える訳で、即ち連載の人気そのものが軌道に乗ったと捉えても良いのではないのでしょうか。
 にしても、ザクロたんはなんか出てくる度にどんどん可愛らしくなってますね。幹人に対して「オレ、ずっと、ヒトリ…」と弱音を吐く、思わず守ってあげたくなるザクロの姿にグッと来ます。そろそろ、ザクロ萌えなファンが出てきてもおかしくないんじゃないか? と思える可愛らしさだなあと思いました。萌え!(結局)

4. 「首都高羽田線混んでるかしら」(モンキーターン)

 みんな大好き「モンキーターン」最終回は、「レーサーとしても人間としてもやたら成長した青島」「澄にすごい場所でプロポーズした波多野」「6年ぶりに出てきた山崎」と見どころが沢山あってホント面白かったんですけど、個人的に一番面白かったのは「首都高羽田線混んでるかしら」と言いながら、フェラーリに乗り込むありさちゃんの颯爽とした姿でした。というか彼女、この車に乗れるの?(物理的に)
 あとありさと言えば、突然プロポーズして来た波多野にとまどう澄に「自分の気持ちに素直になりなさい」と(文字通り)澄を支えてあげるシーンが素敵でした。これまでも要所で渋い活躍をして来た彼女の面目躍如と言えましょう。

 「モンキーターン」が少年マンガとしてどれだけ優れていたかは今更語る必要もないので、ここではただ「楽しいマンガをありがとう!」と素直に感謝しておきたい所存です。
 次回作はどんなテーマに挑戦するのか、河合先生の着目点に期待したいところ。

5. 「君は熱い鉄道魂を持った男だ!」(D-LIVE)

 鉄道魂! 鉄道魂! なんて心振るえる言葉!
 こんな熱い言葉がこの世にあっていいのか!(大げさです)

 尊敬するベテラン運転手からこんな言葉を聞いてしまっては、稲垣君ならずとも血が滾るというもの。
 彼らの鉄道魂が炸裂するであろう、次週の展開に期待です。

番外:伝説の帰宅部 Returner

 かつてサンデー超増刊に掲載され、一部で大好評を博したあの「伝説の帰宅部 Returner」が、何の因果かついにサンデー本誌に登場。「理由は判らないけど、とにかく部活やらないで帰宅したがる凄い奴が現れて帰宅した!」というただそれだけのストーリーを、徹底的な過剰演出で無理矢理盛り上げて読者を強引に納得させる手法は今回も健在で、期待を裏切らない面白さを堪能させて頂きました。
 うわーい最初から最後までホント馬鹿だなあー(注意:馬鹿は最高の誉め言葉です)

 おそらく、これを描き上げた作者の森尾正博氏と担当編集者は、完成稿を読んで勝利を確信したに違いありません。
 この異様なテンションを毎週持続できるだけのパワーとタフネスがあれば、この作品は連載化をも狙える位置に来ていると思います。いやマジで。

 あとこの作品からは、何となく島本和彦氏や安永航一郎氏がマンガを載せていた頃のサンデーの臭いっぽいものを感じるのですが、これは私の錯覚でしょうか?

Posted at 00:00 | WriteBacks (1) in マンガ::週刊少年サンデー
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サンデー04・05号感想

一部腐女子視点を含みます。苦手な方は要注意。

Posted by 大根的萌え生活 at 2004/12/22 (Wed) 17:02:16
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