2005/09/15

■サンデー42号感想速記版

ご挨拶:

 普段はインチキランキング形式でサンデー感想書いてますが、諸般の事情により今後しばらくはマンガの感想を推敲してゆっくり書く暇が取れなさそうなため、自分にとってものすごい楽な形式でやらせて頂きます。
 要は適当に書き殴り。

ウォンレイ退場(金色のガッシュ!!)

 リィエンを守るために最後の力を振り絞って立ち上がるウォンレイがやたら格好いい今週の「ガッシュ」ですが、でもどんなに去り際を美しく演出しようとも、彼が最期に戦った相手の名前が「ウンコティンティン」であることだけは変わらない現実がここに。
 ウンコの自爆から恋人を守るために死亡。武道家の最期は常に切ない。

ツンツン吾郎(MAJOR)

 待ち望んでいた夢が思いもかけない形で現実となったのに、素直になれない吾郎ちゃん。ツンデレの持ち味を遺憾なく発揮しているように見えます。
 「あいこら」の天幕桜子には負けてられねえ! サンデー最高のツンデレキャラはこのオレだ! と言わんばかりの彼の態度に萌えられる人間に私はなりたい。

兵部京介(絶対可憐チルドレン)

 兵部京介! その正体は齢80歳の老軍人!
 「新世紀エヴァンゲリオン」のカオル君かと思っていたら、実は「覚悟のススメ」の葉隠四郎だったというオチ!(まちがってる上に判ってもらえない気味の感想)

 とりあえず今回のエピソードのオチは、「チルドレンを将来僕の花嫁にしたい」とか得意そうに言ってた京介が、薫に「バーカバーカ!」と完膚無きまでにバカにされてフられて終わるに違いないと予想。というか期待。現代におけるモテ顔はカオル君風のイケメンではなく、既に皆本みたいな知性派メガネ君系に移行していることを知った上で出直して頂きたい。
 あと、わざわざ彼が学生服着ているのは、「バビル2世」の浩一君リスペクツ故でしょうか。エスパー少年は学生服を着ていなければならないという、昭和ジュヴナイルSFの大原則を守っているところは感心。さすがお年寄りだけあって、その辺のケジメはキッチリしてますよね(関係ない)。

「あ、バカって2回言った」(結界師)

 白の台詞にいちいちツッコミを入れる紫遠がカワイイと思った。
 あと本編の方は、繁守大活躍で嬉しいです(良守は?)。

「オレが気に入ってんだ!」(あいこら)

 正確には、「オレが気に入ってんだ!(目を)」ですね。己のフェチを貫く行動が、そのままフェチの対象となるパーツを持つ者を守ることに繋がってしまうという、このマンガのシステマチックな部分の面白さを象徴するエピソードだと思いました。
 あと、転校前の男子がみんな桜子に惹かれていたってことは、その学校の男子はみんな青い瞳が萌え要素の眼球フェチばっかりだったということなのか。あまねく男子は皆フェティシストであるということなのか。オタクの時代だなあ。

がんばったキャプテン今井(あおい坂)

 丸書いてチョン顔のキャプテン今井が「打てる」オーラを出したことが、相手のバッテリーにワンバウンドのスライダーを投げさせることを選択させ、結果的にそれが勝利に結びついた今回のエピソード。
 しかし、いくらそんな活躍をしようとも、きっと彼はこれからも今週のチアリーディング女子達から言われていたように、「今井じゃ期待できない」と周囲から言われ続けるんだろうなあと思いました。何故なら、彼がそういう顔をしているからです。彼はそんな人生を送るのが似合っている顔をしていると思います。それが、丸書いてチョン顔のキャラとして生まれついた、彼の宿命なのです。そんな今井君が、私は大好きです。
 少しは素直に感動しろオレ。

「人殺しだったお前が、殺しをしないと誓いを立てた眼鏡」(こわしや我聞)

 マンガに出てくるあらゆる眼鏡キャラは、その「眼鏡」に意味が込められていなければならないのですが、辻原の眼鏡にはそんな秘密が隠されていたのか! と、改めて彼の眼鏡っぷりに感動。
 彼の眼鏡は「本当の自分」を隠すためのペルソナとしての眼鏡ではなく、過去の過ちを悔い改めて「新しい自分」となるための、言わば象徴としての眼鏡だったのです。そして、彼にその眼鏡を掛けさせる決意を促したのが、他でもない我聞。辻原の眼鏡は、自分を生まれ変わらせてくれた我聞への感謝と誓いを込めた眼鏡なのです。
 彼が工具楽屋を辞職しようと決意した時に辞表と共に眼鏡を一緒に置いたのは、もう眼鏡がなくても自分は間違えることがないという、彼の決意の表れであったのです! 例え物理的に眼鏡を掛けていなくても、彼の心の中には常に我聞との誓いの眼鏡が掛けられていたのです! 心にはいつもダンディ眼鏡! だったのです!

 しかしストーリー上の都合とはいえ、とても惜しい眼鏡キャラを我々は亡くしてしまいました。
 彼には、「結界師」の修史さんや「絶対可憐チルドレン」の皆本たちと、サンデー最萌メガネ男子キャラの座をいつまでも争って欲しかったのになあ(まちがい)。

 そして来週のサンデーは、永遠に一人で宇宙に取り残されることになったフェイスレスの恨み節が楽しみです。
 サンデー随一の喪男である彼の言葉は、きっとサンデー読者の8割を占めるモテない者達のハートを暗黒色に震わせる呪詛の言葉を吐いてくれるはず!

Posted at 00:00 | WriteBacks (3) in マンガ::週刊少年サンデー
WriteBacks

〉しかしストーリー上の都合とはいえ、とても惜しい
〉眼鏡キャラを我々は亡くしてしまいました。

「我聞」は普段読んでなくて、ラスト数ページに気まぐれで目を通しただけなのですが、「ああ、こりゃ絶対死んでないな。いずれタイミングを見計らって再登場するに違いない」と思ってしまった心の汚れた私に祝福をください(笑)。

Posted by 井汲 景太 at 2005/09/16 (Fri) 00:47:49

伊号

ここで伊号の話が出てきたのはびっくり。リセットしてなかったんですか…。
…ってだからこその単行本2巻同時発売なんですね。
集中連載の話からスタートするんでしょうね。

Posted by Lefty at 2005/09/19 (Mon) 06:59:33

あれが最期のフェイスレスだとは思えない

>井汲 景太さん
 辻原さんですが、「真芝(敵の組織の名前)に瀕死の状態で捕らえられ、再生怪人として復活して我聞の前に立ちはだかる」という展開が有力です。マインドコントールされていた彼ですが、我聞にメガネを掛けてもらうことで心を取り戻し、再び工具楽屋の営業部長として甦るのです。
 そんな辻原さんはイヤだ。

>Leftyさん
 短期集中連載版を引き継いだ設定で物語が進行してるのは間違いないです。コミックス1巻は短期集中連載版の再録になりそう。
 個人的には、別に京介もイルカで良かった気がしますが、それだとマンガが変に面白くなり過ぎるからダメだったんでしょうか。残念(笑)。

Posted by fukazawa at 2005/09/25 (Sun) 01:44:44
TrackBack ping me at
http://whatsnew.c-www.net/comic/sunday/0542.trackback
Post a comment

writeback message: このサイトのコメント受付は終了しました。

powered by blosxom  track feed