2006/07/18

■「アルバトロス」に清き読者アンケートの一票を!(サンデー32号感想)

ハヤテのごとく

 冬物語!(挨拶)
 畑先生や我々の世代ならともかく、今の「ハヤテ」の主力読者の世代に『原秀則先生のまんがみたいなラブコメ臭』と言って通じるのか? と思いましたが、そういや原先生は最近『電車男』のコミカライズをしたんでしたっけ。じゃあ大丈夫だ(大丈夫?)。

 あと畑先生は、西沢さんを主人公にして、ヒナギクさんと愉快な仲間達(女子限定)と西沢さんが最初から最後までイチャイチャしあうマンガを、サンデー超増刊かあるいはちゃおで別途連載するべきだと思いました。つうか西沢×ヒナギク本読みたい! 超読みたい! コミケ行けば見つかるのかな!(うるさいよ)

金色のガッシュ

 前回の清麿魔神モードに対しては、各所から「それはもしかしてギャグで(ry」とツッコミが入っていましたが、私が思うにこれはギャグではなく本気です。今の雷句先生は、本気で魔神モードの清麿を描いているに違いありません。
 今現在繰り広げられている清麿によるゼオン相手の大立ち回りは、雷句先生が腕を折ってまでも描き続けようとしたファウード編のクライマックスなのであり、従って全てがシリアスなのです。クライマックスなので、ギャグが入る余地などもはやどこにもありません。ないに決まってます。骨折という作家にとっては瀕死の状態から復活した雷句先生にとって、今の清麿は己の分身と言って良い程に感情移入できるキャラなのです。なので、先生は本気なのです。
 雷句先生が本気になったら、ギャグぎりぎりの表現の域ですら果敢に挑んで使いこなす! 並の漫画家ができないことを平然とやってのけるッ! そこにしびれるあこ(ry

 それより気になったのが、今週もまた「腕を組みながら仁王立ちする清麿」を出したところ。その前のコマの清麿の動きからすると、ここで仁王立ちするのはちょっと不自然かなと感じます。
 しかし、「日本を…世界を守る。必ずだ」と唸りながらこのポーズをしたということは、この仁王立ちは清麿の強い意志を表す覚悟完了の代名詞であると理解するべきなのでしょう。まずは仁王立ちにてつかまつる! 清麿はそういう男だ! 清麿戦闘準備完了!(ちょっと覚悟のススメがまじった)

史上最強の弟子ケンイチ

 宇喜田がモテてる! どうなってんの! これじゃ宇喜田君は確実に死んじゃいますよ! 何故って、そりゃモテてるから! 彼のような脇役キャラにとって、モテる即ち死!
 人に死亡フラグが立つ瞬間をはじめて見てしまった!(「ハチクロ」映画版のキャッチコピーっぽく)

ゴールデンエイジ

 ついに、意地っ張りの近江君が唯君と一緒にサッカーすることを決意。唯君に対して「しょうがねえ! サッカーやってやろうじゃないか!」と言った時の近江君は、まるでツンデレキャラが恋心を告白するシーンのようでした。ついに近江君が唯君の手に落ちた!
 しかし、ツンデレキャラの神髄は、「本当は恋する人にデレデレなのに、周囲にはツンツンした態度をとり続けるんだけど、でも周囲や読者にはデレデレなのがバレバレ」というシチュエーションを演出することにこそあるのです。ゴールデンエイジという作品が近江君の唯君に対するツンデレっぷりを鑑賞する作品であるというのが明白である以上、近江君がサンデーを代表するツンデレキャラとなれるのかどうか、これからの寒川先生の手腕に期待したいところです。

犬夜叉

 ついに桔梗が今回で退場。一度死してもなお蘇り、自分と犬夜叉の仲を引き裂いた奈落に復讐するための鬼と化したり、情念たっぷりに犬夜叉に迫りつつ「今の女」であるかごめにプレッシャーをかけたりと大活躍した彼女でしたが、最期だけは四魂の玉の守護者の役割から解かれて「ただの女」に戻り、犬夜叉に抱かれながら黄泉へと帰りました。美しい最期だと思います。
 なお、当サイトのサンデー感想において、桔梗を「琥珀にメロメロになって彼を連れ回すのが趣味の、美少年が大好きな年上のお姉さん」キャラ扱いしていたことを、ここに謹んでお詫び申し上げます。でないと呪われそうで怖いので。

RANGEMAN

 妄想用少女まみたん!

 頭の中に妄想でできた女の子を住まわせる行為は全世界の男子共通の行動なのですが、それをここまでストレートな形でネタとして出してきたこのマンガの姿勢に感動しました。妄想用少女ということは、錬児君は普段からまみたんに対してあんなことやそんなことをしているに違いないのです! というか、そんなことばっかりやってるから現実の女子のスペックを妄想用少女と同レベルのパーフェクト超人なレベルにまで過大評価してしまい、ますます女子に対して疎遠になってしまうんですよ! 非モテ男子の典型パターンがここに!
 このマンガは本気だ! 本気で非モテ男子が何故モテないのか、その全ての原因を描こうとしているに違いない! モリタイシ先生のこの作品に賭ける意気込み、しかと受け取らせて頂きました!(妄想用少女で)

 あと勤務手当の『日当10万円』ですが、「国家の危機を救うヒーローに支払う給料としては、年俸3650万は安すぎる」との意見が一般的なようです。オレがまみたんだったら、錬児君に「あなたは騙されているのよ!」と助言してやれるのに!(ダメ)

あいこら

 カラーページの桜子の身体は健康的なお色気っぷりが良いなあと思いました(内容は?)。

妖逆門

 「GOLDEN AGE」に引き続き、「妖逆門」にまでモヒカンが! しかもやっぱりちゃんと雑魚っぽい!
 「モヒカン=雑魚」という認識を21世紀の子供達に伝えるのも、また少年誌における大切な使命なのですね!(うそです)

 あとこの前初めて「妖逆門」のアニメを見ましたが、処構わずいきなりギターを弾き始めるロンドンは、やっぱりどう考えてもおかしいと思いました。いわゆる「オレの歌を聴けーっ!」系のキャラの魅力を21世紀の子供達に伝えるのも、またキッズアニメにおける大切な使命なのですね!(うそです)

読み切り・究極論ヒロイン

 「引きこもり男子が何故かアルティメットガールに変身して怪獣と戦う」という荒唐無稽かつオタクな設定が目を引くこのマンガですが、引きこもりの荒廃した心境を「怪獣」という名の理不尽な暴力による世界の破滅とリンクさせ、自分の力で世界を再生することだってできるという前向きなテーマを設定に織り込んだ作者のセンスの良さには、素直に感心させられました。読み切り作品として、とてもよくできていると思います。
 あと、巨大美少女の下半身が、白タイツなのかそれとも履いてないのかを思わず妄想してしまうデザインになっているのは、作者が狙った上での効果なのでしょうか?(まちがい)

Posted at 00:29 | WriteBacks (2) in マンガ::週刊少年サンデー
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アルバトロスもだけど

 典型的テコ入(ryカラーのアルバトロスの行く末もアレですが……武心の恐るべき後退速度も見逃せません。

 斑鳩とヒゲツンデレのランデブーのためにセンターカラーになった(まちがい)D-LIVEが定位置を明け渡した際の『こわしや我聞』や『クロザクロ』、『からくりサーカス』の切迫感に通じるものがあるのですが、いかがなものでございましょう?

Posted by すがたけ at 2006/07/18 (Tue) 22:10:06

 「武心」は掲載位置以上に、真弓たんの脱ぎっぷりがヤバいです!
 だから大丈夫!(無根拠)

 今週のサンデー(33号)で「絶チル」よりも後ろにあるマンガは、正直ちょっと人気の面でヤバいのかなという気はしますね。個人的には「見上げてごらん」が心配です。
 あと「ネコなび」の神展開っぷりは異常。あんなマンガを描いてしまうペロ先生が心配です。

Posted by Fukazawa at 2006/07/22 (Sat) 15:34:56
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