2006/11/12

■愛をわしづかめ! サンデー49号感想

ダレン・シャン

 我が国が誇るホンモノの環境戦士・ムツゴロウさんこと畑正憲氏は、かつてライオンに指を噛み千切られても全く動ずることなかったばかりか、「こんなかわいいライオンにだったら、指だけでなく体全部を食われたっていい」とまで語ったと伝えられていますが、環境戦士RVには到底そのような真似はできなかった模様。自分が助けようとした動物に両腕を噛み千切られたくらいで発狂してしまうなんて、RVはムツゴロウさんと比較すると所詮は動物愛護の精神においても小物に過ぎなかったということなのでしょう。
 「動物の解放」という題目を実現するのが如何に困難なことであるかを、RVは身を以て知ってしまう結果になってしまいました。さようならRV。そして教訓をありがとう(ひどい)。

 そんなRVの余計なおせっかいで、余計に事態は悪化。サムを巡るウルフマンとダレンの戦いはもはや避けられなくなって来ましたが、明らかにダレンは劣勢です。以前クレスプリーが言っていた「ヴァンパイアが血を飲んだ人間は、ヴァンパイアの中で永遠に生き続ける」という言葉が、ますます重みを持って来る展開に。さようならサム! そしてありがとう!(きめつけ)

結界師

 アニメ版では「あたしがヒロインよ! ヒロインなのヨ!」みたいな感じで良守(および視聴者)相手にブリブリ言わせている時音さんですけど、マンガ版の方ではすっかり不憫な立場に立たされてます。今週なんか、閉じこめられた壁とにらめっこしただけで出番が終わりという有様ですよ。良守が大怪物相手に大立ち回りを見せ、烏森の力を得て更にパワーアップを果たそうとするなどますます主人公らしい活躍をしたのとは、あまりにも対照的です。
 この調子だと、人気の面でも時音のパワーアップ版とも言える刃鳥さんに奪われかねません。というか刃鳥さんって、普段は裏会実働部隊サブリーダーとしてツンツンした態度を取っているけど、正守と二人っきりの時はデレデレしたい! とか思ってる系のツンデレキャラに、鍛えればなれそうな気がしませんか皆さん。時音あやうし。超あやうし。がんばれ正ヒロイン。

ハヤテのごとく

 ハヤテの感想を書いてあるサイトを読むと、最近とみにおっぱいが目立つようになった上に料理上手というスキルまで披露した咲夜に関する話題は多いのですが、ネコミミでハヤテを籠絡しようとしたマリアさんに関する話題はあまり(というかほとんど)みかけないような気がします。
 「ハヤテ」界におけるもっとも報われない女性キャラって、やっぱりマリアさんなのではないのでしょうか。でも、今回の「おひまをいただくニャン!」なんて、世のOLが退職する時に上司に言って欲しい台詞ナンバーワンクラスの破壊力ですよ! がんばれマリアさん!

 そして、やっぱりマリアさんは、メカハヤテと結婚した方が良いと思います。

あいこら

 ハチベエがフェチを捨てられないのは最初から判っていたことなので、今回のストーリーは冒頭から結論に至るまで全てが予定調和的な展開であった、と言えばそれまでのエピソードだったのですが、とにかくハチベエをフェチの側に戻そうとする連中のやることなすことがあまりに面白過ぎるので、それだけで十分楽しめました。

 特にヤバいのが、科学部の辰巳与一郎。彼の科学技術力の高さは、あの伝説の3Dメガネの回で彼が弓雁ちゃんのおっぱいを見たいがためだけに「服が透けて見えるメガネ」を開発してしまったところからも伺い知ることができますが、そんな彼が技術力の全てを結集して作ったのが、よりによって「ミラクルバスト付きエプロン月野弓雁モデル」であるというバカっぷり。つけて良しもんで良しはさんで良しですよ。はさむって。はさむってアンタ。「愛はここだ! 愛をわしづかめ!」 わしづかめってアンタ。
 そんな一連の気が狂った(良い意味で)騒動の果てに出てきたのが、フェチ界の相田みつをこと油坂先輩が放った名言「フェチは別腹」。恋愛だけが正しい愛の形だと信じ込んでいるこの世界に、フェチという概念を使って変革を起こそうと戦っている油阪先輩(=井上先生)だからこそ出てきた名台詞です。フェチ戦士油坂おそるべしであります。彼なら、例えフェチに両腕を食いちぎられても一向に動じないに違いないね!

 そんなアレな話だったので、「いきなり恋愛マンガに走るだなんて、井上和郎先生はどうかしてしまったのではないか」という懸念は、今回のエピソードで払拭されたのではないのでしょうか。ラブとフェチを融合させるために戦う井上先生の今後の活躍に期待します。

お坊サンバ

 数珠に念力を注入することでパワーが発動するって、それアンタ「GS美神極楽大作戦!!」の横島君の文珠!(ファンサイト要素)

 個人的には結構このノリは好きなので、読む分には問題ないです。サンデー本誌に出てきたこともあり、飯島浩介氏のマンガ特有のアクの強さもいくらか軽減されているみたいですしね(これでも)。
 このマンガにおける最大の問題は、これが「クロスゲーム」の代わりに連載されているということだと思います。

RANGEMAN

 今現実社会の日本において足りないもののは、エロ妄想で頭の中が一杯なドジっ娘の存在である! と、返す返すも思ってしまいました。

Posted at 12:50 | WriteBacks (0) in マンガ::週刊少年サンデー
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