ついに対ゼオン編完結。実力的には拮抗していると思われる両者でしたが、多くの仲間達に支えられて王家の証である「バオウ」の力を制御することに成功し、かつ自分の本の主であるデュフォーの凍てついた心をも溶かしたガッシュの力をゼオンが認め、自らガッシュに膝を屈するという形になりました。
そんな感動的なエピソードの今回でしたけど、個人的にはガッシュ父と母にあまりに物理的な体格差があったため、「この二人はいったいどうやって繁殖してゼオンとガッシュを作ったのだろうか?」ということがどうしても気になってしまい、最後まで物語に集中することができませんでした。
低年齢路線…(己の手を見つめながら)
今週のタイガ坊ちゃんの可愛らしさは異常。そのうち女装するようになると思います彼。
少年マンガとオタク向けマンガの橋渡し的な存在意義を持つ「ハヤテのごとく」としては、現代オタク業界には「こんな可愛い子が女の子のはずがない
」という思想がトレンドとして存在することを、よい子のみんなにも教えてあげる必要がありますからね!
ストーリーの方は相変わらず畑先生独特のセンスが炸裂しており、桂先生というこの漫画最強のダメ人間が主人公であったにも関わらず、姉思いのヒナギクさんのおかげでたいへんにハートフルなシナリオに仕上がっていると思いました。
「結界師」今週最高の萌えポイントは?
自分は3.です。
常に眉をひそめて陰気な表情をしているゲルダのことが、最近気になって仕方ありません。
一見すると気弱そうに見える彼女ですが、以前「お前のことが好きだ
」とか言い出したパートナーのモラスクを「何言ってるの
」とあっけなく見捨てる冷酷さを持ち合わせているところが侮れません。ツンレデとか素直クールとか、そういうステレオタイプな性格設定を超越した何かを感じさせるキャラだと思います。また、地味ながらも絶対領域を装備しているところも油断できません。
Wikipediaの記載を読むと、ゲルダと主人公のカイは、共に「雪の女王」から名前を持ってきたキャラクターみたいですね。ということは、今後彼女はカイと何か関係を持つ最重要キャラに成長する可能性は十分あり得ると思われます。今後はその辺に期待しながら読んでいきたい所存です。
あと全然関係ないですが、「雪の女王」というとNHKアニメ版の第19話『マッチ売りの少女』における大谷育江ヴォイスのマッチ売りの少女のいたいけさ加減と報われなさ加減が最高に泣かすので、よい子のみんなはクリスマスになったら『マッチ売りの少女』の録画を見て、この世にはどうにも救いようがない辛い悲劇も存在することを知り、人の善意の限界と無力さにうち拉がれてわんわん泣くが良いと思いました。
キッズアニメの話とかしてちょっと低年齢路線に迎合してみたがどうか。
車椅子拳法!
これはキた! 久々にキタよ! これは凄い!
なんというかこう、正しい少年マンガを読んだって気がしてたいへんに清々しい気持ちになれました。
レッド大塚の恋に対する一途なバカさこそが、この世界を救う原動力となるのだ! というこの作品における最大のテーマを高らかに謳い上げた、感動のエピソードだと思いました。いやマジで。
ある意味、これも極めて正しい少年マンガの姿なのではないのでしょうか。
そんな感じで少年サンデーの目指す低年齢路線の鱗片が伺えた今週のサンデーだったのですが、その路線に似つかわしくないマンガが二つありました。そのうちの一つが「あいこら」です。
今回は川谷君が妄想する「ハチベエに襲われる弓雁ちゃん」のシーンが二回出てきますが、この二回とも大変にいやらしいので困ります。というか使えます。特に二枚目がヤバいです。この絵の弓雁ちゃんの表情のエロさは、もうただ事じゃないですよ! 弓雁ちゃんは不幸な目に遭えば遭う程どんどん美しくなる、困ったタイプの美少女キャラだったのか! これはヤバい! ちょっとトイレ行って来る!(サンデーを持ちながら)
そしてもう一つは「焼きたて! ジャぱん
」に出てきた褐色美少女ミーシャ。ベッドの中でパンツ1枚の姿で潜んで夜這いをかまそうとしていたという、直球極まりない展開でした。彼女がパンツを履いてたのは、少年サンデーの少年誌としての最後の理性の表れ以外の何者でもありませんが、しかしパンツ履いているにも関わらずこんなにエロいというのは何事か! 何事なのか! ちょっとトイレ行って来る!(またか)
橋口先生は元々スレンダー美少女の描写には定評があったのですが、久しぶりにその実力を発揮できる展開が出てきたなあと思いました。
ストーリー本体の方は、もはや突っ込む行為自体が無粋なので突っ込みません。
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