せっかくの巻頭カラーを、デビーとダレンのデートではなく、あえて逆さ釣りで怯えるエブラたんとそれを眺めてゲヘゲヘしてる変態マーロックの描写に費やしてしまうセンスに、心から敬意を表したいと思います。低年齢路線を取る以上は、男の子が本当に好きなのは美少女ではなく汚な臭くて不気味なモノであるという本質をサンデーは忘れてはいけないと思います。
あと今週のダレンですが、如何にも義理で付き合ってる感が見え見えのデビーの家族との食事シーンと、エブラを助けようと下水道を奔走する時の必死な姿との対比が面白かったです。ダレンが本当に愛しているのはやっぱり(略)。
カードゲーム第二弾の時音の能力って地味に強くないですか! カード引かれることを考えると相手は時音を弾くのを躊躇するはずですし、自キャラに時音を弾かせれば毎ターン追加ドローですよ! カードを引きまくって素早くコンボを決めろ!(場違いなコメント)
本編の方ですが、次回はいよいよ良守母の登場っぽいですね。土地神クラスの龍を前座に使い、登場まで二週間も引っ張る演出をするからには、かなりの大物と見て間違いなさそう。「GS美神」の『村枝の紅ユリ』横島母、「ARMS」の『笑う牝豹』高槻母に続く、武闘派最強ママさんキャラの座を狙う気まんまんです。絶対なんか凄い異名を持ってそうこの人。次回からの大暴れに期待。
でも、現在のサンデーにおける個人的最強ママさんキャラの座に位置している「ハヤテのごとく」のヒナギク義母もなかなか手強いですよ! あのボケっぷりや若作りっぷりはもはや芸術の域! ゆめゆめ侮るなかれ! いやしかし、真の最強母キャラは畑先生の母上の律子さんなのかも知れませんが! 畑先生がアシスタントを募集する際に「僕の母親の手料理が毎日食べられるので栄養が偏る心配はありません
」と宣伝するくらいですから、相当強いことは間違いありません! 現実の母には勝てない!
そんなアレでサンデーにおける母キャラ戦線にも異変が発生しそうな雲行きなのですが、それに先駆けて「兄」がやってくれました。女装ネタは時々やらかしてるこのマンガですけど、女装した上で母に扮するのは割と新機軸なのではないかと思われます。最強の母の座を狙っているのは、良守母や畑先生母だけではないということなのでしょうか。「絶チル」の葵ママもうかうかしていられませんね(何)。
結局、今回は乳首券が配給されなかったみたいですね。残念!(そこか)
ゲルダ死んだー!
先週まではゲルダが助かってカイの仲間になること間違いなしな展開だったのですが、今週で急転。今度は、ゲルダカイを助ける代わりに自らが犠牲となって散る展開になってしまいました。いやもう凄いショックです。
いやその、「暗い過去を背負った陰気で内気で垂れ目」というストライクゾーンを直撃するキャラがもの凄い死に方をしたからショックってのも勿論あるんですけど、それ以上に「この人のまっすぐな視線の先に、私の行きたい場所があるんだ
」や「カイの言葉、やさしくて…私うれしくて
」といった、「自らの命を賭けてもカイを守ろう」と決意するに至ったゲルダの心理に説得力を持たせる演出を散りばめて散々メロメロにさせた挙げ句、「私も…カイと行きたかった
」と最高の笑顔でカイに自分の気持ちを伝え、彼を助けた上で儚く散華させるストーリー展開がお見事。完璧すぎます。ここまでされたら、ゲルダの「死」を納得するしかありません。
今回のエピソードで、ゲルダは正ヒロインどころか、カイにとってのファム・ファタル的な存在にまで昇華されたと言えます。もし自分がカイの立場だったら、ゲルダに操を立てて一生童貞を誓うくらいの勢いですよ! 今週の「メルオメガ」はホントに凄かったです!
でも、なんかちょっと生き返りそうな死に方だったけどな!(だいなし)
「湖すら引き裂く破壊力!
」
四回転半ジャンプの凄さを、湖の氷を破壊することで表現。
フィギィアスケートマンガの演出方法としては何かが根本的に間違ってる気もしますが、「これはすごい」感だけは伝わって来るので良しとします。少年マンガの世界においては、主人公がスランプを脱出するためにはこれくらいやらないと読者に納得してもらえないんだなあ。大変だなあ。
今週の「メルオメガ」ではヒロイン格のゲルダがカイを守るために自分の命を投げ打ちましたが、ヒロインどころか登場人物の全てが「一人一殺」の潔い決意を持って次々と散華したくて仕方がない行動を取るのが「武心」というマンガなのです。そんなマンガなので、イザという時は犬でさえも散ることに躊躇はないのです! みたいな勢いで、今週はついに真弓の飼い犬のハリーが真弓を守る形で死亡。
自分が真弓を守って散るために最適なタイミングをあえて待ち受けていたような、絶妙なタイミングで箱から飛び出して爆弾魔を押さえ込むハリーの姿を見ていると、万乗先生デザインの変な犬と言えども色々とわきまえてるなあ! と思いました。
読み切り三連発企画の最期は、谷古宇剛氏作の料理マンガ。話としては基本に忠実で判りやすい作りで安心して読める漫画だなと思いましたが、でもサンデーにおける料理マンガはあの「焼きたて! ジャぱん」と比較させる立場に立たされることを考えると、ちょっと辛いのかも(比較するなや)。
週刊少年漫画雑誌における料理マンガって、個人的には成功しているマンガが少ない印象があるのですが、成功作である「ジャぱん」とか「鉄板のジャン」とかを考えると、料理マンガって普通のことをやっていても厳しいジャンルなのかも知れません。
> 乳首券が配給されなかった
その一方で、使いまくりの変態漫画が同じ号に載ってましたが…。
ゲルタひそかにお気に入りだったのに…。
ストレートにエロを出さないのがこのマンガのポリシーだと思ってたのですが、
6号の「馬師父式ショック療法」あたりから表現が直接的になったように思います。
これは実は密かに編集部主導によるものじゃないでしょうかね。
「この手だけは使いたくなかった」と言うケンイチくんの心の叫びは、実は作者のそれではないでしょうか。
編集部、子供向け重視と言いつつダブルスタンダード狙ってね?
>Leftyさん
あの変態漫画は、編集部から乳首許可書を発行されている治外法権マンガなので仕方がないのです。
>f--fさん
いやもう、まさかあのメルオメガでこんなハードな展開をやらかすとは思ってなかったのでビックリでしたよ。「このマンガで誰が死ぬんだ!?」みたいな。
追悼記念に、ゲルダが出てる部分だけコミックス欲しいです(ダメ)。
>T’sさん
「この中国娘は今回で負けるので、ここで潔くおっぱいを!」「ええ、ここでおっぱいを!」「先生、おっぱいお願いします!」
みたいな感じで編集会議やってるかと考えると、何だか羨ましいですね。ですね。
まあ、「ケンイチ」はたまにおっぱい見せたり揉んだりして読者をビビらせる程度で抑えておいた方がいいと思います。
ところで、ゲーム版だと美羽はちゃんと乳揺れしてくれるんでしょうかね?(←やる気か)
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