今週から、原作では5巻目にあたる「バンパイアの試練」編に突入。「ダレン」はサンデーの表紙を飾れる程の人気があるみたいなので、この調子ならダレン本編は最期(11巻)まで無事にコミック化できそうな雰囲気になって来ました。日本でも人気が出てホントに良かったですねえダレンさん(なれなれしく)。
ストーリーとしては、一人前の大人として認められる通過儀礼(「力量の試練」)が主人公に課せられたり、それをクリアするために修行をすることになったり、主人公の力になろうとこれまでに関わった仲間達が力を合わせようとしたりと、なんかこうここまで直球ど真ん中な「少年の成長物語」をするマンガなんて今時ジャンプでも読めないね! と思ってしまうくらいもの凄い正統派な少年マンガであり、読んでいてとても清々しい気分にさせて頂きました。
あとダレンはクレスプリーとエラが元恋人同士だったことを知って「お似合いのカップルだ
」と言ってましたが、クレスプリーもエラも共に強度のツンデレキャラなので、ツンデレ同士がカップルになるのは結構大変だったのではないかと思います。彼らが現在も恋人同士ではなくあくまで「元恋人」なのは、案外その辺が原因なのかも知れません。
前回のエピソードで正守の良守に対する秘めたる気持ちが明らかになり、ますますソッチの方が盛り上がって来た「結界師」ですが、今回のエピソードもまた引き続いて正守が主役っぽいですね。良守の成長っぷりは既にもう十分描いたので、今後は物語に大きく関わることになる「裏会」を正守を通じてクローズアップしよう、というのが意図としてあるのではないかと思うのですが、でも本当は作者の田辺先生が本格的に兄萌えモードに目覚めてしまったからに違いない! と妄想してます(迷惑)。
今回は久しぶりに夜未が登場。正守に対して色々とイヤミを言いつつも、結局はちゃんと正守のために働いてる彼女がなんかカワイイです。こういう女性が部下に欲しいです。
更に今回は、久しぶりに閃も登場。今回初登場の細波を迎えた時の表情からして相当彼を尊敬しているっぽい閃ちゃんなのですが、なんか今回はこの細波と正守が対立しそうな話になる雲行きであり、閃も立場上この対立に巻き込まれる可能性がありそうな感じ。今の閃の笑顔が曇る時が来るかと思うと、本当に辛いです。閃は夜行のアイドルキャラってもう決まってますからね! オレの中で!(迷惑)
「そしてその成果が最初に出ることになるのは他でもない…
」
このキャンチョメである
後の魔界の王である。
だったらいいのになと思いました。
今回は、デュフォーに指を突っ込まれている時のブラゴの微妙な表情が面白かったです。
前々回でハヤテから悠々とクッキーを強奪することに成功し、己のヨゴレキャラとしての立場をより盤石なものにしたマリアさんでしたが、さすがに今回では若干のフォローが入ってました。
本当にマリアさんがヨゴレているなら、ハヤテの事情を見透かした上であえてナギの「ハヤテはなぜマリアにホワイトデーのクッキーをくれたのだ?
」という質問に対して「それもそうですねー
」と素知らぬ顔で応えてすっとぼけるくらいのことは平気でするはずなのですが、さすがにそこまではまだ黒くなっていないらしく、ヒナギクと一緒にハヤテを苦境から救い出すという真っ当な活躍をしてしまいました。更には、ヒナギクにクッキーを渡すために帰宅が遅れるハヤテをフォローするという気遣いまで見せる始末。
今回のマリアさんは、まるで心の優しいお姉さんみたいなキャラだったと思います。おかしい。まだまだですよマリアさん(ひどい)。
先週の、顧問の先生と船橋・山田との土下座バトルがやたら熱かったです。理不尽な権力に対して決して服従しないぜ! みたいな戦いをちゃんとコメディの枠に収まる形で描けるところが、西森先生のマンガの凄いところだと思います。
そして今週は、再びアニメ研究会を巡る話に。このマンガの世界は、どうしても船橋をケンカ道に戻そうとする悪意に満ちている模様です。果たして船橋の取る道や如何に。素直に彼が不良に頭を下げるとは思えませんし、別に彼が頭を下げても事態が改善するとも思えないので、またなんか騒動が起こりそうな予感がします。
以前超増刊で読んだ時と比べて、基本的な内容は変わってないなと感じました。あまりに美しすぎる物語であり、私のような汚れた人間にとって、このマンガはあまりに眩しすぎます。すまんがその玉をしまってくれんか。ワシには強すぎる…(「天空の城ラピュタ」のポムじいさんの声で)
そんなこのマンガの唯一の問題点は、主人公の子狸の名前が「ぽんぽこりーちっちょリーナ三世
」という、この作品の世界設定の時代と全く噛み合わないものになっているところでしょうか。なつかしいなあチチョリーナさん。この子狸もいずれはハードコアポルノに出演→政治家に転身、という運命を辿ることになるに違いありません(違います)。
最近はあまり突っ込めないうちに最終回を迎えてしまいました。個人的にはちょっと残念です。ホントです。
「シランくん」って、企画意図としては昔々の少年雑誌に載っていた、「地球から重力がなくなったら!」とか「氷河期が再び襲って来たら!」とか「宇宙人が襲来したら!」とかいった、未来に起こりうる(荒唐無稽な)危機をマンガチックに誇張表現して読者の子供を怖がらせつつも面白くてタメになる系の読みもの記事を、今っぽいネタを使ってやってみよう! みたいな狙いがあったんじゃないかと思います。
ただ、今だと法螺話を書いてもちょっとネットで検索すればすぐにウソとバレちゃうので、この手のもっともらしい記事を作るのは結構大変なんだなあー、と思いながら読んでました。とりあえずお疲れさまでした。
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