荒廃したロッキー山脈のど真ん中に一人で置き去りにされた恵の運命や如何に!(ミスリード)
そして今回の最大の見所は、やはり満を持して登場したブラゴが、これまでとは比べものにならない圧倒的な攻撃力を発揮してクリアの首をパンチで曲げちゃうところなのですが、個人的にはブラゴよりもむしろシェリーが劇中で浮かべている鬼神の如き表情の方にグッと来ましたね。鉄球を仕込んだ杖で、赤ん坊のヴィノーをバリアの外から容赦なくぶん殴ってクリアへの指示を邪魔した時の冷酷な表情など、まさに鬼そのもの。魔物同士の戦いの趨勢は、パートナーの能力によって決定するのだ! と言わんばかりのアグレッシブさが満々です。
今の状態でこんなだったら、もしもシェリーがかつての清麿の時のように完全鬼面体と化した場合、どんな残虐行為がクリアとヴィノーに対して行われることになるのか、もはや想像もできません。清麿のザケル連発を超える恐怖がヴィノーに迫る! 逃げてー! ヴィノー逃げてー!
あと、クリアの完全体モードのクリーチャーっぷりというかキモさ具合を見て、「ドラゴンボール」の時代からの格闘マンガの命題である「如何にも人智を越えて強そうな肉体の表現
」の難しさについて考えてしまいそうになりました。
商店街のランドマークに観覧車はありえNEEEE! と常識的な突っ込みをしそうになりましたけど、でも基本的にこの「ハヤテのごとく!」というマンガの世界はヒナギクとハヤテの二人にあらゆる艱難辛苦を与えるようにできているので、ヒナギクを困らせるためだけに地方の商店街に国内最大級の観覧車が造られてしまうのも致し方ないことなんだろうなー、と納得することにしました。ヒナギクに待ち受けるは大理不尽。
そんな感じで、今週の「ハヤテ」は高所恐怖症なヒナギクが観覧車に乗るという拷問を受けつつも必死に強がって耐える一方、彼女が悶える姿を間近で観ている西沢さんが「強がるヒナギクさんはカワイイなあ
」とニヤニヤしながら萌え萌えになる、という話であったと要約できます。
西沢さんの前で言い訳できないレベルのあられもない醜態を演じてしまったヒナギクは、西沢さんに対してますます精神的に受けになってしまった訳であり、こんな精神下においてはもはや西沢さんに対して「ハヤテが好きだ」なんて告白する強気な行動に出るのは不可能ではないかと思われます。しかしこのままハヤテの件で引け目を感じているようでは、ヒナギクは(既にハヤテに対して告白済みの)西沢さんに対して精神的に対等な立場に立つこともできない訳で、つまりはヘタレキャラと化してしまうと言うことに。彼女のプライドはそれを決して許さないでしょう。どうするヒナギク! ヒナギクに待ち受けるは大理不尽!
いやまあ「普段はしっかり者のヒナギクも、西沢さんの前でだけはヘタレに!」ってのも西沢×ヒナギク妄想を加速させる好材料になるので個人的には大歓迎なのですが(ダメ)。
人間に取り残されて厳しい生存競争に晒されることになる犬、というシチュエーションは、私くらいの年代だと「南極物語」が思い出されます(オヤジ)。南極越冬隊に取り残された犬達が南極でサバイバルを繰り広げるという話です。
で、藤子F不二雄先生の短編マンガの中には、この「南極物語」をパロディ化した作品があります(タイトルは失念)。それは「南極物語」を南極に住む動物たちの立場から見るとどうなるか? という内容で、端的に言えば「南極で平和に暮らしていた動物達に、凶暴な餓えた犬が襲いかかる! 南極で延々と繰り広げられる大虐殺の恐怖!
」という話でした。人間の立場から見ると「人と犬との絆」を描いた美しい感動の物語も、その物語に巻き込まれた側から見れば「絆だか何だか知らないが、オレたちゃ迷惑だ! どっか余所でやれ! 余所で!」になってしまうという、皮肉混じりのブラックユーモアが光る話だったと記憶してます。
つまり何が言いたいのかというと、犬のマリ達の食事シーンでは人間の残した食料しか食べてないので、その辺ちょっと動物同士のサバイバル感が出てなくて勿体ないなあと思いました(ヒドイ感想)。
ユウがニナミのおっぱいを見て奮起! 「ニナミを護る」という使命に目覚めたユウが、ついに同じ体を持つ難敵フェリクスを撃破したよ!
これってつまり、あの朴念仁のユウが性的な意味で目覚めたって解釈でいいんですよね! 次回からはユウの回想シーンに入るそうですが、個人的にはユウがニナミの体を意識しちゃってギクシャクしちゃう、初心で純朴な姿を見てニヤニヤしたいです! 「RANGEMAN」亡き今のサンデーで真にラブコメができるのは、「イフリート」において他はないくらいの勢いですよ!
今週の「DIVE!!」を読んだ皆さんは既に同じ感想を持っているとは思うのですが、でもやっぱり言わないといけないと思うので言っておきます。今回出てきたライバルキャラ達は、どれもみんな登場するマンガを間違えています。
ここまで過激なライバルキャラが出てくるマンガは、サンデーでは「365歩のユウキ!」以来ではないかと思いました。将棋の駒を将棋盤に押しつけて駒を動けなくする腕力キャラとか、取った相手の将棋の駒を食べてしまう過食症児とかいう、やんちゃなキャラが沢山出て来てとても面白かった(個人的には)マンガでした。
斬新なライバル達の登場で、俄然面白くなって来ましたね!(ハードなフォロー)
『裏町裏通り名画館』ですね…懐かしい (^^)
『南極物語』は公開当時、何となく感動したくて一人ノコノコと観に行きました(ぉ
マスコミがやたら感動を喧伝してたもので…でも、余りにも犬視点だけで(それも映画の作り手が、見てもいなかったフィクション部分で)こねくり上げた感動の押し付け臭に終始辟易。
ヴァンゲリスの美しい音楽をバックに南極を駆けていく犬たちの雄姿を、眉をしかめて睥睨している、そんな中二病症状な自分がそこに居ましたよ f(^^;
結局、憮然とした表情で映画館を後にしたものですが…今思えば、我ながらイヤなガキだ(w
その後、F先生の短編を読んで、(これこそがリアルな視点だよぉ!)といたく感銘したものです(←実際には、そんな受け止め方も拙かったのですけどね…結局、“ガキ”だったんだなぁwww F先生の真骨頂が、SF的ガジェットとしての視座の転換それ自体である事に気付くのには、もうチョイ時間が掛かりました ^^;)
実は『マリと~』も、マリ御一行様サバイバル編に入ってからは…あの時と同じ臭いを感じてしまって、もう受け付けられない状態にあります。
つか、自分のメンタリティが、『南極物語』の頃から変わってない事に気付いて愕然としてたりして…未だに中二病な自己発見に、ただいま絶望中です (^^;;;;
>『DIVE!!』
今週号の付録のブックマークが素敵!
ほとんど 漢裸祭状態 なのは何の罠でしょう?www
そんな中、唯一の女性キャラとしてピックアップされた麻木コーチですけど…彼女の露出度が一番低いのが何とも… (^^)
『裏町裏通り名画館』は Wikipedia の項目にもなってますね。 "北極物語 レッド・ペーパー"でググったら一発でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%8F%E7%94%BA%E8%A3%8F%E9%80%9A%E3%82%8A%E5%90%8D%E7%94%BB%E9%A4%A8
>イフリート
ユウくんがツンデレ化すると、デレが周囲の物体の物理的なデレで表現されるので大変だなあと思いました。
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