「番長ってのは、漢の中の漢なんだよ!
」
IMEの辞書に「おとこ
」と入れると「漢
」と変換する単語登録をしている皆さんこんにちは!(挨拶)
そんな漢が大好きなみんなが待ちこがれていた、ドキッ! 漢だらけの新連載!! がキャッチフレーズの「金剛番長」がついに開始。第一話では、その誌面を全て「金剛番長は如何に凄い漢なのか」を解説することのみに費やすことで、我々軟弱な読者に対して「番長」の威力を見せつけることに成功したと言えましょう。
劇中、金剛にチョップ一発で撃沈されたヤクザの若頭が、番長の偉大さを「弱い者には黙って手を差し伸べ、自分のスジは死んでも貫き通し、たとえ相手が百千の軍勢だろうとたった一人で立ち向かい、仲間の為には命張れる男
」と説明してましたが、実際には若頭の若い頃はおろかワシの若い頃ですら、斯様な男子は既に絶滅していました。というか、そもそも最初から、そんな「番長」は現実には存在していません。現代社会における番長とは、「侍」とか「忍者」とか「釘宮声のツンデレっ娘」と同列の、形而上学的かつ観念的な存在に過ぎなくなっているのです。
ですが、だからこそ「番長」なる概念は、男子としてのあり方の一つの理想として、常に現代に生きる我々の心の中に在らねばならないのです。男に生まれて来たからには、道理を大切にし、周囲から何と言われても動じない心を持ちたい! 車を肩に乗せたままヤクザの事務所に乗り込んだあげく、日本刀を片手で切断できる身体を手に入れたい! ついでに幼女からモテたい! と願う気持ちがあるからこそ、人は理想に向かって努力することができるというもの。
「金剛番長」という作品は、我々読者の心の中に、再び「番長」なる存在を呼び起こさせるものになって欲しいですね。
そして、この作品世界における「番長」が皆斯様に漢の中の漢であるならば、予告に出てきたサイコ番長とかX番長とかいったキャラ達も、番長を名乗るからには「漢の中の漢」たる資格を持っているということになるのでしょうか。彼らが信じる「自分のスジ」とは如何なるものなのでしょうか。不安です。
良守、単身で扇一郎にケンカを売った兄の身を案じるの巻。
元々良守の力の源泉は「自分を守るために傷ついた時音を守りたい」から始まり、烏森の件とか志々尾の件とか色々あった結果、今では「自分に連なる者全てを守りたい」にスケールアップしつつある感がありますが、そんな彼の純粋な気持ちを知った上で「名家の正当後継者」という立場があるので下手に動けないことを良守に告げて散々葛藤させた挙げ句、まるでグレイ型宇宙人が使う異次元転送装置みたいな技で空中に穴を開けてそこに良守を吸い込んで隔離、そこで更に良守を精神的に苦しめようとする奥久尼の底意地の悪さが、たいそうステキな回でした。
いやまあ「何事にも介入せず中立を保つ」を是とする彼女の立場からすれば、良守が自分の情報を元に扇一族の屋敷に殴り込みをかけた、なんてことは絶対に避けたいところなのでこの判断は当然なのでしょうが、でも奥久尼は内心で良守が動揺する様を見てニヤニヤしていたに違いありません。私には判ります。
暴走しようとする若者を諫める快感! これって年寄りにとって最大の悦びですよね! 奥久尼さんは陰険だなあ! というのが、今回の主な感想です。我ながらひどいね(なら書くなや)。
このマンガで二番目にカワイイ(しつこい)いずなちゃんが、「首にケガを負わせる不審者
」と聞いた途端に妙な挙動を!
何か臭うよ! 彼女はいつまでも「ただのボケキャラ」でいて欲しいのに!
とワガママ言ったところで本編ですが、忍者のスーパーパワーを身に付けたクナイ君が調子に乗ってパパに怒られちゃうの巻。いわゆる「大いなる力には大きな責任が伴う(With great power comes great responsibility)
」ことの大切さを教えるストーリーですね。
今回のような話の流れは、子供が超能力を手に入れた系の少年マンガの序盤の展開としては極めてオーソドックスなものだと思うのですが、心なしかこういう話って最近あまり目にしなくなったような気がします。主人公を叱ることができる父親的なポジションのキャラや、叱られて素直に心を入れ替える主人公キャラが減ってきているからなのかも知れませんね。
あと今回は、邪紅刀が増長するクナイを諫めようとしたり、逆にクナイを叱る父親からかばったりと、世話の焼き方がまるでクナイのお母さんみたいだなと思いました。今回のような物語には、こういう役回りのキャラも必要なんですよねー。邪紅はクナイに優しいなあ。
にしても、P.98のクナイ君の腿チラの眩しさっぷりったら、もうちょっと並の男の子キャラでは考えられないレベルですよ! やっぱり「こんな可愛い子が女の子のはずがない」は真実だよな! というのが、今回の本当の感想です。我ながらひどいね(なら書くなや)。
ラスボスとして登場したはいいけどどうにも貫禄が伴わないクリアでしたけど、ついに自分のスタンドというか、術そのものに意識を乗っ取られて自我が消滅する羽目になるまで落ちぶれてしまいました。
自分自身が術そのものということは、シン=クリアそのものは術を使えないということになりますが、素体の状態で既に清麿が「ダメだこいつ! 勝てねえ!
(要約)」と匙を投げる程強いので、オレは強い! 小賢しい技なんかいらねえ! という、花山薫理論でつかまつるキャラみたいですね。クリア単体では滲み出なかったラスボスとしての貫禄が、もうイヤという程出てますよこの人。人じゃないけど。
死を招くシオマネキ!(海鮮ダジャレ)
グッピーが服を切られておっぱい見えちゃってキャー!→シャークが殴られて吹っ飛ばされる、というシークエンスを読んだ直後、私の脳裏に80年代にコミック業界に吹き荒れていたエロコメブームまっただ中の頃の思い出が、次々と湧き出てしまいました。
21世紀に入って何年過ぎようとも、エロコメディーは不滅なのだと思いました。
ここに来て若葉のそっくりさんというか、典型的なあだち充マンガのヒロイン顔をしたキャラが出てきたよ! すげえ!
地区大会が終わり、淡々と時間が流れているなあと思った途端にこの衝撃の展開。このマンガは本当に油断できません。
IMEの辞書に「おとこ」と入れると「漢」と変換する単語登録をしている漢です、こんにちは!(挨拶)
しかも、辞書を徹底的に教育したことで真っ先に「漢」と出ちゃうため、普通の文書書きではやや不便です(駄目)。
>金剛番長
番長だけあって流石の漢ぶりです。新連載ながら『スーパーサンデー大戦(妄想)』では圧巻の攻撃力と鉄壁の防御力を披露してくれることでしょう―― 個人的にはマッスル大鎌との剛体対決を期待したいですね(何ッ?!)。
>クナイ伝
新連載なのにいきなりメインストーリーに絡みそうなエピソード……急ぎすぎなような気が。
ああ、そこはかとなくBFとよく似た香りが(不吉)。
>金色のガッシュ
人間形態ではどうにも小物感が拭えなかったのに、術に取り込まれたことでラスボスの貫禄が出てきたクリア……やはり『変形合体』は漢の浪漫です。
あとは自爆装置が搭載されていれば完璧ですね。
しかし、『ガッシュ』での自爆装置を搭載していたキャラはというと……ウンコティンティン様。
ま、まぁ……彼もまたある種の意味で『漢』ではあり申す(遠い目)。
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