「みんなも、さいごまでネクサスを応えんしてね!
」
と書かれた「てれびくん」のネクサス記事に哀愁を感じる今日この頃です。こんにちは(挨拶)。
まだ仕事の方が収束していないのでこの日記も完全復調という訳には行かないのですが、椎名センセのサイトでてれびくん版「ネクサス」最終話の話題が出ていたので、今更ながらですが7月号(と、最近のネクサス)の感想を少し。
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で、勿論てれびくんに言われるまでもなく、ここ最近の「ネクサス」は毎週楽しく観てます。特に、先週~今週にかけてのネクサスとビーストとの戦闘シーンなんかは、「ウルトラマンと怪獣が市街地でミニチュアのセットを破壊しながら戦う
」という、これまでのネクサスには(ウルトラマンでありながら)滅多に出てこなかったシチュエーションだった上、ネクサスがナイトレイダーと共闘しながらプロレス技を駆使してビーストを退治するという燃え燃えな展開を見せてくれたので、個人的にはもう大満足。
アメフラシ型ビースト(メガフラシ)が怪光線でビルを破壊した時なんか、思わず「やった! ついにセットを壊した!
」と奇声を上げて大喜びしてました(バカ)。
そんな感じで戦闘が盛り上がる一方、ストーリーの方も毎回が怒濤の急展開の連続。これまで散々焦らしてきた伏線の数々が、次々とそれこそものすごい勢いで明らかになっていく様は、ある意味壮観です。
ここ最近の「ネクサス」をこのサイト的に表現するとすれば、リョウが子供になってからの「一番湯のカナタ」や、連載に片を付けるためだけに10週限定で連載を再開、読者が思わず引いてしまうくらいの鬱展開を続けまくった「きみのカケラ」と類似したノリを感じます。例え作品の評価がどうなろうとも表現したかったことを時間が許す限り描き続け、それが伝わる者に全てを託そうとする作者の強い意志が、そこにあるように思えるのです。
「死ぬ気で戦うのと、死んでもいいと思って戦うのは違う!
」
明日がなくとも、生きるために戦いなさい!
11日に放送されたエピソードに出てきた凪副隊長のこの台詞、そしてそれに対して「俺は俺の光を走りきる!
」と応えて最期の戦いに挑む憐の姿からは、例えあと放送回数が2回しかなくても最後まで前に歩むことを諦めない、この番組の今の姿を連想させます――と言ったら、さすがに誉めすぎでしょうか(過ぎてる気がする)。
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原作がそんな感じで急展開を見せているため、ページ数がより少ない「てれびくん」掲載の椎名コミックス版も凄いことになってました。
今回の話は、原作では30~35話で明かされる憐や吉良沢の出生の秘密、そして上記の「俺は俺の光を走りきる!」という台詞に象徴される憐(ジュネッスブルー)の心理の変遷にスポットを当てているのですが、何しろページが少ないため、原作ドラマ後半で憐と深く関わって彼の変化に対して大きな役割を果たすことになる瑞生が全く登場しません。彼女が憐に対して果たしたドラマ上の役割、およびナイトレイダーのメンバーとウルトラマンとの間に築かれた信頼関係の表現などは、コミック版では全て孤門一人で担当しています。
その結果、「孤門×憐」的な雰囲気が何だか濃厚に。憐の体の心配をするあまり胸ぐらを掴んで激高しながら「どんなことがあっても必ず生きて戻れ!」と言ったり、街の人々を守るためにウルトラマンに変身した憐を助けるために真顔でCICに援護を要請したり、憐について調べたことについて一人で悶々と思い返したり、絶妙の連携で憐と一緒にビースト倒したりと、今回は孤門が原作以上に大活躍しています。
ただ、原作が30~35話で表現したかったであろうテーマは基本的にコミック版の中で一通り触れられているので、これはこれで問題ないでしょう。むしろ、「よくここまであの話を要約したものだ」と、逆に感心させられました。
既に孤門は物語のキー要素を背負って表現できるだけのキャラになっていることを、今回のコミック版ネクサスは端的に表現していたような気がします。
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あと今月の「てれびくん」には、「ウルトラマンマックス・最強!バトルカードゲーム
」という名前の限定ジャンケンゲームがオマケについてましたが、タロウとかエースとかセブンとかバルタン星人とかエレキングとかキングジョーとかいった往年のウルトラキャラの写真がわんさか印刷されてて、なんか妙に懐かしくなってしまいました。自分が小学生だった頃、「小学X年生」(X=1~4のどれか)か何かで彼らのグラビアを見た記憶があります。数十年ぶりの再会!
「ネクサス」で新しいことをやろうとしたウルトラマンですが、結局行き着いた先は昔と変わらないこの場所だったということなのか?(←深く考えすぎです)
あと、このカードゲームに出てくるダークザギって誰?(←ググれ)
コモンが狐なのは、タマモへのオマージュでしょうか?
タイトルは嘘ですが、自転車の夜道で「藤田~」先生と叫ぶはありました。(サンデー17号)
同じく帰り道、脳内か口ずさんでいる時、仮面ライダー響きのED曲で、「胸を~張って~♪」の後がウンコティンティンに変わったり。他、街の音楽ホールでクラシック(無料)を聞いているときに「ウンコチンチ○」が流れたり。で、
街の学生が羨ましいっ!
歩ける範囲で図書館、コンビニ、本屋があるのはステイタスですよ、ブルジョア。
27号の読切、ハルが来た!小山愛子で確信した。
漫画は面白いとかじゃない。何かが変わるものなんだと。
羽美ちゃんがニートやめて働いたから…私も働く!みたいなエネルギーがあるんです。
NHKファイトや教育番組の課題曲テーマが「働く」とかの誘導のようなもんじゃダメ。
警備の方が来た
>コモンが狐なのは、タマモへのオマージュでしょうか?
ネクサスの原作を考えたのは椎名先生じゃないので、残念ながら無関係です。
ネクサスの登場人物の中には森博嗣氏の小説に出てくるキャラと同じ名前が使われている、と聞いたことならあります。すべてがFになる。
>葵より薫が好きさん
すみません。全くノリについて行けません。
せめてネクサスに絡んだネタでお願いします。
コモンは、孤独の門ですよ。
キツネの門と書かれていたので、cwww流のオマージュかなと思った次第です。
書き方が遠回しすぎましたね。
さて、明日はいよいよ最終回。
ネタバレ関係の情報によれば、凪がデュナミストだったことと同等のインパクトを
持つビックリサプライズが待っているとか何とか。
憐編を担当された脚本家の太田愛さんの日記からは、「ド頭から怒涛の展開」「かぶりつきで御覧下さい」
詩織役の五藤圭子さんの日記からは「皆さんの観た事のない ウルトラシリーズのラストをお届けします。」
と、スタッフたちのラストに作品の対する自信のほどがうかがえて、それだけで身震いしてしまいます。
20分強しかの残されていない光で、彼らはどんな「絆」を描ききったというのでしょうか。
あしたは、朝からテレビの前で正座です。
すみません、凪の言葉に感動して書いたのは確かなんです。後半はウソ率高いし。
しかし、マックスをするなら特撮のガンダムでもやればいいのに。ファーストは見た事ないし、セーラームーンが出来るならば。吉田戦車先生のコラムのバットマンよりはましかも。
>etcさん
今更ですが誤字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
そして、「てれびくん」8月号の感想を書くタイミングを逸してしまいましたが、いずれはちゃんと書きたいと思ってます。
にしても、「ネクサス」最終話見た後に「マックス」第一話を見たら、「マックス」の強さっぷりに笑いが込み上げて来てたまりませんでした。マックス強すぎ。
いまさらですが、椎名版ネクサスの感想楽しみにしてます。
ウルトラマンなんて小学校以来まともにみたこともない自分でしたが、
このC-WWW経由で椎名高志がネクサスやることを知り、どんなものかしらんと
視聴をはじめたのがきっかけでしたので。(結局、ドップリと浸かりました)
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