2004/06/25

■サンデー30号の感想はなかった事に。

  1. 「女子高生はやっぱ制服じゃない」(道士郎でござる)
  2. 急展開する美鳥の日々
  3. 急展開するモンキーターン
  4. 急展開するからくりサーカス
  5. 急展開するかってに改蔵

1. 「女子高生はやっぱ制服じゃない」(道士郎でござる)

 女子高生の制服を着てカツラを被ったくらいで制服フェチ気取りとは、まだまだですな先生! そんなだから、ヤンキー生徒に簡単に女装を見破られて「ウハハハ超面白ー!」とバカにされてしまうんですよ先生!
 もし本当に「女子高校生の制服を着て女装するオレの性癖は、ホンモノの域に達しているのだ!」と自覚しているんだったら、スネ毛を全部処理するとか、女性らしい肩のラインを表現するために肩の骨を削るとか、それくらいの気概は見せて欲しいものですな先生! そんなこっちゃ、先生がバカにするブルマフェチとかとレベルが一緒ですよ先生! まだ浅いッスよ先生! 女装をナメるな先生!(鼻息)

 「爽やか道士郎が学園を爽やかに変えていく!」みたいな愉快痛快コメディマンガみたいな好ましい雰囲気になって来つつあるこのマンガですが、あくまでその爽やかさに染まるまいと頑強な抵抗を試みるヤンキーキャラも同時に出して来るのが、やっぱり西森先生のマンガらしくて良いと思います。私はこのマンガ好きだな。

2. 急展開する美鳥の日々

 綾瀬シナリオもついに結末。今回は、「やっぱ思い切って告白して良かったわ」と言う綾瀬の姿が印象的でした。彼女に一番必要だったのは、結局は自分から「好きだ」と言うための勇気だったのだ、という訳ですね。結果的にフラれはしましたが、この経験はこれからの彼女にとって大きな糧になるでしょう。
 そして、綾瀬のこのマンガの中での物語がこれで終了したことで、残るは美鳥だけということに。なんかもう彼女の中では結論は出ているみたいなので、後はその決着を見守るのみであります。

 にしても、「美鳥の日々」がここまでキッチリしたラブコメになるなんて、連載当初は想像もできませんでした。てっきり「葵DESTRUCTION!!」の流れを組むヤバいマンガになるものだとばっかり(失礼)。お見逸れしました。

3. 急展開するモンキーターン

 そんな感じでついにラブコメの決着にまでこぎ着けた「美鳥」とは対照的に、今まさにラブの炎が燃え上がりつつあるのが「モンキーターン」。「好きよ!」「好きだ!」って、そんな「ダンガードA」の歌詞みたいな勢いでいきなり好きとか何とか言ってしまって大丈夫なんですか波多野君!
 波多野の幼なじみで気分はもう本妻の澄や、青島さんの前カレの洞口は、果たしてこのフライング気味な二人の告白劇を知った時にどう動くのか! うわーい面白くなって来たなあ! もしオレが編集者だったら、「恋の第一マークに突入! トップで抜け出すのは誰だ!」とか、そういうベタな煽り文句をベタベタ貼って盛り上げるね!(だいなしです)

4. 急展開するからくりサーカス

 「それが怖いと思われるなら、皆様、15秒差し上げます。
  どうぞ、退場なさってくださいまし

 地獄開始!

 緊張感を極限まで引き延ばした上で、ゾナハ病に侵された百合さんのアップを見開きでドーンと持って来る演出センスは流石です。藤田先生絶好調です。怖いけど楽しみだ。

 参考:デウス・エクス・マキナ(はてなキーワード)

5. 急展開するかってに改蔵

 「からくりサーカス」に登場した「デウス・エクス・マキナ」とは、演劇用語で物語に突然の終末をもたらす機械仕掛けの神のことでありますが、このマンガもなんか「からくり」の余波か何かの影響で、いきなり終末的な展開に突入。
 何故いきなり沼なのか。いきなり頻繁に登場し出した「なかった事に」というキーワードには何の意味があるのか。いきなり登場した秀才塾の目的とは? 『あの扉の向こうにあるもの』とは何なのか?

 このいきなり感あふれる急展開は、往年の「南国アイス」の最終回を思い起こさせます。やっぱり終わってしまうのか。
 というか、この人のマンガって結局みんなこうなのな!

Posted at 00:00 | WriteBacks (2) in マンガ::週刊少年サンデー
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なかった事に。1

知らぬが仏の反対って何ですか? 凄い鬼迫。煌めく鬼謀に溢れたサンデー。
単行本派がうっかり雑誌の中身を見ちゃった防止の為の表紙と巻頭カラー!!素晴らしいぜ!
絶チル発表に合わせ、からくり絶読を始めました。だから懺悔鬼なぞ知りません。
しかし…間に合ったのでしょうか?本当は、本当は「遺言」から読みたくなかった、誘惑に負けた。掲示板も危険。結界を張るより解くほうが難しいコメントのように、導かれた知の魅汁を知らないでいる方が難しい。
これから雑誌とどう向き合うべきか。ホッチキスで袋とじ、紙が傷つく。前後に広告ページは…無理。厚紙でも挟もうか…、合併号カラー。鬼や…アンタ鬼や!
(からくりファンブックのネタばれ…サンデーは私に何を科そうとしているのか。)

改蔵28巻1話に300回記念カラーが来ない、1話ずれてしまいガックリです(読前)。(毒後)残り2話、絶読開始。灰原哀お初以来の近年稀な見事な不意打ちっぷり。不意打ち例:背景だと思っていた竹やぶが(ユリの)手に取り主人公(勝)に突き刺さる。

愛する○○へ「トワエ・モワの誰もいない海っぽい歌」(敬称を省く)
椎名はもう秋 誰もいない羽美 苦しい顔して 人形がゆきすぎても
わたしは忘れない ○○に約束したから
つらくても つらくても 死にはしないと (急展開作者5番まで)

ルルル~間奏、「歌誌の解説」
スピンに結界師4巻も秋頃なのでしょうか。(BF3巻も9月でした。)蝶サイコーな表現がゆきすぎても、金平さんに比べたら…。久米田先生の夢がやぶれても、面影を残し帰らなくても。なんかコナンみたい。(義理で)澄に、貴子に忘れないから。
そして秋には「冬が来る前に」を歌い。まだなら「冬の終わり」を聞くのだろう。
たとえばこんなダメ・ソングに、チャゲ&アスカの「群れ」とか。*シルベストリにも是非。

Posted by 金の煙 at 2004/07/19 (Mon) 23:59:02

March of the Machines

 「からくりファンブック」は、結局買っても全部読む気力がなさそうなので買ってません。生ける根性なし。
 私も機械になりたいです。フェイスレスを女にモテなくするためだけに永遠に回り続ける、地獄の機械になりたい。

 そして、唯一生き残ったサーカス団の面々に容赦なく立ちはだかる奇怪なオートマータ達の姿は、「ベルセルク」で鷹の団を無惨に全滅させた『触』の魔物達と重なり、何だか鬱に。おふくろの乗るロバのしっぽにかけて、己が神となるためにただ一言「捧げる」と言ったのは誰だ! というか、おふくろって誰!

 「絶チル」が始まる8/25まで「からくり」絶ちとは、すげえ荒行だと思いました。
 何があなたをそうさせるのですか? 終末をもたらす機械の神への信仰? それとも、スク水少女への恐怖?

Posted by fukazawa, C-WWW at 2004/08/04 (Wed) 00:57:00
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