2005/01/14

■「MAR」アニメ化!マジっスか!記念・サンデー7号感想

  1. 黒木助教授(ワイルドライフ)
  2. 雪村時音(結界師)
  3. 菅原鈴緒(都立あおい坂高校野球部)
  4. 天野恵(こわしや我聞)
  5. 白瀬エリカ(道士郎でござる)
  6. 番外. 今週の東遊記

1. 黒木助教授(ワイルドライフ)

 性格が悪そうで、根性も歪んでいそうで、その上普段から黒い下着を着けて生活してそうな眼鏡女子が出て来たので、私としては今週の「ワイルドライフ」に注目せざるを得ません。

 最近の「ワイルドライフ」の傾向からして、彼女も多分来週辺りで下着姿になってる姿を鉄生に偶然目撃される展開に巻き込まれるのは必至な様相だと思われますが、でもなんか彼女の場合は、仮に黒い下着姿を見られても全く動じずに相手を鼻でせせら笑いながら軽くあしらう態度に出そうで、逆に怖いです。彼女は、これまでこのマンガにはあまり出てこなかったタイプの女性キャラなのではないかと思われます。
 また、陰謀好きな平波学部長から重用されているところから推測するに、彼女は局内の政治力にも長けていることが予想されます。きっと彼女は内心では平波学部長を心底馬鹿にしており、いつか部長を追い越してこの病院を乗っ取ってやろうという野望に燃えているに違いない! と見ました(勝手に)。

 自分の野望のためなら何でも利用しようとする典型的な堅物眼鏡女子の彼女を、一途な鉄生がどうやって籠絡するのか。あの黒木女史が鉄生に裸を見られて頬を染めてしまうコテコテな展開に至ることは、果たして可能なのか否か? 眼鏡キャラファンとしては、そういう観点から注目していきたいと思いました。
 勿論、「ワイルドライフ」というマンガは本来そういうマンガじゃないことは、重々承知しております。

2. 雪村時音(結界師)

 「なめんじゃないわよ」と言った直後に、男の側頭部に結界をぶつける時音さんがステキな今週の「結界師」。
 側頭部にいきなりあんな固いモノをぶつけたりしたら、普通の人間は間違いなく死にます。結界師としての己のプライドを傷つけられた今回の彼女は、まったく容赦がありません。これで彼女に惚れなきゃ男じゃないね! というくらい、今週の時音は輝いていると思いました。

 また、志々尾は今回「傍観者」の立場を貫いているのでこの戦いには介入しなそうな雰囲気ですし、肝心の良守に至っては普段じゃ見られない時音のアダルトな一面を目の当たりにした結果完全に中学二年生モードに入っているので、介入どころではありません。
 つまり、怒りに燃えた時音を止める者はもはや誰もいないのであり、次週は時音が妖怪・脳男(および、操られた隣の高校のイケメン男子)を思う存分虐殺する凄惨な展開が繰り広げられることは、もはや不可避の有様。時音残酷ショーの幕開けです。

 来週のサンデーが楽しみです。

3. 菅原鈴緒(都立あおい坂高校野球部)

 「感動! 劇的! ああっ! 最っっ高!
 かつての教え子が憧れの甲子園で大活躍するのを目の当たりにして全身で嬉しさを表現する鈴緒姉さんが、ンもう可愛くて可愛くてたまりません!
 も、萌えー!(頭悪い感想)

 「この人を勝たせるために野球をやるんだ!」と意気込む主人公達と、「自分が勝利を得るために野球をやるんだ!」と決意を新たにする強力なライバル。極めて判りやすく、かつ燃える対立構造です。「リベロ革命!!」も「鳳ボンバー」もそうでしたが、こういった判りやすくて燃える物語を描かせると、田中モトユキ先生はホントに上手いなあと思います。
 後は、この構造をどこまで突き詰めることができるかが勝負でしょう。バカ・ハデ・オトコの三拍子揃った、男臭い展開を期待しております。あと、姉萌え要素も期待。

4. 天野恵(こわしや我聞)

 そんな感じで、最っっ高に萌え萌えな姉萌えキャラ・鈴ねえを擁してサンデーの萌えマンガ戦線に「あおい坂」が乗り込んで来た訳ですが、この緊急事態に対して「そう簡単にはサンデー随一のキャラ萌えマンガの座は渡さねえ! 本気になったオレの力を見せてやる!」と、「こわしや我聞」の藤木俊先生が大発憤。「メイド喫茶」という最強最期最大のなりふり構わぬネタを繰り出し、本格的な勝負モードに突入してしまいました。
 「こわしや我聞」とは、「仙術」という特殊な格闘術を武器に人知れず悪と戦う、「こわしや」と呼ばれる者達の活躍を描いたアクションコミックなのである! なんて建前なんか、もうどうでもいい! 國生さんのメイド姿で、サンデー読んでる萌え野郎共を一撃で萌え狂わせてやるぜガハハハハ! ガハハハハ! ガーハハハハ!  なんておかしなノリでテンションを上げまくっている、作者や編集者達の様子が目に浮かぶようです(妄想)。

 にしても、今週は特に卓球部女子筆頭・天野恵が良いですね。「卓球部がいきなり文化祭でメイド喫茶を!」なんて無茶な展開をも説得力を持たせることが可能な統率力を持った、ステキなキャラだと思います。
 彼女を中心に卓球部のメンバーを大暴れさせるような学園コメディマンガを作ることができれば、「スクールランブル」みたいな形にすることだって可能だと思いますよ! ますます「こわしや」とは関係ない世界に突入してしまいますが!

 あと、今週出てきた「ジークピンポン!」というフレーズは、今頃全国の中学校や高校の卓球部の間で大流行しているに違いないと思った。

5. 白瀬エリカ(道士郎でござる)

 道士郎団(仮称)の中で一番謎が多そうな、白瀬エリカの正体がいよいよ明らかに! みたいな雰囲気になって来た今週の「道士郎でござる」。不良女子相手に繰り出したボディブロー+足払いのコンボ攻撃もグルービーですが、何よりもナイフを手の平に突き刺しながら押し戻すシーンの迫力は圧巻モノでした。彼女が修羅の道を歩んでいる者であるということを、説得力ある描写で表現できていると思います。

 あと、今週は「バカ子」呼ばわりされてる美世里に人気が出そうだなとか思いました。
 バカ子×エリタンとかどうか(と言われても)。

番外. 今週の東遊記

 「このチンカスヤロー!
 「来い! アバズレ!

 今週の「東遊記」は、身も蓋もないくらいヤバい罵倒の応酬が熱かったです。
 ていうかアバズレて。いいのか。

 イチゾーが急成長し、神を殺すことを決意してからの「東遊記」は、何かちょっと妙な面白さが出てきていると思います。
 例えるなら、「一番湯のカナタ」でリョウが子供になってからの面白さに通じるものが(不吉)。

※私信:私宛にメール出して下さってる皆さん、返事出せなくてすみません。
 読んではいますので、お返事はもうしばらくお待ち下さい

Posted at 00:00 | WriteBacks (2) in マンガ::週刊少年サンデー
WriteBacks

 東遊記のアレは「みかみ」さんに盛られた毒薬のせいで子供にされていたイチゾー君が本来の姿に戻ったものだと解釈していますがいかがでしょうか。つまりこれから本領発揮であると。イヤ別に期待はしてないんだけど(オイ)

 あと、脳男(八王子)君の、健全な男子が聞いたら絶対誤解するような断末魔の叫びはマズいだろうとか思いました(そっちか)

Posted by T’s at 2005/01/14 (Fri) 21:42:41

今更ですが

 今週(11号)の「東遊記」はついに主人公もオプションの魚も全く出てきませんでしたが、むしろ話としてはそっちの方が普通に面白かったりするところが何というか。アバズレチンカスコンビの大冒険を期待します。
 というかこの人、変なクリーチャーばかりじゃなくて、もっと女性キャラを描くべきだと思った。

Posted by fukazawa at 2005/02/10 (Thu) 08:14:00
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