2006/07/07

■「ケンイチ」アニメ化おめでとう記念・サンデー31号感想

金色のガッシュ

 私がこれまでの人生の中で最も恰好良いと思っているキャラクターの再登場シーンは、「ロード・オブ・ザ・リング」第二部の終盤においてガンダルフが白馬に乗って朝日をバックを現れるところなのですが、今回の「ガッシュ」における清麿の再登場シーンはそれに匹敵する格好良さだと思いました。

 足の裏の皮が剥がれるくらいの勢いでゼオンの部屋までダッシュして来たにも関わらず、部屋に入る時には腕を組んで仁王立ちしながら颯爽と登場する清麿からは、早くも王者の風格のようなものが漂っています。私なんか、サンデーを読みながら「できておる。できておる喃」と思わずつぶやいてしまった程です。
 そして更に、ゼオンを前にして文字通りの「鬼」と化した清麿の迫力といったらもう、明らかにやりすぎの領域に突入しています。鬼というより、むしろ魔神と称した方が相応しい迫力です。雷句先生の過剰なまでの意気込みを感じます。

 死線をさ迷って曖昧な状態であった清麿は、今まさに魔神に変化を遂げた! 魔神の脳裏に浮かぶは、鮮明なる勝利の幻! 正気にては大業ならず! 魔界の王はシグルイなり! 「金色のガッシュ」戦慄の次号、刮目して待て!(なんか途中からシグルイが混ざった)

ハヤテのごとく

 92ページ2コマ目におけるマリアさんの動揺の原因は、「恋人が欲しいというより恋がしたい」の部分でしょうか、それとも「年寄りのあせり」の方でしょうか。私は後半の方だと思います。何故なら、その方がマリアさん実年齢偽証疑惑が盛り上がって面白いからです(ヒドい)。

 ヘビーギャルゲーマーを「2次元ジゴロ」呼ばわりする行為を、今後小学館は積極的に流行させるべきだと思った。

結界師

 『邪煉は、人の心を食らう!

 こういう相手の場合、熱血少年の良守よりは、「あそこじゃ一番優しくないのよ」と自称するクールビューティーな時音の方が適していますし、何より最近時音さんは出番が少ないのでちょうど良いフォローになるのではないか? と思うのですが、でもここ最近の『結界師』は良守の成長に主眼を絞って来ているので、まずは良守が真正面からぶつかる展開になりそう。
 時音さんは、今回もまた「幼なじみの男の子をじっと見守るお姉さん」役に徹することが要求されるのでしょうか。耐えろ正ヒロイン。

RANGEMAN

 最後のページで特殊な体位をしたまま錬児君が気絶しているコマを見て、やはりこのマンガは主人公の錬児君の全裸姿こそが最大の魅力であると確信しました。トキメキッシュ!(少年の全裸に)

犬夜叉

 奈落の力の前に倒れた桔梗の最期の願いとは、かごめに『これまで自分が連れ歩いていた琥珀を連れて歩いて欲しい』と頼むことであった! という、連れ歩きファンにとって思いも寄らない方向に物語が進み始めた今回の「犬夜叉」。
 琥珀と相対したことでその動向が注目されていた連れ歩き道のベテラン・殺生丸さまですら琥珀をリリースしてしまった今、琥珀を連れ回すことができるのはもはやかごめの他にはありえない状況になって来ました。

 言われてみれば、かごめは犬夜叉を連れ回しこなしていることからも判るように、連れ回しの素質を十分に持ち合わせているように思えます。琥珀を連れ回して彼を汚されないようにすることが奈落に対抗する唯一の手段となってしまった今、かごめは桔梗から受け継がれた琥珀という名の光の絆を守る責務を全うすることができるのか。
 そして桔梗がそうであったように、かごめもまた琥珀が放つけなげ・はかなげ・いたいけオーラにヤられてメロメロの萌え萌えになってしまうのか? 連れ歩きファンとしては、ますますこれからの展開に目が離せなくなって来ました(なんだこの文章)。

MAR

 ヤマカムさんも触れていましたが、39号から続編が始まると予告が打たれているにも関わらず、目次のコメントでは「応援してくれた方、ありがとうございました。さようなら。」と今生の別れを述べているのが、大変に気になります。大丈夫ですか安西先生。いやもうマジで心配です。

あいこら

 渋沢君が目隠しプレイ好きなのは何となく理解できるのですが、でも女の子の鼻をフックで引っかけないと燃えないタイプだったとは知りませんでした。この若さにしてここまでマニアックだと、大人になった時に困る気がします。彼の将来が心配です(まちがい)。
 あと新キャラの梅香ちゃんは、ちっちゃくておでこが広くてとってもカワイイ上、その渋沢と互角に漫才をやりあえるだけのボケの素質を持っているのが凄いです。かなりの高スペックが期待できるキャラですよ彼女。天は彼女に二物を与えた! 二物とは勿論、「カワイイ容姿」と「変態への耐性」のことだ!(まちがい)

武心

 まゆたんの太股の締め付けに思わず昇天!(要約)

 真弓を媒体に、本気で万乗先生は神をマンガの中に降ろそうとしているに違いないと確信致しました。マンガの神はパンツではなく、貧乳女子の胸に捲いたサラシにこそ宿る、という強い信念を感じます! 突き抜けろ万乗先生!(突き抜けるの?)

※絶チルの感想は、後日時間ができたら書きます

Posted at 00:03 | WriteBacks (2) in マンガ::週刊少年サンデー
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清麿

 これはかな貴重な体験です!
 僕がサンデーを買い始めたのは去年の33号。言わずもがな『絶チル』開始から。当然、他の漫画を読み始めたのもこの号から。つまり、僕が初めて『ガッシュ』を読んだ時には清麿は死んでた(仮)んですね。だから清麿がどんなキャラクターなのかほとんど判らない状態でした。 そしてようやく復活して…あの顔!! ガッシュも驚いているので「普段はあんな人じゃない」と判るのですが…、僕個人には「今テレビつけたら誰やねん!?」状態でした! これはなかなか出来ないすんげー貴重な体験だと思うのでかなり嬉しいです!

 『ガッシュ』は油断して読むと、時には構えて読んでも泣けてしまうほど、素敵な漫画だと思ってます。

Posted by peace 25 at 2006/07/09 (Sun) 00:20:47

人は変われる。変わる意志さえあれば。

 清麿は、どっちかというとクールなキャラクターで、ピンチを頭脳で乗り越えるタイプでした(過去形)。
 あの魔神モードな表情は、元々は「起こっている清麿」を表現するためのギャグとして使われていたものだったので、ああいうシリアスなシーンでいきなり出てきたことに読者はみんな衝撃を受けてしまったという訳です。

 個人的には、連載開始当時の性格がひねくれて部屋にひきこもっていた清麿が好きだったのになあ(ダメ)。

Posted by Fukazawa at 2006/07/22 (Sat) 15:58:35
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