2006/11/05

■「アルバトロス」のユウキ母の可愛さはもはや異常の域(サンデー48号感想)

ダレン・シャン

 町内の図書館の書籍検索システムで「ダレン・シャン」全12巻のあらすじを読み、そのスケールの壮大さっぷりに驚愕している私ですがこんにちは。
 どのくらい壮大なスケールなのかと言えば、もしサンデー連載版「ダレン・シャン」が今のエピソードで終了してしまったとしたら、「俺達の戦いは始まったばかりだ!」という言葉を最期に10週で連載が打ち切られた週刊少年ジャンプのマンガの新人作家が脳内に抱いていた壮大な構想に匹敵するくらいの壮大さですよ(判りません)。
 というか、今やってるエピソードって、原作で言えばまだ2巻目みたいです。先が長い。

 「ダレン・シャン」が斯様に壮大な作品である以上、今回あっけなくダレンに撃退された環境戦士RVなどは、所詮は小物に過ぎないということだったみたいです。「人間がウルフマンのエサなら、人間が殺されても仕方がない!」とか言っておきながら、いざ自分が人間以上の存在であるダレンに殺されそうになると「寄るな化け物!」と言い出す偽善者っぷり。まさに小物。動物のためなら死ねるんじゃなかったのか!(RVは言ってません)
 それに比べると、サムは大物というか、自分のわがままが簡単に通ると思い込んでいる子供は無知であるが故に強いんだなあ、と思ってしまいます。ちょっと前まではダレンも同じことやってたかと思うと尚更です。

 あと、「人間なんかに僕たちの気持ちがわかるもんか!」っていうダレンの台詞は、今週の「絶対可憐チルドレン」における薫の「皆本はノーマルだからそんなことが言えるんだ!」にも通じている部分があると感じました。人とは異なる才能を持ってしまった超人が必ず抱える苦悩を、シチュエーションは異なりますがどちらも描いているように思えます。
 超人モノなら必ず直面するこの問題をどうやって乗り越えるのかに注目。でも、なんか「ダレン」の方は悲劇しか待っていない気がしますが。

結界師

 「まだいけます。今、背負ってるものの大きさ刻みつけましたから
 時音が囚われていると知った時は焦って拙攻に走ってしまっていた正守が、学校の外に広がる街を見て急に落ち着きを取り戻すシーンが印象的でした。オレが主人公だ! みたいな気概を感じます。さすがアニメになった作品の主人公はやる気が違う!
 オレが羽鳥さんなら、今頃は良守に惚れてるね! っていうか、例え奥久尼でも惚れる!(言い過ぎ)

ハヤテのごとく

 「GS美神極楽大作戦!!」でマリアが美神の下で働くことになり、マリアのあまりの有能さに嫉妬した横島が「機械がオラ達から仕事を奪うー!」とラッダイト運動的な泣き言を言い出すエピソードを思い出しました(ファンサイト要素)。

 「ハヤテ」のマリアさんは、このメカハヤテと結婚したらどうかと思った。

GOLDEN AGE

 「今回は白河の『魔法』はたしかになかったはず…こいつ…ただの策士ではないのか…
  計り知れない…!

 何を考えているのか判らない時の唯は、何も考えていない事の方が多いのではないか? と思いました。というか、この子は絶対深いことは何も考えてないね!(決めつけ)
 周囲が勝手に「何だか判らないけどとにかく凄そうだ!」と思うことそのものが、唯君のマジックなのかも知れません。

あいこら

 ラーブ! アーンド! コラージュ!(タイトル再確認)

 「フェチ修行のため連載をお休みします」という前代未聞の理由で連載を休んだ井上先生が、休載開けで始めた新展開がハチベエと桜子のラブラブ展開だったということで、読者の間で多少の動揺が広がっているように思えます。「もうすぐこのマンガは終わるのではないか?」という悲観的な意見も、ちらほら見受けられます。

 確かに、普通のラブコメマンガであれば「主人公がメインヒロインに告白して相思相愛に!」という展開はそのままラストになだれ込むのが常道なのですが、しかしこれは普通のラブコメマンガではなく、異常なフェチマンガであるところの「あいこら」なのです。しかも作者は、変態漫画家の第一人者の井上和郎先生。井上先生のマンガがこのまま素直かつ常道な路線でラブコメ一直線となるかと申さば、これは否! 断じて否! と申し上げるしかないのであります。むしろ、今回の展開で桜子が完全無欠なツンデレキャラと化したことで、更にフェチ的な要素に拍車がかかる可能性もあります。
 また、例え桜子がハチベエと相思相愛関係であろうとも、ハチベエを巡るパーツ女子達の戦いは終わった訳でも何でもなく、逆に「しかし! これは敗北を意味するのか?! 否! これは始まりなのだ!」という展開になるのは間違いありません。更に、桜子には過去に恋愛関係で友人とトラブルになっていじめられたというトラウマを抱えているので、それを乗り越えなければならないという障害もあります。それより何より、あのハチベエにマトモな恋愛ができるのかという大問題が(略)。

 前作「美鳥の日々」においても、セイジと(右手状態の)美鳥が相思相愛状態になってから「本当にこのままの関係で良いの?」と二人に問いかけるエピソードを通して二人が普通の男女の関係を築く決心をするまでを描いたりするなど、井上先生はそういう系統のストーリーを作る能力にも長けていることも忘れてはなりません。井上先生はただの変態漫画家ではなく、愛を描ける変態漫画家なのです。フェチとラブを等しく描ける天才的な変態漫画家・井上先生が描く今後の展開に期待したいですね!

 とか書いていきなり連載が終わったらやだなあ(だいなし)。

目次の質問
  • モリタイシ先生の答「言いにくいレベルの二次元のキャラなので言えません
  • 畑健二郎先生の答「ゴザ16世皇帝陛下

 二次元への愛における器の大きさで、畑先生の勝ち。

Posted at 00:03 | WriteBacks (2) in マンガ::週刊少年サンデー
WriteBacks

> 言いにくいレベルの

> 言いにくいレベルの
というからには、
モリタイシ先生のあれはエロゲーとかの類だったんじゃないかと…。

Posted by Lefty at 2006/11/05 (Sun) 17:36:03

よほどのアレなゲームでない限り、エロゲーのヒロインよりも「ゴザ16世」と正直に公言する方が恥ずかしいと思います。
っていうか、エロゲのヒロインが好きでもいいじゃん! 人間正直に生きよう!(激昂)

この回の回答は、椎名先生をはじめ二次元キャラを上げる先生が結構いて面白かったです。
やはり、漫画家になるには二次元女子に夢中にならないといかんということでしょうか。

Posted by Fukazawa at 2006/11/23 (Thu) 18:43:01
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