サンデー超増刊買った人?(挨拶)
我々一般読者からは預かり知れない理由により、一時休刊を余儀なくされたサンデー超増刊。
その超増刊のリニューアル版がゴールデンウィーク直前に発売されていた訳ですが、皆様方の中で「超増刊を読んだ
」、あるいは「超増刊を売っているところを見かけた
」という方は、いったいどのくらいおられるのでしょうか。
私の場合、ついこの間まで超増刊を売っているところを見たことがありませんでした。勿論発売していることは知っていましたし、もし見かけたら軽く読んでみようかなー、くらいのことは思っていたのですが、GW中に近所のコンビニや本屋で超増刊を見かけることはありませんでした。
まぁ、見かけなくなった最も大きな理由は、これまで確実に超増刊を置いていた近所のローソンが潰れてしまったことなんですが、それにしても他のコンビニなどでも全くその姿を見かけないのは、いったいどうしたことなのか。IRCでも「ゲーマーズ以外で置いてあるの見たことない
」とかいう証言が出て来る程なので、ウチの近所特有の現象でもない模様。元々そんなに売れていない雑誌なのは知っていましたが、まさかここまで落ちぶれるだなんて!(←言い過ぎ)
それに、ライバルの赤マルジャンプは、普通に置いてあるのにな! うわーい「ごっちゃんです!」完結編は本当に面白いなぁ! やっぱりごっちゃんは大物になる器だったんだよ!(話が逸れてます)
そんな感じだったので「手に入らないなら仕方ないか」程度に軽く諦めていたんですけど、しかしIRCで
「超増刊に載っている『美鳥』の外伝では、
」
カマキリ夫人と本屋ちゃんモドキがおっぱいをさらけ出しているシーンがある
との情報を入手して、俄然やる気に(バカ)。
色々と探し回った結果、通勤経路の駅近くの小さな本屋でたった一冊だけ残っていた超増刊を入手することに成功しました。情報通り、ちゃんとカマキリ夫人と本屋ちゃんモドキの百合カップルが揃って脱がされてるシーンが載ってましたよ。大満足(バカ)。
元々超増刊は入手困難な雑誌なのですが、ここまで苦労したのは初めてです。もしかしたら、似たような時期に発売された「百合姉妹」よりも出回りが悪いのではないか? と思いました。実際、超増刊はなくても「百合姉妹」は置いてあった、なんて本屋もありましたしねー。
時代はやっぱり百合なのか。ストロベリーシェイクさいこう。紺野キタさいこう(←読んでます)。
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それで今回の超増刊ですが、今回面白いと思えたマンガを挙げるとなると
ということになるのかな、と思いました。
なんとなくですが、全体的に「読後にカタルシスを与えるため、物語の途中で読者に過度のストレスを与える」手法に頼った作品(オレ内部での通称:ダンドーメソッド)が多い印象を受けました。ストレスを与えることで読者の感情を意図的に揺さぶる手法は確かに有効なテクニックですが、でも何だか読んでいるうちに「何故オレは、マンガを読むだけのためにこんな辛い思いをしないといけないのか?
」と自問したくなって来る気分に(実話)。
正直、感情をむやみに揺さぶる系統のお話は苦手なんですよ。こわいのとかなしいのといかりをおぼえるのは現実社会だけで十分なのですよ。ブルブル。
その中でも、超増刊リニューアルの最大の目玉作品であろう「あやかし堂のホウライ」は、モロにそういう系統のマンガだったのが印象的でした。
藤田和日郎テイストの力強いタッチの絵柄で、主人公の少女・アヤカの生き地獄っぷりを延々と描写する、ドメスティックバイオレンスかつサイキックホラーな展開の数々に心底驚愕。世界一不幸な美少女の栄冠は、「おジャ魔女どれみ」のどれみじゃなくて、「ホウライ」のアヤカに授けるべきだと思いました。
いきなり主人公を不幸のズンドコに落とし込むだなんて、作者の金田達也先生は絶対本気だよ!
第一話からこの調子だとすると、この先どうなって行くのか。
これはそういう意味でも注目するべき作品なのではないか、と思いました。
来週は貴子でボンバイエ!ボンバイエ!!叫ばずにはいられるか!
ついに月間藤田ならぬ増刊藤田(目玉は雷句先生だけど)が半実現したー!!
と大手を振って叫びたいのです。
アンケートにサンデー本誌で連載してほしい作品を…とあったのですが、BFが…椎名がアワワワワーだし困ります。
頭がすーぅと軽くなる?「あたま」のような漫画は貴重かも。ここで面白いと挙がっていて感性的に救われました。バトルでないお話は(あくまで興味として)刺激を保つの大変だろうけど、未来に楽しみ。
あと趣味で「ホウライ」と選んでポストへ。アヤカが魅せる母の瞳に惚れました。
自分が読み続けたくなる新しい人の漫画のポイントってどこに気をつけたらええんですやろ?(八木家の伊藤四郎っぽく)
「あたま」はちゃんと面白さが判る人が誉めてあげないといけないマンガだと思います。そうじゃないとただの地味なマンガで終わってしまいそうで。
こういう作品を入選させるところを見る限りでは、多様な作品を評価できる眼をサンデーはまだちゃんと持っているんだな、と思えてきます。絶望するのはまだ早い。
なお、新人作家の作品に接する時は、自分が担当編集者になった気分で作品を読み、読了後おもむろに「君ィ、この作品はちょっとこの部分がね…」と横柄な口調で作品の問題点を指摘する、『バーチャル編集者ごっこ』をやると結構面白いですよ!(一人で)
オススメ!
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