2007/01/10

■ここは椎名高志先生のファンサイトです(2+3号~6号絶チル感想)

(07/01/13追記)

絶対可憐チルドレン

 ギャー!(挨拶)
 今日はもうサンデーの発売日じゃん! 二回分の「絶チル」の感想は後でゆっくり書こうと思っていたら、ゆっくりし過ぎたよ!

 みたいな状況なので、ここ最近の感想なんかについて、逐次思いついたことを書いて行きます。随時更新予定。

原作原理主義

原作の絵以外はパチモン扱いの原作原理主義者だったっつーか。「アニメ~? ふふ~ん?」みたいな。「まああれはあれで悪くはないけど、原作に忠実とは言えないよね~~~? ほほ~ん?」みたいな。あの頃のワタシを殴りたい。

Webサンデーまんが家BACKSTAGE 06/12/27より

 これ、自分にとっては「GS美神」がまさにソレです。アニメ版なんか、まさに「アニメ~? ふふ~ん?」みたいな位置付けです。いやだってアニメ版は違うし! 色々とな! 例えば「幽霊潜水艦を追え!」の回では、出てくるのが貝枝と鱶町(「沈黙の艦隊」の海江田と深町のパロディ)じゃなくて野村と長島になっているのが違う! 許せない! 名前が海江田と深町でないと、潜水艦をネタにしたパロディの意味がないじゃん! 「沈艦」と「美神」は出版社が違うという事情は判るけど、でも権利関係なんか知らNEEEE! これだからアニメは! みたいな事を吼えていたあの頃ですよ。

 また「美神」のアニメ版からは、マンガとアニメは制作過程から何から何まで全くの別物であることを学びました。アニメ版の不出来の文句を椎名先生に対して言ってるNifty-Serveのアニメフォーラムの書き込みを読んで、「彼はマンガとアニメは別物だって知らないのかな? プ」みたいな優越感に浸ったりしてました。あの頃の若かった自分が懐かしいです。

 でも当時の自分が今隣にいたら、間違いなくぶん殴ってると思いますけどね! だってこいつ態度ムカつく!(最悪)

前々回

 まず前々回(サンデー2+3号)の話。コナンサンタの号です。メリークリスマス!

 この回で印象的だったのは、タケシ君に超能力があることが判った時のジャイアンモドキとのび太モドキの態度の変わり方。普段はジャイアンモドキにいじめられているのび太モドキでさえ、エスパーの力で彼らの中の秩序が乱されることを恐れてジャイアンモドキを庇う行動に出たというのが、如何にノーマルにとってエスパーの存在が驚異であるのかを端的に表現していたと思います。
 つまりは、タケシ君のパパの本が言うところの「社会の混乱をもたらすエスパーの象徴」に、タケシ君がなっちゃった回ですね。「力」を持つと増長しちゃうのはノーマルだろうが何だろうが人間なんだからみんな一緒ということでしょうか(「子供が超能力を持って最初にやること」に対して「部屋の模様替え」を連想する皆本以外は)。

 あと、この回のタケシ君の調子に乗りすぎっぷりは、「GS美神」の「サイキックパワー売ります!」の回の横島君を彷彿とさせます。横島の頭の作りは小学校三年生並だということなのか。

前回

 前回(サンデー4+5号)の話。昨年の最終号です。よいお年を!
 年賀状プレゼントの締め切りは17日なので忘れずに!

 この回ですが、ここの感想掲示板における『「なあ・・・最近の「絶対可憐チルドレン」の薫って、なんか可愛くね?」』の問いかけに激しく同意。この回における薫のかわいさは異常。中高生でなくても悶々とするね! 
 攻撃をかわして急接近→人差し指を立ててお説教コンボを食らったタケシ君なんか、小学校三年生の分際で赤面してますよ! 思春期前なのに女を意識! 脱がせたらまだこどもちんこの年なのに!(ちんこ言うな)

 紫穂くらいの精神的成熟度なら、自分がかわいいことを意識してあえてこういう振る舞いをすることもあるのかも知れませんけど、薫の場合は至って無意識というか(絶対可憐な変身シーンの間抜けさからも判るように)天然でやっているので、なおタチが悪いというか。これも「女王」の素質の一つなのでしょうか。

今回

 明けて今回(サンデー6号)。あけましておめでとう! おめでとうおめでとう!

 この回で「ギフトオブチルドレン」編が終了。エスパーの力は「神からの贈り物」であり、それがどんなものであれ愛するべきだという皆本の主張が、このエピソードのテーマだったと見て間違いなさそうです。
 コミックス1巻の作者のコメントにも書かれているように、このマンガにおける超能力は本人にはどうにもならない「個性」や「才能」のメタファーであり、それが例え(前回のトビラに書かれた「他人よりも高い能力を持つことは、辛いことや悲しいことの方が多い」のように)どんなに社会的にアレなものであろうとも、持って生まれた個性や能力は大事に育ててあげなければいかんよね、という「絶チル」のテーマを改めて思い出させる話でした。

 あと、このエピソードの初回からの焦点となっていた「反エスパーな主張をする社会学者のタケシ君の父親」ですが、息子がエスパーになった途端にいきなりエスパーの理解者に早変わり。こんな親バカ見たことないよ! 「GS美神」の唐巣神父を陰険にしたようなハードな見た目の割に、転ぶの早いなあ! みたいな感じ。
 当事者になってみて初めてエスパーも守らないといけない存在だったと気が付いた、と好意的に受け取るのが筋だと思うのですが、もの凄くひねくれて深読みすると「状況によって攻撃する対象を簡単に変える、移り気で気まぐれな一般大衆の姿」みたいなものも見えてくるような気がしました。普通の人々はおっかねえなあ!(素直に読め)

 また、今回チルドレンが装備するリミッターが大幅にバージョンアップ。「能力の抑制」ではなく「能力の増強」を重点に置いているということで、ついにコミックス1巻の薫の台詞『キミもチルドレンギアで強くなろう!』が本当に実現してしまったことになります。デザインも、初期のものと比べるとよく判りますが大幅に可愛らしさがアップしてます。特に葵と紫穂のが。
 バベルはバンダイと提携して商品化を模索しているに違いないと思いました。

 「ウチ、子供は2人がええなっ♥
 全国の葵のお父さんが許しませんよ!

アニメ化決定(脳内で)

今年はいいことがたくさんありますように。ってか、あるような気がする。いや、いいことをたくさん起こしましょう、一緒に。

なんでかって言うと、大人の事情によりコミックスの発売を急遽ひと月早めることになっちゃったんですね。

椎名百貨店 完成原稿速報 07/01/09より。傍線はfukazawaが追加

 椎名先生のこの匂うコメントや、前述のチルドレンギアのバージョンアップ、あと如何にもな変身シーンなんかから、「そろそろ絶チルがアニメ化するのではないか」みたいなネタをネットで見かけるようになりました。本職の声優の方が「兵部少佐をやりたい!」というエントリをブログにアップしているのを見かけた時にはちょっと感動。確かに、役者として兵部を演じてみたいという気持ちは激しくよく判ります。
 ちなみに、「絶チル」読んでる時の自分の脳内ヴォイスを分析してみると、朧さんは鶴ひろみの声っぽいです。あとマッスル大鎌はなんか千葉繁。サンデーの子供向けアニメ枠で放送されることを想定すると、「ガッシュ」では若本規夫と並んで切り札として大活躍した千葉繁は絶対どこかで起用されると見てますがどうか(と言われても)。

 でもまあ「絶チル」はアニメ化がどうこう以前に、まずはサンデーでの掲載位置をどうにかしないといけないんですけどね! みんなアンケートを出そう! 今年は自分も1通くらいは出そうと思います!(ひどい年初の目標)

Posted at 07:34 | WriteBacks (0) in マンガ::絶対可憐チルドレン
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