2007/09/23

■人形になってもパンチラを披露する葵の勇姿を僕たちはきっと忘れないサンデー42号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 そのうち、紫穂が長門みたいにデータベースからSQL言語で情報を引き出す描写が出てくるに違いない!(挨拶)

 で今週の「絶チル」ですが、紫穂と葵がオモチャにされちゃったの巻。特にフェルト人形にされちゃった葵の可愛らしさは度を超える萌え萌えっぷりであり、メーカーはんはチルドレンギアを商品化する前に葵人形を商品化するべきだと思ってしまうくらいでした。お腹を押すと「ひあっ!」と叫んで手足をジタバタする機能付きでひとつ。マジでどうでっかメーカーはん(何処)。

 勿論、ブロック人形化された挙げ句に左脚パーツが取れちゃって行動不能にされた紫穂も、かつて「ヤンマガUppers」に掲載された「ASTRO GIRL 脆腕伊号ちゃん」以来となる椎名先生のロボット美少女パーツ欠損フェチなるやっかいな性癖っぷりを堪能できるという意味において、とってもステキでした。そういや澪も割とカジュアルに自分や相手の四肢を取り外す技を持ってますし、椎名先生はやっぱりそういうのが好きに違いありません(決めつけ)。
 というか、ティム君はさすがオモチャマニアなだけあって見る目がありますね。将来はオモチャの商品開発をする職に就いたらどうだろう。そしてそこで葵の人形を(略)。

 とか言いながらも、今回のバトルはティム君があまりに強すぎるため、相当な大ピンチ状態です。何故彼があんなに強いのかと言うと、彼の能力は「オモチャ」に限定されているものの、逆にオモチャが絡んでさえいればどんな効果も自分で好きなように後付けで設定できるから、という強みがあるからではないかと思われます。「バリアがあるから効かない――と!」「これに当たるとお前もオモチャに変身する――と!」の「――と!」の部分が、如何にも今考えた設定感が出てます。
また、彼に相対するチルドレン達も「アニメに出てくるロボットの能力」をイメージできてしまうため、彼の「ボクの考えた最強ロボット」妄想に付き合ってしまい、結果的に彼の幻覚能力にやられてしまっているように思われます。よって今のティムが乗っているロボットは、おそらく「銃夢」に出てきた火星大王並の強さを持っているはず。「全長320m、重量80万8千トン(夢尺度)。特徴:無敵」のあれ並に無敵。

 なので、「薫のブースト能力で洗脳を解く」以外でティム君をどうにかしようと思うのであれば、ティム君の無敵ロボ妄想に引きずられない、一度もロボットアニメを観たことがない人物を持ってきて相対すればいいんじゃない? と思ったのですがどうだろう。
 例えば、幼少期から妙に頭が良かった皆本は、子供の頃はロボットアニメを「幼稚な番組」と決めつけて観ていなかったに違いないので(決めつけ)、皆本ならきっと何とかしてくれるはず! とか思いました。で、この更に事件でロボットの格好良さに目覚めてしまい、事件後にロボマニアになればより完璧ですね。歳取ってからこの手の趣味にハマると抜けられませんからね(何)。

 冗談はともかく、実際この局面をどう打開するつもりなんでしょうか。次回が楽しみです。

■ヒナギク炊き枕は、中のクッションも付いてこの値段ですか?(背面広告を読みながら)サンデー42号感想

金色のガッシュ!

 荒廃したロッキー山脈のど真ん中に一人で置き去りにされた恵の運命や如何に!(ミスリード)

 そして今回の最大の見所は、やはり満を持して登場したブラゴが、これまでとは比べものにならない圧倒的な攻撃力を発揮してクリアの首をパンチで曲げちゃうところなのですが、個人的にはブラゴよりもむしろシェリーが劇中で浮かべている鬼神の如き表情の方にグッと来ましたね。鉄球を仕込んだ杖で、赤ん坊のヴィノーをバリアの外から容赦なくぶん殴ってクリアへの指示を邪魔した時の冷酷な表情など、まさに鬼そのもの。魔物同士の戦いの趨勢は、パートナーの能力によって決定するのだ! と言わんばかりのアグレッシブさが満々です。
 今の状態でこんなだったら、もしもシェリーがかつての清麿の時のように完全鬼面体と化した場合、どんな残虐行為がクリアとヴィノーに対して行われることになるのか、もはや想像もできません。清麿のザケル連発を超える恐怖がヴィノーに迫る! 逃げてー! ヴィノー逃げてー!

 あと、クリアの完全体モードのクリーチャーっぷりというかキモさ具合を見て、「ドラゴンボール」の時代からの格闘マンガの命題である「如何にも人智を越えて強そうな肉体の表現」の難しさについて考えてしまいそうになりました。

ハヤテのごとく!

 商店街のランドマークに観覧車はありえNEEEE! と常識的な突っ込みをしそうになりましたけど、でも基本的にこの「ハヤテのごとく!」というマンガの世界はヒナギクとハヤテの二人にあらゆる艱難辛苦を与えるようにできているので、ヒナギクを困らせるためだけに地方の商店街に国内最大級の観覧車が造られてしまうのも致し方ないことなんだろうなー、と納得することにしました。ヒナギクに待ち受けるは大理不尽。

 そんな感じで、今週の「ハヤテ」は高所恐怖症なヒナギクが観覧車に乗るという拷問を受けつつも必死に強がって耐える一方、彼女が悶える姿を間近で観ている西沢さんが「強がるヒナギクさんはカワイイなあ」とニヤニヤしながら萌え萌えになる、という話であったと要約できます。
 西沢さんの前で言い訳できないレベルのあられもない醜態を演じてしまったヒナギクは、西沢さんに対してますます精神的に受けになってしまった訳であり、こんな精神下においてはもはや西沢さんに対して「ハヤテが好きだ」なんて告白する強気な行動に出るのは不可能ではないかと思われます。しかしこのままハヤテの件で引け目を感じているようでは、ヒナギクは(既にハヤテに対して告白済みの)西沢さんに対して精神的に対等な立場に立つこともできない訳で、つまりはヘタレキャラと化してしまうと言うことに。彼女のプライドはそれを決して許さないでしょう。どうするヒナギク! ヒナギクに待ち受けるは大理不尽!

 いやまあ「普段はしっかり者のヒナギクも、西沢さんの前でだけはヘタレに!」ってのも西沢×ヒナギク妄想を加速させる好材料になるので個人的には大歓迎なのですが(ダメ)。

マリと子犬の物語

 人間に取り残されて厳しい生存競争に晒されることになる犬、というシチュエーションは、私くらいの年代だと「南極物語」が思い出されます(オヤジ)。南極越冬隊に取り残された犬達が南極でサバイバルを繰り広げるという話です。
 で、藤子F不二雄先生の短編マンガの中には、この「南極物語」をパロディ化した作品があります(タイトルは失念)。それは「南極物語」を南極に住む動物たちの立場から見るとどうなるか? という内容で、端的に言えば「南極で平和に暮らしていた動物達に、凶暴な餓えた犬が襲いかかる! 南極で延々と繰り広げられる大虐殺の恐怖!」という話でした。人間の立場から見ると「人と犬との絆」を描いた美しい感動の物語も、その物語に巻き込まれた側から見れば「絆だか何だか知らないが、オレたちゃ迷惑だ! どっか余所でやれ! 余所で!」になってしまうという、皮肉混じりのブラックユーモアが光る話だったと記憶してます。

 つまり何が言いたいのかというと、犬のマリ達の食事シーンでは人間の残した食料しか食べてないので、その辺ちょっと動物同士のサバイバル感が出てなくて勿体ないなあと思いました(ヒドイ感想)。

イフリート

 ユウがニナミのおっぱいを見て奮起! 「ニナミを護る」という使命に目覚めたユウが、ついに同じ体を持つ難敵フェリクスを撃破したよ!
 これってつまり、あの朴念仁のユウが性的な意味で目覚めたって解釈でいいんですよね! 次回からはユウの回想シーンに入るそうですが、個人的にはユウがニナミの体を意識しちゃってギクシャクしちゃう、初心で純朴な姿を見てニヤニヤしたいです! 「RANGEMAN」亡き今のサンデーで真にラブコメができるのは、「イフリート」において他はないくらいの勢いですよ!

DIVE!!

 今週の「DIVE!!」を読んだ皆さんは既に同じ感想を持っているとは思うのですが、でもやっぱり言わないといけないと思うので言っておきます。今回出てきたライバルキャラ達は、どれもみんな登場するマンガを間違えています
 ここまで過激なライバルキャラが出てくるマンガは、サンデーでは「365歩のユウキ!」以来ではないかと思いました。将棋の駒を将棋盤に押しつけて駒を動けなくする腕力キャラとか、取った相手の将棋の駒を食べてしまう過食症児とかいう、やんちゃなキャラが沢山出て来てとても面白かった(個人的には)マンガでした。

 斬新なライバル達の登場で、俄然面白くなって来ましたね!(ハードなフォロー)

2007/09/19

■[椎名高志]まんカレ通信/プロが語るまんが秘伝!! 椎名高志先生

サンデーのメールマガジン「まんカレ通信」で連載されていた、椎名先生の「プロが語るまんが秘伝!!」の記事。PART5まであります。完結したのでクリップ。
個人的には、PART4の「女主人公のワケ」で語られている、『キャラクターの欠点は、女の子が持っている方が魅力的に見せられる』という趣旨のコメントが興味深いです。確かに美神令子みたいな性格のキャラが男性だったら人気出ないよなあ

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■この号のお坊サンバが妙に面白く感じちゃう…くやしい!(ビクビクッ)サンデー41号感想

ダレン・シャン

 冒頭で作者のダレン・シャンさんが登場してましたけど、「日本のアニメが大好き!」という触れ込みな方なだけあって、何かこう海外のSFコンベンションに良く居そうな感じのお兄さんというか、国籍や言語関係なしですぐにオタトークで友達になれそうな、如何にもといった好青年だなあと思いました。
 勿論そういう意味では日本代表の新井隆広先生も何かこう同人誌即売会に良く居そうな感じのお兄さんというか、ジャンルやカップリング関係なしですぐに(略)な好青年であるという意味においては同様であり、きっとこの二人はこの対談を通じてオタクとしての魂の絆を結ぶことができたに違いありません。良い対談記事を読ませて頂きました。

 ストーリーの方は、バンパニーズとの戦争を経験し、そこで大切な存在であったエラを失い、しかもそんな惨状を目の当たりにしながらもなお殲滅戦を行うことに何の疑問も抱かない自分が所属するヴァンパイア共のアレっぷりに色々と幻滅したダレンが、色々と考えさせられる局面に立った回でした。シーバーの「誰かが導かねばならん…バンパイア一族を過去の暗闇から外の光へと」という台詞は、暗にダレンのこれから辿るべき道を暗示しているかのように思えました。
 既刊の原作のサブタイトルやあらすじも、何かそんな雰囲気ですしね(割と台無しな推理)。

結界師

 サンデー誌上における「ママになって欲しい男性キャラランキング」において「絶チル」の皆本に匹敵する人気を誇る我らが修史さんが、嫁を侮辱されて思わずお茶をぶちまけるの回。彼の嫁さんの守美子さんは現時点ではほとんど掴み所がない謎が多い人物なので、今回のエピソードで彼女の秘密の一端が明かされることを期待したいところ。
 とにかく守美子さんはまかり間違いなく「結界師」世界において人類最強であり、もはや神々のレベルに近いような部類に入るに違いありませんからね。D&Dに例えるところのイモータルレベルみたいなの(微妙な例え)。少なくとも、既に「人間」の領域は超越していらっしゃるのは確かでしょう。
 そんな彼女が何を考えているかなんてことは、所詮は人間レベルの発想でしかできずに矮小な陰謀を企む「裏会」の面々では理解できないと思われます。守美子さんは、そんな些細なしがらみからは既に自由な人間なのです。多分。

 そして予想される今回のエピソードの落とし所ですが、自身の肉親コンプレックスが原因で修史と騒動を起こしてしまった六郎が、修史の母性の深さに気付いてコンプレックスを克服、家族愛に目覚めて修史をママと崇めるようになる――という辺りが妥当でしょうか。これからは修史さんがクるよ!(予告)

金色のガッシュ!

 キャンチョメに続き、ついにティオが退場。ザレフェドーラが放つ強力な弾丸を己が持てる守りの技の全てを出して受け切り、無事にガッシュをクリアとの最終決戦場に無傷の状態で届けるという任務を果たし、最期にガッシュと「また明日!」と素直な笑顔で挨拶を交わして魔界へ帰るという、とても清々しくかつ美しいエピソードでした。登場した頃は疑心暗鬼の塊だった彼女でしたが、帰る時は仲間を心の底から信頼することができるまでに成長したのです。
 やがて訪れるであろう魔界でガッシュと笑顔で再開するシーンが、今から楽しみですね。その時はもう持ち前の釘宮ヴォイスで、凄まじいツンデレっぷりを披露して下さるに違いありません。

 そんな彼女の唯一の汚点は、自己の尊厳を賭けて戦った最期の相手が、よりによって「ファイア!」と叫ぶしか能がない、ポッと出の急造オッサン魔物のザレフェドーラであるというところなのですが、まあそれでも最期に戦った相手がウンコティンティン様だったウォンレイよりは遙かにマシでしょう。ウォンレイはホントにかわいそうだなあ(何)。

DIVE!!

 「ボクさ、飛込やってるせいで色々なもの失くした。友達とか、学校生活とか…彼女とか

 この子、明らかに彼女がいなそうな飛沫に対して、自分がかつて彼女持ちなリア充だったことを、ちょっと自慢してるよ!
 実際は寝取られたクセに! 生意気だゾ!(このシーンをこう捉えてしまう私の視点が歪んでいることは承知しております)

2007/09/15

■33号に出てきた金髪サイコキノ姉さんが死ななくて良かったです(サンデー41号絶チル感想)

絶対可憐チルドレン

 椎名先生クラスの重鎮が雑誌の巻末に座ると貫禄がありますよね!(挨拶)

 今まで散々ネタにしてきたサンデー巻末指定席に、ついに我らが「絶チル」が座る時がやって来てしまいました。いやまあ実際問題として、将来有望な四位先生の「メテオド」が巻末に来るよりは、既に実績も安定性もある椎名先生の「絶チル」が巻末の方が、サンデーの為にはいいのではないかという気がします。
 いや別に椎名先生はもはや将来有望ではないとかいそういう意味ではなく、一種の名誉席でもある巻末に位置する作家には、かつての藤田和日郎先生と同じ貫禄が必要ということであり(以下泥縄的フォローが続くので略)。

 そしてここ最近の「絶チル」ですけど、前回に引き続いて「黒い幽霊」絡みの少年エスパーが海外からやって来てチルドレンと戦うという展開に。しかも今回のエスパーであるティム君は最初から(エスパーであれば誰でも能力を強化可能な)チルドレンのブースターを奪う目的を持っており、これはおそらく今後も「黒い幽霊」所属のエスパーはチルドレンを狙って攻撃を仕掛けてくることを示唆しています。

 即ちこれは、「特殊な能力を持った敵が、毎回手を変え品を変え襲ってくる」というバトルまんがとしての基本フォーマットが確立したということであり、このフォーマットに沿った形であればいくらでも話を作ることが可能であることを意味しています。
 しかもそれと平行して、「遠くからチルドレンの成長を見守る兵部! 彼らパンドラは今後どう動くのか!」とか「薫が変化させたブースターの真の力とは何か! その力は何を意味しているのか! 皆本はその力に対し、如何に向き合うのか!」とか「『黒い幽霊』の正体とは何か! 彼らの憎悪は、世界を人種間戦争に導く引き金となるのか!」とか「皆本と薫の関係や如何に! この二人が『男女』の関係となれる日は来るのか!」とか、エピソードを盛り上げる仕掛けも満載。
 つまり「絶チル」は連載作品としての構造が現在極めて高いレベルで安定しており、更なる長期連載にも十分に耐えられる体制が整っていると言えるのではないのでしょうか。しかもサービス精神溢れる椎名先生は、43号から毎回オマケで四コママンガまで描くそうじゃないですか。完璧ですね。

 なので、もしこのまま掲載位置が巻末で安定しても、我々ファンは一向に動じることはないと思いますよ? よ?(震える手でサンデーを持ちながら)

 今回のエピソードの見所としては、勿論トランスフォーマーオタク丸出しな「黒い幽霊」のティム君が繰り出すロボットと戦いつつ、如何にして彼の「洗脳」を解くのか、という点にあると思われますが、劇場映画版「トランスフォーマー」は聞くところによるとスクールカースト最下位に位置するナードな少年が主人公であるということなので、きっとこのティム君も同様にナードであり、学校のジョックス共にヒドイ目に遭わされたトラウマを持っているに違いありません。ですので、そこのところを上手くケアしつつブースト能力を使って洗脳を解いてやるのが肝要なのではないか、と思いました。全て私の妄想ですが。

 今回の結論:ナオミちゃんの手を両手で包み込むように握っている葵がカワイイです><

2007/09/11

■犬夜叉は今週のような話の方が人気あったりするんだろうかと思ったサンデー40号感想

結界師

 「結界師」世界における変態の巣窟(決めつけ)である裏会に、また新たな変態・探野耕造が登場。妖怪アンテナの数だけなら鬼太郎にも負けねえぜ! みたいなおかしな髪の毛を持つ、調査型の変態みたいです。
 名前からして如何にもトラブルに首を突っ込んで引っかき回すのが大好きっぽい、何かこう「好奇心猫を殺す」を自で行く末路を辿りそうなキャラではありますが、田辺先生の描くおっさん変態キャラはどれも妙な味があったりしてとても面白いので、何とかしぶとく生き残って欲しいところ。次週生き残ることができるか!

 そして新たなる新キャラとして、扇六郎が登場。どうやら、あの扇一郎の実の弟みたいですね。扇一郎は個人的に「あの袈裟の下には、ゴン太くんみたいなクリーチャーが入っているに違いない!」と既に決めつけているので、この六郎君もきっとあの頭巾や鉄仮面の下には何かとんでもない秘密が隠されているに決まってます。
 とりあえず、頭巾を外すとネコミミが出てくる展開を希望。兄がゴン太くんならこの展開もありえる!(ありえない)

 今週の結論:指を舐める利守は萌え対象です。

金色のガッシュ!

 「ワシが生まれて一ヶ月足らずでこのような相手に出会えるとは…ワシも運がいい

 このマンガ、ちょっと油断してるとすぐに再アニメ化されたら千葉繁が声優を担当することを前提としているような、色々な意味でおかしなキャラが出てくるので油断できません。
 というか、何故ヤングなクリアからこんなザレフェドーラのような渋いおっさんが出てくるのか。物語は最終局面を迎えているというのに、魔物の生態は今以て謎が多いです。

 あとティオのシールド防御技ですが、あれをゲームに例えると「ストリートファイター3」で超高速で飛んでくる飛び道具を延々とブロッキングし続けるようなものなのではないかと思いました。そう考えると凄い難易度高そう(変な例え)。

DIVE!!

 「ボクを心から満たしてくれる物! それは…飛込だけだ!

 オタクは何故オタクになるのかというと、世間一般で所謂「幸せ」と言われているもの(=イケメンになって友達増やして女子からモテモテでリア充)よりも、自分が好きなモノに没頭することの方が、自分にとっては遙かに価値があるのだ! と若くして見切ってしまい、モテを顧みずにソッチの道へと邁進してしまうが故に、そういったものに対して価値を見いだせない世間一般からは「オタク」と見なされてしまうのです。
 そういう意味において、今回ついに知季は飛び込みオタクとして開眼を果たしたことになります。現世のあらゆる「幸せ」を斬り捨て、己が本当に好きな飛び込みに人生を捧げる選択を、彼は行ったのです。カワイイ彼女を捨て、大好きな弟との関係も捨て、俗世からの解脱を果たした知季に、もはや恐れるものなど何もありません! そのあまりのオタクっぷりに、夏陽子コーチなんかもうクラクラきちゃってますよ! オタクも極めればちゃんと女子からモテる! モテるんですよ!(同じオタクから)

 そんなアレで何かもう「DIVE!!」は、自分にとっては求道的オタクマンガという定義になってしまっているのですが、そういう読み方は正しいのでしょうか。多分間違ってはいないと信じていますが。

あいこら

 「エンジョイアンドエキサイティング」を合い言葉に、割と出たとこ勝負な展開を繰り返しつつもめでたく連載100回達成。同時期に始まった「絶チル」と共に、編集長交代後のサンデーを支えて来たマンガだったと言えるでしょう。
 ただ、「絶チル」の100話が今後の更なる展開を予想させるものだったのに対して、「あいこら」の100話は桜子が他人の目を憚ることなくフェチ道を邁進するハチベエを人生の理想とするという、何かまとめに入ってるかのような印象を受けました。
 いやまあ実際のところこのマンガは構造的にはいくらでも継続できるようになっているので、まだこれから行けるところまで行くのではないかは思っているのですが。井上和郎先生はどこまで行くつもりなのでしょうか。

メテオド

 なんか気が付いたら巻末に移動。今後のサンデー巻末特別枠は「メテオド」に決まったのでしょうか。
 ここのところは明らかに超能力バトルものの様相を呈してきており、「『メテオド』はサンデーにおける『ナルト』的な位置付けのマンガに育てるつもりなのかなー」と思っていたんですけど、ここで巻末に移動したということは、暗に「アンケート人気が低い」ことを意味していることに?

 話としては、主人公の十威がある意味自分の「分身」とも言える存在・九曜と出会ったことで「自我」を自覚し、自らの「意志」によって隕石を破壊する道を選ぶという、この物語における大きなターニングポイントとなるエピソードが展開されていて今後の展開が気になりつつあるだけに、この微妙な掲載位置は何とも(略)。
 今回のドラマチックな展開をくぐり抜けて自我に目覚めた十威が、下宿先の餅売りの女の子とラブにコメっちゃうみたいな、如何にもサンデーに載ってるマンガのような展開を拝める日が来るよう、頑張って欲しいところです。

2007/09/06

■[結界師][アニメ]アニメ版結界師、放送時間枠変更で存続

『そして、残念ながらこのアニメ結界師は現在の放送枠での放送期間延長は叶いませんでした。』
『いろいろと調整の結果、放送枠移動と言う形で製作を続けられることとなりました。』

アニメ版「結界師」は放送終了ではなく、時間枠の移動という形で続くことになった模様。
何はともあれ、打ち切られなかったのはホントに良かったと思います。がんばれー

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■[24のひとみ][トラマ]24のひとみ実写ドラマ化

『放送は月・火・水の27~28時台の2分間!テレビ番組表にも載らず他番組の途中に突如始まるゲリラスタイル!週3回×6ヶ月×全80話(予定)!!』

週刊少年チャンピオン連載「24のひとみ」がドラマ化。しかも1話1分半という変なフォーマットで。
このマンガのリズム感を活かすには最適なフォーマットだと思います。これはちょっと観てみたいな

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2007/09/02

■[赤松佳音]赤松佳音さんオンステージ!in上野

今更ですけど、実は私もこの現場にいました。
佳音さんのミラクルヴォイスにクラクラ来てしまい、頬を紅潮させつつサイリウム振り回してました。
これはCD買わないとイカンね!(ミーハー)

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■[マンガ][ナツ100]2007 ナツ100 1位から99位

「酔拳の王 だんげの方」さんで行われていた、2007年版「ナツ100」の結果が発表されています。
集計お疲れさまでした

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2007/09/01

■連載100回おめでとう記念・サンデー39号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 連載100回記念カラーの回。かつての「一番湯のカナタ」打ち切りという惨劇のトラウマからなかなか抜け出せず、読み切り版掲載から正式連載が始まるまでに2年間という途方もない時間を要し、始まったら始まったで作者自身も「こんな主流から外れたマンガはいつまで続けられるか判らない」という趣旨の愚痴をこぼすなど、連載が始まった頃は長期連載化するだなんて誰も思っていなかった「絶対可憐チルドレン」が、ついに100回目に突入ですよ! もう2年連載しているんですよ! 前連載作品「一番湯のカナタ」が3巻で打ち切りになった椎名高志先生のマンガが!(しつこいよ)

 今回はさすがにセンターカラーで普通に祝ってもらえましたが、ここ最近は雑誌での掲載位置が下位に沈みがちだったり、その一方でサイン会に駆り出されたりと、この作品が冷遇されているのか厚遇されているのかよく判らない微妙な立場にいることは代わりありません。まだ物語的にも志半ばな感じなので、何とか長く続いて欲しいものです。
 いやまあ多分しばらくは大丈夫だと思うのですが、こう「絶チル」の場合は生い立ちや立ち位置が相当アレなので、どうしてもネガティブな方に考えが行ってしまうのは仕方ないのです。そういや「椎名高志というペンネームは『しかたないし』のアナグラムから作られた」って話はどこから聞いたんだったかなあ(どうでもいい)。

 100回目を祝ったところで今週の感想ですが、今回はついに薫がエスパーの女王としての「合成能力」を生成する力を手に入れたの巻でした。これまで彼女たちはあくまで「一つの能力のエキスパート」という立場だったのですが、ここに来て「三人の力を合わせると新しい力が芽生える!」という方向に路線をシフトして来た模様。今回生まれた能力は「強制催眠を解除する」でしたが、雰囲気的には薫の「エスパーを守る」目的が叶うのであれば、状況に応じて他の能力も合成できそうなものを感じました。
 また今回は薫の「女王」能力の覚醒を描きましたけど、葵の「女神」や紫穂の「女帝」についても、単なるキャッチフレーズではなく、薫のような具体的な能力が伴う可能性が出てきました。紫穂は今でも十分に将来世界を支配する女の才能の鱗片を見せてるし、葵は既に萌えという名の信仰の対象になっているのに、この子達がこれ以上の更なる覚醒をする可能性があるということに!? 葵が更にすごい萌えキャラになっちゃうん!?(まちがい)

 あとこれは個人的な妄想なのですけど、今回の薫の「他人の能力を吸い取って我がものにし、放出する」という合成能力って、実は「一番湯のカナタ」に出てきたカナタの王族としての能力である「千手王羅」と基本的には一緒なのではないか? と思いました(お手元に「一番湯のカナタ」1巻をお持ちのレアな方は、P.154~P.158を参照)。
 「千手王羅」は仲間が増えれば増えるほどパワーが増すという特性があるが故に、「千手王羅」がある=人を束ねる王の器を持っている、という理屈でしたが、これは今回の薫の合成能力でも成立する理論であると思われます。おそらく薫の力も、仲間のエスパーの数が増えれば、より強力な能力を使えるようになるはず。それ故の「女王の力」なのですからね。
 何というかこう、「カオル様は『王の器』を示した! よりによってこの力、千人の配下がいれば文字通り一騎当千の武将にもなりうる大器!」(セイリュートの声で)みたいな感じ?

 というか、このタイミングで「カナタ」のことを思い出すなんて、自分でもちょっとどうかしてると思いました。

 薫にパワーを吸い取られつつ「や…待っ…」と感じちゃってる葵は萌え対象です。