2007/10/15
■[こどものじかん][絶対可憐チルドレン]「こどものじかん」と「絶対可憐チルドレン」
- ここには全てがあり、おそらく何もない:「こどものじかん」ファーストインプレッション - livedoor Blog(ブログ)
- 毎日日記(不定期) ムジュンしてるなあ 自縄自縛/<こどものじかん>テレビ埼玉が放送取りやめ 札幌の教頭児童売春事件に配慮
- こどものじかんに見るおとなのじかく - 背後からハミング
放送自粛で話題となった「こどものじかん」について、「絶対可憐チルドレン」を引き合いに出して語るブログがいくつかあったのが、このサイト的に興味深いです。
「こどものじかん」は私は未読ですが、「可愛い少女達を主人公に据えることで、重いテーマを扱う緩衝材にする」「マセた子供が大人に対して性的な言動をする」点に類似性があるからでしょうか。
「絶チル」も表現的にはかなり危ういテーマを扱っているんだな、と実感させられます。
2007/10/14
■日本政府は変形するF-22を開発して国防の要にするべきだと思ったサンデー45号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
さすがは「昔取った杵柄」と言うべきか、増補版4コマが回を追う毎に面白くなって来てます。キャラクターの特徴を端的に紹介する、という意味ではホントよくできてますね。
そろそろネットでも、「本編よりも四コマの方が面白いんじゃね?
」的な感想がちらほら見られるようになって来るのではないかと思われます。っていうか、もう言われてる?(憶測)
本編の方は、今回でビー・マイ・フレンド編が無事完結。クライマックスは『トリプルブースト→薫の背中に羽が生えて洗脳を解く』、という前回と同様の流れでしたが、前回はあまりにシチュエーションがシリアス過ぎた反動が出たのか、今回はブルサガリのバッタものに変化したティム君を薫が蹴り飛ばす、というコメディ的なものになってました。
この現象ですが、椎名先生は昔からシリアスな展開が続くとどうしても肝心の決めシーンでギャグを入れないと気が済まなくなる傾向があるので(その極北が「GS美神」アシュタロス編のクライマックスで出てきた「奥の手」の文珠)、これはこれで椎名マンガの味の一つである、と解釈して頂ければ幸いです。
あと今回はナオミちゃんがちょっと皆本にクラクラ来てたシーンがありましたけど、ナオミちゃんは好き勝手に蹴り飛ばせる主任の下でないとストレスが溜まる性格なので、多分皆本の下では活躍できないんじゃないかと思われます。主任としては尊敬できる人格の皆本を谷崎のように蹴れなくて悩んだ挙げ句、結局蹴り飛ばしちゃってヘコむナオミちゃんのカワイイ姿を見てみたい(ダメ妄想)。
薫の「女子高生に手を出すとは! このロリコン!
」の台詞は、「お前が言うな」的な突っ込みを誘う意味で上手いなあと思いました。
「ハヤテのごとく」みたいなロジックで国家に身柄を売られた皆本がかわいそうです><
■「ハヤテ」のNice Boat.ネタに畑先生の義理堅さを感じたサンデー45号感想
金色のガッシュ!
やはり、鉄球でバリアの上から容赦なくヴィノーをガンガン叩くシェリーの姿は何度見ても面白過ぎます。クリア対ガッシュ・ブラゴ組のように「最強の敵キャラに共闘で立ち向かう」構図は少年マンガではよく見かけるシチュエーションであり、かつ少年マンガ的にも政治的にも極めて正しいのですが、でもこの「悪知恵が効く生意気な赤ん坊を美女が鉄球でぶん殴る」構図というのは、ちょっと他では類を見ません。
いやまあ、このシーンはマンガとしては極めて面白いので、例え少年マンガ的や政治的に正しくなくても、一向に問題ないんですけどね。シェリーの杖に鉄球を仕込む企画を考えた雷句先生とサンデー編集部のセンスはやはり侮れません。
鉄球を振り回して赤ん坊を叩くヒロインが出てくるマンガが読めるのは少年サンデーだけ!
お坊サンバ
先週の感想で書くの忘れてましたが、最近このマンガのことを素直に面白く感じます。
でもなんかこのマンガに対して「面白い」って告白するのが、もの凄く悔しく感じてしまうのですが! ツンデレっ娘の心境ってこんななのかな!
犬夜叉
かつて桔梗に連れ回される程に溺愛されたために桔梗のミラクルパワーをその身に授かった琥珀の身体を巡り、珊瑚と奈落と殺生丸が命を賭けて奪い合うという、言うなれば琥珀総受け的なお話でした。「犬夜叉」というマンガにおいて、琥珀は持ち前のけなげ・はかなげ・いたいけっぷりを発揮して常にモテモテ(主に年上の女性から)な子だったのですが、ここに来てそのモテっぷりも極まって来た感があります。ここで琥珀を手に入れた者が勝ちだ! みたいな展開ですからね。琥珀はどこまでもモテモテだなあ。
それはともかく(強調)、琥珀と珊瑚の「姉上! 今からでも間に合いますか!
」「ああ…間に合うさ!
」って台詞のやり取りは、彼らがこれまで辿って来た様々な苦難を思うと、感慨深いものがあります。
かつてアニメ版で珊瑚と琥珀が折り重なるように倒れているシーンを見て、そのあまりにエロティックな雰囲気にやられて珊瑚×琥珀のカップリングの虜となってしまった私としては、いつの日か再び琥珀が珊瑚と平和に暮らせる日が来るといいなあと思う次第です。
長めのフォローでした。
お茶にごす。
駅の案内看板が「西口:駅前公園・コンビニ・サラリーローン
」になってるとこにグッと来ました。この駅の駅前の即物っぷりというか、無味乾燥っぷりは異常。現代日本の下流社会の縮図がここに!(言い過ぎ)
あと今回は、母校ではモテモテな好青年の樫沢も、開架高茶道部の前ではメタメタにょ! という話でしたが、なんというか茶道部の連中はやっぱり人としてひどいなあと思いました。でも、だからこそあまりに好青年過ぎて逆にうさんくさい彼のことを「髭」をネタにゲラゲラ笑うことができるんでしょうけど。やっぱり世の中には、バランスを取るためにも一定数は人として軸がぶれている存在が必要なのかもしれません。
魔王
「君達は生贄なんだ。これから始まる革命のための…
」
から始まる犬養の台詞って、専門用語で言うところの「冥土のみやげに教えてやろう」と同義ですよね? 「これをやったら絶対にやった奴は死ぬ」シチュエーションとしては「ホラー映画に出てくる暗闇でいちゃつくカップル」に比類するレベルの、絶対にやっちゃいかんアレですよね?
そして今まさに、犬養の計画を無に介する唯一の能力者・安藤君が現場に迫ってます! さっさと計画を実行に移さず、「冥土のみやげに教えてやろう」なんて悠長なことやってるからこんなことに! 犬養あやうし!
あと関係ないですが、ちょっと犬養さんは化粧が濃すぎてキモいと思います!(ほんと関係ない)
あいこら
あやめが盃二に愛を伝えることで盃二がトラウマを告白する重要なエピソードだったのですが、そんなエピソードに対して「ブルマー攻撃」という、なんかタイトルが載ってるページでしか通用しないようなサブタイトルをあえて付けてしまうところが、このマンガの色々な意味で凄いところだよなあと思ってしまいました。
2007/10/07
■ああいう連中に愛されたからブルマは滅びたのではないかと「あいこら」を読んで思ったサンデー44号感想
MAJOR
「オレの吾郎は現実のイチローよりもすごいぜ!
」と作者の満田先生が言わんばかりの話でした。
満田先生幸せそうだなあ。
結界師
結界師一族の追い落としを謀る扇一族の陰謀が渦巻く渦中に放り込まれてしまった「裏会」が大変なことになったよ! みたいな回だと思うのですが、ちょっとまだ全容が見えていないので、ここ最近は我々読者も混乱させられっぱなしな感じ。この複雑さというか奥の深さっぷりは、(やっぱり複雑だと読者から指摘が来ているらしい)「絶チル」をも越えるのではないと思います。
今の状況を整理するためにも、一度田辺先生も冒頭に増補版四コママンガを掲載して欲しいなと思いました。そのマンガの中くらいでなら、最近いまいち地味な時音も活躍できるのではないかと(ひどい)。
あと前回、扇五郎が初登場した時、兄弟全員が風呂のようなものに入っている描写がありましたが、あれには何らかの意味があるのでしょうか。あれに浸かっていないと体が維持できないとか、あの風呂に浸かることで兄弟で肉体を共有している(ので一度に兄弟全員が登場することができない)とか、そんな感じ?
そのシーンで扇一郎の姿がちょっとだけ出てきましたが、中身がゴン太くんみたいな毛むくじゃらでないのが判って残念です。
金色のガッシュ!
先週でついにウマゴンが退場。最期はウマゴンの身を案じたサンビーム殿が自ら本に火を放つという形でしたが、この段階で退場するならもうこの形しかない! みたいな、美しい散り方でした。合掌(死んでません)。
一方のブラゴは「ガッシュが来るまで、あえて力をセーブして戦ってたんだよ!
」と自身の劣勢を弁解してましたけど、でもどうしてもこう「結局最期にはやられちゃうんじゃね?」的な雰囲気が消えないのは何故だろう。っていうか、ブラゴは専門用語で言うところのヤムチャ系? みたいな位置付けのキャラということでいいの?(ひどい)
マリンハンター
まんが家BACKSTAGEを読むと、作者の大塚先生は「何と言われようとも、オレはこのマンガをエロくしてみせる! それが全男子読者の望みだからだ!」と使命感に燃えている様子。その気概や良しです。
前回は触手系、今回はエビぞり系となかなかマニアックな路線で攻めてますけど、男子中学生読者のエロ妄想を一心に受けている大塚先生の脳内では、きっとグッピーが実に様々なエロシチュエーションで攻められちゃってるに違いないので、次回以降も遠慮しないで更にヒートアップして欲しい所存です。読者から「マリンハンターでサディズムに目覚めました!
」って感謝の手紙が届くようになるまで、エログロバイオレンス路線を突っ走って欲しいですね!
というか、ジャンプが「To LOVEる」「エム×ゼロ」に加えて「初恋限定。」を開始するなど、ある意味正統派のお色気マンガ路線を強化する一方、サンデーはエログロバイオレンスな路線を突っ走る「マリンハンター」、幼女がパンチラし続ける「絶対可憐チルドレン」、フェチズムを盾に真っ当なラブコメ展開を拒否する「あいこら」など、何故かひねくれてるマンガばかりが男性読者妄想充実系作品のラインナップに位置しているところが、雑誌の方向性や読者の傾向みたいなものが伺えて面白いです。何でこうなっちゃったんだろう。
ハヤテのごとく!
ついにヒナギクが大好きな西沢さんに告白したの巻(ミスリード)。ヒナギクにとって「ハヤテを好き」であることを西沢さんに告白するのは色々な意味で一大事であったはずなのですが、しかし西沢さんは既にその程度では全く動じないどころか、「私がハヤテ君を口説き落とすのが先か、ハヤテ君がヒナさんに告白してくるのが先か、競争かな?
」と余裕の対応をする始末。何この貫禄。ヒナギクが西沢さんにメロメロになるのも納得です。
しかも、本人は自身に貫禄が備わってきていることを全く自覚しておらず、あくまで自然体で振る舞うだけで貫禄が滲み出て来る点が、更に凄いと思いました。なんか今の西沢さんは、既に「マリア様がみてる」における福沢祐巳のような存在にまでレベルが上がってきているのかも知れません。末恐ろしい子!
ナギに甘えられるマリアさんは、まるでお母さんみたいですね(一般的には褒め言葉)。
DIVE!!
図書館に行く機会があったので「DIVE!!」の原作小説にちょっと目を通してみたのですが、今のマンガ版の展開って、まだ原作では2巻の前半部分くらいなんですね。原作は全部で4巻まであるので、まだ連載の方はしばらく続きそうです(打ち切られなければ)。
連載の方ですが、相変わらず富士谷要一の自称ライバル・山田君のアレっぷりが面白いです。「王はオレだ!
」とか言いながら背中から黒い羽を生やしてダイブする様は明らかに飛び込みマンガとしては異様。ただ、あれだけ騒々しい演技をした彼の後で飛び込んだ富士谷は、彼とは正反対の静かで美しい完璧な演技を見せた訳であり、結果的には王どころか噛ませ犬になっちゃってる感が強いです。
まあ、今回のエピソードにおける彼の役目はあくまで「富士谷の引き立て役」であると考えられるので、そっち方面にキャラを立てるという意味では、この表現方法は極めて正しいと言わざるを得ないでしょう。山田君のおかげで、今回の選考会エピソードは楽しく読むことができそう。山田君はこの調子でヘタレ攻めキャラの称号を得ることができるのか、注目していきたい所存です。
2007/10/06
■あれが最期のナオミちゃんフィギィアだとは思えないサンデー43+44号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
お久しぶりです。
土曜日が空いてないと感想とかが全く書けない今の時間の使い方を改善して行きたい所存です。
で、今更ながらですけど、やっぱり扉の四コママンガは面白いですね。本編の紹介になっているかどうかはともかく、主要キャラクターの面白いところをきちんと紹介するように出来ているところは流石。特に紫穂のヒドさというか黒さはかなり極まっており、見ていて心が暖まります。
もう15年以上も前に掲載された「Dr.椎名の教育的指導!!」を越える四コママンガが結局サンデーでは登場できなかったことを考えると、もはやサンデーで四コマを連載できる資格を持つのは椎名高志先生だけなのかも知れません。「次回作は四コマでお願いします!
」とサンデー編集部から言われる日も近いと思います(近いの?)。
本編の方は、以前「ガール・フレンド」編で出てきたチルドレンの出会いのシーンを薫の側からの視点で改めて描くことで三人の絆が如何にかけがえのないものであるかを解説した前回、そして現場の奮起で薫と皆本が到着するまでみんながんばった今回、という話の流れに。
前回の方は、薫の母の傷害事件を報じる大衆週刊誌を1コマだけ挿入することで「薫の超能力のために何が起こったのか」を暗示し、それが当時の薫が自分の力を嫌うきっかけとなったことを端的に表現しているところが上手いな、と思いました。こういうのをドライにさらりと表現できるのがプロだよなあと感心。
あと、5歳の時の葵が超能力を使うシーンでパンチラすることで可愛らしさをアピールしてましたが、これを見た時に四コマの方の「出た! 計算!!
」を思い出してしまった私の心は穢れているんでしょうか。
そして今回は、ティムが薫の乗ってきた戦闘機を見て「消防車よりあっちの方がカッコイイ!?
」と悔しがってるのが面白かったです。話の中でも薫が登場してからはイニシアティブがチルドレン側に移っているところからすると、おもちゃマニアのティム君には案外こういう攻撃が効くのかも知れません。
あと薫が戦闘機を奪取する時にパンツを見せていても葵の時のような計算っぷりを感じないところは、さすが薫の人徳といったところでしょうか(ひどい)。
今回の最後の方に「黒い幽霊」の黒幕っぽい謎の男が出てきましたけど、彼の正式名称が明らかになるまでの間、とりあえずこいつのことを「バビッチ佐野」と呼称することにしました。「マリちゃんたすけて!」に出てきた変態の親玉のアレです。話の最後の方に椅子に座りながら偉そうな態度で出てきて、思わせぶりなことを言う(でも言うだけ)ところがソックリだなあと思ったので。
彼がバビッチ佐野と同様の立場の人間であるとしたら、きっとその配下には変態が沢山いるに違いありません。ティム君に指令を伝えている金髪女子も、きっと相当な変態なんだろうなあ。彼女の活躍が楽しみです。
2007/09/23
■人形になってもパンチラを披露する葵の勇姿を僕たちはきっと忘れないサンデー42号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
そのうち、紫穂が長門みたいにデータベースからSQL言語で情報を引き出す描写が出てくるに違いない!(挨拶)
で今週の「絶チル」ですが、紫穂と葵がオモチャにされちゃったの巻。特にフェルト人形にされちゃった葵の可愛らしさは度を超える萌え萌えっぷりであり、メーカーはんはチルドレンギアを商品化する前に葵人形を商品化するべきだと思ってしまうくらいでした。お腹を押すと「ひあっ!
」と叫んで手足をジタバタする機能付きでひとつ。マジでどうでっかメーカーはん(何処)。
勿論、ブロック人形化された挙げ句に左脚パーツが取れちゃって行動不能にされた紫穂も、かつて「ヤンマガUppers」に掲載された「ASTRO GIRL 脆腕伊号ちゃん」以来となる椎名先生のロボット美少女パーツ欠損フェチなるやっかいな性癖っぷりを堪能できるという意味において、とってもステキでした。そういや澪も割とカジュアルに自分や相手の四肢を取り外す技を持ってますし、椎名先生はやっぱりそういうのが好きに違いありません(決めつけ)。
というか、ティム君はさすがオモチャマニアなだけあって見る目がありますね。将来はオモチャの商品開発をする職に就いたらどうだろう。そしてそこで葵の人形を(略)。
とか言いながらも、今回のバトルはティム君があまりに強すぎるため、相当な大ピンチ状態です。何故彼があんなに強いのかと言うと、彼の能力は「オモチャ」に限定されているものの、逆にオモチャが絡んでさえいればどんな効果も自分で好きなように後付けで設定できるから、という強みがあるからではないかと思われます。「バリアがあるから効かない――と!
」「これに当たるとお前もオモチャに変身する――と!
」の「――と!
」の部分が、如何にも今考えた設定感が出てます。
また、彼に相対するチルドレン達も「アニメに出てくるロボットの能力」をイメージできてしまうため、彼の「ボクの考えた最強ロボット」妄想に付き合ってしまい、結果的に彼の幻覚能力にやられてしまっているように思われます。よって今のティムが乗っているロボットは、おそらく「銃夢」に出てきた火星大王並の強さを持っているはず。「全長320m、重量80万8千トン(夢尺度)。特徴:無敵
」のあれ並に無敵。
なので、「薫のブースト能力で洗脳を解く」以外でティム君をどうにかしようと思うのであれば、ティム君の無敵ロボ妄想に引きずられない、一度もロボットアニメを観たことがない人物を持ってきて相対すればいいんじゃない? と思ったのですがどうだろう。
例えば、幼少期から妙に頭が良かった皆本は、子供の頃はロボットアニメを「幼稚な番組」と決めつけて観ていなかったに違いないので(決めつけ)、皆本ならきっと何とかしてくれるはず! とか思いました。で、この更に事件でロボットの格好良さに目覚めてしまい、事件後にロボマニアになればより完璧ですね。歳取ってからこの手の趣味にハマると抜けられませんからね(何)。
冗談はともかく、実際この局面をどう打開するつもりなんでしょうか。次回が楽しみです。
■ヒナギク炊き枕は、中のクッションも付いてこの値段ですか?(背面広告を読みながら)サンデー42号感想
金色のガッシュ!
荒廃したロッキー山脈のど真ん中に一人で置き去りにされた恵の運命や如何に!(ミスリード)
そして今回の最大の見所は、やはり満を持して登場したブラゴが、これまでとは比べものにならない圧倒的な攻撃力を発揮してクリアの首をパンチで曲げちゃうところなのですが、個人的にはブラゴよりもむしろシェリーが劇中で浮かべている鬼神の如き表情の方にグッと来ましたね。鉄球を仕込んだ杖で、赤ん坊のヴィノーをバリアの外から容赦なくぶん殴ってクリアへの指示を邪魔した時の冷酷な表情など、まさに鬼そのもの。魔物同士の戦いの趨勢は、パートナーの能力によって決定するのだ! と言わんばかりのアグレッシブさが満々です。
今の状態でこんなだったら、もしもシェリーがかつての清麿の時のように完全鬼面体と化した場合、どんな残虐行為がクリアとヴィノーに対して行われることになるのか、もはや想像もできません。清麿のザケル連発を超える恐怖がヴィノーに迫る! 逃げてー! ヴィノー逃げてー!
あと、クリアの完全体モードのクリーチャーっぷりというかキモさ具合を見て、「ドラゴンボール」の時代からの格闘マンガの命題である「如何にも人智を越えて強そうな肉体の表現
」の難しさについて考えてしまいそうになりました。
ハヤテのごとく!
商店街のランドマークに観覧車はありえNEEEE! と常識的な突っ込みをしそうになりましたけど、でも基本的にこの「ハヤテのごとく!」というマンガの世界はヒナギクとハヤテの二人にあらゆる艱難辛苦を与えるようにできているので、ヒナギクを困らせるためだけに地方の商店街に国内最大級の観覧車が造られてしまうのも致し方ないことなんだろうなー、と納得することにしました。ヒナギクに待ち受けるは大理不尽。
そんな感じで、今週の「ハヤテ」は高所恐怖症なヒナギクが観覧車に乗るという拷問を受けつつも必死に強がって耐える一方、彼女が悶える姿を間近で観ている西沢さんが「強がるヒナギクさんはカワイイなあ
」とニヤニヤしながら萌え萌えになる、という話であったと要約できます。
西沢さんの前で言い訳できないレベルのあられもない醜態を演じてしまったヒナギクは、西沢さんに対してますます精神的に受けになってしまった訳であり、こんな精神下においてはもはや西沢さんに対して「ハヤテが好きだ」なんて告白する強気な行動に出るのは不可能ではないかと思われます。しかしこのままハヤテの件で引け目を感じているようでは、ヒナギクは(既にハヤテに対して告白済みの)西沢さんに対して精神的に対等な立場に立つこともできない訳で、つまりはヘタレキャラと化してしまうと言うことに。彼女のプライドはそれを決して許さないでしょう。どうするヒナギク! ヒナギクに待ち受けるは大理不尽!
いやまあ「普段はしっかり者のヒナギクも、西沢さんの前でだけはヘタレに!」ってのも西沢×ヒナギク妄想を加速させる好材料になるので個人的には大歓迎なのですが(ダメ)。
マリと子犬の物語
人間に取り残されて厳しい生存競争に晒されることになる犬、というシチュエーションは、私くらいの年代だと「南極物語」が思い出されます(オヤジ)。南極越冬隊に取り残された犬達が南極でサバイバルを繰り広げるという話です。
で、藤子F不二雄先生の短編マンガの中には、この「南極物語」をパロディ化した作品があります(タイトルは失念)。それは「南極物語」を南極に住む動物たちの立場から見るとどうなるか? という内容で、端的に言えば「南極で平和に暮らしていた動物達に、凶暴な餓えた犬が襲いかかる! 南極で延々と繰り広げられる大虐殺の恐怖!
」という話でした。人間の立場から見ると「人と犬との絆」を描いた美しい感動の物語も、その物語に巻き込まれた側から見れば「絆だか何だか知らないが、オレたちゃ迷惑だ! どっか余所でやれ! 余所で!」になってしまうという、皮肉混じりのブラックユーモアが光る話だったと記憶してます。
つまり何が言いたいのかというと、犬のマリ達の食事シーンでは人間の残した食料しか食べてないので、その辺ちょっと動物同士のサバイバル感が出てなくて勿体ないなあと思いました(ヒドイ感想)。
イフリート
ユウがニナミのおっぱいを見て奮起! 「ニナミを護る」という使命に目覚めたユウが、ついに同じ体を持つ難敵フェリクスを撃破したよ!
これってつまり、あの朴念仁のユウが性的な意味で目覚めたって解釈でいいんですよね! 次回からはユウの回想シーンに入るそうですが、個人的にはユウがニナミの体を意識しちゃってギクシャクしちゃう、初心で純朴な姿を見てニヤニヤしたいです! 「RANGEMAN」亡き今のサンデーで真にラブコメができるのは、「イフリート」において他はないくらいの勢いですよ!
DIVE!!
今週の「DIVE!!」を読んだ皆さんは既に同じ感想を持っているとは思うのですが、でもやっぱり言わないといけないと思うので言っておきます。今回出てきたライバルキャラ達は、どれもみんな登場するマンガを間違えています。
ここまで過激なライバルキャラが出てくるマンガは、サンデーでは「365歩のユウキ!」以来ではないかと思いました。将棋の駒を将棋盤に押しつけて駒を動けなくする腕力キャラとか、取った相手の将棋の駒を食べてしまう過食症児とかいう、やんちゃなキャラが沢山出て来てとても面白かった(個人的には)マンガでした。
斬新なライバル達の登場で、俄然面白くなって来ましたね!(ハードなフォロー)