2006/11/12

■愛をわしづかめ! サンデー49号感想

ダレン・シャン

 我が国が誇るホンモノの環境戦士・ムツゴロウさんこと畑正憲氏は、かつてライオンに指を噛み千切られても全く動ずることなかったばかりか、「こんなかわいいライオンにだったら、指だけでなく体全部を食われたっていい」とまで語ったと伝えられていますが、環境戦士RVには到底そのような真似はできなかった模様。自分が助けようとした動物に両腕を噛み千切られたくらいで発狂してしまうなんて、RVはムツゴロウさんと比較すると所詮は動物愛護の精神においても小物に過ぎなかったということなのでしょう。
 「動物の解放」という題目を実現するのが如何に困難なことであるかを、RVは身を以て知ってしまう結果になってしまいました。さようならRV。そして教訓をありがとう(ひどい)。

 そんなRVの余計なおせっかいで、余計に事態は悪化。サムを巡るウルフマンとダレンの戦いはもはや避けられなくなって来ましたが、明らかにダレンは劣勢です。以前クレスプリーが言っていた「ヴァンパイアが血を飲んだ人間は、ヴァンパイアの中で永遠に生き続ける」という言葉が、ますます重みを持って来る展開に。さようならサム! そしてありがとう!(きめつけ)

結界師

 アニメ版では「あたしがヒロインよ! ヒロインなのヨ!」みたいな感じで良守(および視聴者)相手にブリブリ言わせている時音さんですけど、マンガ版の方ではすっかり不憫な立場に立たされてます。今週なんか、閉じこめられた壁とにらめっこしただけで出番が終わりという有様ですよ。良守が大怪物相手に大立ち回りを見せ、烏森の力を得て更にパワーアップを果たそうとするなどますます主人公らしい活躍をしたのとは、あまりにも対照的です。
 この調子だと、人気の面でも時音のパワーアップ版とも言える刃鳥さんに奪われかねません。というか刃鳥さんって、普段は裏会実働部隊サブリーダーとしてツンツンした態度を取っているけど、正守と二人っきりの時はデレデレしたい! とか思ってる系のツンデレキャラに、鍛えればなれそうな気がしませんか皆さん。時音あやうし。超あやうし。がんばれ正ヒロイン。

ハヤテのごとく

 ハヤテの感想を書いてあるサイトを読むと、最近とみにおっぱいが目立つようになった上に料理上手というスキルまで披露した咲夜に関する話題は多いのですが、ネコミミでハヤテを籠絡しようとしたマリアさんに関する話題はあまり(というかほとんど)みかけないような気がします。
 「ハヤテ」界におけるもっとも報われない女性キャラって、やっぱりマリアさんなのではないのでしょうか。でも、今回の「おひまをいただくニャン!」なんて、世のOLが退職する時に上司に言って欲しい台詞ナンバーワンクラスの破壊力ですよ! がんばれマリアさん!

 そして、やっぱりマリアさんは、メカハヤテと結婚した方が良いと思います。

あいこら

 ハチベエがフェチを捨てられないのは最初から判っていたことなので、今回のストーリーは冒頭から結論に至るまで全てが予定調和的な展開であった、と言えばそれまでのエピソードだったのですが、とにかくハチベエをフェチの側に戻そうとする連中のやることなすことがあまりに面白過ぎるので、それだけで十分楽しめました。

 特にヤバいのが、科学部の辰巳与一郎。彼の科学技術力の高さは、あの伝説の3Dメガネの回で彼が弓雁ちゃんのおっぱいを見たいがためだけに「服が透けて見えるメガネ」を開発してしまったところからも伺い知ることができますが、そんな彼が技術力の全てを結集して作ったのが、よりによって「ミラクルバスト付きエプロン月野弓雁モデル」であるというバカっぷり。つけて良しもんで良しはさんで良しですよ。はさむって。はさむってアンタ。「愛はここだ! 愛をわしづかめ!」 わしづかめってアンタ。
 そんな一連の気が狂った(良い意味で)騒動の果てに出てきたのが、フェチ界の相田みつをこと油坂先輩が放った名言「フェチは別腹」。恋愛だけが正しい愛の形だと信じ込んでいるこの世界に、フェチという概念を使って変革を起こそうと戦っている油阪先輩(=井上先生)だからこそ出てきた名台詞です。フェチ戦士油坂おそるべしであります。彼なら、例えフェチに両腕を食いちぎられても一向に動じないに違いないね!

 そんなアレな話だったので、「いきなり恋愛マンガに走るだなんて、井上和郎先生はどうかしてしまったのではないか」という懸念は、今回のエピソードで払拭されたのではないのでしょうか。ラブとフェチを融合させるために戦う井上先生の今後の活躍に期待します。

お坊サンバ

 数珠に念力を注入することでパワーが発動するって、それアンタ「GS美神極楽大作戦!!」の横島君の文珠!(ファンサイト要素)

 個人的には結構このノリは好きなので、読む分には問題ないです。サンデー本誌に出てきたこともあり、飯島浩介氏のマンガ特有のアクの強さもいくらか軽減されているみたいですしね(これでも)。
 このマンガにおける最大の問題は、これが「クロスゲーム」の代わりに連載されているということだと思います。

RANGEMAN

 今現実社会の日本において足りないもののは、エロ妄想で頭の中が一杯なドジっ娘の存在である! と、返す返すも思ってしまいました。

2006/11/05

■「遂に本性をあらわにした」のはモモンガではなく明の懐の広さだと思います(サンデー48号絶チル感想)

絶対可憐チルドレン

 童顔巨乳!(挨拶)

 扉の成長バージョンの薫の顔が「凛々しい」から「カワイイ」にシフトしていてビックリです。絵柄の変化はこんなところにも及んでいた! なんか薫の未来が、ただの巨乳から童顔巨乳に変わりつつありますよ!
 椎名先生って、首輪+鎖のシチュエーションが結構好きですよね?(何が言いたい)

 で、皆本がエスパー殺しの銃を桃太郎に向かって本当に撃てるのか否か? が焦点になるかと個人的に思っていた今回の「絶チル」ですが、葵と紫穂が機転を利かせたことで皆本の代わりに薫が桃太郎と対峙する展開に。
 葵と紫穂は、このまま皆本に任せていても最悪の方向に話が進むだけだと判断した様ですが、結果的にはそれが正しかったみたいです。「一般人の安全だって守らなきゃ」とか言ってる今の皆本なら、おそらくそれを精神的な後ろ盾にして桃太郎を撃ってしまっていた(→そして薫と破局に)可能性が高そう。
 任務に対して頑なな態度を取る今の皆本のままでは、まだ未来は「薫に対して銃を向ける」ところから変わっていないのではないか? と思いました。皆本には、もちっとエスパーを「信頼」することが必要なようです。

 一方の薫の方ですが、桃太郎の誘導弾をガードせずに食らうところが相変わらず男らしいというか、「ケンカすればダチ」理論で立ち向かうのが恰好良いなあと思いました。
 また、桃太郎と出会った時のナウシカ的行動をリフレインしている展開になっているところも興味深いです。この行動は、あの時はあんなに痛がっていた彼女も、桃太郎の境遇と自分を重ね合わせて見ている今では、その痛みを耐えて自分が全てを受け止める覚悟ができているという表れですね。やっぱり薫は、戦えば戦う程「女王」としての素質を開花させて行くみたい。

 そして、そんな薫の前に「桃太郎の怒りを受け止める必要などない」と語るマッスルが登場。桃太郎を(ノーマルに対する)武器としてしか見ようとしない彼の考えは、桃太郎をエスパーに対する武器として作ったノーマルと変わらない以上、薫の反発は必至でしょう。なんか兵部も割り込んでくるみたいですし、次回の展開が楽しみになってきました。

 以下、その他留意するべき点。

  • 公務員としての任務に頑なな皆本に対して、「俺のケガ、なかったことにすれば、何とかなりませんか」と身を挺して懐柔案を提示する明に萌え。皆本の身体を庇っただけでなく、今回の事件における皆本の責任まで「かばう」コマンドで庇おうとしてますよ彼。好感度! 好感度!(うるさいよ)
  • また、明は「薫を信じる」方に賭けているのも印象的でした。明は、特務エスパーの指揮官としての才能は皆本以上のものを持っているのかも。でも彼は永遠に初音の面倒を見る立場なんだろうなあ。
  • おはようからお休みまで、兵部少佐と共に生きることを希望ッ!
    この変態、いきなり凄いことを言い切りやがったー!
  • マッスルの能力はとりあえず肉体強化系であることは判りましたが、まだ自慢のビッグマグナムは披露してないみたい。早く出せ! 皆本のマグと勝負だ!(見たいのか)
  • マッスルの存在は、深刻になりがちな今回のエピソードの緊張感を緩和する目的があるのではないかと思いますが、個人的には兵部が出てきたことで、更に緊張感が和らぎました。兵部が出てくると、なんか物語の雰囲気がギャグマンガチックになりますからね。やっぱり兵部はいいキャラです(←褒めてるように読めません)。

■「アルバトロス」のユウキ母の可愛さはもはや異常の域(サンデー48号感想)

ダレン・シャン

 町内の図書館の書籍検索システムで「ダレン・シャン」全12巻のあらすじを読み、そのスケールの壮大さっぷりに驚愕している私ですがこんにちは。
 どのくらい壮大なスケールなのかと言えば、もしサンデー連載版「ダレン・シャン」が今のエピソードで終了してしまったとしたら、「俺達の戦いは始まったばかりだ!」という言葉を最期に10週で連載が打ち切られた週刊少年ジャンプのマンガの新人作家が脳内に抱いていた壮大な構想に匹敵するくらいの壮大さですよ(判りません)。
 というか、今やってるエピソードって、原作で言えばまだ2巻目みたいです。先が長い。

 「ダレン・シャン」が斯様に壮大な作品である以上、今回あっけなくダレンに撃退された環境戦士RVなどは、所詮は小物に過ぎないということだったみたいです。「人間がウルフマンのエサなら、人間が殺されても仕方がない!」とか言っておきながら、いざ自分が人間以上の存在であるダレンに殺されそうになると「寄るな化け物!」と言い出す偽善者っぷり。まさに小物。動物のためなら死ねるんじゃなかったのか!(RVは言ってません)
 それに比べると、サムは大物というか、自分のわがままが簡単に通ると思い込んでいる子供は無知であるが故に強いんだなあ、と思ってしまいます。ちょっと前まではダレンも同じことやってたかと思うと尚更です。

 あと、「人間なんかに僕たちの気持ちがわかるもんか!」っていうダレンの台詞は、今週の「絶対可憐チルドレン」における薫の「皆本はノーマルだからそんなことが言えるんだ!」にも通じている部分があると感じました。人とは異なる才能を持ってしまった超人が必ず抱える苦悩を、シチュエーションは異なりますがどちらも描いているように思えます。
 超人モノなら必ず直面するこの問題をどうやって乗り越えるのかに注目。でも、なんか「ダレン」の方は悲劇しか待っていない気がしますが。

結界師

 「まだいけます。今、背負ってるものの大きさ刻みつけましたから
 時音が囚われていると知った時は焦って拙攻に走ってしまっていた正守が、学校の外に広がる街を見て急に落ち着きを取り戻すシーンが印象的でした。オレが主人公だ! みたいな気概を感じます。さすがアニメになった作品の主人公はやる気が違う!
 オレが羽鳥さんなら、今頃は良守に惚れてるね! っていうか、例え奥久尼でも惚れる!(言い過ぎ)

ハヤテのごとく

 「GS美神極楽大作戦!!」でマリアが美神の下で働くことになり、マリアのあまりの有能さに嫉妬した横島が「機械がオラ達から仕事を奪うー!」とラッダイト運動的な泣き言を言い出すエピソードを思い出しました(ファンサイト要素)。

 「ハヤテ」のマリアさんは、このメカハヤテと結婚したらどうかと思った。

GOLDEN AGE

 「今回は白河の『魔法』はたしかになかったはず…こいつ…ただの策士ではないのか…
  計り知れない…!

 何を考えているのか判らない時の唯は、何も考えていない事の方が多いのではないか? と思いました。というか、この子は絶対深いことは何も考えてないね!(決めつけ)
 周囲が勝手に「何だか判らないけどとにかく凄そうだ!」と思うことそのものが、唯君のマジックなのかも知れません。

あいこら

 ラーブ! アーンド! コラージュ!(タイトル再確認)

 「フェチ修行のため連載をお休みします」という前代未聞の理由で連載を休んだ井上先生が、休載開けで始めた新展開がハチベエと桜子のラブラブ展開だったということで、読者の間で多少の動揺が広がっているように思えます。「もうすぐこのマンガは終わるのではないか?」という悲観的な意見も、ちらほら見受けられます。

 確かに、普通のラブコメマンガであれば「主人公がメインヒロインに告白して相思相愛に!」という展開はそのままラストになだれ込むのが常道なのですが、しかしこれは普通のラブコメマンガではなく、異常なフェチマンガであるところの「あいこら」なのです。しかも作者は、変態漫画家の第一人者の井上和郎先生。井上先生のマンガがこのまま素直かつ常道な路線でラブコメ一直線となるかと申さば、これは否! 断じて否! と申し上げるしかないのであります。むしろ、今回の展開で桜子が完全無欠なツンデレキャラと化したことで、更にフェチ的な要素に拍車がかかる可能性もあります。
 また、例え桜子がハチベエと相思相愛関係であろうとも、ハチベエを巡るパーツ女子達の戦いは終わった訳でも何でもなく、逆に「しかし! これは敗北を意味するのか?! 否! これは始まりなのだ!」という展開になるのは間違いありません。更に、桜子には過去に恋愛関係で友人とトラブルになっていじめられたというトラウマを抱えているので、それを乗り越えなければならないという障害もあります。それより何より、あのハチベエにマトモな恋愛ができるのかという大問題が(略)。

 前作「美鳥の日々」においても、セイジと(右手状態の)美鳥が相思相愛状態になってから「本当にこのままの関係で良いの?」と二人に問いかけるエピソードを通して二人が普通の男女の関係を築く決心をするまでを描いたりするなど、井上先生はそういう系統のストーリーを作る能力にも長けていることも忘れてはなりません。井上先生はただの変態漫画家ではなく、愛を描ける変態漫画家なのです。フェチとラブを等しく描ける天才的な変態漫画家・井上先生が描く今後の展開に期待したいですね!

 とか書いていきなり連載が終わったらやだなあ(だいなし)。

目次の質問
  • モリタイシ先生の答「言いにくいレベルの二次元のキャラなので言えません
  • 畑健二郎先生の答「ゴザ16世皇帝陛下

 二次元への愛における器の大きさで、畑先生の勝ち。

2006/10/28

■ビッグマグナムでどうやってモモンガを捕獲するつもりなのか聞きたいサンデー47号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 サンデー47号絶チル感想です。

 今回は、この「逃亡者」というエピソードの終着点が、「超能力で人間に危害を加える可能性がある」という理屈で桃太郎を排除しようとする皆本を薫はどう思うのか、またその皆本も「エスパー殺し」の為の銃を本当に桃太郎に向けて本当に撃つことができるのか、という点にあるのを明確にするための、繋ぎにあたる話だったかなという印象です。次回は更にその辺に踏み込んだ話になりそう。
 薫達にとって、「危険なエスパーである」ことを理由に皆本が桃太郎に銃を向ける姿を見ることは、同様の理由で同じエスパーである自分たちにも銃が向けられる可能性があることを知ってしまうことになります。皆本が「この先は君たちには見せたくないんだ」と言っているのは、そういう未来が来ることを予知で知らされているからというのもあるのではないかと思いました。
 でも、完成原稿に提示されてる次回の絵を見る限り、結局薫もそういう現実に気付いてしまうのではないかという気がしますが。

 以下、その他留意するべき点。

  • 例の薫が着替えを見られてイヤーンなシーンですが、そのシーンにおける葵の視線の先が(間の悪いところに闖入しちゃった皆本ではなく)薫のおっぱいの方に向けられているのが気になります。しかもちょっと頬染めてるし。薫の肉体が気になって仕方がない葵。萌え
  • 一方の紫穂は、「あんた自分から見せたりするじゃない!?」とか言いながらも、薫の女としての精神的な成長を見透かしている様子。紫穂は(頭が)年増だなあ。
  • マンションからサイキックで吹き飛ばされても、後のページでは無傷で復帰する皆本と明。ここだけギャグマンガだ。
  • 明が皆本に「かばう」コマンドを! 好感度が!(まちがい)
  • 10/30補足:明が真っ先にリタイアしたのは、彼は小動物を操る能力を持っていて桃太郎を簡単に制圧できちゃうので、そういうストーリー展開になる可能性を潰す必要があったからだということに、後になって気付きました。フラグ立てたかったから、という理由だけじゃなかったんだ!(だけ?)
  • 確かに、今回は絵柄に対してそれほど「変わった」という印象は持ちませんでした。
    あと、パンツの露出もそれほど気になりませんでした。この程度なら全然オッケーですよ先生!
  • この私のビッグマグナムでェェェー!!
     皆本は、ビッグマグナム(暗喩)においても、マッスル大鎌如きに遅れを取るとは思えません。
     っていうか、皆本は熱線銃がなくたって素でエスパーを色気で殺しますからね! 皆本のマグを見たらぶったまげること間違いなし! マッスルも刮目して見よ!(脱ぐの?)
  • 10/30補足:あと、桃太郎の誘導弾の弾道を見て、個人的に「ダライアス外伝」のネオンライトイリュージョンやグレートシングが発射する誘導レーザー弾を思い出しました(古い)。「ギリギリまで引きつけてかわす」葵の台詞が、ゲームにおける誘導弾の回避テクニックと一緒なのが熱いです。どうでもいいですね

■「結界師」アニメ第3話録画失敗記念・サンデー47号感想

結界師

 「結界師」で検索してこのサイトにたどり着いた皆さん、こんにちは!
 結界師で好きなノーマルカップリングは、正守×夜未です!(唐突)

 今回のマンガの方は、「黒兜に食べられる→再生→黒兜に食べられる」を何度も繰り返す、髪の妖怪の体当たり演技に心を打たれました。
 あと、黒兜そのものも妖怪としてカッコイイです。でっかい怪獣が建物の中から登場して破壊しながら大暴れするシチュエーションが大好きなんですよ私。やっぱ妖怪モノは、妖怪が格好良くないとね!

 しかし今週のサンデーは、応募者全員サービスの良守フィギィアのアレっぷりに全てを持って行かれた感があるので、本編が霞んでしまったのが残念です。耐えろ良守。

ダレン・シャン

 クレスプリーのダメ親父っぷりがどんどん愛らしくなってきました。友達からの無理なお願いをどうしようかという子供っぽい理由で悩んでるダレンよりも、そんな子供とどうやって関係を築いていいのか判らなくて悩むクレスプリーに感情移入してしまうなんて、身も心もすっかりオヤジだなあハハハ(笑えない)。
 そして環境戦士RVがヤバいです。彼からはホンモノの香りがしますよ! 「サイガアンテロープのためなら死ねる!」とか日常的に言ってそうでヤバいです! 動物たちを救うためなら人類をも絶滅させる勢いで戦うに違いない環境戦士の襲撃に対し、フリークス達が如何に立ち向かうか楽しみですネ!(だんだん方向性を間違えてきた)

助けて! フラワーマン

 リーゼント+グラサンという前時代的なヤンキーファッションの主人公が花屋をやってるギャップが作品世界の根幹を成しているこのマンガですが、個人的にはむしろ花屋のお姉さんの方が明らかに花屋でないような気がしてなりません。
 というか、何故彼女は、花屋に似つかわしくないあんな派手な恰好をしているのでしょうか。きっとここにも主人公と同様、何かもの凄い秘密があるに違いない! と思っているのですがどうか。思い込みすぎ?(そんな気がする)

MAJOR

 「『MAJOR』とは、吾郎が単身アメリカに乗り込んで見事父の敵を討つまでの過程を描いた、大河野球ドラマである!」と信じていた私の認識が、ついに粉々に砕け散ってしまいました。美しい物語に対して素直に感動できない自分がここにいます。べ、別にギブスンに対する桃子さんの態度に感動したって訳じゃないんだからね!

ハヤテのごとく!

 ボク達は、そんな若作りなマリアさんが大好きです。

あいこら

 今週のサンデーの感想を書いてるサイトを覗くと、ことごとく「こんなラブにひなってるマンガなんか『あいこら』じゃねえ! ラブはいらねえ! フェチを見せろ!」みたいな反応になってるのが面白かったです。ホント、みんなフェチが好きなのな!
 あと今回は、盃二が悩めるハチベエに対するアドバイスする友達役という、まるで常識人みたいなポジションに立っていたのも面白かったです。このマンガに出てくる男性キャラは、基本的に変態ばっかりだからなあ。

GOLDEN AGE

 蓮葉と浦田の間にフラグが!

 っていうか、もうこのマンガ、少年同士がフラグを立て合うマンガにしか読めません!
 たすけて!

ハルノクニ

 死ね! 死ね! 死ね死ね死ね死ね死んじまえ! 日本人は邪魔っけだ! 黄色い日本ぶっつぶせ! という、「死ね死ね団のテーマ」並に日本人を殺していきたい意気に溢れた榊総理の演説が素晴らしかったです。
 ここまで国民を弾圧する思想を持った指導者がサンデーに出てきたのは、「神聖モテモテ王国」のファーザー以来なのではないかと思います。自分がモテる為に他の男を皆殺しにするのも、自分が理想とする美しい国作りに邪魔な人間を皆殺しにするのも、客観的に見ればやってることにあんまり大差はないですよねー。

 頬を紅潮させた麗秘書官は萌え対象だと思いました(感想)。

武心

 「新章ロイヤルガード編」ってアンタそれ「一番湯のカナタ」!(ファンサイト要素)

 イングラム王女が出た時、かつて「ダンドー」を読んでいた人はまかり間違いなく「ラミアたんキター!(AA略)」と叫び声を上げたに違いないです。やっと「武心」にも、レザースーツでスライディングをかましてくれそうなキャラが! そうでなければ万乗先生のマンガじゃないよね!

2006/10/26

■朧さんの存在意義について考える(サンデー46号絶チル感想)

 椎名先生は「ナウシカは肌色のタイツを履いてるよ派」であることが判明!(挨拶)
 今更ですが、先週のサンデー46号の感想です。

 今回は、頭が大きくなって等身は下がったけどおっぱいの大きさはデフォルメされなかった朧さんが私服で登場。マメに掃除してる皆本を嫁に欲しがるような言動をする辺り(←深読み)は思わずグッと来る訳ですが、しかしそんな彼女からは、連載開始時における「年齢不詳」「片眼を前髪で隠し、何か秘密がありそうと思わせる演出」がなされていた当時の姿からは随分遠いキャラになってしまった感があるのもまた事実です。

 コミックス1巻の段階では「普通の人々」と通じているようなところを臭わせる描写もあったりしてミステリアスな雰囲気を漂わせていた彼女でしたが、連載内におけるバベルの『敵』が「普通の人々」から「パンドラ」にシフトすることで序盤の彼女の行動がストーリー的にあまり意味を持たなくなったり、不二子管理官の登場で「皆本よりも年齢や階級が上のムチムチボディな女性」という立場を奪われてしまったりと、徐々にキャラクターとしての立ち位置がおぼろ気になって来てしまっているのは間違いないと思われます。朧だけに(余計)。
 すっかり薫のセクハラ対象キャラとなっちゃった今回のエピソードの彼女を見ていると、何というかこう、朧さんって「一番湯のカナタ」におけるユウリみたいなキャラになりつつあるんじゃないか、という気がしてなりません。

 せめて『皆本が朧に憧れている』という没バージョンの設定が残っていたら、まだ「ハヤテのごとく!」におけるマリアさんみたいなポジションになれたのかも知れませんが、それはもはや存在し得ない選択肢です。とりあえず、マセた子供やおかしな上司に悩まされながらも、皆本にアドバイスをすることができる大人の女性の立場を獲得できるようにがんばって下さい。秘書萌え属性を持つやっかいな読者にとって、朧さんは「ハルノクニ」の麗第一秘書官と並ぶ萌えキャラですからね!

 あとちょっと気になったのですが、朧に触れられた桃太郎が過去の実験動物時代の虐待を思い出してしまったのは、朧がノーマルな人物だからなのか、それとも触れたのが朧だからなのか、どっちなのでしょうか。

その他留意するべき点:

  • 予知シーンにおける10年後の皆本が全く老けておらず、30歳に見えない件について。
    皆本は永遠の美青年だなあ
  • 紫穂が食後に食器を片づけている描写が出てくるが、彼女は皆本が食事作っている時も同じように片づけの手伝いをしているとは到底思えない。食べ残しが全くないところも、ジャンクフード大好きな偏食児童である紫穂としてはありえない。朧の前では「いい子」になる紫穂。萌え
  • 完成原稿速報において、このエピソードの先行きが重くなることを示唆。あまりに悲惨な内容のため妹にダメ出しされたという、あの「ポケットナイト」の没エピソードみたいな話をやらかすつもりなのか
  • ちくわー

2006/10/25

■スーパーヒロインコラボポスターないしょ話

 一昨日、小学館から自宅に「スーパーヒロインコラボポスター」が届きました。

 小学館の懸賞に当たったのは、去年コミックスを購入した時にネットから応募したアンケートで図書カードが当たった時以来ですよ。椎名高志先生の作品のグッズが当たったということを含め、たいへんに嬉しく思います。

 しかしポスターが届いたのと同じ日、絶チルの同人誌を作っている友人から、このコラボポスターに関するこんな話を教えてもらいました:

 『以前、ネットで「応募券を1枚しか貼らなかったのにポスターに当選した」という話を見たので、試しに自分も応募券を1枚だけ貼ったハガキを、締め切りを過ぎてから出してみた。
 そしたら、今日ポスターが届いていた』

 「厳選なる抽選の結果、この懸賞に御当選されました」じゃなかったんか少年サンデー!
 っていうか、実は応募総数が少なくて当選確率がかなり高かったりとか、そういうことはなかったんか少年サンデー!

 ポスターありがとうございました少年サンデー(フォロー)。


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