2006/10/19
■生存報告+今週のハヤテ
こんにちは!
好きな「ネギま」のカップリングは相坂×朝倉です!(挨拶)
というかお久しぶりです。
最近は公私ともに色々と忙しく、また週末も出かけることが多くなって来ている関係で、今後はこれまでのような形でのサンデー感想を書くのが極めて難しい状況です。
ですので、とりあえずしばらくの間は、短い形の感想を不定期でちまちまアップするスタイルでやってみようかと思います。
ハヤテのごとく!
いつもサンデーは駅の売店で買って電車の中で読んでいるのですが、昨日駅のホームで電車を待っている間にさっき買ったばかりのサンデーを読もうと思っていたところ、自分の前に並んでいた人もサンデーを開いていたことに気付きました。
当然のことながら開いていたページが目に入ったんですけど、何故かそこにはファーザーの姿が。よりによってそこは「ハヤテのごとく」の最終ページだったのです。サンデー46号最大のサプライズが、読む前からいきなり台無しに! ひどい! マリアさんひどい!(責任転嫁)
モテモテ王国と言えば、ナギが一方的にあらすじをしゃべりまくるシーンも「神聖モテモテ王国」リスペクトネタですね。遙か以前に終わったマンガであるにも関わらず今も十分ネタとしてのインパクトを失わない、「モテモテ王国」の偉大さ加減がよく判ります。
なので、小学館は「モテモテ王国」のコミックス未収禄話と、増刊時代の読み切りマンガ(「極道さんといっしょ!」等)を一つにまとめた単行本を、可及的速やかに出版するべきです。小学館は「モテモテ王国」を出版するために存在している出版社であることを忘れるな!
あと、ハヤテの描いた「花の魔法少女ブリトニー」は、今週から始まった花屋が舞台の短期連載マンガに対して間接的にケンカ売ってるなあと思いました。「花屋が舞台のマンガを今作るなら、基本はコレだ! コレを超えるマンガを作ってみろ!」みたいな勢いで。
ハヤテ(=畑先生)は「ある程度上手な絵で、そつのない話ならそこそこ入賞する
」と申しておりますが、そんなマンガを作るのが如何に難しいことなのかは、サンデー超増刊を読めばよく判って頂けると思います。つまりこれは、畑先生から新人作家に対する、ひねくれた形での叱咤激励なのです。さすが、漫画賞の受賞経歴がまったくないにも関わらずスターダムにのし上がった畑先生はやることが違う!
連載100話到達おめでとうございます(フォロー)。
2006/10/09
■落ち着きがない子は漫画家に適していることが判明したサンデー44号感想
史上最強の弟子ケンイチ
アニメ版第一話を観ましたが、ケンイチの卑屈な行動が声優の関智一氏のスネ夫ヴォイスとピッタリとマッチし、彼の情けなさを一層引き立てることに成功していますね。今のマンガの方だと「ボクを信じて!
」とか格好いいこと言ってる彼ですが、本来の彼はこういうキャラだったんだよなあと再認識した所存です。
そして美羽の必殺技はホントに人が殺せそうというか、途中の首を捻りながら膝蹴りを入れたところで普通の人なら余裕で死ねると思われるので、よい子は真似してお友達に光鵬翼を試したりしないでネ!(できません)
結界師
『よくも兄者を…地獄見せてやる
』
一度倒した敵役の俳優を使い回し、「お前この前死んだはずだ!」と突っ込まれると「俺はその弟だ!」と言い返す伝説の『Gメン75』香港編メソッドを、まさか「結界師」で読めるとは思いませんでした。
でも、彼の後先考えてない怒りっぷりを見る限り、なんか兄と同じ轍を踏んで再び自爆しそうな勢いですけどね。兄ふんじゃった!(上手いこと言った気分)
ハヤテのごとく
好感度が上昇した結果、ヒナギクのハヤテに対する呼び方が「綾崎君」から「ハヤテ君」に変化。呼び名が名字から名前に変わるだなんて、何だかときメモみたいですね。Only Love!(アニメ版)
その辺はともかく、今回のヒナギク編はキレイにまとまっていて良かったと思います。ヒナギクがハヤテの事を好きだと自覚して認めることが、彼女自身を過去の束縛から解き放って自身の成長を促すことに繋がっていたという、二人の関係を単なる恋愛感情に留まらないよりメタ的な意味を持たせた構成はお見事。
ハヤテの「今も…怖いですか?
」という問いかけに対する、ヒナギクの「怖いわ。でも…悪くない気分よ
」という回答は、今のヒナギクに対するハヤテへの感情を表すと同時に、ハヤテに対する意識を自覚できるようになった自分自身に対する感想も込められていたのではないのでしょうか。
こんな深い脚本を作れるようになっただなんて、畑先生はすごいなあと思いました(褒めてます)。
『他にもヒナギクの待つ時計塔に遅れてきたせいで、ヒナギクと戦うことになったハヤテが、その最中、実は女装の呪いが解けていなくて、再び女装姿となりヒナギクとの戦うことを渋々承諾。』
しかし、このシーンだけは何としても読みたかったです。
畑先生は今回描けなかったこのシーンを同人誌にして出すべき。
ダレン・シャン
ほのぼの展開が続いて読者をほんわかさせたところで物語を急展開させ、読者をどん底に突き落とす。ドラマチックなストーリー構成手法における基本中の基本ですが、だからこそ効果的でもあります。今回登場したデズモンド・タイニーはこの物語におけるかなり重要な人物らしく、いよいよダレンの物語も本編に差し掛かってきたのかなという感じ。
なんか、原作読んでた方がこのマンガもより面白く読めるんじゃないかという気になって来たよ! 小学館の狙いにハマりつつあるよオレ! ヤバい!(ヤバいのか)
あおい坂
本当に監督抜きで勝っちゃったよ!
鈴ねえ監督の采配よりも、ドリル教頭の涙の方が強い! という結論に! いいのかそれで!
それで、いいのだ!
少年マンガ的には心底正しい展開なので、この調子で決勝戦まで突っ走って下さい。
GOLDEN AGE
ナリアちゃんとモヒカンの間にフラグが!
蓮葉と橋本君の間にフラグが!
浦田と近江の間にフラグが!
ネコなび
水曜日の段階ではただ旗が立ってただけのペロ先生のサイトでしたが、その後は毎日姫ちゃんの写真を掲載したり、Webコミックの連載を始めるなど、日々順調にコンテンツが増えてるみたいで何よりです。
個人的に評価したいのは日記ページがちゃんと「1日=1つのURL」となっていることで、これは即ち個々のページが「パーマリンク」(一意のURLが一意のコンテンツと結びついていることが保証されているリンクのこと。「固定リンク」とも言います)を持っていることを意味しています。こうすることで、ペロ先生の日記の個々のページに対するリンクを容易に張ることができるようになります。つまりはパーマリンクがあることで「みんな、10/4の姫ちゃんの写真は見た? マンガとソックリなんでビックリしちゃいましたよ! カワイイですね! テヘ!
」みたいなエントリを書くことが簡単にできるようになる訳で、我々読者にとってよりペロ先生のサイトを話題にしやすくなるというメリットが生まれるのです。
この「パーマリンク」は、所謂「Web2.0」時代における重要な概念の一つと言われています。
サンデー公式サイトのマンガ家BACKSTAGEは優れたコンテンツなのですが、この「パーマリンク」という概念が存在していないため、URLと内容が一致しなくなるというデメリットがあります。具体的には、BACKSTAGEの最新記事は常にURLが一定であり、そのURLが指す内容は1週間単位で変わってしまうため、今週BACKSTAGEにリンクを張ってその内容に言及するエントリを書いても、来週になったらその言及がリンク先と一致しなくなってしまうのです。
更に極端な例を挙げれば、「ネギま」の赤松健先生の日記は、個々の日付に対して直接リンクを張ることが不可能な作りになっています。このようなスタイルの日記ページは昔はよく見られましたけど、個々のエントリに「パーマリンク」が存在するのが普通なブログが主流となった今では時代にそぐわなくなりつつある、と申し上げざるを得ません。
はからずも日記に「パーマリンク」を導入したペロ先生のサイトは、それだけ我々ブロガーにとってフレンドリーであると申せましょう。ペロ先生は判っていらっしゃる! 赤松健先生よりもススんでますよ! Web2.0っスよ先生!
でもまあ、無料で使えるブログサービスやブログツールを利用すれば、パーマリンク付きの写真日記サイトなんて簡単に作れるんですけどね!(ドクロ)
あいこら
虚栄心とプライドにまみれていた高貴な身分の女王様が真実の愛に目覚める、という感動的なエピソードのはずなのですが、普通の感動エピソードには絶対ならないところが、フェチを前面に掲げる「あいこら」のシステム的に優れた点だと思います。
「次号、作者フェチ修行のため休載致します
」
こんな理由で休んだ漫画家は、歴史上には存在しないと思われます。画期的だ!
2006/10/01
■合い言葉はBee。そういう時代を俺達は生きた。サンデー43号感想
ハヤテのごとく
DVD収録時には時系列順の方が良いと思います(挨拶)。
今回のエピソードの物語としてのポイントは、伊澄が「生徒会長さんは(武器を持つことによる感情の高ぶりも)完璧にコントロールできてたので大丈夫でしょう
」とか言ってるその裏で、ヒナギクが感情を昂ぶらせてあられもない事を次々とハヤテに対してやらかしてしまっているところにあると思うのですが、まあとにかく今回はヒナギクさんの大活躍のおかげで最初から最後まで面白かったですね。合い言葉はBeeとか(そこかよ)。
結界師
利発な操ちゃんが大活躍。サンデーにおける絶対可憐チルドレンの座を奪いかねない勢いで猛烈にカワイイですよこの子。さすがアニメになるマンガは勢いが違いますね! こんなエピソードを読まされちゃったら、いったいこれからどうしたら!(おちつけ)
そして、そんな彼女に対して大人げなさを遺憾なく発揮している箱男も熱いです。っていうか、「箱男」と書くとなんか江戸川乱歩の猟奇小説の登場人物みたいだ。猟奇男対ゴスロリ少女。
触手に襲われて「にゃー」とか言ってる閃ちゃんは萌え対象です。
クロスゲーム
ここのところの展開は、登場人物達の心理を淡々と表現するあだち充作品の魅力が遺憾なく発揮されていると思います。
何というかこう、勝負は戦う前から既に決している! みたいな雰囲気が熱いです。
ダレン・シャン
『俺の蛇のハラと同じ味さ! なめてみろよ!
』
蛇少年エブラがいきなりダレンにエロいアプローチを!
舌をペロペロ出してダレンを挑発! エブラ君ってば、なんて積極的なんだ!(こういう読み取り方は自分でもどうかと思った)
ハルノクニ
この世界のあまねく兵器が全部ネコ型だったら、きっと世界はもっと平和になれるのになあと思いました。
焼きたて! ジャぱん
最大最後最強の敵との最終決戦を前に、続々と仲間達が主人公の元に集結! という少年漫画的には最高に熱い展開なはずなのですが、誌面から仄かに感じられるこの微妙な頭のおかしさは、一体どこからやって来るのでしょうか。
「ジャぱん」連載開始最初の構造段階では、霧崎氏と東の決着方法は間違いなくこんな形ではなかったはずであり、今回の話を読んでいるとつくづく「ジャぱん」というマンガが如何に数奇な運命を辿ってしまった作品であったのかを、改めて思い知らされた気がします。即ち、現在の主観漫画誌の中で、最も連載マンガの深淵に近い位置にある作品。それが「ジャぱん」と言えましょう。
「ジャぱん」を読む者は、その過程で自らがヒューパンと化さぬよう心せよ。おまえが長く「ジャぱん」を覗くならば、「ジャぱん」もまた等しくおまえを見返すのだ。――と、ニーチェも「善悪の彼岸」の中で言ってました(言ってません)。
聖結晶アルバトロス
アイビスが死ぬ間際にユウキのことを!
そんなに彼のことを愛していたのか!(まちがい)
2006/09/27
■サンデー42号感想
お久しぶりです。忙しいです(近況)。
先週号の簡単な感想を書きました。
犬夜叉
他人の不幸をサイコメトリーして楽しむ趣味を持つ変態エスパーが敵だった! という話だったんですね(まちがい)。
史上最大の弟子ケンイチ
アニメ版の声優がおかしなことになってますよ! なにこの豪華キャスト!
ハーミットなんか「GS美神」の横島君じゃないですか!(そういう比喩はどうか)
メルオメガ
ドロシー再登場よりも、主人公の幼なじみ女子のハイキックの美しさに萌えました。
ダレン・シャン
生きるためにはいい歳して半ズボンのおっさんの血をも啜らなければならない、吸血鬼稼業の大変さを思い知りました。
あと、クレスプリーがどんどんダレンに扶養してもらってるダメオヤジみたいになって行くのは萌え対象だと思います。親父萌え要素までもを仕込んでいたとは、さすがワールドワイドな児童小説は違う。
ハヤテのごとく
「なんでハヤテを女装させたままヒナギクと対決させなかったんだー!」という女装ファンの魂の叫びが聞こえて来るような展開でした(幻聴)。
というか、結局女装ってメインストーリーには絡まない、単なる読者サービスだったん?
ゴールデンエイジ
『勝手にそんな事したら、あの性格悪い白河がオレをホケツにすんべ?
』
すっかり唯君に心を支配されてる近江君が愛おしいです。
あおい坂高校野球部
ラスト3ページは歴史に残る展開だと思います。
絶対可憐チルドレン
カラーページに登場した格好良いパンドラの面々と、最後に登場した電磁波義兄弟の変態っぷりとのギャップが熱いです。兵部はテレビ映えする仲間だけを出演させたに違いありません。
とりあえず、黒髪ツインテール少女の登場を希望。私の予想では、この娘は腹黒キャラだと思います。紫穂と一緒に葵を弄んで欲しいです。
「もしかして何か…
」というちさとの独白は、今後の展開への伏線になるのでしょうか。変態兄弟は「チルドレンの正体をバラす」とか言ってるしなあ(感想)。
ブリザードアクセル
この回の小雪ちゃんのエロさ加減は尋常ではありません。ちょっと前まではにぎやかし担当のロリキャラだったはずの彼女に、一体何が!
恋は女を変えるってホントだったのね!
武心
ついに万乗パンツの封印が解かれた!
2006/09/18
■この世には二種類の人間がいる。石原さとみの袋とじグラビアを開封する人と、しない人だ。(サンデー41号感想)
結界師
『この謎全て、私が解いてみせましょう
』
真実は常に一つ!(キャッチフレーズ)
奥久尼の法衣の中に入っているのは、サンデーで活躍中の少年名探偵のなれの果てみたいなクリーチャーなのではないかと思いました。身長もちょうどいいですしね(ですしね?)。
そして、その箱の中に取り込まれた操ちゃんが早くも再登場してくるとは意外でした。しかも緊縛された状態で。
この衝撃的な再登場シーン、そしてその状態から縄に仮初めの命を与えて難なく危機を脱出してしまう彼女の利発さが描写されたことで、一気にそういうのが大好きなマンガファンの間で彼女の人気が上昇したに違いありません。ホントみんなそういうの好きな! と決めつけて次。
ハヤテのごとく!
絶対領域を装備した男の子が主人公のマンガを読めるのは「ハヤテのごとく」だけ!(挨拶)
畑先生も主人公を女装させるのが好きな作家さんだと思うのですが、その割には井上和郎先生や哲弘先生みたいな「変態漫画家」呼ばわりはされてませんよね。これはおそらく、誌面から「女装キャラ描いてるけど、でもやっぱりちょっと恥ずかしいの!(*ノノ)
」っていう感じの恥じらいオーラが滲み出てきているからではないかと私は思うのですが、その辺どうでしょうか。
逆に言えば、井上先生や哲弘先生の作品からは、その辺の恥じらいを突き抜けた勢いのようなものを感じます。畑先生の作品は、そういう突き抜け感がないところが、逆に独特のほのぼのした魅力を醸し出しているのかも知れませんね。
あと今回は、ヒナギクの歌をバックにハヤテが走るというアニメみたいな演出がなされていましたが、こういう形の演出はマンガで初めて読んだ気がします。というか、こんな演出を実際に実行に移せるのは、間違いなく畑先生だけだと思います。こういうところにも、畑先生の人柄というか趣味が反映されていますね。
きっと「ハヤテ」のファンの人達は、みんなそんな畑先生の人柄に萌え萌えになっているからファンになったんじゃないかと思います。
妖逆門
読者サービスの入浴シーンで真っ先に裸の姿が描かれてこそヒロインの証であると言えますが、そうするとこのマンガのヒロインはこの文月詩織だということになりますが、それでいいのでしょうか。カレーに漢方薬を入れることで自分の知性をアピールするタイプの、クールビューティーな女性がヒロイン。新機軸です。いや別に個人的にはそれでも一向に構いませんが。
あと、眼鏡を外した顔をあえて描かないところを見ると、作者の田村先生も眼鏡っ娘の素顔の価値を理解している様ですね。安心しました。
GOLDEN AGE
モヒカンスタイルは雑魚の証であるだけでなく、うっかり道を走ると不信人物だと警察に思われて逮捕されてしまうご時世なのに、あえてモヒカンな髪型を貫く宮内君は、今時珍しいロックな心を持った少年だなあと思いました。
そんな彼をあえてセンターフォワードとして起用する唯君も、勿論ロックです。これはきっと、自ら弱小チームだと思いこんでいるかもめ中サッカー部に渇を入れるため、唯君はあえてロックのスピリッツをチームに持ち込もうとしているのです。「自分が好きなモノへの情熱を無くしたら、何も先に進まねーぞ! それが嫌ならやろうぜ! オレらのロックをよ!
」(今週の「あいこら」のスタローン前田の台詞)なのです! それこそがロック! モヒカンとロックの魂がサッカーに融合した瞬間です!
あいこら
そんな感じでロック魂に溢れている「あいこら」なのですが、今回は『セックス・ドラッグ・ロックンロール』なロックの原初的なスピリッツを現代少年マンガの世界で表現するとこうなる! みたいな、心底無茶苦茶なエピソードだったと思いました。
歯でギターを弾いたり自らギターを破壊したりするパフォーマンスを披露する部分なんかは、もうロックの極み。一見するとただ暴れているだけの彼らですが、真のロックヴォーカリストである筋居スウが彼らの中に「熱さ」を見つけ出してバンドに戻ることを決意したところを見る限り、ああいう破壊的な熱狂こそがロック的には正しい熱さなのです。ハゲのおっさんが髪の毛を掻きむしるのも、ヌンチャクで自傷するのも、犬がボーカルなのも、みんな破壊的であるという意味において共通しており、即ちそれこそがロック。ロックは衝動だ! おさえきれぬ激情だ! 言葉を超えた魂の叫びだ! なのです。
多分。
地底少年チャッピー
前回に全く予告なしでいきなり最終回ってアンタ!
そんなところでロックなことをしなくても!
今週の質問:
『運動会で一番好きだった種目は何ですか?
』
運動会が好きな人間は、基本的に漫画家になってはいけないと思われます。
従って、満田先生の回答が一番漫画家として正しい回答です。子供の頃に運動会で校庭の隅で膝を抱えて震えていても、大人になったら日本を代表するスポーツマンガを描ける漫画家になれるのが、マンガという表現媒体の素晴らしいところなのではないのかな、と思いました。いやマジで。
2006/09/10
■お前みたいな奴がいるから戦争がなくならないんだサンデー40号感想
金色のガッシュ
今週の話を読んでみた感想なのですが、結局は父と子のディコミュニケーションが全ての原因だと思われるので、ゼオンは「父の愛をガッシュに取られた」と思いこんで世界を巻き込んだケンカをガッシュとする以前に、まずはカウンセラーを雇い、父親やガッシュを交えた形で一度この辺についてキチンと話し合った方が良いのではないかと思いました。家督(魔界の王の座)や遺産(バオウ)の相続の問題もあるので、合わせて弁護士も呼んでおいた方が良いかも知れません。
あとは、ゼオンが放った「ジガディラス・ウル・ザケルガ」の化身が「ジガアアア」ってちゃんと叫んでいたシーンで和みました。ジガアアア。
ダレン・シャン
小学館のダレン・シャンのサイト
「主人公ダレン少年が1巻のラストでは死んでしまう!?」より引用:
「なぜそんなことになるのかって? それこそ読者の皆さんに問いたいことなんです。
あなたは友情のために、自分のことをどこまで犠牲にできるか? 死さえも恐れないかと…。
1巻のクライマックスは、ダレン少年と、バンパイアのクレプスリーが取引したことが何か! が重要なのです。」
主人公のダレンは友情のために自分の人間としての命を犠牲にする選択を下しましたが、その結果として彼は文字通り「全て」を捨てることに。彼が選択の結果捨てたものの重さを描くことで、人生における「選択」という行為が如何に重いものであるのかを描いていた回でした。
「ダレン・シャン」が、人生における選択と決断の重要性をここまでキッチリ描いている物語だったとは意外。さすがは世界各国で読まれている児童文学というだけのことはあるなあと感心させられました。
人生とは選択と決断の繰り返し。そして人生とは後悔の繰り返しでもあります。命を賭けて守った友人から恨まれてしまうだなんて、何て皮肉なことなのでしょう。ダレン君が無類のクモマニアだったばかりにこんなことになるなんて、人の運命って判らないものですよねー(何か違う解釈)。
GOLDEN AGE
「未来は自分で切り開いていくんだ!
」とか上手いこと言いながら、近江君を自分のいいように動かしていく唯君が心底恐ろしいエピソードでした。すっかり近江君は唯君の虜だなあ。身も心も。
あいこら
今少年漫画界では、週刊少年チャンピオン連載の『椿ナイトクラブ』の作者の哲弘氏が、現在井上和郎先生が保持している「変態漫画家」の称号を継ぐ男として注目を集めていますが、しかしそうやすやすと変態漫画家の名を譲る訳にはいかない! オレは変態漫画家としての懐の広さが違うのだ! みたいな勢いで、今回は13ある井上先生の変態技の一つである変態デスメタルネタで攻めてきました。デストローイ! デストローイ!
「ノーパンしゃぶしゃぶ団地妻
」や「エロい顔した女教師さち子32歳
」のどの辺がロックなのかは、真のロックたるものを知らない我々読者にとってはもはや理解できない領域に達しているのですが、とにかく「DMC」のおかげで漫画界におけるパンクシーンが熱くなってる今だからこそできる旬なネタをやってしまおう! という気概だけは感じられます。次回もきっと、変態漫画家のタイトルホルダーとしての実力を見せつけてくれるに違いありません。
しかしホントみんな女装美少年好きですよねー(椿ナイトクラブの感想を読みながら)
RANGEMAN
「全てが勘違いな訳じゃない!
」と自分のときめきを正当化して、見事立ち直ることに成功した錬児君。一般的には奥田君が先週言ったことの方が理にかなっているのですが、でもそういうことを抜きにして自分の気持ちに素直になって超ときめいちゃう自分自身を認めてあげたい! 若いんだし! みたいな話でした。
特にラストシーンは格好良かったですよね。全裸以外のシーンで素顔の錬児君が格好良くなるのは、これが初めてなのではないかと思います。
しかし彼が守ったのは、本当に地球だったのか。なんか彼は違うモノを守らされているだけなのではないか? という気もします。今回のエピソードでテーマ的な部分はかなり明確になったと思うので、今後の更なるストーリーの盛り上がりに期待したいところ。
ハルノクニ
同時多発テロは、実は国家が仕組んだ陰謀だった! という衝撃的なストーリー展開が開始された今週の「ハルノクニ」。
現実社会でも、この時期になると「911テロは全て米国政府が仕組んだ陰謀だった」と主張する911陰謀説なんて話が出て来るものですが、今回のエピソードはそれをも連想させる狙いがあったのかも知れません。
今の時期にあえてこのエピソードを掲載するように最初からタイミングを謀っていたのであれば大したものだと思いますけど、でも「連載をそろそろ終わらせたいので、この辺で一つまとめの方に!」みたいな話が裏で出てきた結果だったりしたら(以下略)。連載を間に合わせるのが先決である週刊少年誌で陰謀を仕組むのは難しそう。
これで「『ハルノクニ』には国家が仕組んだ陰謀を伝えるメッセージが含まれている!」とか、「国家への反逆を題材にした『ハルノクニ』の存在そのものが、陰謀とは所詮はマンガの中だけの出来事であると子供達に思いこませる、小学館と政府の陰謀なのだ!」とかいう話が出てきたら、陰謀説としては完璧なのですが!(顰蹙)
武心
先週で柔道を超えた戦いを行ったかと思ったら、なんかいきなり主人公とライバルの真剣勝負の一騎打ちな展開に! こんなぶっ飛んだ展開になってしまうとは、さすがに予想すらできませんでした!
まさか「連載をそろそろ終わらせたいので、この辺で一つまとめの方に!」みたいな話が裏でうわなにをするqあwせdrftgyふじこlp;@:
2006/09/03
■ヒナギクとハヤテはホントに可哀想だなあ(サンデー39号感想)
MARΩ
「メルは滅びぬ! 何度でも蘇るさ! メルの力こそ人類の夢だからだ!
」みたいな勢いで、みんな大好き「MAR」が新たなる作家・星野倖一郎先生の手によって早くも復活を遂げました。「メル」のアニメやゲームがなおもリリースされ続けている今、その要となるコミックの存在は必要不可欠なのでしょう。がんばれ週刊少年サンデー(何)。
前作の作者の安西先生は原案という形で名前が残ってはいますが、基本的には世界設定を引き継いだ全く新しいマンガになる、という解釈で良いのでしょうか。星野先生の今後の活躍に期待します。
ダレン・シャン
人ならぬ力を得てしまった主人公が、妹の無防備な姿に対して破壊的な衝動を抱いてしまうことで、自分が既に「人間」ではなくなっていることを自覚させられる今回のエピソードは、かつて連載されていた「クロザクロ」を思い出させます。
つまり、兄が思わず妹にハァハァしてしまうのも洋の東西を問わないと言うことなのでしょう。空前の妹萌えブームは既に国境を越えていた!
結界師
個人的に「悪のゴン太くん」と呼んでいる扇一郎が再び登場。私が彼をゴン太くん呼ばわりする理由は、あの法衣の中には絶対にゴン太くんみたいなクリーチャーが入っているはずだ、という個人的な憶測によるものです。どうでもいいですね。
そして更に今回は、「奥久尼」という名の裏会幹部が登場しました。彼女もまた裏会幹部に相応しいクリーチャーっぽい雰囲気が法衣の中から漂っており、ゴン太くんに負けない不気味さを醸し出しています。婆さん系キャラということで、「結界師」界最強キャラである時子さんとの対決もして欲しいところ。
あと今回は、「新作のチョコケーキ持ってきたぞ!
」「あたしチーズケーキのがいいー
」という、良守と時音の妙にダラけた会話がオモロかったです。知らない間に随分仲良くなってるなあこの二人。
最強! あおい坂高校野球部
『勝って。おねがい。
』
少年マンガの世界には「勝ち気な女の子は泣くと可愛い」という絶対的な法則が存在していますが、ついにここでドリル教頭がその大技を繰り出しました! ツンデレ少女の愛の告白にも匹敵するその衝撃に、あおい坂ナインがいきなり奮起! これは熱い! 超燃える展開ですよ!
「でも、もしこれであおい坂が逆転で勝っちゃったりしたら、結局このチームの監督は誰でもいいってことになりませんか? 鈴ねえの立場がなくね?」と突っ込みたくなる人もいるかも知れませんが、しかし今週の展開は少年マンガ的には極めて正しい展開なので、これでいいんですよ! 少年マンガの中ではこれこそが正しいんですよ! そういう冷静なツッコミをしたければ「おお振り」読めって話ですよ!
次。(←何)
犬夜叉
生き返ったりんを見つめる殺生丸様の、悟りきった表情が印象的でした。生命を扱う大切さと共に、りんに対する特別な感情も芽生えたに違いありません。しかも母親公認の間柄ですよ。良かったですね。
そして、犬夜叉界における連れて歩き回りたいキャラクターランキング第一位である琥珀が、自ら殺生丸様に付いていくことを決意してしまいました。これで殺生丸様さまは、連れて歩き回りたいキャラクターランキング第一位の琥珀と第二位のりん、そして第三位の邪見を連れて歩くというグランドスラムを達成したということに。生命を扱う大切さに目覚めた殺生丸さまは懐の広さが違う!
その一方で、本来であれば奈落を倒せる唯一の存在である琥珀を連れて歩かなければならない犬夜叉かごめチームは、なんか一見して変態っぽい妖怪が支配している村で足止め食ってますよ。すっかり殺生丸さまにメロメロになっちゃった琥珀を、犬夜叉かごめチームは取り戻すことができるのか。今後は、そういう視点でこのマンガを読もうと思います。
ハルノクニ
今までコウに痛くすることでその愛を伝えてきたキリコさんが、コウから痛くされることで更なる愛に目覚めてしまった! という回だと解釈しましたがどうか。
やっぱり性格が歪んでる女性キャラっていいですよねー(←同意して下さい)
焼きたて!ジャぱん
もはや通常のマンガの評価基準では全く推し量ることができない世界に突入している「ジャぱん」ですが、いよいよパン対人類の最終戦争が開始される勢いに。この、明らかに出たとこ勝負で後先を全く考えていないに違いないストーリーは、80年代のジャンプ黄金期のソレに匹敵するのではないかと思われます。
こういうマンガを読んでいると、つくづく週刊連載マンガの今後の展開を予想する行為そのものが如何に空しいモノであるかを実感させられます。先を全く読めないダイナミズムこそが週刊連載マンガの真の姿なのだ! 全ては予測不可能であり、即ち色即是空! 空即是色! 受想行識! であるということを、「ジャぱん」は我々に伝えているのではないかと思いました。
頑張れ橋口先生(フォロー)。
ブリザードアクセル
サンデー最強のラブラブカップル・吹雪と六花の手にかかれば、「カルメン」ですら途端にエロ小説に!(まちがい)