2006/04/01
■サンデー17号感想列挙版
結界師
身体からオーラのような結界を発する技は、かつて正守が使っていたものと同じタイプのものだと思われます。
空間を自分の意のままにする能力が「結界術」の本来の姿であるとすれば、良守もいよいよ結界師としての本領に目覚めつつあるのかも知れません。
妖逆門
今のところは人は全然死なないしライバルプレイヤー達もみんな基本的にはイイ奴ばっかりという、「カイジ」的な臭さが全くない爽やかなマンガになっていますが、この雰囲気をぶち壊す性格破綻キャラがそろそろ登場してこないかなー? と期待している私は、多分このマンガの読者層の想定外にいるのではないかと思った。
ハルノクニ
鉄山靠を黙々と警官に当ててなぎ倒しつつ進撃するコーさんが熱すぎます。八極拳を使えるだなんて何者ですかこの人。史上最強の弟子ですか。「拳児」の登場人物ですか。「ネギま」の格闘大会の参加メンバーですか。中国拳法を会得している彼の背後には、実は中国華僑のシンジケーションとかが存在するとかそういう裏設定があったりするのですか。謎が謎を呼びます(まちがい)。
聖結晶アルバトロス
このマンガの作者はホントに「ヒロインの裸」を使うタイミングをわきまえてますね! と思いました。
あとピジョンがわざわざ「次会った時は、もっとひどい目にあわせてあげる
」と言ったということは、これはつまり「次回登場時には王女緊縛プレイ以上の何かを期待してネ!」という作者のメッセージであると解釈して良いということなのでしょうか。やっぱりこのマンガの作者はホントにわきまえていると思います。
あいこら
先週はなんかハチベエが桜子に会いたくてたまらない恋する一途な男子みたいな感じだったので、思わず「あんなさわやかに輝く男じゃないはずなのにー!! お前は腐っちまったー!!
」と薫みたいに叫びたくなったのですが、今週できっちりバランスを取って来ましたね。流石です。
しかしこのマンガ、早くも「連載の中でやることがない」状態に陥りつつあるんじゃないかと心配になって来ます。
絶対可憐チルドレン
ハシラの「次号最終回!?
」を真に受ける人をネットでも何度か見かけ、私もビックリしました。掲載位置がずっと微妙なので、『もしかしたら』と心配している人がそれだけいるということなんでしょう。「絶チル」はみんなに愛されてるなあ。
担当編集者におかれましては、このファンの漠然とした不安感を解消できるよう、掲載位置などの面での更なる改善をお願いしたい所存です。サンデー17号の発売日がエイプリルフールだったら良かったのにネ!(せいいっぱいのフォロー)
からくりサーカス
「誰だ!? 誰がオレを守っている!?
」
かつて勝はナルミに背中を守られたおかげで生き残ったことがありましたが、勝が鳴海の背中を守った今回の展開は、その時のことを思い返すと尚更グッと来てしまいます。勝の人生の目標だった鳴海から「頼もしいぜ」と思われる。勝のこれまでの努力が報われたシーンと言えるでしょう。今まで「からくりサーカス」を読んできた甲斐がありましたよ。
2006/03/29
■持ち込み界の女神
時期的に既に旬を外れた話題な上、世間的にどこまで判ってもらえるのか不安なのですが、どうしても書き留めておきたいと思ったので書きます。
週刊少年サンデー13~15号に掲載された「まんがカレッジ特別講座・持ち込みのススメ!!」という記事の中に、「漫画家志望の中学生の少年が、先輩の応援に励まされてサンデーにマンガを持ち込む決意をする」という筋書きの短編マンガが載っていたんですけど、その『主人公を応援する先輩女子』の存在が気になって仕方ありません。
彼女の名前は漫研のペン子ちゃん。彼女はまんカレの入選経験があり、既に担当編集者も付いている漫画家のタマゴであり、このマンガの中では少年を「作品を造ってプロの編集者にマンガを見てもらい、漫画家になる夢に一歩近づこう」と励まして彼の歩む道を優しく導こうとする存在として描かれています。まさに、「持ち込み界の女神」となるべくサンデーから遣わされた存在と言えましょう。
そんな彼女の初登場のシーンがこれ。
語尾に「ですぞ♥」を付ける口癖がチャームポイントな先輩。
でも先輩、「マンマン♥
」はヤバいッスよ。
やっぱマジでヤバくないッスか先輩。
すみません言い過ぎました先輩。
このマンガの作者の中山雅也先生は、「聖パロロ女学園軟式相撲部」という、エキセントリックというかエクストリームというか、とにかくそういう系統のコミックスを出した経験がある方のようです。ペン子先輩といいこのコミックの表紙といい、独特のインパクトを与えてくれる絵柄の人だなあと感じました。可能であれば、今度探して読んでみようかと思います。マジで。
ペン子先輩の次回作にご期待下さい。
※画像は週刊少年サンデー06年13号・14号より
2006/03/03
■ブリザードアクセルの最終回直前みたいな盛り上がりがすごいサンデー13号感想
妖逆門
マンガにアニメにゲームと、生まれた時からマルチなメディアで展開することが運命付けられた「妖逆門」が、ついに連載開始。少年サンデーと小学館の威信をかけて一発当てに来たぜ! みたいな風格を感じさせてくれます。
子供達に人気出るといいですね(当たり障りのない期待の仕方)。
まだメーカーのタカラのサイトには「妖逆門」に関する情報は掲載されていないみたいなので実際にどんなゲームなのかは不明なのですが、「妖逆門」というタイトル、そして「各地での課題をクリアしながら双六のように進んでいく」ゲームシステムから推測するに、バックギャモンをアレンジしたアーキテクチャを持ったゲームなのかな? と予想しています(勝手に)。ゲームシステムマニアの私としては、実際どんなゲームが出てくるのかちょっと興味が湧くところ。
マンガの方は、そのアーキテクチャをどのような形でストーリーに活かして来るのかに期待しておきます。あと、アニメの予告ページに登場している「きみどり」という名前の傘を持った女の子は、明らかに性格が破綻しているキャラ独特のオーラが出まくっていて大変に魅力的なので、早急にマンガの方にも登場させるべきです。
金色のガッシュ
ラストシーンでチェリッシュとテッドがキスしたシーンよりも、チェリッシュのパートナーのニコルが実は男装した女性だったことにときめいてしまった人?(挨拶)
ハルノクニ
第二話にして、いきなり最終回間近かと錯覚させる緊張感あふれる雰囲気が感じられたエピソードでしたね(注意:このサイトに書かれているマンガの感想は、基本的に全て褒め言葉です)。
今週は、食堂でケンカしている聖士と志乃を見て、『国家に対して反逆する戦士と化した聖士の前に、体制側に付いた志乃が立ちはだかる! 死合う定めの両戦士!』みたいな展開にならないかなあ、とか思いましたがどうか。ヒドイか(オレが)。
あと、もし自分が聖士君だったら、浩一郎に対して「コーさん、ウドンの丼を横から鷲掴みにするその持ち方はちょっとヤバいッスよ」と指摘したいと思いました。容姿に違わず、彼はやはりただ者ではない雰囲気を漂わせていると思います。ウドンの持ち方でキャラの風格を表現するとはなかなか侮れませんね!(注意:このサイトに書かれているマンガの感想は(略))
結界師
「何だよ! せっかく役立てるかと思ったのに!
」
ついに影宮君がツンデレ的な言動を!
本人の意図とは反対にどんどん良守に惹かれて可愛くなる一方の、影宮君の明日はどっちだ!
火黒×藍緋とは予想外のカップリングでした(まちがい)。
あお高
逃げてー! みんな逃げてー!(回転する教頭先生のドリルを指さしながら)
本当だったらマサハル対杉田のシリアスな知謀派キャッチャー対決になるはずだったのに、それを全て帳消しにして今週の「あお高」をコメディーと化してしまった、巴キャプテンの愛の力はホンモノです。マサハルは巴さんから一生逃げられないと思います。
からくりサーカス
もし履歴書の自己紹介欄に「好きなオートマータ」という欄があったら、まず真っ先に『フラッシュ・ジミー』と書くと心に決めていた私としては、ここで彼が退場してしまうのは残念です。 カワイイ系陰険オヤジキャラという微妙極まりない路線を開拓したジミーに哀悼の意を(三牛親子は?)。
2006/02/25
■サンデー12号感想(列挙版)
ハルノクニ
やる気のない警官に熱く説教するハル君のシーンを読んだ時、「神聖モテモテ王国」に出てきた『ぼくらの夢を奪った大人を 地獄の業火で皆殺し ゴーレッツゴー 大人を殺せ ガッツじゃぜ それが若造の祈り
』というファー様の罪深いシャウトが脳内で流れました。
あらがう大人です。こんにちは(挨拶)。
ストーリーとしては、「この世界には僕らには知らされていない秘密が隠されていた!」という、割とスタンダードなジュヴナイルっぽい話みたいな感じ。「衝撃の反骨レボリューション
」というロックな宣伝文句から推測するに、秘密を知ってしまった主人公のギリ少年が、その秘密を隠匿しようとする権力者達と戦うといった展開になるんじゃないかと思います。第一話から女装が似合いそうな美少年のハル君をいきなり轢死させる展開を持ってきたところに、この作品に対する作者達の気合いの入り方を感じますね。
何にしろ、タイトルが「ハルノクニ」というからには、今後もハルが物語に大きな存在感を示すことは間違いなさそう。タイトルがセカイ系っぽいところも含め、今後のロックな展開に期待します。自由のためなら鬼となれ! 熱さばつぐんのサンダー若造ビームを大人に決めろ!(まちがい)
あと、バレると生命に関わりそうな秘密を知ってしまったけど、どうしても世間にこの秘密を知らしめていきたい! と思った時は、とりあえず Winny に流してみるのが良いかと思います。
聖結晶アルバトロス
意味もなく最初から最後までスプーンを舐め続けている、ピジョンのあざとさがヤバいです。絶対領域標準装備のゴスロリ衣装だけでも十分あざといのに、その上このあざとさ。素晴らしいですね。
彼女たちは鉱物世界からやって来た鉱物生命体なので、金属を舐めてるだけで幸せなのでしょうか。
ワイルドライフ
違和感を感じる「WILD LIFE」受賞の言葉(猫は勘定にいれません)
こちらでも指摘されていますが、小学館漫画賞受賞時の藤崎先生のコメントでの冠氏への賛辞っぷりはやっぱりどこか異常な雰囲気があると思いました。
「ジャぱん」の橋口先生は、まだ冠氏とパートナーとしての関係を上手いこと築いているといったイメージがあるのですが、藤崎先生の場合は冠氏に本気で心酔しきってしまっているんじゃないか? と、なんか心配になってくるほどです。
あお高
「やり返しちゃおうか。ね!
」
黒右京キター!(AA略)
あと、伸之助がちゃんと活躍しているシーンを初めて見たような気がします。
教頭先生はやがて怒り心頭に発し、ドリルで他校の生徒を攻撃するようになると思います。
結界師
「僕は無力だな。約束一つ守れない
」
かつての加賀見に『あの人のことお願いね
』と頼まれたことを決して忘れず、その決着を己の手で付けようとした、松戸の深い愛を感じるエピソードでした。
このマンガのタイトルは「結界師」であって「松戸平介」ではないので、残念ながらここから更に松戸や加賀見の過去の物語が語られることはないっぽいのですが、彼らの過去の話は色々と妄想のしがいがあると思いました。松戸×白とか、加賀見の中に入っている悪魔×松戸とかの同人誌があったら読みたいです。
からくりサーカス
さらばだパンタローネ!
散り際の嘲笑、見事であった!(「覚悟のススメ」の散さまのように敬礼しながら)
2006/02/20
■サンデー11号感想(近況:せっぱつまってます)
金色のガッシュ
骨折復帰後の最初のエピソードで、テッドを完膚無きまでにボロボロにしている雷句先生は容赦が無くてステキです。
兄ふんじゃった!
「メイドマニュアル」が出てくるコマの背景に描かれた、花園メイドのいかがわしさが白眉だと思いました。
それにしても、メイド喫茶+女装少年と二段階で時代に迎合しているにも関わらず、結果的に全く時代に迎合していないマンガになっているところは凄いです。流行に敏感なフリをしつつ、その流行そのものを否定して破壊しようとするロックな心意気を感じます。「兄ふん」はロックだ。
結界師
自分の中身が空っぽだからこそ「わがままな女に振り回される」という名の幸福な人生を送ることができたのだ、と人間だった頃に悟ることさえできていれば、白もああはならなかったのになあと思いました。
男と女の関係って難しいですよねー(知ったかのように)。
絶対可憐チルドレン
ケンとメアリーって、なんか中学校の英語の教科書に出てきそうな名前ですよね(挨拶)。
感想ですが、水を使って光学迷彩を作るだなんて、メアリーはただの巨乳じゃなかったんですね! と思いました。メアリーは薫と同じく純粋なサイコキノっぽい感じなので、「ウォーター・オプティカル・カムフラーシュ
」はサイコキノ能力だけで使うことが可能という事なのでしょうか。
あと、今回は女湯で太股を露出する皆本が熱すぎます。「MISTERジパング」で男性キャラの股チラ描写力を鍛えた成果を、こんなところで発揮。これがキャリアというものなのか。
チョコは葵のでいいです(控えめに)。
グランドライナー
「あー大佐ァ、これって負けるパターンですよ?
」
「大佐ァ、更にヤな予感が…
」
ピンチになっても、まるで当事者意識が感じられない達観した態度をとり続けるハミルさんがステキなエピソードでした。最後のシーンではアル君を脅して「けなげな少年をいじめることで快感を得る」どうしようもなくダメな己の性癖を改めて特徴付けると共に、偽札の原版を燃やしてしまうというミスをわざわざすることで、「普段はしっかり者だけどイザとなるとドジっ娘になる」要素があることもアピール。「グランドライナー」の正ヒロインの座を盤石のものとした感があります。
その辺はともかく、メカと美少女が出てくる正統派冒険マンガは少年誌には絶対必要なのではないかと思いますので、正式連載化されたら嬉しいです。冒険にロマンを求める少年読者と、ハミルさんのようなサディストお姉さんフェチの大きなお友達の読者のため、これからもがんばってください吉田正紀先生。
あいこら
「あいこら」に出てきた幽霊の小夜は「ネギま」の相坂さよのインスパイヤなのではないかという話題で世間が盛り上がってたみたいですが、それ以前に「GS美神」でおキヌちゃんが初めて出てきたエピソードをまず真っ先に思い出してしまった私は、いったいどうすればいいのでしょうか?(挨拶)
おキヌちゃん初登場の頃は「幽霊に欲情する」というネタだけでギャグが成立したものですが、それから15年経った今ではもう幽霊に欲情するのは当たり前で、欲情する理由が「幽霊少女のパーツにグッと来てしまった」であるのをギャグにしているところに、「あいこら」の時代性を感じます。
つまり、「美神」の頃は常識から外れた行為として読者の笑いを誘うための『結論』として用いられていた「幽霊に欲情」ネタが、「あいこら」では読者が普通に共感することができる『前提』になっているのです。これは即ち、現代マンガ読者の間では、既に幽霊に萌え萌えになってハァハァしても一向にモラルを問われないコンセンサスが形成されている、ということを意味します。
かつて「美神」が裾野を開拓したオカルトギャグは、年を経るに連れて徐々に時代に合わせて変化しながらも、着実に浸透していると言えましょう。
幽霊に欲情。それは受け継がれる絆。
ねこナビ
私が思うに、杉本ペロ先生に必要なのは、嫁さんではなく家政婦さんだと思います。
ペロ先生は、嫁を捜す前に猫村さんを雇うべき。
2006/02/12
■サンデー10号感想羅列版
ワイルドライフ
『美味しそうな消しゴムさん…
』
その若さでゴムフェチに目覚めてしまうなんて!(大間違い)
炭などを無性に食べたくなってしまう「異食症」は主に鉄分の欠乏によって発生すると言われており、おそらく今回のすみ子ちゃんの異常行動もそれが原因だと思われます。鉄生もそのことは把握できているようなので、来週辺りには解決するのではないのでしょうか。
しかし、ゴムに目覚めたすみ子ちゃんには、危険な魅力があり過ぎます。有り体に言えば必要以上にエロいです。消しゴムを食べる子供をここまでエロく描いてしまう意味は、いったい何処にあるのか。少年読者のフェチへの扉を開くのは「あいこら」だけではない、ということなのか?
小学館漫画賞を受賞した藤崎先生は、いったいすみ子ちゃんを通じて何を我々に伝えようとしているのか。「ワイルドライフ」はこれから何処へ行こうというのか。
ハヤテのごとく
『バレンタインラブラブチェッカー
』
少年マンガ誌に似つかわしくない、たいそう少女趣味な付録がついた今週の「ハヤテのごとく」。
こんな付録が付けてくるということは、ハヤテのファンはこんな乙女チックなグッズにも違和感を感じない、男子の体に乙女のハートをインストールしたロマンチックな「乙女少年」が多数を占めている、と週刊少年サンデー編集部はリサーチしているに違いありません。
大手出版社まで動かしてしまうとは、「マリみて」ブレイク以降顕著になったオタク男子の乙女化傾向もついに来るところまで来つつあるということなのかも知れませんね。ウソですが。
それで今週の「ハヤテ」ですが、まるで少女マンガみたいなエピソードだなあと思いました。西沢さんって、もし「ハヤテのごとく」が古典的少女マンガだったらそのまま主人公になれる立場にいるキャラですよね。
主人公は平凡な家庭で育った普通の女の子! でも、彼女が好きだった同級生の男の子は、ある日いきなり高貴な身分の意地悪な令嬢に仕える執事となってしまった! 彼を取り戻すためにハイソサエティな世界を垣間見ることになった、主人公の運命や如何に! みたいな!
ただ、今の少女マンガのトレンドから考察すると、ハヤテは外見はイケメンで優しい紳士だけど実はその正体は冷酷なサディストで、隙あらば西沢さんをベッドに連れ込んで(以下略)的な展開を求められかねない気もします。少コミCheese進出を目指してがんばれ畑先生。
あと、ヒナギクさんはむしろ女らしいと思いました。そりゃ女も惚れるよねー(乙女チックに)
結界師
「虫が大嫌い」という性格、そして抱きつきながら良守の背中に胸を押しつけるという専門用語で言うところの「あててんのよ」的アクションにより、世間では影宮君女の子疑惑が囁かれている模様。
でも個人的には、影宮自身は正真正銘の男子だけど、彼に憑依している妖(あやかし)が女性体なのではないかという説を提唱していきたい。限が完全変化した時は筋骨逞しいカッコイイ妖怪になりましたが、影宮が完全変化を遂げたら、さぞやムチムチプリンな女体が(以下略)。あるいはロリロリな幼女体が(以下略)。
その辺はともかく、どうやら影宮は、今の良守にかつての限と同じヤバい臭いを感じているのは間違いないようです。もし良守がかつての限のように自分を省みない行動を取るようなことがあった時、彼は良守を押しとどめることができるのかどうか。そして、そこから良守への愛が芽生えるのかどうか(まちがい)。
そして、召還した悪魔に昔惚れた女のコスプレさせてる松戸の歪んだセンスに萌えました。
それでこそ我が人生の目標となる人物です。
2006/02/07
■サンデー9号感想(落ち穂拾い版)
最強! 都立あおい坂高校野球部
チア部が大挙して出てきてラブにひなる展開になった途端、ネットの各所でいきなり話題になった今週の「あお高」。ホントみんなこういうの好きな!
世間的には「太陽がまぶしいぜ!
」のコマの左から二番目の娘の評価が高いみたい(左から二番目派例:マンガがあればいーのだ。さん/ヤマカムさん)ですが、個人的にはやはりまり子先輩に注目してしまいます。彼女の落ち着いた性格と、如何にも「先輩」然とした貫禄を漂わせる風格を、大きくて柔らかそうな胸とたれ目というパーツで的確に表現しているところに、全男子生徒は注目。特にたれ目。たれ目ですよたれ目。
「たれ目」と言えば、まだ『萌え』という言葉が発見されていなかった時代に一大勢力を築き、インターネット黎明期においては「たれめパラダイス」なるイラストサイトが人気を博するなど、様々な栄華を誇ったものでしたが、今ではほとんど鳴りを潜めてしまった感があります。「たれ目 萌え」と「眼鏡 萌え」を共に検索して件数を比較してみれば、その差は一目瞭然です。
しかし我々は、まり子先輩のたれ目により、「たれ目」というパーツの存在を再発見する絶好の機会を得たのです。確かに彼女には、お姉さん系「たれ目」キャラクターが根幹として備えているべきたれ目アイデンティティを持ち合わせた、まさにたれ目たるべきたれ目キャラだと思います。
「眼鏡っ娘」や「前髪っ娘」が萌える世間を跋扈し、キングオブパーツフェティシストマンガ「あいこら」ですらたれ目はフェチの対象となっていない今だからこそ、あえて「あお高」のまり子先輩をたれ目キャラとしてデザインした、田中モトユキ先生のセンスが光るのです。我々は決して、たれ目のことを忘れてはいけないのです。判って頂けたでしょうか。
勿論今回はまり子先輩のみならず、巴先輩やバンソコ女千秋、そして名無しのエウレカ髪の女子に至るまで、どの女の子もたいへんに魅力的に描かれていたと思います。さすが、かつて「鳳ボンバー」において、あややのアレっぷりで我々を心の底から震撼させた田中先生です。
我々もゆめゆめ油断することなく、今後も「あお高」に注目していかなければいけないと思いました。
結界師
黒芒楼の姫さまの本領発揮。最強に強まってる良守を、尻尾責めでメロメロにした挙げ句に指先一つでダウンですよ。何この強さ。白がいないと何もできない、要介護認定姫さまじゃなかったのか。油断できないね!
あと、影宮の縛られ上手っぷりにも萌えました(まちがい)。
その辺はともかく、今週最も印象的だったのは、良守の後ろ姿を見た時、影宮の表情がアップになったシーン。
彼は良守の背中に、常に死と隣り合わせだった限と同じモノを見たのでしょうか。良守の「変質」を表現した、上手い演出だなと思います。
からくりサーカス
『歌も…
』
歌えるんだ…
パンタローネ様が! パンタローネ様がかわいい!
「歌も…歌えるんだ…」と言ったパンタローネ様の表情は、まるで秘めた思いを告白した時のツンデレ女子のようです! なんてカワイイんだパンタローネ様!
『散り際に微笑まぬ者は生まれ変われぬぞ
』とは「覚悟のススメ」の散さまの名台詞ですが、斯様な微笑みを見せたパンタローネ様は、きっと生まれ変われるはず! 散り際の微笑み見事であった!(死亡フラグ確定)
D-LIVE!!
『お前がASEを捨てるなら俺も…
』
元祖ツンデレ髭親父のロコたんが、ついに斑鳩に愛の告白を!
こんな台詞が出てきてしまったら、いくら初音が斑鳩に迫ろうとも、もはや読者の頭の中には「ロコたんが『俺も…』の後に何を言おうとしたのか」ということしか思い浮かびませんですよ。ドジっ子委員長の春日さんといい彼女といい、最初から最後まで女性キャラが報われないマンガだなあ。そこがいいんだけど。