2006/08/26
■グリシャム大佐が葵の弟に何のアニメの話をしたのか気になります(サンデー38号絶チル感想)
「クライドを破る一発逆転の秘策とは――!?
」
『葵はすごく強い』が秘策だったというオチが! っていうかそれ秘策じゃないような気がします!
前回の予想ではケンのクレヤボヤンスを何らかの形で使ってくるのではないかと思っていたのですが、それは何故かというと「ここでケンが役に立たないとケンが京都に来た意味がないから」だったのです。しかし、今回の話でどうやら「ケンは役立たず」ということ自体が彼の存在の最大の価値であることが明確になった以上、この予想が外れてしまったのは納得。メアリーにすらバカ呼ばわりされ、コスプレとかツンデレとかそういう日本のダメ文化が大好きになっちゃったケンは、自分の頭の中では一躍萌え対象の仲間入りです。
結局ケンが実質的に役に立った時って、葵を怒らせた時に皆本を諭したシーンだけなような気が。そう考えると、やはりケン×皆本もアリなのか(何の話だ)。
それと同時に、テレポーターである葵には「空間を把握する感覚が極めて優れている」ということが提示されました。絶チル世界に置けるテレポーターがすごいことはコミックス3巻のおまけマンガでも少し触れられていましたけど、今回のエピソードはそれを明確にする目的もあったのではないかと思います。
前回、皆本が葵に「君なら大丈夫」って言ったのは決して励ましだけではなく、葵の潜在能力を既に把握していたということになるのでしょう。皆本はチルドレンのことなら何でも知ってるんだなあ。こういう描写がないと、皆本は単に子供に頭が上がらないヘタレになっちゃうので致し方ないところでしょうか(仕方ないの?)。
あとは、昔の薫が舌足らずな言葉で葵の父に怒鳴り込むシーンが良かったです。いやその、小さい頃の薫や紫穂のロリさ加減がどういういう話ではなく、今回見せた葵の強さの源はやっぱり仲間達の存在があるからだ、という表現をこういう形で入れてくれたのが良かったなと思います。
にしても、小さくて気弱だった頃の葵はホントにカワイイですよね(ダメ)。
■今週のテーマはHENTAIです(サンデー38号感想)
クロスゲーム
『二ノ宮亜美…いやいや月島青葉、飛びます――!!
』
「あだちマンガのヒロインキャラはみんな同じ顔」という、マンガ業界における暗黙の了解を前提にした名コピーだと思いました。サンデー編集部がついにあだち充最大のタブーに触れやがった!
でも、それを更に逆手にとって青葉に「おーこわ」とか言わせて飛び込ませず、貴重な1ページをメタなギャグに費やしたあだち充先生は、サンデー編集部の上を行ったと思います。更に、「ラフ」における比較的どうでもいいキャラをあえて登場させるという大技まで披露。あだち充先生はやはり器が違います。できておる喃。
ダレン・シャン
『何かを得るためにはなにかを捨てねばならん。学校とやらで習わんかったかな?
』
今の日本の子供は等価交換の原則をアニメで学ぶんですよ。クレプスリーさん。
蜘蛛フェチが昂じて思わず蜘蛛を盗み出してしまう主人公といい、よりによってバンパイアから「この悪魔め!」と罵倒される主人公の友達といい、日本の少年マンガではまず出て来ないプロットが新鮮で面白いです。絵的にも極めて物語の雰囲気にマッチしてますし、これは結構人気出るんじゃないんでしょうか。原作の小説が売れるかどうかはともかく。
最後に主人公のダレンが友を救うためにバンパイアになることを決意するシーンが今回最大の見所だと思われますが、個人的には「クモが如何に凄い生き物なのか」を友人達に頼まれもしないのに延々と語るところにグッと来ました。オタクの語りたがる癖ってのは洋の東西を問わないんですね。
兄ふんじゃった!
『13歳でも結婚できるように法律変えてきたぞ
』
エロゲー業界が諸手を挙げて歓迎しそうな法律だなあと思いました(まちがい)。
犬夜叉
『りんの命と引きかえに得るものなど――何もない!
』
ついに殺生丸さまが幼女の魅力を自覚した!(まちがい)
しかも今は戦国時代だから、「兄ふん」みたいに法律を変えなくても13歳以下の少女と(前提がまちがっているので略)。
その辺はともかくとして、これでもしりんが黄泉から蘇ることができたら、殺生丸さまのりんに対するツンデレっぷりが加速するのは間違いありません。殺生丸さまファンの立場として、りんの無事を祈りたい所存です。
結界師
HENTAIは世界の共通語!(挨拶)
しかし今回の「結界師」最大の見所は、サンディーの『あの人、HENTAIデス!!
』よりも、烏天狗の紫堂が言った『人間はやはり見た目なんですよ
』という直球台詞で決まりでしょう。実際ソレは本当のことなので、どうしようもありません。
大天狗様は妖怪の類なので山籠もりすれば若返って見てくれが改善されるからともかくとして、斯様な力を持たない我々人間は、いったいどうすればいいんだ! と突っ込みたくなるのは山々なのですが、でもそれは妖怪退治マンガである「結界師」が答える範疇の質問ではありません。我々各々が考えるべき命題と心得るべきです。モテへの道は遠い。
田辺先生の描くカラスは生意気そうでたいへんにカワイイので、アニメになったらバンダイはぬいぐるみを作ってクレーンゲームの景品にするべきだと思いました。
RANGEMAN
また女の子にフられ、運命の出会いを待望する錬児の前に突然現れたのは、レンジブルーこと奥田拓郎であった! という展開だった今週の「RANGEMAN」。
「もし自分が腐女子だったら!」と久しぶりに悔やみたくなるエピソードでした(ダメ感想)。
その辺はともかく、次回以降のエピソードは錬児にとって「恋」に対する認識を変えるきっかけになるかもしれない、という意味において重要な話になりそうです。
ハヤテのごとく
今回からはいよいよヒナギクメインのヒナ祭り開始! と思っていたら、何か実際に始まったのはハヤテ女装祭りだったという驚愕の展開に突入。今頃はみんなハヤテのメイド姿に萌え狂っているんでしょうか。
正直な話、畑先生は漫画家としての実力はまだ未知数なところが多いと個人的に思っているのですが、でも時々「畑先生ってもの凄い天才なのではないか」と感じることがあります。今回の話はまさにソレです。こんなプロットは天才でなければ到底思いつきませんし、思いついたとしても実行には移さないと思います。普通の人にはできないようなことを軽々とやってのける! そこに痺れる憧れる! ってのが天才というものなのです。
ただ、これがハヤテの身体まで女になっていたら天才を超えてHENTAIになっていたと思うので、そういう意味ではちょっと残念ですね。畑先生ご謹製のHENTAIマンガも読んでみたいものです(ダメ感想)。
ハルノクニ
『! あらあらふるえちゃって、カワイ♥
』
HENTAIだー!(大歓喜)
2006/08/25
■[comic]マンガナツ100 結果発表
結果的に数多くのマンガ系サイトを巻き込んだ壮大な企画となった「ナツ100」の集計結果が公表。
集計おつかれさまでした。
次回の「漫画10」には参加したいです(笑)。
2006/08/22
■葵祭り終了前夜祭(サンデー36/37号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
今回のライバルであるクライドですが、テレポーテーションとサイコキネシスという二大超能力を持ち合わせていながら、その自分の才能をくだらないことにしか使わない男であることが判明。「人類の英知はくだらないことに費やしてこそ最高の輝きを放つ」というのが持論の私としては、まさに彼は天才の鑑であると評さざるを得ません。
ただし、葵の視界を奪ったことは戦術としては極めて正しいのは認めますが、でも眼鏡っ娘の葵から眼鏡を外してしまったら葵の魅力が台無しになってしまうことにまで考えが至らなかったことは、彼の芸術家としての才能に大きな欠陥があることを証明してしまいました。眼鏡っ娘が眼鏡を取る時は、眼鏡という仮面を捨てて己をさらけ出す覚悟を決めた時でなければいけないのに! 芸術家を自称しているくせに眼鏡の何たるかさえ知らないだなんて、君は芸術というものが判っていない!
どうせ粘液を葵の顔に発射するなら、せめてもっとエロっぽくして欲しかったよ!(最悪の感想)
最後の金箔寺(仮名)での葵とクライドの対決シーンは、葵が何らかの手段でケンの視覚イメージを取得しているのは間違いないと思うのですが、その手段が判りません。一番てっとり早そうなのが「ケンの視覚イメージを葵の脳内にテレポートする」なのですが、ここまで来るとさすがにソレってアリなのか? という世界に突入してしまいそうな気がします。
まあ、でも前に澪が「素粒子レベルでテレポートして分身を実現する」なんてネタを前にやっているので、「テレポート」という能力の解釈はもはや何でもアリなレベルでまで拡大可能になっていると考えてもいいのかも。どんな理屈を用意しているのか期待したいところです。
そして、完成原稿速報で紹介されていたコマにグッと来ました。
葵がいないのをいいことに、何か紫穂と薫がイチャイチャしてますよ!(語弊)
■「虫除けうちわ」をコミケに持ち込んだ人?(サンデー36・37号感想)
ダレン・シャン
「サーカス団」という単語を聞くと、つい筋肉少女帯を連想してしまうお年頃の私です。サンフランシスコ!(挨拶)
小学館ファンタジー文庫化連動企画として連載が始まったと思しき「ダレン・シャン」。私は原作の方は未読ですが、実際に読んだ人に聞いてみたところ「ハリーポッターよりか面白いんじゃね?」と仰っていた方もいたので、結構期待できそうではあります。
とりあえず、主人公が無類のクモマニアであったり、いきなりフリークスが集うサーカス団が出てくる辺り、普通の児童小説とはやや異なるセンスに支配されている感が漂っており、これらのファンタジーとは趣向が異なる物語っぽいことは把握できました。子供はみんな反社会的かつ汚くて臭いものが大好きですからね(決めつけ)。
そんな原作の魅力をコミックという媒体でこれからどのように表現してくれるのか、素直に期待したいところ。このオレに原作を買わせることができたら小学館の勝ちだ!
金色のガッシュ
『「バオウ」の力以外は全く落ちこぼれのお前が、この魔界の王を決める戦いに参加していることだ!!
』
魔界の王決定戦って、「町内会主催のこどもソフトボール大会に町内の子供が参加しなければならない」のと同じレベルの理屈で魔界の子供はみんな強制参加させられていると思っていたのですが、ガッシュに関してはなんかちょっと事情が違うみたいですね。
どうやら、下手なのに町内会長の息子だから変にチームで優遇されて他の子供から反感を買っちゃった、のと同じレベルの理屈でガッシュはゼオンに憎まれていたみたいです。きっとその子も、本当はソフトボールなんてやりたくなかったのになあ。大人の政治的な事情に巻き込まれちゃったみたいで大変だなあガッシュ。
結界師
「大根を持ったサンディーさんはエロい同盟」を結成して同盟バナーを作りたくなる衝動に耐える二週間でした(ウソ)。
サンディーさん単体でも大根単体でもそれほどエロくはないというのに、この二つが組み合わせると途端に神々しいオーラが! きっと、スレンダーな女子に大根を持たせることにより、新たな何かが芽生えているんですよ! きっとこれからは、エロい画像とか二次創作小説とかを検索したい時の検索ワードとして、「女性キャラの名前+大根」を指定するのが流行るに違いありません!
こんなに大根がよく似合う女性を見つけてくる大天狗様はすごい! っていうか、大根を外人女子に持たせた田辺先生はすごい!
史上最強の弟子ケンイチ
ブルマ相撲願望の持ち主にして全てのデブの守護者であるところのトール様が出てくると、俄然面白くなります。
この世にあまねく全てのデブ専に希望を持たせるために戦えトール様。
名探偵コナン
佐藤刑事くらいの歳の女性が左手の薬指の指輪の意味を知らないどころか、それが萌え要素になってしまう日本の警察は、どこまでも平和だと思いました。
犬夜叉
『連れて来るべきではなかった…
』
桔梗亡き今、この作品における個人的な最大にして最後かつ最強の関心事は殺生丸さまの連れ歩きっぷりの鑑賞にあるのですが、いよいよそちらの方も佳境に差し掛かってまいりました。何故殺生丸さまは、りんをあそこまでして連れ歩くようになったのか? 彼は一体りんを連れ歩きながら何を考えているのか? その真相に迫るエピソードになりそうです。
まあ、りんは「けなげ・はかなげ・いたいけ」の三大要素を持ち合わせた薄幸の美少女であり、殺生丸さまが萌え萌えになって連れ歩きたくなるのも致し方ないとは思います。幼女を連れ歩きたくなるのに理由はいらない!(問題発言)
あと、そんな殺生丸さまに自発的に付いて歩いている琥珀は、真性の連れ歩き回れの才能を持っている子だなと思いました。
琥珀対殺生丸さまの連れ歩き対決もついに佳境に! 今、連れ歩きシーンが熱い!
ゴールデンエイジ
トラの近江に対するツンデレ発言が目を引く今回の「ゴールデンエイジ」ですが、個人的にはむしろ「ボクは何だかその気になっちゃいそうですよ!
」とかヤバい発言している子のオロオロした表情がカワイイなと思いました。かもめ中サッカー部はいろいろな意味で逸材揃いですね。モヒカンもいるし。
ハヤテのごとく
自分の恋心をどこにぶつけていいのか判らずに動揺するかわいいヒナギクさんを観察する回でした。
これだけでも十分アレだってのに、畑先生は「ひな祭り」と称して次回から更にヒナギクをいじりたおす所存らしいです。明日の今頃はみんな萌え狂ってるんじゃなかろうかと心配です。
2006/08/20
■マンガ系サイト管理人飲み会に行ってきました
今更になってしまう話ですが(いきなり)。
コミケには結局1日目しか行けなかったのですけど、「ヤマカム」の山田さんのお誘いで、コミケ最終日の夜に行われた(「ナツ100」で話題の)「酔拳の王だんげの方」のだんげろうずさん主催のマンガ系サイトの飲み会に参加させて頂きました。
フラン☆skinさんとこの8/14の日記にもあるように、だんげさんや山田さんの他にも、ゴルゴさんやフランさんやDAIさんや芝田さんやチベットさんやgeekさんといった、凄いというか何というかこう、興奮のあまり思わず「ここにいるメンバーが結託すれば、日本を裏から支配できますよ!
」とか無根拠な言葉を叫ばずにはいられなかったくらい豪華なメンバーが集まった、なんか凄い飲み会でした。何よこれ!
当日は、山田さんやフランさん達からチヤホヤされてモテモテ状態だったので大変に楽しかったです(ダメ感想)。でも「昔から更新日記読んでました」って言われると、長いことサイトやっててホントに良かったとしみじみ思います。
あと、芝田さんが(Studio Voice最新刊の座談会のように)現代エロマンガの面白さについて蕩々と語っていたのが印象深かったです。あの落ち着き具合は大人として見習っていきたい。
そんな感じで、当日は皆さん色々とありがとうございました。
■夏休みの友
飲み会の当日、山田さんから「こわしや我聞」の藤木先生が作った同人誌「夏休みの友」を頂きました。ありがとうございます!>山田さん
それでこの本の中身ですが、要するに我聞のメンバーがそろいも揃って「絶チル」4巻のおまけコミックみたいな騒動をする話です。つまり温泉ネタ。
ご本人が「サービス精神10割増し」と仰っているように、陽菜さんや果歩や桃子のありがたい裸がたくさん拝める、ファンとしてはとても嬉しい内容になっているのが特徴です。特に、桃子の裸のエロさはただ事ではありません。
でも裸のコマ数からすると、一番脱いでるのは我聞ではないかという気がしますが。我聞のポロリがないのがちょっと残念(残念?)。
何にしろ、藤木先生が楽しんで作ったことが誌面からもよく判る、作者の愛情溢れるとても楽しい本だと思いました。
勿論、この調子でサンデーでの早期の新連載も超期待したいところ。こういうマンガは、やっぱり本誌で堂々とやって頂きたいです! 藤木キャラのポロリが読めるのはサンデーだけ! みたいな感じで一つ!
2006/08/11
■コミケ1日目行ってきましたメモ
いきなりですが、今日コミケ行ってきました。
以下雑感メモ。
- 今回は時間とお金の制約で、巡回するサークルは絶チルのみに対象を絞る作戦。企業ブースも、小学館で絶チルテレカを買うのみに止める。
- 11:30前に到着。入場は規制もなくすんなり。1日目ということでそんなに混んでない印象。
- 絶チル系は、絶チル本と共に他ジャンルの本も一緒においてあるサークルがいくつか。他ジャンルからの新規参入が始まっている模様。興味深い。
- その一方で、ずっと椎名高志作品系で活動している「天使のしっぽ」さんの皆本受け本がたいそうエロかったり、「風色通り」さんの絶チルギャグ本が手堅く面白かったりと、やっぱりこのサークルの方々は凄いなと思いました。
さすがは「一番湯のカナタ」の同人誌を作ってコミケで売った実績がある世界でただ二つのサークルです(さすが?)。これからも頑張って下さい。 - 絶チル本を出していた壁サークル(塩こんぶプロジェクトさん)は、行ったときには既に完売。残念。
- テレカ目当てに企業ブースへ移動したら、急に人口密度が急増。ここだけ雰囲気が三日目の男性向けに。臭いも。
- サンデーGX(=小学館)ブースの最大の売りはアニメの第二期が始まる「ブラックラグーン」なのだが、それと同じくらい「ハヤテのごとく」がプッシュされていてビビる。
売っていた「ハヤテ」グッズは、テレカ二枚組セットとTシャツ。特にTシャツはそのまま池袋のチーマーが着ていてもおかしくないくらいKOOLなデザインのブツ(誇張)であり、小学館の「ハヤテ」に対する妙なやる気というか色気が感じられる。これは即ち、これからはハヤテで行くよ! という小学館の意思表示なのか。 - 13時に撤収。2時間弱しかいなかったのに、あまりに熱くて汗びっしょりになりました。
- なお、2日目と3日目は行けそうにありません。残念ー
2006/08/05
■京都弁とツンデレ台詞の親和性の高さは異常(サンデー35号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
『オー! ジャパニーズ「ツンデレ」!!
』
ノット秋葉系SFコメディーを自称していた「絶チル」のキャッチフレーズは「このマンガにツンデレはいません」じゃなかったのか! なかったのか! と一瞬絶望したくなりましたが、しかしツンデレの正確な定義は「普段はツンツンとした態度を取るが、一定の条件下では態度が急変してデレデレといちゃつく
」状態を指すとなっている以上、普段から皆本にデレデレしている葵が今回ちょっとツンツンしたからと言っても、狭義的な意味でツンデレには該当しないと考えられます。従って、今の葵はまだツンデレ少女ではないと思います。
とはいえ、わざわざ「ツンッ」という効果音を発生させつつ、京都弁で「カンちがいせんとってや!
」と言って強がっている葵は大変に可愛らしくて萌え萌えであることは間違いなく、先週の「椅子に乗って背伸びしながら皆本のネクタイを締めてる葵」と並べて額に入れて飾っておきたいくらいです。小学館は夏コミの企業ブースで売るべき。
どっちかと言うと、「女の子ってのはどうしてこう…
」とぶつぶつ言いながらも赤面しながら葵にメールする皆本の方が、より狭義の意味でのツンデレに近いのではないか? と思うのですがどうだろう。
まあ、皆本は葵に対してはツンツンしてるんじゃなくて、葵を特別に意識してないだけっぽいんですけどね。隙あらばセクハラして来る薫と比べると葵は「良くできた子」なので、そういう意味で皆本は葵に対して安心しきっているのかも知れません。男女の間特有の緊張感を醸し出せ葵! ツンデレ化はそれからだ!
あと今回は、ケンのクレヤボヤンス能力がこのマンガの中で初めて有効に使われた気がします。
ケンって、日本を勘違いしているボケ外国人としてじゃなく、エスパーとしても普通に役に立つんだと思った(ひどい)。
■「あいこら」で盃二の履いてるパンツの描き方の執拗さに井上先生の本気を見たサンデー35号感想
金色のガッシュ
清麿があまりに面白すぎるのに恐れを成したゼオンが千手張り手を繰り出した! 格好いいけど、そこで張り手する意味がないぜゼオン! 大丈夫かゼオン! という回でした。そういう意味でゼオン劣勢。
そしてナオミちゃん母がいい女過ぎて震えた。絶対名前はナオコですよね彼女。
ナオミちゃんもいずれはお母さん似の美人に成長するのでしょうか。将来が楽しみです。
結界師
「烏天狗」と「世継ぎ」というキーワード、および『女性には頼みづらい状況
』という台詞から「うる星やつら」のクラマ姫を連想し、今回はさぞやエロい展開になるんだろうなと期待させた挙げ句に、オチとして大男を出してガッカリさせる。今の週刊少年サンデーはロートルにとって厳しい雑誌になりつつあることを、改めて実感させられました。
後は、モテようとする繁守に嫉妬してツンツンしてる時子さんが熱いです。時子の繁守に対するツンっぷりには年季が入ってますから、これがデレに転じたらさぞや凄いことになるに違いありません。ツンデレ化! 時子さんまでツンデレ化! 今サンデーには、ツンデレの風が吹いている!
ハヤテのごとく
俗に「漫画家は自分の頭脳を超える『天才キャラクター』を自分で作ることはできない」と言われており、それ故に「天才キャラ」の頭の良さをどのように表現するかは漫画家の腕の見せ所でもあるのですが、今回の「ハヤテ」ではそれを読み書きできる言語の数で表現する手法で解決しようとしていますね。外国語学習にコンプレックスを抱える人が多い日本らしい表現だなと思いました(社会派)。
あと飛び級。飛び級に関しては畑先生が今週のWebサンデーで渾身の解説をしており、飛び級を巡る人間関係には色々とこだわりがあるようです。この辺の設定が今後に活かされることはあるのでしょうか。
それはともかく、もはや畑先生はハヤテとマリアのフラグを立てようとしているに違いないと思った。
武心
簡単に倒されて「一コマで終わりかよ!」と怒鳴られてしょげている十紋次君の姿は、なんか太っていた頃の椎名先生の自画像にソックリですね!(そんなツッコミか)
今後は十紋次君のことを、心の中で勝手に椎名高志と呼ぶことにして行きたい。
クロスゲーム
性格の悪いメガネの監督の策略! そして兄弟ネタ!
今自分はあだち充先生のマンガを読んでいることを、改めて実感させられます。
読み切り:スペース用心棒でござ候。
「サンデーR」人気トップというだけあって、絵柄の面でも内容の面でも安心して読める完成度の高いマンガだったと思います。最後に出てきた敵巨大戦艦の表現の仕方(=夜空を覆い尽くす程の巨大さを、コマを真っ黒に塗ることで表現)は、個人的には凄いなあと感心させられました。色々な意味で。勿論褒めてますよ?
マンガとしての完成度では今回の「スペース用心棒」が一番かなと思いますが、個人的には最初に登場した「究極論ヒロイン」にも捨てがたい魅力を感じます。次に誌面に再登場するのは誰か!(煽り)