2004/10/16

■近況報告:bk1ブリーダーコンテスト

 この前、bk1から「全寮体験 みんなでたべて』の発送が遅れて申し訳ない」という内容のメールが届きました。
 オレの出来心でうっかり発注しちゃった女子校寄宿舎エロ小説のためにご足労をかけてしまい、こちらこそ大変に申し訳ありませんでした(挨拶)。

 自分はbk1のブリーダー登録をしているのですが、現在bk1では「トップブリーダーコンテスト」というイベントが開催されています。
 これは要するに、10月中に沢山bk1で買い物をするようにし向けてくれたブリーダーの人に沢山ブリーダーポイントを出すよ! というもので、トップブリーダーと推奨されれば1万円分の本が買えるくらいのポイントがもらえます。

 これはチャンスだ! 上手くすれば、絶対可憐ブロギングを動かすために契約した「ロリポップ!」の使用料くらいのポイントは取り戻せるかも知れないぜ! 「深沢さんの本の紹介読んでると、つい読みたくなってしまいますよ!」と褒められた(おだてられた?)こともあったしな! オレの紹介芸っぷりを見せてやるぜ!
 と意気込みだけはあったのですが、今の自分に本をじっくり読んで感想を書くような優雅な時を過ごせる暇があるはずもなく、早くも10月も中盤。もう挽回は無理っぽいです。ハッハー(バカ)

 まあ、最近は買ったまま積読状態になってる本やマンガが再び多くなって来ているのも事実なので、それを解消する意味でも、しばらくの間は読書を強化していきたい。そんな心境です。
 まずはこの前スーパーで買ったまま未開封だった「てれびくん」11月号を(←また買ったんか)

※今週末は私用で旅行に出かけるため、次回更新は月曜日以降になります

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2004/10/12

■更新情報041012

 皆さんこんにちは。
 自宅が台風22号の影響で家が停電してしまい、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第一話を見られなかった深沢です(挨拶)。

 「関東に上陸した台風としては過去50年で最大級」という、まるで『全米ナンバーワンヒット!』並に派手な宣伝文句を引っさげて日本にやって来た台風22号が接近した9日は、予定を全てキャンセルして自宅に引きこもってHDDレコーダーに録画した番組の整理(主にアニメ)をしていたのですが、台風が自宅方面に向かって一直線に近付くに連れ、「この台風はきっとオレの家でアニメを見に来るためにここに向かっているに違いない!」と勝手な設定を構築。
 台風通過にあわせて自宅のHDDレコーダーで話題作「月詠」の第一話を再生してアニメファンの台風を出迎えたところ、いきなりこれまで経験したことがないような凄まじい突風が吹き荒れ、その直後に付近一帯が停電してしまいました。
 結局停電は夜になっても復旧せず、楽しみにしていた「ガンダムSEED DESTINY」第一話を見逃す羽目に。まあ、台風の強さを考えれば、家に被害がなかったことを素直に喜ぶべきなのですが。

 どうやら台風22号さんは、ネコミミモードが気に入らなかったご様子。
 彼は見かけによらず、硬派なアニメファンだったんだなあと思いました(まちがい)。

更新情報

  • 予告通り、「元ネタ大作戦!!」「椎名作品Q&A」の書き込みを終了しました。現在はログ閲覧のみが可能です。
    それに伴い、この2つのページへのリンクをトップメニューから「ある日どこかで」の方に移動しました。
    今回の件で色々心配して下さった皆さまに感謝。
  • 今更になってしまいましたが、「絶対可憐ブロギング」のソースをこちら自分の個人サイト)で公開しました。
     今後はblosxomを始めとしたWeb関連の自作ツールに関しては、個人サイトの方でサポートしようかなと思ってます。

 参考までに、「絶対可憐ブロギング」が動いているのは、「ロリポップ!」というレンタルサーバサービス。価格が安めなのと、Movable Type が動く環境(Perl5.8, MySQL)が使えるのが魅力なところです。
 本当はここと「さくらインターネット」の両方を試用してどっちで動かすか決めようと思っていたのですが、「絶対可憐ブロギング」をテスト的に設置した途端に仕事が忙しくなってしまい、「さくら」を試す間もなく「ロリポ」の試用期間が終了してしまった(→そして本契約へ)、というオチ。ハッハー

 いずれは個人でドメイン取って自宅サーバを! とか野望を抱いているのですが、いつになる事やらー

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2004/10/09

■蜘蛛巣姫感想

遅くなりましたが、ヤンマガアッパーズに掲載された「蜘蛛巣姫」の感想:
 ちょっと前まではワガママなイケイケクソ女が主人公のマンガを描いてた椎名高志氏が、「男運に恵まれない独身女の悲哀」を描ける程までに漫画家としても人間としても成熟したんだなあ、と何だか妙に嬉しくなってしまいました(←感想か?)。

 何というかこう、とにかくヤツメがやたら可愛く思えてしまって仕方ありません。これくらいの年頃の女性の「男からカワイク見られたい」(けど、本性はやっぱり隠せない)心理がほどよく出ているところが特に良いです。2004年椎名高志マンガにおける嫁にしたい女性キャラナンバーワンの座に輝く勢いなステキっぷりです。

 もちろん、そのヤツメをメロメロにする魅力を持った八郎太も良いですし、テンポ良く進むストーリーや、「生まれ変わる」というキーワードに統一されたテーマ、あちこちに散りばめられた椎名マンガらしい小ネタの数々も良かったのですが、やはりこのマンガの最大の魅力はヤツメに尽きますね。
 愛しい八郎太の腕をかいがいしく縫ってるところも、彼に女がいると知って怪気炎を吐いてるところも、スパイダーマンっぽく城に乗り込むところも、密姫に一方的に嫉妬してるところも、八郎太に泣いてる姿を見られないように捨て台詞を吐いて立ち去るところも、もう全部カワイイ。
 こういう女性をカワイイと感じてしまうということは、やっぱりオレも相応に歳をとったということなのでしょうか。

 ああ、でも「喫茶・蜘蛛之巣」という煩悩丸出しなネーミングはどうかと思った。さすが蜘蛛女。

 「パンドラ」の第3話を描いてからの椎名氏は、それ以前とは描くマンガの性質が変わってきている――というのが自分の今の椎名高志評なのですけど(いつかこの辺はちゃんと書いてみたいと思ってはいます)、「蜘蛛巣姫」もまたそれに連なるマンガの一つ。「絶チル」は、作者が結婚とか子育てとか連載切られたりとかいった公私に渡って様々な経験をして来たからこそ作れたマンガだと思いますが、「蜘蛛巣姫」もまた作者が様々なキャリアを経たから作れたタイプの作品のように思えます。
 あと、なんか(「Time Slipping Beauty」の頃とは違って)作品全体に作者の余裕のようなものが感じられるような気がするのですがどうか。

 それにしても、今回の「アッパーズ」はほとんど全ての作品が「終局」に向かって一斉に突っ走ってる感じがして、これはこれで妙に面白いですな(不謹慎)。袋とじ「G-taste」最終回なんか、最終ページのマスカレード男爵が格好良すぎてもう大変。こんなに「ご機嫌よう」の挨拶が似合う男だったとは!
 ページの最後に「次回最終回」と書かれているマンガとそうじゃないマンガがあったんですけど、そういうマンガは後継雑誌かどこかに移転して続く可能性があると考えてよいのでしょうか。「RED」や「シュガー」の今後が気になります。「やまとの羽根」は終わっちゃうみたいで超残念。

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2004/10/08

■「かってに改蔵」が載ってた頃は面白かったサンデー45号感想ダイジェスト

  1. 帰ってきたハヤテのごとく
  2. 石版魔物編終了後の金色のガッシュ!!
  3. うえきの法則次回最終回
  4. 辻原登場(こわしや我聞)
  5. 勝(からくりサーカス)
  6. 定点観測:今週のモンキーターン

1. 帰ってきたハヤテのごとく

 「ハヤテの如く」というタイトルや畑健二郎という作者の名前よりも、「コナミに怒られたアレ」の通り名の方が圧倒的に有名な伝説の問題作が、ついに連載としてサンデーに帰って来てしまいました。
 コナミに謝って仁義も通したことだし、というかむしろ怒られたことで名を上げたことだし、これで連載化には何の問題もなくなったぜ! という判断が編集部内で働いたのではないかと、勝手に推測しています。やっぱり世の中やった者勝ちだよね!(ドクロ)

 読み切り版で社会問題を引き起こした半端なオタク系のネタは、さすがに今回は自粛したようであまり使われてはいませんが、「貧乏少年が大金持ちでロリなお嬢様とお付きの美人メイドに雇われて一緒に暮らす」というプロットは相変わらずオタク向けマンガっぽいので、やっぱりコレはそういう系統を狙った作品だと判断して良いでしょう。サンデーの表紙もソレっぽかったですしね。
 ただ、マンガ本編の方が、その「サンデーの表紙」とはかけ離れた内容に終始してしまった点は頂けません。本来この手のマンガに求められているのは、あくまで今週のサンデーの表紙を飾ったイラストみたいな「美少女達と一緒に過ごす主人公の日常描写」であるはずなのですが、今回の「ハヤテ」では、主人公の不幸な身の上話とか、小悪党とのバトルとか、そこで垣間見せた主人公の驚異的な身体能力だとかいった比較的どうでもいい事の描写で2話も使ってしまっています。ちょっと勿体ないという感じ。

 つうか、どうせこのマンガはオタ向けなんだから、細かいことは放っておいていきなり主人公が執事の立場でお嬢様から一方的に迫られてるシーンからスタート! ストーリーやキャラが判らない奴は、読み切り版をどっかその辺から探し出して読め! くらいの正々堂々さが欲しかったところ(堂々?)。

 とりあえず、今週でこのマンガをストーリーマンガとして成立させる儀礼的な描写は終わったはずなので、次回以降は「まんがタイムきらら」に掲載されていても遜色がないレベルのコッテコテなキャラ萌えマンガ的展開に専念して下さい。話はそれからです。

2. 石版魔物編終了後の金色のガッシュ!!

 石版魔物編が終了して日常に戻ってきた我らが「ガッシュ」ですが、何だか最近の話は石版編とは随分とノリが変わってしまった気がします。

 石版魔物編では「共通の敵であるゾフィスを倒す」「ソフィーが親友のココを取り戻す」という判りやすい物語の核があったために読んでて素直に盛り上がることができたのですが、現在の展開は今後の大局的な流れがまだ不明瞭ですし(最終的にゼオンとガッシュが戦う流れになるのかな? と思ったらそうでもないみたい)、キーとなる「謎の建築物」は登場人物のみならず自分にとってもあまりに謎過ぎるのでとっかかりが悪いしと、どうも今の展開に乗り切ることができない私がいます。

 このマンガは現在、後の大きな展開に繋がる伏線をじっくり張っている状態なのか。それとも、「謎の建築物」はしばらく謎のままにしておいて、今回のような「魔物がいる日常生活」的な路線のエピソードを続けるつもりなのか。
 サンデー随一の看板マンガにまで成長した「ガッシュ」の今後はもはやサンデーという雑誌そのものの浮沈に関わる重大問題なので、サンデーウォッチャーとしては今後の展開が気になるところ。

3. うえきの法則次回最終回

 「うえきの法則」の連載終了は事前に噂には聞いていましたが、なんかホントに次回で最終回となってしまうようです。
 個人的には、森の「相手をメガネ好きに変える能力」が出てきた辺りからこのマンガは絶好調を維持、人気もそこそこのレベルをキープ、トーナメント編の運営も特に大きな問題は見られず、このまま引き延ばせようと思えばいくらでも引き延ばせる態勢を確立したのでしばらく連載は安泰なんじゃないかなー、と余裕の構えで読んでただけに、ここで終わってしまうと知った時はビックリ。どうしたんですか福地先生! 「メガネ好きに変える能力」のアレっぷりにビビった読者達の姿を遠目で眺めながら、ワインを片手に勝利の笑みを浮かべていたんじゃなかったんですか福地先生!(それはオレの妄想です)

 その一方、植木のことを想って泣いてる森さんの姿を見て、ホント先生は(外見的にも内面的にも)カワイイ女の子を描くのが上手くなったよなあと感心。漫画家として成長しましたね福地先生!(フォロー)
 まあ、何にしろ次回に期待ということで。

4. 辻原登場(こわしや我聞)

 「工具楽屋営業部長の辻原です。
  んじゃー商談といきますか真芝の方!

 このマンガの中の最強生物であり、いつかは我聞が超えなければならない最強のライバル(きめつけ)である辻原が、今回ついに動いてしまいました。何かに目覚めちゃって暴走状態の我聞を肘撃ち一発でKOしてしまうだなんて、彼の強さはやはりホンモノです。
 所詮はただの変態に過ぎない才蔵では辻原に太刀打ちできないことは明白であり、おそらく来週は才蔵を材料とした辻原残酷ショーが開催されることは必至の状況に。どうする千紘ちゃん!(ミスリード)

 あと、先週から今週にかけての「やられても何度もしぶとく立ち上がって奥義に目覚める」我聞の戦い方は、「聖闘士星矢」を代表とする往年のジャンプバトルマンガみたいで随分懐かしいです。

5. 勝(からくりサーカス)

 「大人より子供の方が弱いなんて、誰が決めたんだろう?

 小さい頃から色々と余計な苦労を経験した勝だからこそ説得力を持つ台詞。
 こんないい子を相手に本気になって女の奪い合いをしているフェイスレスは、本当にダメ人間なんだなあと改めて思いました(ミスリード)。

 そして次週からはついに鳴海が登場。しかしアメリカとはまた遠いところに!
 勝が人生の目標としている彼と再会できるのは、まだまだ先のことになりそう。

定点観測:今週のモンキーターン

 波多野は洞口の挑発に乗ってスタート前にやらかしたミスを挽回できずに負け、洞口は洞口で波多野に気を取られすぎたばっかりに周囲の状況を把握できずに負け。順位的には波多野の方が上でしたけど、どっちもライバルのおかげで勝ちを落としたという意味では一緒ですので、今回のデュエル(決闘)は痛み分けといったところでしょう。
 波多野は「負けたのはオレが未熟だったせいだ」と自分の心がけを反省してましたが、一方の洞口は今回のレースをどう総括するのか気になります。ここで「負けたのは自分のせいじゃない! 波多野のせいだ!」と更に復讐の鬼と化してくれると面白いのですが(オレが)。

 レースが終わったことで、次の焦点は再び波多野の女問題に移るでしょう。個人的には波多野にはもうちょっと痛い目にあって反省してもらわないと、澄を嫁に出す訳にはいきません(嫁?)。
 でもなんか彼女は、仏心で健ちゃんのこと許しちゃいそうな気がするなあ。モテる奴は何をやってもモテるんだなあ。やっぱり世の中やった者勝ちなんだなあ(トホホ)。

2004/10/04

■肉! うまそうな肉!(ラミアを見ながら) サンデー44号ダイジェスト感想

  1. 今後に期待のクロザクロ
  2. 今週の道士郎でござる
  3. 相変わらずなフェイスレス(からくりサーカス)
  4. 今週のラミア(ダンドーネクストジェネレーション)
  5. 定点観測:今週のモンキーターン

1. 今後に期待のクロザクロ

 気が付けば、自分の中では「結界師」と並んで今のサンデーで今後が気になるマンガの筆頭格にまで上がって来た「クロザクロ」。
 ザクロの意志に反してあくまで人間として自分の中の傀牙と戦う意志を固めてようやく主人公らしくなってきた幹人と、理由はどうあれ自分のプライドを確立するために確固たる意志を持って鬼牙を狩ろうとする姫葉という、敵対してるとも言えるし共闘しているとも言える二人の微妙な関係が今後どうなって行くのか、かなり興味が沸いてきました。
 そのうち、幹人君が姫葉のちちとかしりとかふとももとかを「肉! うまそうな肉!」とお年頃の男の子っぽく意識するようになると、思春期ラブコメディみたいで微笑ましいんですけどね。喰うか狩られるか。まさに命がけの恋。

 このマンガの残る欠点は、出てくる傀牙達にどれもまだいまいち個性がない点でしょうか。単なるやられ役でもちゃんと個性を持たせてキャラを立ててる「武装連金」なんかを読んでしまうと、「クロザクロ」の傀牙達もただ狩られるだけじゃなくてもっと頑張って欲しい! いずれは「パピ★ヨン!」クラスの変態台詞を平気で言えるキャラが見てみたいな! とか思ってしまうんですけど、これは私のわがままなのでしょうか(わがままです)。

 あと夏目先生は、やっぱりカラーページが苦手なんだなと思った。

2. 今週の「道士郎でござる」

 「ちょれー事いってんじゃねーよ! テメーがやってる事だろーが!

 不良描かせたら少年誌随一の実力を誇る西森先生の偉大さを、改めて認識させてくれるエピソードでした。
 毒をもって毒を制す。ヤンキーをこういう形で世のために活かすストーリーを描けるポテンシャルを持ってる「道士郎」ってマンガは、やっぱり凄いわ。

 個人的にはこのマンガすげえ面白いと思うのですが、掲載位置がこの場所だということは、やっぱり世の健全な少年達にはこの面白さが判ってもらえてないのでしょうか。不安です。

3. 相変わらずなフェイスレス(からくりサーカス)

 「僕はエレオノールと二人、人類が死滅するのを待つことにするよ

 ヤバい! この思想はヤバいです! 「自分以外の男が全て死滅すれば自分がモテるはずだ」という考え方は、「神聖モテモテ王国」のファーザーと同レベルです!
 つまりフェイスレスは、自らがナオンにモテモテになる神聖モテモテ王国を建国するためにモテる男を皆殺しにすることを決意し、オートマータ軍団を結成したということに! これって早い話が、「モテモテ王国」で言うところのMG部隊と一緒じゃないですか!
 ファー様ですら成し遂げられなかったモテモテ王国建国の野望に挑むフェイスレス! かっこいいなあ!

 ああ、でも、そのアプローチはダメなのです! 「自分以外の男が全て死滅すれば自分がモテる」なんてこと考えるのはダメ人間だけなのでフェイスレスはダメ人間決定なのですが、ダメ人間はそんな考えをしているが故に、女からモテることは未来永劫ありえません!
 ダメだからモテない! モテないからダメ! この循環構造こそが、フェイスレスを支配している「地獄の大きな機械」の正体なのです!

 誰かフェイスレス様に、筋肉少女帯の「踊るダメ人間」を聞かせてあげて下さい!
 この世を燃やしたって、一番ダメな自分は残るぜ!

 そんな感じで、モテないダメ男の悲哀と執念の化身となったフェイスレスに、婦女子からモテモテな勝が挑むという構図に収斂されつつある「からくりサーカス」。
 心情的にフェイスレスの辛さがよく判る独身男性な私としては、いつか彼が「モテない奴は何をやってもモテない」という世界の真理に到達し、モテない苦しみから解脱して過ちを悔い改める旅に出る日が来ることを願って止みません。

今週のラミア(ダンドーネクストジェネレーション)

 掲載位置の関係で紹介順序はこの位置ですが、サンデー44号はまさにラミアのためにあったと言えます。言うなれば週刊少年ラミア
 大股開いて麻酔銃撃ったり、腰を前に突き出した状態でレザースーツのジッパーを降ろしたり、尻を露出したり、淑女のコスプレして「私が色々教えて差し上げますわ」と意味深なことを言ったりと、過剰な程のラミアっぷりばかりが印象に残りました。
 余りのラミアの強烈さに、ウブでいたいけな少年に過ぎない竜之介君は震えが止まらない様子(まちがい)。

 万乗先生の次回作には、スポーツマンガじゃなくてラミアマンガをお願いします。

5. 定点観測:今週のモンキーターン

 前回の感想で「洞口から負けオーラが出ている」と書きましたが、やっぱり洞口負けましたね(確定口調で)。

 まあ、今回の洞口のレースの目的はダービー制覇じゃなくてあくまで波多野への制裁ですので、せめて波多野が勝たないように散々足を引っ張って邪魔して頂きたい。そして、自分がダービーで勝てないのも、青島さんが幸せになれないのも、みんな波多野が悪い! 自分と青島さんの運命は、波多野が回す地獄の大きな機械に操られているんだ! と思い込むようになり、フェイスレスのようなモテない男の悲哀と執念の塊と化した狂気の化身となって欲しい。

 やっぱり洞口は、フォースの暗黒面に引き込まれてこそ光るキャラですよ(←波多野痛い目同盟の立場は?)。

2004/10/03

■更新情報041003

  • 10/5発売のアッパーズに掲載される予定の「蜘蛛巣姫」の感想掲示板を設置しました。読まれましたら、感想をお願いします。
    ところで、「ネクサス」の感想掲示板は必要でしょうか?
  • 前々から計画していたことではありますが、「元ネタ大作戦!!」と「椎名作品Q&A」の両掲示板を10/10を目処に閉鎖する予定です。主な理由は、どちらも参加者が減少したため、および発言の監視や管理が必要な掲示板を複数運営していく余裕が現在の私にはないためです。
    書き込んで下さった皆さん、今までありがとうございました。
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2004/10/02

■更新情報041002

  • 煩悩の部屋」の創作文集のページに、ジャン・バルジャンさんの「時の道化たち」シリーズ第一部第三話第六章『奏でよ孤独 ~別離~ 』、および『コーヒーブレイク3』を掲載しました。
     ジャン・バルジャンさんのサイトで掲載されているものの転載です。
  • 同じく創作文集のページに、人狼さんの「GS美神 NEW事件ファイルシリーズ」シリーズ最新作・FILE-14「過去との決別」を掲載しました。

    今回は横島の事務所のマスコット(?)ユウコ嬢の過去についての話です。書くうちにどんどん暗くなっていき、空しくなってきましたが、最後は何とかいい方向で締められました。読んでやってください。」(人狼さんによる解説)

  • 絶対可憐ブロギング」の検索対象キーワードに「蜘蛛巣姫」を追加しました。だんだん当初の思惑を外れて来ましたこのブログ。
     あと、検索して追加したエントリを表示する「最近追加した記事」項目を追加しました。
     ソースの方はもうちょっと待って下さい。まだ絶賛いじり中なので。
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