2004/04/27
■更新情報 040427
- 「煩悩の部屋」の創作文集のページに、まめだちょうさんの作品「彷徨える子ヤギ達」を掲載しました。シロが主人公の物語です。
- 前に書いた廃止予定のコンテンツのうち、「おキヌちゃん連続突撃」を4/30の深夜を持って終了させて頂きます。
なお、「元ネタ大作戦」「椎名作品Q&A」は、まだ当面の間運用する予定です。 - 「C-WWW利用者アンケート」の方も、4/30で終了します。ご協力ありがとうございました。
コメント欄で様々な意見を伺えたのが最大の収穫でした。みんな暖かい言葉をありがとう…(´Д⊂
2004/04/23
■「もみあげキャプテン」肯定派・サンデー21号感想
- 落とし穴にハマった時の灰原(名探偵コナン)
- ココ(金色のガッシュ!!)
- 綾瀬貴子(美鳥の日々)
- 國生春菜(こわしや我門)
- 豹変したミハイル(D-LIVE!!)
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1. 落とし穴にハマった時の灰原(名探偵コナン)
他の子供達が「しまった!」という表情をしているのに、彼女だけはどちらかというと「あーあ」「やれやれ」系に属する、妙に達観した諦めの境地の表情だったのが、とても彼女らしくて良いと思いました。
これでこそ灰原さんだ!
でも、次のコマでは割と普通に怖がりながら穴に落ちているのが残念。
もっとがんばれ灰原さん!(勝手)
2. ココ(金色のガッシュ!!)
「シェリー、あなた、私が本当にゾフィスに心を操られていると思ってるの?
」
「今の私が、本当の私の姿なの
」
「しょせんはお金持ちのお嬢様に、貧しい人間の心なんて判らないのよ!
」
やっぱりそれがキミの本当の姿!
ココには元々、根性曲がりとしての資質があったんだよ! オレの思った通りだ!
ココさいこうー!(こういう楽しみ方は人として最低です)
何にしろ、ココはシェリーとの身分の違いに激しく負い目を感じていたことは確かな模様。
今となっては懐かしい「明日のナージャ」のナージャとローズマリーもこの二人と似たような関係でしたけど、結局ナージャは「貧困から抜け出して貴族の娘になるためなら何だってやる」という強い意志の元に行動するローズマリーを、最後まで言葉で諭すことはできませんでした。いくら富める者がそうでない者に手を差し伸べようとも、そうでない者にもプライドがある以上、そう簡単にその手を取ることはできないものなのかも知れません。
ローズマリーは最後の最後で無い物ねだりを止め、「私は私のお城をみつけるわ!
」と自分の生きる道を見いだす決意をすることによってようやく自分自身を救うことに成功しましたが、果たしてココはどうなのか。彼女の救いの道はどこにあるのか?
その一方、今のシェリーが(ココが批難しているような)単なる「金持ちのお嬢様」の身分を捨て、自分の運命と戦う生き方を手に入れることができたのは、パートナーのブラゴの存在が大きいことを忘れてはいけません。
ココのパートナーであるゾフィスは彼女の根性曲がりの性格を見出して己の力とすることに成功しましたが、ブラゴの場合はシェリーの中に「自分自身の力で戦う覚悟」を植え付けて己の力にした、という点で大きく異なります。
ココとシェリーの戦いの鍵は、最終的には双方のパートナーが握っているのではないかと思います。
3. 綾瀬貴子(美鳥の日々)
ついに綾瀬がセイジに告白を! うわーいどうなっちゃうのこれから!
…と、素直に喜ぶのが本来のこのマンガの楽しみ方だと思うのですが、しかし先週ルーシィがリストラされたばかりであるということを考えると、なんかちょっと不安な気持ちに。
まさかルーシィに続いて、綾瀬までリストラの対象に!?
もしかしたら、『美鳥の日々』も「アニメが終了する頃を見計らって連載も終了」するパターンなのか?
あと「美鳥の日々」と言えば、サンデーのグッズショップで等身大美鳥フィギィアを数量限定で売り出したのはいいけど、注文が殺到して文字通りサイトが瞬殺されてしまったことで話題になってましたね。
一応27日に注文を再開するみたいなことは書いてありましたが、果たしてどうなることやら。
あと念のため一応言っておきますが、ボクはこのフィギィアは注文してませんよ! ホントですよ! 信じて下さいよ! だってこのフィギィア、こっちに向かってファイティングポーズを取ってるように見えるじゃないですか! かわいい顔して殺る気まんまんなんですよ! 怖いじゃないですか! 左手のガードがちょっと下がっているように見えるのが、またくせ者なんですよ! わざと隙を見せておいて、つられて手を出そうとすると待ちかまえていた右がカウンターで飛んで来るんですよ! 美鳥必殺の右フックで、文字通り瞬殺されてしまいますよ! 美鳥はヤる時はヤる女性ですよ! コミックス6巻の裏表紙で両手にボクシングのグローブ付けて構えているのが、その何よりの証拠ですよ! 美鳥ちゃんはカワイイ顔してスゴイんですよ! こわいこわい! 美鳥フィギィアがこわいよう! こんなの右手に付けたら悶絶しちゃうよう! ボクを怖がらせるなら、断然美鳥フィギィアがオススメですよ! だれか譲って下さい!(オチ)
4. 國生春菜(こわしや我門)
今週は國生さんと我門君の日常を描いたインターミッション的な物語でしたが、今回のお話の國生さんの行動を四字熟語で表現するとアレですね。「女房気取」ということになると思いますね。
旦那のことが心配で、ついつい余計な世話を焼いてしまう彼女。いじらしくて可愛いじゃないですか。我聞君は人が良いというか頼まれるとイヤとは言えないというか、圧倒的に騙されやすくて人生損するタイプなので、國生さんのような融通効かないしっかり者が側にいてやらないとダメなんじゃないかと思えてきました。
二人で勝手に幸せになって下さい。(何をひがんでるんですか?)
5. 豹変したミハイル(D-LIVE!!)
自分が読んだ時は「今回はこういうオチなのかー」と普通に感心した程度だったのですが、なんか2ちゃんねるの801板では「待望の攻めキャラが出たー!」とかそういう喜び方をしているコメントがあって興味深かったです。
同様の理由で、「暗号名はBF」の新キャラも好評だった模様。何だか楽しそうで羨ましいです。
この世で一番少年漫画誌を愉しんで読んでいるのは、いわゆる腐女子の皆様なんじゃないかと思う今日この頃。
2004/04/20
■ルシオラがまだ死んでないワイド版17巻
ワイド版最新巻の表紙はルシオラでしたね!
とか、微妙に時期を外したことを言いながらこんにちは。
本来ブログというメディアは速報性が売りなはずなのですが、今のところ「更新が楽になるツール」としか使ってないのでアレです。深沢です(挨拶)。
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で、ワイド版17巻の見所は、勿論そのルシオラを軸として物語がラブにコメって行くところにあります。ルシオラというキャラを横島に惚れさせる方向に話の舵を切る路線変更が大当たりし、読者も(おそらく作者も)ノリにノッていたのがこの頃。この辺がアシュ編で一番面白いところだと思います。
そんな中で物議を醸してこのサイトでも大騒ぎになったのが、「甘い生活!!」(その4)のエピソード。横島がルシオラと初めてキスをした思い出の場面を、よりによって「美神令子とのキス」に差し替える夢を見ていた! というシーンが登場、横島×ルシオラ路線を支持していた多くの読者から反感を買う結果となりました。当時のログはここから読めます。
もっとも、今ワイド版でまとめて読んでみれば、ちゃんと前の方で横島と美神の結びつきの強さを読者に再認識させるエピソードを提示しているのが判りますし(「GSの一番長い日!!」のその6・9など)、それより何よりコミックス二十数巻分に渡って積み重ねてきた二人の関係を考慮すれば、やっぱり「心の底では横島は美神のことを想っている」ことは読者も納得できるだろう――と、作者は考えていたんじゃないかと思われます。
が、結果的にはこれが逆に「作者はどうあってもルシオラを不幸な目に遭わせるつもりではないか」と、疑心暗鬼を抱かせるきっかけになってしまったような気がします。
この時既に熱心なファン達は、この作品の基本形態であるところの美神・横島コンビの関係よりも横島とルシオラの心の絆の方がより強い、横島はルシオラと結ばれるのが相応しい――と、真剣に想い始めるようになっていたのではないでしょうか。それだけの魅力が、ルシオラというキャラにはあったのです。
この辺のエピソードの中には、「彼女のいる横島なんか横島じゃないとかと手紙でぬかすかーッ!
」なんて暗に読者の意見を作者が揶揄するような台詞が出てきますけど、実際作者もファンからの声の強さに戸惑っていたのかも知れません。
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あと話は変わりますが、改めて読んでみてつくづく思ったことがあります。ベスパはいい娘です。
この巻で彼女は主人であり創造主であるアシュタロスに対する想いを露わにし、ルシオラ達と戦う覚悟を決めるのですが、でも彼女の思い人であるアシュ様は、今考えてみれば分の悪いギャンブルに全てを賭けちゃう破滅型の性格が災いして負け犬人生まっしぐらで将来性皆無なダメ人間だと思うんですけど、そんなダメな男に甲斐甲斐しく尽くすベスパの姿は、哀れを通り越してもはや感動の域に達しています。
直情的に行動して一時の幸福を手にしたけど結果的に身を滅ぼしたルシオラの生き方と、結局幸福にはなれなかったけど最後まで恋人に尽くして彼の最期を看取ったベスパの生き方。コミックの方ではいずれ己の愛と信念を賭けて戦うことになる二人ですが、どちらも自分の恋に対して正直な態度を取ったという意味では、結局似たもの同士だったのかも知れません。惚れた男がダメ人間なところも似ていますしね。
ルシオラの悲劇性ばかりが取りざたされ気味なアシュ編ですが、ベスパもルシオラと同じくらいの悲しみを背負っていたのだということを忘れてはいけないと思いました。
連載から約5年、この歳になってようやく判る、本当の女の魅力。
私も、ベスパみたいにおっぱいが大きい女性が素敵だと思えるようになりましたよ(おっぱい?)。
2004/04/17
2004/04/16
■アニメ版「ガッシュ」のパティの可愛らしさに悶絶・サンデー20号感想
- ココ登場(金色のガッシュ!!)
- 赤野登場(ダンドーネクストジェネレーション)
- 岬退場(KATSU!!)
- ルーシィ退場(美鳥の日々)
- 十五郎退場(怪奇千万! 十五郎)
- 番外:今週のワイルドライフ
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1. ココ登場(金色のガッシュ!!)
何度も申し上げているように、私は根性が曲がった女性キャラが大好きなので、勿論ココは大好きなキャラです。「ガッシュ」に登場する人間の女性キャラの中では一番好きかも。
シェリーの立場から見ればココはゾフィスに心を惑わされた犠牲者ということになるのでしょうけど、もしかしたらココには元々そういう素質があったんじゃ? と思ってしまうくらい、彼女は今の境遇を愉しんでいるように見えます。そうじゃないと、あんなエロい服はそうそう着こなせません。この話がアニメになるのが今から楽しみです。
それにしても、出会い頭に「ボンジュール」とはさすがです。日本語に訳すと「ごきげんよう」ですよお姉さま。根性が曲がっていてよ?(何)
2. 赤野登場(ダンドーネクストジェネレーション)
拓さん出たーー(゚∀゚)ーー!
ダンドー得意の抱きつき出たーー(゚∀゚)ーー!
そして、「ダンドー」名物の性格の悪い悪役も、新しいのが更に出てきたーー(゚∀゚)ーー!
タイトルは「ネクストジェネレーション」なはずなのに、内容がどんどんいつもの「DAN DOH!!」に戻っていくよ! これでいいのか!
これでいいのだ!(続く)
3. 岬退場(KATSU!!)
岬と活樹が決勝戦で対戦! ボクシングのことも恋のことも、ハッキリ白黒つけようぜ! って展開になると誰もが思っていたこのマンガですが、ここに来て唐突に岬クンが明らかに不自然な事故に巻き込まれてリタイアしてしまいました。
やっぱり、そう簡単には決着を付けさせてもらえないようです。
「決戦前に恋のライバルが不慮の事故に遭う」という展開は、「タッチ」や「ラフ」でも出てきた、言うなればあだち充先生の十八番。今ひとつ煮え切らないまま微妙なバランスが保たれていた彼らの関係が、この事件を境に急激に変化するのはもはや確実です。いよいよ、あだち充先生がその本性を現し始めたと見るべきでしょう。
このタイミングでライバルを潰すなんてヒドイ! と思っていまいがちですが、でもこれはあだち充のマンガなので、ここはむしろ「タッチ」の和也みたいに死なずに済んで良かったね! と安堵するべき。ここからが本当のあだちマンガの始まりなのです。あだち充先生が80年代から延々と繰り返してきた永遠のドラマが、今再び蘇る時がやって来たのです。ヤバイ。あだちヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
とにかく貴様ら、あだち充先生のヤバさをもっと知るべきだと思います。
4. ルーシィ退場(美鳥の日々)
嵐のような女だったな…(ルーシィの笑顔が大写しになった青空をバックに)
「別れは決して不幸ではない」という教訓を美鳥の心に刻み、ルーシィはアメリカに帰って行きました。
寝ぼけただけであれだけ殺意に満ちた目つきができるんだったら、きっと彼女はこれからの人生も幸せにやっていけると思います。勿論、根拠はないですが。
その一方で、今回の一件は美鳥の心の中にも楔を打ち込む効果があった模様。
美鳥がセイジの右手から離れる決心をする日も近いのか?
5. 十五郎退場(十五郎)
そして、「ライジングサン」「旋風の橘」に続くサンデーの問題作「怪奇千万! 十五郎」も、結局わずか17週で最終回を迎えることになってしまいました。
この作品に対する評価は、「駒木博士の社会学講座」さんが第一話掲載時に述べた「『こんなマンガ、よく載せたな』というのが実感」というコメントが全てでしょう。終盤は違う意味で面白くなったとは言え、連載作品としてはあまりに酷い内容でした。
それにしても、「十五郎」の作者の川久保氏は約2年以上前から「十五郎」の名前を冠した作品を超増刊などに掲載してきたのですが、その成果が結局コレというのも、何だか辛いモノがあります。氏の作品が抱える問題点は既に超増刊時代から判っていたんじゃないかと思うんですけど、実際こんなことになってしまう前に手を打つことはできなかったのでしょうか。
「十五郎」の失敗は、ある意味サンデーの新人作家育成システムの失敗と言っても過言ではないのかも知れません。
番外:今週のワイルドライフ
「大人気! 大増22ページ!
」と扉で煽られていた今週の「ワイルドライフ」ですが、やってることは安全な食肉の見分け方と偽装表示をする小売業者に対する攻撃だけ。もはや、色々な意味で少年マンガの枠を越えてしまっています。
前に「ジャぱん」がいきなり大麻について滔々と語り始めた時にもビビりましたが、あちらはまだ「黒柳と河内のボケツッコミトーク」の範疇に収まっていましたし、今後の展開に対する伏線としても機能しているという点で、ちゃんと「マンガ」として成立していました。
しかし今週の「ワイルドライフ」は、「国産牛と輸入牛の見分け方」とか「天然モノと養殖モノの見分け方」とか、確かに勉強にはなるけど別に今あえてこのマンガでやる必要がまったくない上、何もこんなことマンガでやる必要性すらないじゃん? 「ためしてガッテン」とかの情報バラエティ番組でやるべき内容じゃん? と思わざるを得ないような内容に終始。これはいったい何なのでしょう。
扉のアオリには「新章突入!」と書いてありましたけど、もしかして今週の話は次回以降の伏線になっているのか。次週からフードバトル編に突入なのか。
つうか、偽装表示をする小売を叩きたいんだったら、それを単にストレートに表現するんじゃなくて、ちゃんと起承転結のストーリーを持った「マンガ」で表現しろよ! マンガ家の武器は「『マンガ』を媒体に自分の思考を表現できる
」ことなんじゃないのかYO! と思ってしまいました。
いったい藤崎先生は今、何と戦っているのか。そして今、サンデーで何が起こっているのか?
謎が謎を呼ぶまま、次号へ続きます。
2004/04/15
■Blosxom修正メモ #5(を兼ねたマリみて感想)
近況:
アニメも放送されてますます人気好調、今や『乙女のバイブル』の称号を「星の瞳のシルエット」から奪取する勢いを見せていると言っても過言ではない「マリア様がみてる」の新刊・「チャオ ソレッラ!」を買いました。アニメ版の主題歌が入ったCDと、アニメ版第一話が収録されたDVDも、併せて購入。すっかり頭の中は乙女ちっくな感じですよ。
そして「マリみて」と一緒に、3月末に発売されたながいけん先生の「チャッピーとゆかいな下僕ども」も購入しました。もちろん乙女ちっくな気分で。生きている間にもう一度「怪盗ドロボウ」が読める日が来るとは思っていませんでしたよ。生きててよかった。ありがとうマリア様。
なので、「チャッピーとゆかいな下僕ども」は自分の中で乙女のバイブルということに決定。
あなたはもうお読みになりまして?(挨拶)
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・recentwritebacks_tree プラグイン追加
記事に対するコメントを書き込んで下さる方が増えて来たので(ありがとうございます)、コメントやトラックバックの一覧を表示する機能を持った recentwritebacks_tree プラグイン(UnknownPlace. の typester さん制作)を追加しました。右のRecent Comments
というのがソレです。
表示が Movable Type っぽくて萌え。
・Headlines プラグインについて
前に書いた「新規に記事を FTP で投稿すると記事のタイトルが表示されない」の件ですが、プラグインのソースを読んでみたところ、結局「キャッシュファイルは自動的には更新されず、Blosxom.cgi の引数に reindex=1 が指定された時に更新される
」という仕様だったことが判明しました。
これで運用は十分だと思うのですが、せっかくなので start サブルーチンを書き換えて「静的にページを生成した時にキャッシュを更新する」ようにしました。多分これでいいと思うのですが:
sub start { $reindex = 1 if ($blosxom::static_or_dynamic ne 'dynamic'); return 1; }
・Starter Kit
もうかなり前のことになりますが、Blosxom スターターキットの配布元である hail2u.net さんで、スターターキットの専用ページが公開されています。まだ正式版はリリースされていないようですが、現在の版はReadmeファイルが整備されており、かなり判りやすくなっている感じ。
せっかく使っているので、自分も何かフィードバックしたいとは思っているのですが。あー(すみません)
・現在の案件
手持ちの SigmarionII に付属しているブラウザ (Pocket IE 4.01) でこのページを表示させようとすると、ブラウザだけでなくマシンそのものの動作がやたらと遅くなるのが気になるので、ものすごい時間ができたら調査してみたい。Pocket IE が マトモに XML に対応しているとは思えないので、その辺が原因か?
クライアントのブラウザの種類によって表示するフレーバーを変える、みたいなプラグインは存在しているのでしょうか。
・チャオ ソレッラ!
そしてマリみて新刊「チャオ ソレッラ!」ですが(いきなり)、これは「マリみて」シリーズの最新刊というよりは、むしろ『人気小説家・今野緒雪先生のイタリア旅行記! 「マリみて」もあるよ!
』みたいな話だなぁと思いました。
基本的には「主人公達と一緒にイタリア旅行を仮想体験する」というノリのお話で、決してつまらない訳じゃないんですけど、でもこのエピソードの面白さは「マリみて」作品世界の根幹を支えるシステムである「姉妹制度」とは少し違うところにあるので、この作品に対してシステマチックな部分の面白さを期待している人にとってはちょっと期待はずれだったんじゃないかなー? とか思いましたがどうなんだろう。
もっとも、読者の最大の関心事であるところの『祐巳が誰を「妹」にするのか』に関しては一応触れられているので、そのネタで悶々としながら楽しむ方向性はアリでしょう。夏のコミケが楽しみです(やっぱり)。
あとこの巻から「妹」候補の一人である細川可南子嬢のイラストが登場人物紹介欄に加わりましたが、イラストにおける彼女の赤面っぷりは異常。彼女は一人で何をそんなに恥ずかしがっているのか。やっぱり祐巳さまのことを悶々と妄想して一人でハァハァしているのか。それとも、頬を紅潮させることで、自分が紅薔薇ファミリーの一員に相応しいことを暗にアピールしているのか。
私は根性が歪んでいる女性キャラが大好きなので、可南子は祥子の次に好きなのです。ここ最近はおとなしくなったように見える彼女ですが、「チャオ ソレッラ!」のおまけとして掲載されたショートエピソードでは祥子を相手に自意識過剰なところを見せるなど、まだ完全に根性曲がりの牙を抜かれている訳ではない様子が伺えます。
クイーンオブ根性曲がりであらせられる祥子さまがすっかり祐巳にメロメロになり、山百合会のメンバーも全て祐巳の魅力の前に萌え萌えになって籠絡されてしまい、かつては祐巳を苦しめる強敵だった瞳子までもが完全に手懐けられてしまった今、祐巳を困らせることができるのは、もはや可南子しかいません。彼女にはそういう意味でも期待度高いです。
祐巳は危機に立ち向かう度に成長するキャラである以上、祐巳の「妹」となる人間には、常に彼女に危機感を与えて「お姉さま」としての自覚を促すことを強要する、強力な個性を持った存在であることが求められるのだ! かつての祥子がそうであったようにだ! つまり、祐巳を危機に陥れてその潜在能力を引き出すことができるのは、歪んだ心を持ったものだけなのだ! と、私は思うのであります!
行け可南子! がんばれ可南子! いくら祐巳でもそう簡単には手懐けられない、歪んだ根性をみせてやれ!(←こういう楽しみ方がおかしいことは承知しています)