2006/01/23

■暗号名は光速の眼鏡(サンデー7号絶チル感想)

絶対可憐チルドレン

 「光速の女神」もいいけど、むしろ「光速の眼鏡」の方が良くないか!
 女神よりも眼鏡の方が強いんだ!(ダメだ)

 そんな感じで、葵のニックネームが明らかになった今回の「絶対可憐チルドレン」。キャラ紹介の欄にも「戦闘能力も意外と高いことが今回判明」とか書かれる程、兵部を向こうに回して大立ち回りを披露してくれました。

 ただこの異名は、薫の「破壊の女王」と同じく、彼女たちが将来ノーマル相手に戦争を起こした時に呼ばれる名前であることには注意しておいた方が良さそう。兵部が薫や葵をその名前で呼ぶのは、彼は伊号が予知した『エスパーとノーマルの間の戦い』は不可避であり、いずれ彼女たちがその名で呼ばれる時が来ると思っているからでしょう。
 むしろ、コミックス3巻の「瞳の中の悪魔」にあった兵部の台詞「君らに任せれば予知通りに運んでくれることは間違いないしね」から推測するに、彼と彼の組織(P.A.N.D.R.A.=パンドラ)は、エスパーとノーマルの間の戦いという予知を現実のものとすることが目的なのかも知れません。

 まだ紫穂は兵部からそういう名前では呼ばれていませんが、これは紫穂が薫や葵とは違ってエスパー側に立って戦いに加わらなかったために異名が付かなかった(=紫穂は皆本のいるノーマル側に付いた)からなのか、それとも単にまだ異名で呼ばれるシーンを作者が用意していないだけなのか、今のところは謎です。

 以下は私の妄想なのですが、兵部の組織が「パンドラ」という名前になっているのは、組織が伊号の予知をパンドラの箱の神話における「予兆」と同じように捉えているからなのかも知れません。
 パンドラの箱における「予兆」は即ち「予知する力」のことを意味しており、もしパンドラの箱から「予知する力」が飛び出してしまっていたら、人々は将来自分がどんな厄災に見舞われるのかを前もって全て知ってしまうが故に、希望を失って生きることができなくなるものとして扱われています。
 神話では「予兆」は箱から飛び出さずにいたために人間は未来に対する希望を失わずに済んだことになっていますが、「絶チル」では皆本と兵部がその「予兆」を手に入れてしまいました。

 「予兆」を手に入れた兵部は、来るべき将来を見越し、そしてそこから自分が望む未来を作る(=ノーマルを拒絶し、エスパーが支配する世界の構築)ためにバベルと決別、自ら組織を興して行動を起こしていると考えられます。薫を自分の仲間に引き込もうとしているのもその一環でしょう。

 一方の皆本は、その未来を変えてノーマルとエスパーが共存できる世界を作ることを決意してはいるのですが、現在はまだ「予知を元に未来での可能性を捜すために作った夢」の中でフラフラしている状況。皆本が如何に薫に泣いてすがろうとも、未来の彼女は戦いを止めようとしてくれません。
 これはつまり、今のままでは将来、薫が兵部の側についてしまう=伊号の予知がそのまま成就してしまうことを意味しています。

 しかし今週の展開で皆本の夢の中に薫が入ったことで、彼女もまた「前兆」を知る人間となりました。皆本に銃を突きつけられる未来が待っていることを知った薫は、その未来を変えようとする行動を(皆本と共に)起こすようになるはずです。兵部が薫を手に入れようと焦っていることから想像すると、もしかしたら薫は己の意志と行動によって、「前兆」を(パンドラの箱の神話のもう一つの解釈である)「希望」に変えることができる力を持っている存在なのかも知れません。
 今回の「サイコ・ダイバーズ」というエピソードは、そういう意味でも今後のこのマンガの展開に大きな影響を及ぼすことになるのではないか? という気がします。未来を知った薫の反応が見られるであろう、次回以降の展開が楽しみです。

 あともう一つ気になる点があるのですが、皆本と薫が同じ夢の世界でシンクロナイズド睡眠をしているということは、悪夢の後で訪れるレム睡眠時のA-10神経直撃のエロい夢までシンクロしてしまうのでしょうか。皆本は夢の中で大人の薫に対して散々エロい妄想を実現させて来たのは間違いないですが、更に煩悩の固まりである薫が己の妄想を夢の中で炸裂させたりしたら、そりゃもう凄いことになるに違いありません。
 はたして、薫の妄想はサンデーの限界を突破できるのか。彼女の妄想を実現するには、いったい乳首券が何枚必要になるのか。興味は尽きません。皆本の妄想を通じてオトナの世界を知ることになる薫の反応が見られるであろう、次回以降の展開が楽しみです。

2006/01/19

■絶対可憐チルドレン3巻個人的まとめページ

 実家の母親に電話をしたら、母が「フツーの拷問」を仕掛けて来たよ!
 助けて皆本!(近況)

 タイミング的に遅くなってしまいましたが、「絶対可憐チルドレン」コミックス3巻に関して、私が掴んだ情報をまとめて書いておきます。

・入手難度

 発行部数が少なかったおかげで大騒ぎになった1・2巻で出版社側もようやく判って頂けたのか、3巻は部数を倍増した模様。今のところ、リアル書店・ネット書店共に、特に極端な品切れを起こしている様子はなさそうです。
 それでも、ここの感想掲示板に「買えなかった」との書き込みがあったり、私の通勤経路途中にある本屋では既に3巻だけ品切れするなどといった現象が起こっているので、相変わらず油断できません。「売り切れ続出の話題作」という売り文句は伊達じゃないよ!(煽り)

・購入特典

 「とらのあな」で椎名先生書き下ろしのペーパーを3巻の購入特典として配布していたことはネットでも結構話題になっていましたが、2ちゃんねるの絶チルスレに書き込まれていた情報によれば、アニメイトでも店舗によっては「B5サイズの複製ネーム」を特典としてプレゼントしていたそうです(「フィアンセ戦車」さん1/16より)。
 アニメイトのサイトをちょっと調べてみましたが、そういう情報は見つかりませんでした。あまり大っぴらには宣伝していなかったみたい。特典付きの店舗が少なかったからでしょうか?

・制服

 コミックス3巻掲載分のエピソードより「ザ・チルドレン」の制服にマイナーチェンジが施され、帽子と首のリボン(ネクタイ?)のカラーリングが変更になっています(感想掲示板のるかるかさんからの情報)。白黒だとその辺が判らないのがちょっと残念。

 変更前変更後Webサンデーの壁紙サービスより)

・パンチラ

 既に皆さんご存じでしょうけど、3巻の表紙には、即売用の帯を外すと薫のパンチラを拝むことができるというギミックが搭載されています(「ヤマカム」さん1/16より)。

 本編では、「瞳の中の悪魔」編で皆本にパンツを見られた葵が頬を赤らめながらスカートで隠したり、本来なら非パンチラ要員であるはずの紫穂までもが大人バージョンでパンツを見せたりしてます。
 また「プリンセス・メイカー」編のラストシーンでは、連載時には描かれていなかった葵の下半身(ブレザーが捲かれている)を描くことで、却って直前の「スカートを破かれてパンツが丸見え」な状態だった葵の姿を読者に意識させようとする意図が垣間見えます。

 そしてカバーの折り返しでは、葵が「もおっ! なんでいつもローアングルやのん!?」と、京都弁でパンチラ過多な傾向に対して不平を可愛らしく漏らすことにより、読者にトドメを刺しに来ています。完璧です。

 即ち、絶チル3巻と言えばパンチラ。こう結論付けて良いでしょう。
 何だこれ! おかしい!(おわり)

2006/01/15

■「絶対可憐チルドレン」コミックス3巻購入

 皆本にパンツを見られてから、葵は私服ではズボンを着用するようになったことに全員注目!(挨拶)

 そんな感じで、「絶対可憐チルドレン」の3巻を購入しました。
 1・2巻の時は「配本が少ない」という情報が飛び交ったり、実際にネット書店が軒並み一時的に売り切れ状態となったりと色々大変なことが起こりましたが、さすがに今回は余裕で購入できる程の数が配本されたみたいで何よりです。
 アオリの帯に書いてあった「1・2巻は売り切れ続出の話題作」という言葉を見て、ちょっとだけあの頃の辛さと怒りを思い出してしまった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 それでこの3巻ですが、その内容を一言で表すれば「『絶対可憐チルドレン』というマンガは、この巻から本当の物語が始まる!」という感じ。
 兵部京介というキャラの登場によって一気にこのマンガの世界に奥深さが出てきたと同時に、1~2巻では時々感じられた「大人が子供に読ませたいマンガ」的な『堅さ』もすっかり適度にほぐれ、より純粋に「子供が読んでも大人が読んでも面白い」と思うことができるエンターテイメント要素に磨きがかかって来たなと思いました。

 というか、ぶっちゃけて言えば、それだけ兵部というキャラが色々な意味で面白すぎるのですが。いやもう、ホントに兵部をイルカにしなくて良かったですね
 今兵部に萌え萌えになってる全ての読者は、イルカ化を水際で阻止した担当編集者と先生の嫁さんに感謝するべきです。

絶対可憐チルドレン 3 (少年サンデーコミックス) 絶対可憐チルドレン 3 (少年サンデーコミックス)
椎名 高志
小学館 / ¥ 410 (2006-01-14)
 
発送可能時間:在庫あり。

2006/01/07

■皆本妄想ショー(サンデー5・6号感想)

絶対可憐チルドレン

 前回の扉絵で男物のシャツを羽織って微笑んでいる薫の姿や、今回の「今(手が)ふさがってるんだもん!」と甘える薫の姿を見ていると、やっぱり椎名高志先生が描く煩悩の本質は、「GS美神」の『夢の中へ!!』で美神令子が横島クンに「だぞ」とか言いながらキスしてた頃と全然変わっていないんだなあと思って安心しました。

 個人的には、夢の中で皆本が薫にこれ以外にどんな格好をさせてどんなエロい事をしてたのかが大変に気になるので、今回のエピソードがコミックスに収録される時は、ぜひそういうシーンをおまけマンガとして掲載して頂きたい! と懇願していきたい所存です。ええもう是非。
 基本的に皆本はムッツリスケベなはずなので、そりゃもう葵ならずとも思わず「皆本はん、フケツ!」と叫び出したくなるようなプレイに耽っていたに違いないよ!(プレイ?)

 そんな感じで皆本が己の心の殻に閉じこもってイメクラドリームに熱中している間に、椎名先生(の頭)がおかしくなった時に現れる兵部が登場し、薫にアプローチを迫るという展開に。
 薫の皆本に対する好意を知った上で、「未来を変えて皆本を救うためにはバベルを離れなければならない」と薫を動揺させて誘惑する兵部の行動の小ずるさは実に彼らしくて素晴らしいのですが、でも彼の本当の狙いは薫ではなく、あくまで皆本。「ノーマルとエスパーの間には信頼が成り立つ」と信じている皆本を挫折させ、「ノーマルとエスパーは決して分かり合えない」という自分の考えに屈服させることこそが兵部の望むものであることを忘れてはいけません。
 かつてノーマルに裏切られた経験を持つ兵部は、自分が受けた行為を皆本に対して行い、彼が自分の理想に挫折する姿を見ることで、歪んだ満足感を得ようとしているように思えます。皆本を傷つけて自分と同じ境遇に叩き落として屈服させることこそが、今の彼の最大の望みなのです。兵部のサディスト的な一面が伺えますね。

 ――つまり今回のエピソードは、薫を媒体にした兵部から皆本への歪んだアプローチを描いたものであると解釈できます。
 兵部は薫を惑わせて皆本に屈服を迫り、皆本は夢の中で薫との明るい未来への道を模索し続ける。サディスト兵部が薫を誘惑して皆本を絶望させるのが先か? ムッツリスケベ皆本の妄想が現実を打ち破り、兵部の野望を打ち砕くのが先か? 今回のエピソードの焦点はそこにあると見ました。がんばれ皆本の妄想! 負けるな皆本の妄想!
 妄想こそが二人の未来への最大の絆! なんてハイブロウなエピソードなんだ!(←すみません椎名先生)

 あと、薫にくっつかれている時は「甘えすぎだぞ!」とツンツンし、いざ薫が離れようとしたら「行かないでくれ!」と甘えて懇願する皆本は、やっぱりツンデレの素質があるのではないかと思った。

2006/01/06

■801st sense

 今週のサンデーの「あいこら」では、ハチベエが菊乃盃二の尻に己のパーツフェチとしての理想の尻を見出してしまうという、相変わらずの気が狂った展開を見せてくれましたが、その展開を事前に予知していたかのような書き込みをネットで見つけました。
 2ちゃんねる801板のサンデースレで。

207 名前: 名無しさん@ローカルルール変更議論中 [sage] 投稿日: 2005/12/28(水) 14:42:09 ID:cYzmcEy0
アイコラ……もしも彼がパーツの持ち主だったらどこだろう? 
まさかとは思うが「尻」とかじゃなかろうな。 
いくらなんでも直球過ぎる。 
性欲を持て余すよ。 
鎖骨とか二の腕とか指とか、「肌」とかもありか? 
でも「尻」のインパクトには届かない……。 
尻か、尻なのか? 
2ちゃんねる801板サンデースレより

 尻でした

 確かに新キャラの名前が「菊乃盃二」である以上、尻に関するネタを持っていそうなことは何となく想像できるとは言え(ヒント:菊)、それにしてもこの予知能力っぷりは凄いと思います。
 801st sense!(絶チルの話数カウント表記っぽく)

 なお、男の子である私が何故わざわざやおい板を鑑賞しているのかという理由ですが、「やおい人気が出る少年マンガこそが本当に面白い少年マンガなのである」という自説を検証・証明するためです。
 うそです。

■サンデー5・6号感想:鼻からレーザーを撃てる男が負けるはずがないと思った

ブリザードアクセル

 なんか五反田君が、鼻からレーザー弾幕を発射してますよ! 本来は正統派熱血スポーツマンガであるはずの「ブリザードアクセル」が、何だか「焼きたて! ジャぱん」みたいな変態リアクションマンガに近づいて行ってますよ!
 いったい鈴木央先生に何が! 鈴木央先生は、いったい今と戦っているというのか!

 次回、五反田の滑りを観た七瀬将臣が、どんなリアクションを取ってくるのか気になります。
 多分彼の場合、髪がどんどん伸びて怒髪天を衝くようになり、最後にはモヒカンになってしまうのではないかと思う。

■サンデー5・6号感想:聖結晶アルバトロス

聖結晶アルバトロス

 図書館で主人公が大暴れする今回のエピソードのサブタイトルがよりによって「図書館では静かに」となっているところに、作者の若木民喜先生のセンスというか、独特の余裕を感じます。
 実は若木氏はすごい大物なのかも知れない。

 そして今週のエピソードでは、ヒロインのアルバトロス(以下、アルバ子)が「そんな間抜けじゃありませんっ」とツンツンしているすぐその上でモノバイルの怪物がニヤリと笑っているシーンに、超ときめきました。
 強情を張って強がっているアルバ子の表情、自らの危機に全く気が付いていないアルバ子の鈍くささ、そしてその危機を招いた原因が彼女自身の素直じゃない性格にあるところ、全てが萌え要素です。

 基本的にアルバ子は、敵に襲われてヒドイ目に遭うことによってその魅力が増して来る被虐系ヒロインだと私は思うのですが、彼女がヒドイ目に遭う大きな原因の一つとして『状況を全く読めない強情な性格故に、自らトラブルを呼び寄せている』という理由付けがなされているため、読者も余計な義憤や理不尽な展開へのストレスに駆られることなく、「ああ、この子の勝ち気っぷりはカワイイなあ」と安心してヒドイ目に遭ってるアルバ子の挙動に萌えることができるところが良いですね。
 つまり「アルバトロス」は、必要以上に読者を不快にさせない細かい気配りができている作品と言えましょう。多分

 そんな「アルバトロス」の現段階での最大の問題点は、敵キャラにイマイチ個性が感じられないところ、および変身後のアルバ子モードよりも変身前のゴミ子モードの方に妙な人気が出てしまっていることなのではないのでしょうか。
 前者については今週登場した謎のロンゲ君の活躍に、後者については(ヤマカムさんも述べているように)変身後もメガネを着用する、などの魅力強化が期待されるところです。

Page 24/46: « 20 21 22 23 24 25 26 27 28 »