2004/03/31
■サイトのリフォーム案
いきなりですが、C-WWW利用者アンケートに沢山の回答を頂きました(現時点で150通以上)。
ありがとうございます。
このアンケートの最大の目的は、サイトの現在の利用状況を確認すること、もっとぶっちゃけて言えばリストラ対象の選定です。
8月以降は私の本職の方がかなり忙しくなることが既に判っているので、まだ時間的な余裕が少しはある今のうちにサイトのコンテンツを整理し、このサイトの管理を少しでも楽にできるようにしておこうと考えています。
というか、今年は夏休みが取れないって! どうなってん!?(愚痴)
とりあえず、現在考えている見直し案を載せておきます。
色々とご不便をおかけすると思いますが、ご理解をお願います。
□
継続して運営予定
What's New!
日記。今の調子でがんばれるだけ継続。夏以降は、これが私の生きる証になりそうな気がします。
しかしここをブログ化したことで、だいぶ更新作業が楽になりました。ブログってすげえ。こりゃ流行る訳だわ。
展開予想ショー
継続運用。
前々から言ってた気がしますが、「絶対可憐」の方のブログが落ち着いたら、こんどこそこちらの方の改良にも手をつけたいです。
ボードの性格上、こちらもブログ(というかWiki?)っぽくした方が良いかも知れません。Blosxomのシステムがそのまま使えるかどうかは判りませんが、検討してみる価値はありそう。
C-WWW掲示板
これも継続して設置しておきます。
歴史的な経緯により、この掲示板だけこのサイトに置いてある他の掲示板とシステムが大きく違っているので、何とかしたいと前々から思ってはいます。こっちもBlosxomベースにしちゃおうかな(多分やりすぎ)。
秘宝館
データベース系のページはファンサイトの体裁を繕う上で必須なので、設置は継続します。
最近あまり手を加えてないので役に立ってませんが(ダメ)、実はこの手のページもブログ化すればメンテナンスが楽になるのではないか? と思い始めています。
リンク集
Web上にあるサイトである以上、いわゆるリンク集も必須のコンテンツなので継続。
なお、「相互リンクして下さい」という申し出は、椎名高志作品の二次創作や感想などを扱っているサイト以外には基本的には返信していません。ご了承下さい。
GS美神感想掲示板
ワイド版が出ている間は、このまま継続運用します。
□
廃止予定
煩悩の部屋
これを楽しみにしてこのサイトに来ている方もまだまだ多い様なので悩んだのですが、
- 二次創作をされる方がサイトを自分で作るようになり、ここへ投稿される作品の絶対数が少なくなって来ていること
- 斑鳩さんやほたりぃさんの管理する二次創作発表サイトが創作コミュニティの中心になっていること
- 何よりも、私自身に投稿作品の編集や査読に時間を割く時間やパワーがなくなっていること
などを考慮した結果、このサイトで創作作品を受け付けるのはそろそろ停止しても良い時期なのではないか? と考えています。
今のところ、投稿作品の新規受け付けは7月末をもって締め切るつもりです。
(上にも書きましたが)展開予想ショーの方は継続運用しますので、今後作品の発表はそちらの方でお願いしたいと思います。
作品別感想掲示板
「絶対可憐」以外の感想掲示板は、近日中にリードオンリー状態にした上で過去コンテンツ集(「ある日どこかへ」)に移転します。
「絶対可憐」は、それ専用のページができたらそちらに移行します。
元ネタ大作戦、椎名作品Q&A
どちらもこのサイト設立当初から設置されていた由緒ある(?)掲示板ですが、アンケートの結果あまり読んでいる人がいないのが判明したこと、および自分自身もほとんどこちらの板の管理まで手が回っていないことを考慮し、近日中に過去コンテンツ集へ移転する予定です。
なお、もし「絶対可憐」が始まったときは、専用ページの中に「元ネタ」に相当するカテゴリを作ります。
おキヌちゃん連続突撃
ある意味このサイトの名物と化していた「連突」ですが、これもあまり利用している人がいないようなので、近日中に閉鎖します。
沢山の笑いと感動と迷惑な書き込みをありがとう(笑)。
□
サイトに対する意見や要望等がありましたら、メールやコメントなどの形でお知らせ下さい。
利用者アンケートのコメント欄に書いて下さっても結構です。
※Cna-Chatについては、管理者の藤宮さんの判断におまかせします
2004/03/30
■人類は「いちご100%」を読むために45億年かけて進化した
「あたしにえっちの答えを教えてください!」(挨拶)
人間が最も持てる英知を発揮するのはエロいことを考えている時であり、人気映画のタイトルをパロディ化したアダルトビデオのタイトルは人類の英知の証である、という考えを信奉している私にとって、今週のジャンプの「いちご100%」のこの台詞は、かなり脳髄に刺さりました。
今週の「いちご100%」の展開は、一番最後に出てくる「あたしにえっちの答えを教えてください!
」というたった一言を成立させるためだけに、他の全ての要素が存在していたと言っても過言ではないほど、細かく計算された構成になっていたと思います。一見すると単なる読者サービスに過ぎない「扉絵のパンチラ」やら「お辞儀をしながらパンチラ」などのお色気描写すら、全て綿密な計画によって計算されたものなのです。私には判ります(真顔で)。
こういう話を描かせた時の河下先生の才能の高さは誰もが認めるところだと思いますが、というかもはや「いちご100%」はラブコメとしての出来がどうだとかいう以前に、こういう話を延々と続けることが存在理由となっていると言っても過言ではないのですが、今週は特にソレがズバ抜けています。
エロいことを妄想する能力こそが人類の英知であり、そこから生み出されたエロい作品が人類の英知の結晶であるとするのであれば、その英知の源を全国三百万のジャンプ読者に向かって毎週毎週コンスタントに提供し続けている河下先生は、まさに人類の宝であると申せましょう。
なんか、発作的に「どうしても今週の『いちご100%』は誉めてあげなければならない!
」という使命感に駆られてしまったので、思いつくままに賛美してみましたがどうか。賛美になってないか(なってません)。
あと、みんな大好き「武装錬金」の掲載位置が、ついに事実上の巻末(=打ち切り位置)にまで下がってしまいました。話の方もなんかまとめに入りつつあるっぽいですし、本格的に連載終了間近な雰囲気が濃厚っぽくなって来たような。
まるで、デスノートに名前が既に書き込まれてしまったかのようだと思いました(不吉)。たすけてライト!
この作品がテーマとして掲げていたものは蝶野編・桜花&秋水編でちゃんと表現できていたと思うので、ここで終わればストーリーがキレイにまとまって作品としての完成度は高くなるんじゃないのかなー、とも思うんですけど、でもこのマンガ(および作者)が持っているポテンシャルの高さからすると、ここで終わってしまうのはやっぱり勿体ない気がします。
2004/03/29
■blosxom 修正メモ #4
i-mode版対応
前に作ったS-JISで記事をはき出すプラグインを流用して、i-mode用のフレーバーを作りました。
ついでに、「MISTERジパング」の頃に作ったままほったらかしになっていたi-mode版サイトをちょっと修正しました。というか、内容をかなり削りました。
yoshitaka プラグイン
blosxom には静的なページを作る機能がありますが、静的にページを作るとyoshitaka プラグインが作成する改ページURLが(http://cwww.pos.to/... ではなく) "localhost" になっている点を修正しました。
2004/03/26
■「相変わらずの死神ぶりだな毛利名探偵」サンデー17号感想
- ダンドーネクストジェネレーション
- 馬連華さん(史上最強の弟子ケンイチ)
- ラクロス部(美鳥の日々)
- 「こわしや我聞」の微妙な掲載位置
- 「あんたら二人、入籍させといたから」(かってに改蔵)
□
1. ダンドーネクストジェネレーション
前作「DAN DOH!! Xi」において新庄先生からゴルフ道の奥義を継承し、人間がプレイする「ゴルフ」のレベルを超越して神の領域に足を踏み入れて半神と化したダンドーが、アニメ化というムーブメントに乗り、今再び我々人間が住む俗世界に帰って来ました!
奇跡だ!(おおげさ)
で、「ネクストジェネレーション」と銘打つからには、ダンドー達が一学年進級してダンドーに憧れてゴルフを始めた下級生の少年達から「ボクをダンドー先輩のスールにして下さい!
」と告白されるみたいなお話になったり、あるいはダンドーとラミアがめでたく結婚、二人が交配してできた萌え要素満載な子供が主人公になり、両親から受け継いだ才能とソソる性格と風貌を武器にゴルフ界で大暴れ! みたいなお話になるのかなー、と連載前は妄想していました。半分本気で。
ですが、実際は新庄がダンドーを含む世界各地のゴルファー達を手紙で呼び出して一堂に会させ、そこで格闘大会(まちがい)を開いて悦に浸ろうと画策するという、まるで「キングオブファイターズ」みたいなお話になりそう。あるいは「ファイターズヒストリーダイナマイト」。勿論新庄の立場はカルノフ(もう誰にも判ってもらえない比喩)。
あと、いくらゴルフで神の領域に近付こうが、相変わらずダンドーは余計な苦労をする星の下にいるのは変わらないみたいで、ちょっと安心しました。しかも、なんか演技が巧くなってますよ彼。殴られた時の表情のそそりっぷりにも磨きがかかってます。きっと、全英大会で優勝してからも色々と余計な苦労をして成長したに違いありません。
今回もきっと、苦しんで苦しんで苦しみ抜きますよ! お楽しみに!
2. 馬連華さん(史上最強の弟子ケンイチ)
馬連華って、元々こんなキャラだったっけ? と思ってしまう程、なんか徹底的に萌えキャラとしてチューンナップされて帰って来た感がある彼女。チャイナ服・バカ毛(しかも動く)・大きな鈴・そして大きなおっぱいと、何というかこうこれでもかと言わんばかりのキャラ萌え記号要素が投入されています。東浩紀氏に評論して欲しいくらいの記号っぷりです。
サンデー内でも屈指の人気を誇る美羽にライバルとして対抗するキャラを作るためには、もはやなりふり構っていられねぇ! という、作者側の強い意志を感じます。
にしても、こうやってみると中国はある意味萌え記号の宝庫であるというのがよく判りますね。
コンテンツビジネス(要は萌えアニメと萌えマンガと萌えゲーム)がアジアのみならず世界に通用する産業として急速に注目を集めている中、彼女の存在は中国の潜在的な萌え能力の高さを示唆していると言えましょう。21世紀の経済は中国が中心に動くようになるのでは? とか言われているそうですが、まさか萌え産業においても中国が世界の中心に!?
というか、マンガで天下国家を語るのは止めよう(すみません)。
3. ラクロス部(美鳥の日々)
映画「猫の恩返し」や最近では「ふたりはプリキュア」など、フィクションの世界ではラクロスというスポーツは「いいとこの学校に通っている活発な女の子がやってるスポーツ」の象徴として使われていることが多いです。美鳥の友達もこの例ですね。
しかし、現実の世界では、私はいまだに実際にラクロスをやっている女子高生や女子中学生を見たことがありません。都内在住の知人からは「ラクロス女子をよく見かけます」という目撃証言は得ているので、とりあえずこの日本に「ラクロス部」が存在している学校は実在しているはずなのですが、でも実際に見たことがない以上、私にとってラクロスはアニメの中にしか存在していないスポーツです。スポーツといえばサッカーしかやるものがない静岡県に生まれたのが悪いのでしょうか?
つまり、私にとってラクロスとは、美少女フィギィア同士を戦わせる「機動天使エンジェリックレイヤー」とか、過剰にチューンされた鉄道モデルを走らせて競う「バトルゲージ」とかと同レベルの、フィクショナルな存在なのです。ラクロスはアニメ!(実際にラクロスやってる皆さんすみません)
次週はアニメ化記念で巻頭カラーを飾るそうですが、でもなんか今週の話の流れからすると、次回は今のセイジとの関係に対して疑問を持った美鳥が「このままでいいの?」と悩んでしまう、そんな鬱っぽいお話になりそうな予感。
こういう晴れのタイミングでそんな話を持ってくる井上先生は、どこまでもステキだなぁと思いました(きめつけ)。
4. 「こわしや我聞」の微妙な掲載位置
先週は「暗号名はBF」の掲載位置の微妙っぷりを取り上げましたが、今週は同じく新連載の「こわしや我聞」が23本中の18本目というこれまた微妙な位置に。
この作品に対しては、ネットで「もっとはっちゃければいいのに!」という意見を見かけたことがありますが、実際このマンガは國生さんにしろ辻原さんにしろ優さんにしろ本気を出せば色々な意味で破壊力抜群なキャラクターが揃っていますので、潜在的なポテンシャルはまだまだこんなものじゃないはずです。
次回はいよいよ、その國生さんにスポットが当たる話を持ってくる模様。本気を出した國生さんの威力を思い知らせてやって下さい! お願いします!(誰に頼んでいるのか)
5. 「あんたら二人、入籍させといたから」(かってに改蔵)
これって今週のオチに過ぎないのか、それとも次週への引きになっているのか、全然判断がつきません。
もしかして次週、「かってに改蔵」に何かが起こるのか! それとも単なる文字通りの自爆テロ(むしろ不発弾)なのか!
何しろ改蔵のやることなので、全く予測ができません。ガクブル。
2004/03/23
■SHOOTING THE MOON(今週のジャンプ)
ムーンフェイスが「む~ん」って言った!
「む~ん」て言ったよ! 今! ムーンフェイスが「む~ん」て!
(武装錬金を読みながら)
先々週はカズキの「もう誰も死なせたくない/悲しい思いはしたくない」という強い思いを描き、そして先週はそんなカズキを「甘い」と責める斗貴子の中にもまたカズキと同じ思いが宿っていたことを描ききったことで、あまねく読者を感動させることに成功した「武装錬金」でしたが、でもカズキ達の敵であるLXEの幹部達のことだけは、どうしても面白く描かないと気が済まないようです。
更に困ったことに、LXEを代表する変態であるムーンフェイスやパピヨン蝶野は、やってることがいちいち様になっているというか、やたら恰好いいんですよ。一つ一つの台詞や仕草はもの凄く様になっているのに、その仕草が必要以上にオーバーな為か、結果的にギャグとして成立しています。ものすごいハイブロウなギャグです。
そんなムーンフェイス様と比べれば、急成長を遂げたカズキですら、戦士としてもギャグキャラとしてもまだまだ未熟。「大したことないね
」となじられるのも致し方ありません。
核鋼を巡る戦いは徐々に佳境に差し掛かりつつあるようですが、しかし錬金の戦士達の戦いはまだ始まったばかりなのだ! という感じですよね!
あ、また言った! ムーンフェイスが「む~ん」て二回も言った!
二回も!(←よっぽどムーンを気に入ったらしい)
あと、今週のジャンプでオモロかったのは「未確認少年ゲドー」。
作者の岡野剛氏は昔からちょっとエッチな表現には定評がある方でしたが、今週は「ヒロインが全身にゲロを吐かれる
」という、猛烈にウェット&メッシーなカットを披露してくれました。ウェットかつメッシーですよ! ゲロ女萌えですよ! フェチシズムの極み!
かつて「千と千尋の神隠し」でヒロインの千尋がゲロを吐かれて汚物まみれになるシーンが全世界で公開されてから数年、ついにこの表現が少年マンガ誌の世界にまで降りてきました! さすがは「ぬーべー」で巨乳小学生という概念を世間に広めた岡野先生は違う!
先週の「スピンちゃん」といい、なんか最近のジャンプはすごい!
というかおかしい!(引き際をわきまえないままおわり)
2004/03/21
2004/03/20
■blosxom修正箇所メモ #3
近況;
「GSホームズ極楽大作戦!!」の奥付のページに載ってるサイトに繋いでアンケートに答えたところ、小学館から「抽選でプレゼントに当選されました
」との手紙とともに、特製図書カードが送られてきました。
「GSホームズ」のアンケートに答えたんだから、カードの絵柄もきっと椎名高志氏の作品にちなんだものに違いない! と期待して開封してみたら、封筒から出てきたのは「銀河鉄道999」のカードでした。こんなところにまでレイジが!
助けてメーテル!(挨拶)
yoshitaka プラグイン追加
ページ単位での移動をサポートしたかったので、「棚からパルチャギ」で公開されている、加須 徹さんが開発した yoshitaka プラグインを導入しました。下の方に表示されている「Next>」がソレです。
マニュアルには「entries_index とは相性が悪い」と書かれていましたが、確かにちょっと表示順が変わっているような。しばらく試用してみます。
クラシック表示フレーバーの追加
「このページがドリキャスでは読めない
」というご意見を頂きました。ドリキャス。
調べてみたところ、ドリキャスのブラウザでは文字コードがUTF-8のページは表示できないことが判明したので、記事をUTF-8からS-JISに変換して出力するプラグイン(forcesjis)を作成して対応してみることに。とりあえず、過去の更新日記に似たシンプルなレイアウトのS-JIS表示専用のフレーバーを作成し、そのフレーバーを表示するときにだけ動作させるようにしました。
多分、これでS-JISオンリーなブラウザでも表示だけはできるようになったと思うのですがどうだろう。「カルドセプト2」専用機になってるうちのドリキャスを久しぶりにネットに繋いで確認するべき?
あと「i-Mode版更新日記もサポート下さい
」と言われましたが、こちらの方は検討課題とさせて下さい(笑)。
i-Mode は UTF-8 は通しましたっけ?
Headlines その後
タイトル一覧を表示してくれる Headlines プラグインですが、新規に記事を FTP で投稿すると記事のタイトルが表示されないみたいです(正確には、/plugins/states/headlines.dat に記事のデータが追加されない)。
同様の動きをする他のプラグインを探した方がいいかな?
2004/03/19
■「十五郎」が色々な意味で違うマンガに! サンデー16号感想
- ショートカットパティ(金色のガッシュ!)
- 陸海空11歳(ダグラーバスタークウ!)
- 今週のいでじゅう!
- 暗号名はBFの微妙な掲載位置
- 「菊クンが怒ったー!」(からくりサーカス)
1. ショートカットパティ(金色のガッシュ!)
ガッシュ柄がプリントされたパンツを愛用するなどのイタさ加減が災いし、読者の間でもおそらくまったく人気がなかったんじゃないかと思われるパティでしたが、ついに最後の最後でもの凄い変身を遂げてしまいました。髪を切って覚悟を決めたアタシを見て! とでも言いたげな、あの自信に満ちた表情はどうよ!
うわー超とーきーめーくー!(←弱い)
そんな彼女を見ていたら、学生時代にとある講師が「女の長い髪は、それだけで女を美しく見せる力がある。だから、髪を短くしてもカワイイ女の子こそが、本当にカワイイ女の子ということになるんだ! 女の子はショートカットの方が絶対イイんだよ! わかったか!
」と、ショートカット原理主義者っぽく熱弁を振るっていたことを、ふと思い出しました。そういや、後にその講師の奥さんとなる女性も、普段はショートカットでした。
このマニアな講師の理論を真に受けるとすると、「ショートにした方が断然可愛い」ことが明らかになったパティは、実はとんでもない美少女だったということになってしまいます。これまでの煙突が二本立ってるような珍妙な髪型は、あえて自分をダサく見せて「あくまで自分はガッシュちゃんの敵なのヨ! 力尽くで彼をモノにしてやるのよ! 覚悟しやがれ!」って己のスタンスを明確にする、いわば擬態だったに違いありません。女はおっかねぇなぁ!(そういう話じゃありません)
あと今週のサンデーには「ガッシュ」カードゲームのカードが入ってました。ガッシュやブラゴがキーパーツになっているコンボデッキに入れたら普通に使えそう。ゲーマーならこれだけのために4冊買うと思った。この商売上手!
2. 陸海空11歳(ダグラーバスタークウ!)
初めて読んだ時からこのキャラはどっかで見たことがあったなぁー、と思っていたんですけど、この子は以前作者の松浦聡彦氏がサンデーGXで連載していた「Wake Up!」に登場した『くう』という名前のキャラと、造形やら性格やらがほとんど一緒です。見た目の性別が不詳なのも一緒です。
この作品は、「Wake Up!」のくうをスピンアウトして作られたものと見なして良いでしょう。「ソウルテイカー」から萌えキャラをスピンアウトさせて「ナースウィッチ小麦ちゃん」を作るようなものです。多分。
それはともかく、マンガとしても普通に面白かったと思います。
どうも松浦氏というと、「ブレイブ猿's」にしろ「ライジングサン」にしろ、実力はあるんだけどどうにも運に恵まれない作家というイメージがあるんですけど、そのイメージを払拭するきっかけにはなれそうな感じ。やっぱりこの人には、マッスル兄貴が憂国してフンバフンババ! みたいなマンガよりも、こういった軽いタッチのエンターテイメントの方が似合っているような気がします。
この調子で、今度は百合っぽいマンガを描いて下さい(失礼)。
3. 今週のいでじゅう!
あんだけ盛り上げといて、結局元の木阿弥かよう! と憤慨した人?(挨拶)
やっぱり「いでじゅう」はこうでなくちゃな! と安堵した人?(挨拶)
4. 暗号名はBFの微妙な掲載位置
先週は華麗にセンターカラーを飾った「BF」ですが、今週の掲載位置は23本中の17本目と、なんか往年の「一番湯のカナタ」を思わせる微妙な位置取りに(不吉な例え)。とりあえず、現在の雑誌内での人気はこのレベルにあるという解釈でよろしいのでしょうか。
このマンガって、何となく「サンデーは読んでるけど読者アンケートは絶対に出しそうにない層」に一番ウケてるイメージがあるんですけどどうなんだろう。個人的には冬の新連載陣の中では一番安定していて面白い作品と思っているので、ちゃんとアンケート出して応援しないといけないのかなぁと思いました。
にしても、ホントみんなおっぱい大きいですね(結局)。
5. 「菊クンが怒ったー!」(からくりサーカス)
黒賀三姉妹フラグ立て編(自分の中での呼称)も、いよいよ大詰めに突入。
三姉妹の中でも一番攻略が難しそうな長女の菊さんが今回のターゲットですが、どうやら早くもフラグ立てイベントが発生した模様。勝は「知性」を何よりも重視する菊姉さんに対し、彼女が求めていた哲学的な質問の答えをごく自然に導き出してしまう芸当を見せることにより、自分が(彼女の仲間の男達のような)単なる頭でっかちの天才児とはひと味違うところをさりげなくアピールすることに成功。
今はまだ顔を真っ赤にして怒ってる菊姉さんですが、このペースで行けば彼女も籠絡は時間の問題でしょう。三人同時攻略ですよ! すごいよマサルさん!(「からくりサーカス」ってそういうマンガだったっけ? という件については不問)。
その一方で、かつてそのアレっぷりで読者の間にセンセーションを巻き起こして一世を風靡したパンタローネ様とアルレッキーノ様が、何やらピンチです。いきなり逆境に立たされています。
がんばれパンタローネ様! 「かってに改蔵」で散々ネタにされた過去を誇りに、戦えパンタローネ様! なびいているだろ! パンタローネ様のごとく!(負けそう)
2004/03/16
■スピンちゃん それは、いのち
『「無敵鉄姫スピンちゃん」を読むときは 部屋を明るくして 親から離れて読んでください
』
つかまれたー!(ハートを)
そんな感じで、今週の週刊少年ジャンプに掲載された「無敵鉄姫スピンちゃん」は、事前の予想を遙かに超えた面白さでした。
アバズレンジャー!
エロボット!
ネジマニア!
いもうとミサイル!
読み切りの時も相当アレな感じのマンガでしたが、まさかここまで徹底的にアレなテクニカルタームが剛速球で飛び交いまくるマンガになるとは嬉しい驚き。素晴らしいの一言です。作者の大亜門氏のセンスは、なかなか侮れない高レベルにあると思います。
それより何より、開始わずか1ページ目で「美少女ロボットに萌えることこそが男のロマンなのだ!」と高らかに宣言しているのが素晴らしいです。
かつて『少年が美少女ロボット萌えに目覚める』ことを作品の到達点とした名作「電化製品に乾杯!」を椎名高志氏が描いてから幾星霜、当時は先鋭的な概念であった「ロボット美少女に萌える」という認識は、今ではもう読者間における共通概念として通用するものになったのだ! と捉えた作品が、国内コミック誌の最高峰である週刊少年ジャンプに連載作品として登場した意義は大きいのではないのでしょうか。
ああもう、この胸の高鳴りをどうしたらいいやら!
スピンちゃんさいこう!
ところで、私はいつもジャンプを通勤で使っている駅のキヨスクで購入していますが、キヨスクの主な顧客は勿論サラリーマンの皆さんです。週刊少年ジャンプは、お子さまや大きなお友達のみならず、サラリーマン世代の大人達も大好きな雑誌であるのは、皆様ご存じの通り。
実際、私が乗り合わせた電車の中でも、私の他に2~3人ほどのサラリーマンと思しき男性がジャンプを読んでました。
そして、今週のジャンプの表紙は、「スピンちゃん」のぷに顔が飾っています。
表紙に美少女ロボのぷに顔を晒したジャンプを持ったサラリーマン達が、熱心にジャンプを読んでいるのです。
アバズレンジャー!
エロボット!
ネジマニア!
いもうとミサイル!
こんなアレな単語が飛び交い、開始わずか1ページで美少女ロボット萌えを是とするマンガを、今まさに日本を支えているサラリーマンの方々が熱心に読む。これと同じような光景が日本各地で繰り広げられていたかと思うと、何というかこう得も知れない感情がわき上がってくるのを覚えます。
これはいったい何なのか。今日本で、いったい何が起ころうとしているのか?
果たして「スピンちゃん」は、ロボット娘+眼鏡という先進的な萌え要素を持つキャラクターを物語の構成要素に据えて一時代を築き上げた「Dr.スランプ」級のジャンプの人気メカ美少女となることができるのか。それとも、同じメカ美少女でもまったく萌え要素が違う「メタルK」みたいに、
どっちに転ぶにしろ、「スピンちゃん」がジャンプの表紙を飾った2004年3月15日は、もしかしたら日本で何かが変わり始めた日として記憶されることになるやも知れないと思いました(おおげさ)。今後の展開に蝶期待。
そして、斗貴子さんは相変わらず目突きが大好きなんだなぁと思いました。
2004/03/14
■blosxom修正箇所メモ #2
こんにちは。「最近、思春期特有の恋愛をしているのではないか
」と噂になっている深沢です(ウソ挨拶)。
今日は結構blosxomまわりをいじったので報告。
旧What's New にBlogのヘッドラインを追加
blosxomにはRSSを出力する機能があるので、それを読み込んでいわゆる「ヘッドライン」を表示するようにしました。今後、旧What's New にはヘッドラインのみを置き、更新情報は全てこちらのBLOGで行いたいと思います。
RSSの解析には、XML::RSSLiteモジュールをローカルに取り込んで使っています。RSSLiteは使い方がエラい簡単でこういう用途には便利なモジュールですが、そのまま使うとマルチバイト文字(要は日本語)が全然通らないので、文字列をサニタイズしている部分をザックリとカットすることで解決(いいのか?)。
Headlinesプラグインを追加
最近追加したエントリの一覧を表示してくれるHeadlineプラグインを追加しました(表示方法を一部修正済)。
右側のリンクバーに表示されている「HEADLINES」がそれです。実際必要かどうかは謎ですが、とりあえずよりブログらしくなった気がします。
RSS出力時、descriptionの長さを抑制できるタグを追加
いわゆる「RSSリーダー」を使っていない方には全然関係ないことなのですが、RSSリーダーでのエントリの概要や、トラックバック時の内容として使われている<description>の長さを抑制する修正を、rss10プラグインに追加しました。
調べてみたら適当なところで自動的に長さを切りつめる手法がよく取られている様ですが、今回はエントリの中にdescription終了専用のタグを作り、それが出現したらそれ以降はdescriptionとして表示しないようにする方法を取りました(内容をこちらがコントロールできるため)。
WWWC対応タグを追加
はてなアンテナ全盛の時代に、WWWCのようなローカル動作の更新チェッカを使っている人がどのくらいいるのかは判りませんが、自分がまだ使っているので対応しました。
最新の記事の更新時刻を取得するため、entrues_indexプラグインが作成したデータ用ファイルの日付を参照して値を返すプラグインを自作して対応しました。初めてのプラグイン。えっちだ(バカ)。
cron で静的ページを自動生成
どうも blosxom の動作がちょっと重いっぽいので(このサーバでは)、crontab コマンドを使って index.html などの静的なファイルをある程度の間隔で作成し、基本的にはそちらを参照してもらうようにしました。なお、旧 What's New のヘッドラインはこの「静的に生成された」方のRSSファイルを見に行くので、こちらが更新されるのは実際よりもやや遅くなります。
旧 what's New の方には「朝7時頃に~」と書いていますが、まだ実際にこの時間に生成されるかどうかはテストしてません。上手くいくかどうかドッキドキにょ(バカ)。
というか、ここは一応マンガファンサイトのはずなのですが、こんな臭い話ばっかり書いてていいのでしょうか。
あと、アンケートに回答して下さった皆さん、ご協力ありがとうございます。暖かいコメントばかりで泣けてきます。生きててよかった!
2004/03/13
■Blosxom Starter Kit利用時の覚え書き
hail2u.net (Kyo Nagashima さん) で公開されている blosxom starter kit を自分が導入した時に気づいた点などのメモ書きです。
必要なもの
・Perl5 が動くサーバ
Trackback を使いたい場合は、LWP や HTTP といった Perl のモジュールがそのサーバで普通に使えることも確認。
自分はこれでヒドイ目に(以下略)。
・UTF-8 形式のファイルを読み書きできるエディタ
スターターキットの中身は UTF-8 で記述されているために必要。文字コードにこだわらないのであれば、このまま UTF-8 で運用した方が良い(Kit に付いてくるテンプレートの中には charset=UTF-8 と直接書かれている箇所があるし、UTF-8 以外では RSS や Trackback 絡みで文字コード変換が発生したりして面倒くさそうだし、etc)。
自分は秀丸エディタを使用。秀丸エディタは起動時オプションに ファイルを UTF-8 形式でオープンする指定があるため(/fu8)、エクスプローラのコンテキストメニューの「送る」に /fu8 オプションを付けた秀丸が立ち上げる設定を追加し、楽をすることにした。
最初に読もう
→ blosxomサイトの日本語訳::訳者が使ってみた感想 (Sucle さん)
blosxomのインストールの方法からblosxom 特有の概念であるフレーバーの詳細な解説、カテゴリやプラグインの簡単な説明まで、判りやすく書かれているページ。たいへんに参考になります。
ここに書いてあることを読んでもピンと来ないにょ? という方は、多分 blosxom には手を出さない方がいいと思う。
スターターキット使用時における補足事項
・『ログ』の項目に書かれている「ブラウザでログを作成・編集することができるプラグイン」wikiedish は、スターターキットの中に含まれている。ただし、blosxom はやっぱりテキストエディタで文章を作成→FTPでサーバにアップロード、が基本な様子。
・フレーバーは、Kyo Nagashima さんが作成したものがデフォルトで入っている。サンプルがこちらのサイトにあります。
・ログの日付を(ファイルの更新日付ではなく)ファイルのアップロードした時のものにする entries_index プラグインも、最初から入っている。
config,cgi の設定
スターターキット に含まれている config,cgi は、オリジナルの blosxom.cgi の中ではソースの中に入っている変数設定部分を切り出したもの。コメントが日本語訳されているのでわかりやすい。
blosxom本体の設定にある $basedir の記述には注意(URI ではなく、サーバ上での絶対パスを指定)。
各変数の具体的な説明については、こちらも参考になる。
→blosxom.org::blosxom初期設定 (blosxom.org)
テンプレートファイルの編集
entries ディレクトリにテンプレートファイルが置かれている。
拡張子(=フレーバー名)が ".html" のものは普通に表示した時に使用されるもので、".htm" は Writebacks の時(=1つの記事のみを表示した時)に使用されるもの。
テンプレートをいじりたい時は、「blosxomサイトの日本語訳」のフレーバーの解説が参考になる。というか、「blosxomサイトの日本語訳」は全部参考になる。読もうぜ→過去のオレ(すみません)。
スタイルシートは、config.cgi の @css_paths で指定したものを編集する。
id名は、"banner" がBLOGのタイトル、"content" がログ部分、"links" が横に表示されるカテゴリとか Google Search とかの部分。
参考:Blosxom Starter Kitに関する情報が載っているサイト
■自分はウマゴンタイプと判定されました・サンデー15号感想
- 相手をメガネ好きに変える能力(うえきの法則)
- 「やっぱり私は今のままで楽しく そーしてたいなー」(いでじゅう!)
- 「それにうるせーヒゲもいないしな!」(史上最強の弟子 ケンイチ)
- 今週の美鳥の日々
- 「強くなりたい…」(結界師)
- 番外:HOOK!
1. 相手をメガネ好きに変える能力(うえきの法則)
これまでマンガの中でも散々引っ張ってきた森さんの新能力は、おそらく全国百数十万のサンデー読者が一斉に「ぶっちゃけありえなーい!
」と本名陽子ヴォイスで突っ込んだに違いない、とてつもなくフェティッシュな「相手をメガネ好きに変える能力」だったのだ! というオチに驚愕。
基本的にこの感想はサンデーの掲載順に並べるようにしているのですが、でも流石に今週はコレに勝る衝撃はないね! と判断したので、今週の第一位は文句なしでコレです。どう考えてもコレです。
「ジョジョの奇妙な冒険」以来、いわゆるスタンドバトルものの作品はそれこそ沢山作られてきた訳ですが、さすがにここまでアレな能力を考えついた人は、そうそういないんじゃないかと思います。というか、仮にこんな能力を仮に考えついたとしても、この能力を活用した「読者の予想を裏切り、期待を裏切らない」ストーリーを構築することができる自信がなければ、絶対に実行には移しません。普通のマンガ家なら。
なので、あえてこんなネタを投入してきたからには、作者の側にはこのアイディアに対する絶対の自信があるはずです。おそらく今頃作者の福地先生と担当編集者は、全国のサンデー読者に対して「どうよ?」と満面の笑みを浮かべながら鼻息を荒くしているに違いありません。
まいりました! コレにはまいりましたよ先生! だから許して!
今回のエピソードを読んで、私は福地先生が「うえきの法則」で言うところのレベル2に到達したものと確信致しました。従来の能力とは趣があまりに異なる、この力をどんな風に使えばいいのか普通の読者ではちょっと想像できないタイプの新能力を提示したことにより、このマンガはついになんかもの凄いモノに化ける可能性を手に入れることに成功したのです。WELCOME TO NEXT LEVEL! なのです!
果たして「相手をメガネ好きに変える能力」というヤバい能力をこれからどう活かすつもりなのか、福地先生の手腕に注目したい所存です。
あと、最近福地先生はカワイイ女の子を描くのが巧くなりましたよね(フォロー)。
2. 「やっぱり私は今のままで楽しく そーしてたいなー」(いでじゅう!)
あっちの森さんはそんな感じで大革新を引き起こして大変なことになってますが、こっちの森さんは己が変わってしまうことを恐れて停滞ムードに。
私の経験からすると、「今のままで楽しく そーしてたいなー
」とかそんなモラトリアムな事を言ってるうちに10年くらいの歳月はそれこそあっという間に過ぎ去ってしまいますので、もしあなたがそういう人生をお望みでなければ、このタイミングで何かしらのアクションを起こした方が良いのではないかと思いました。
あー(学生時代の自分を思い出しつつ)
3. 「それに、うるせーヒゲもいないしな!」(史上最強の弟子 ケンイチ)
今回のエピソードの主眼は「ケンイチ君と彼の仲間のメガネ君との関係性を再構築する」ところにあると思って読んでいたのですが、実はこのエピソードがケンイチ×メガネの話ではなく、なんか知らない間に秋雨×逆鬼の話になっていたのでビックリしました。
この二人、いつの間にこんな離れていても気持ちが通じ合えるような関係に!?
でもよく考えてみたら、やんちゃな酒鬼とクールな秋雨って、ある意味王道の組み合わせなんですよね!
ナルホ!(納得)
4. 今週の美鳥の日々
ごきげんよう!(別れの挨拶)
前回登場時、妙に私の感じるツボに入った変態生徒会長カマキリ夫人×純情前髪っ娘スズカのコンビですが、さすがにこの二人の関係がああなってしまい、もはやセイジと関わる必要性がなくなった以上、今回で彼女たちは物語の表舞台から退場することになるでしょう。
こうなった以上、彼女達はこのまま少年誌どころか「ごきげんよう」の挨拶が飛び交う百合百合しいコバルト文庫の世界ですら表現できないような関係に突入し、そっちの方で幸せになって欲しいと思いました。
このマンガって、ちょっと道を外れている人達でも幸せを掴むことができるのがステキ。
あと、今週のまんカレMLの「ここがすごい!」のコーナーで「美鳥の日々」が取り上げられているのですが、『目が隠れていてもきちんと表情がわかるよね!! これぞ、プロの表現力!!
』とか『キャラの特徴を活かしつつ、インパクトある演出につなげる…やはりプロはスゴイね!!
』とか、なんか普段以上に井上先生を持ち上げていた印象を受けました。確かにプロの表現力は凄いんですけど。
何かあったんでしょうか。
5. 「強くなりたい…」(結界師)
今週のサンデーは、この他にも「小金の錬金術師」(サンデーGX編集長・談)と評されたヤバいネタ満載の「かってに改蔵」、もはや「黒賀村編」というよりは「黒賀三姉妹フラグ立て編」と表現した方がいいんじゃないかと思った「からくりサーカス」、ついにパンが1コマも出てこなかった「焼きたて! ジャぱん」、本筋である動物愛護の精神から遠く離れて奇人変人大集合っぷりを楽しむマンガにパラダイムシフトを起こした「ワイルドライフ」など、色々な意味でおもしろおかしいマンガがたくさん載っていたのですが、そんな中で真っ当に少年少女の成長物語をコツコツ描き続けている「結界師」を読むと、なんだか安心できます。あなたに逢えて良かったよ! みたいな!(どんなだ)
自分の中では、もう「金色のガッシュ!!」と共にサンデーの良心を象徴する作品です。
あまりにも突拍子がないので今後の展開が想像できない「うえき」のメガネ能力と違い、「結界師」の能力はとても判りやすく作られているため、読者が「結界能力を使ってどう敵と戦うのか?」と展開を予想できる楽しさがあります。なので、主人公達の能力に徐々に応用力を持たせていく今回のようなお話は、作品の幅を広げる意味でも、また読者の想像力を刺激する意味でも、とても大事な意味を持っています。
そんな地味でも大事なエピソードを、良守と時音が相互に相手を意識しながら成長して行く物語とリンクさせて面白いお話に仕上げている作者の力量は、ホントに大したものだと思いました。いやマジで。
番外:HOOK!
「この方法がよく釣れるのは、オレオレ詐欺と似たような理由だよ
」
理由だよと言われましても!(感想)
「釣り」と「詐欺」の共通点を元にした釣りマンガを作ろうとする発想は良いのですが、「詐欺のテクニックは釣りに応用できる!」というアイデアを押し通そうとするあまり、何だか理屈ばっかりが先行して読んでいてお話そのものの説得力に欠けるものになってしまった気がします。
これだったら、釣り名人の主人公がプロの詐欺師相手に釣りのテクニックを駆使して大立ち回り! 逆に騙して釣り上げちゃったよ!(警察に)、みたいなお話にした方がカタルシスがあって良かったんじゃないかなぁ。
2004/03/10
■blosxom修正箇所メモ
writeback
- 改行をbrタグに変更する処理を追加
- 名前とコメントは必須入力とするようにチェックを追加
- URLを入力されたらaタグで囲う処理を追加
rss10
- 文章の中に実体参照(♥とか)があると、index.rssをブラウザ(IE6.0, Firefox 0.8)で表示させた時にエラーが発生する点の修正(実体参照そのものを削除)
- というか、"&" が単独であるとダメっぽいので、"&"は2バイトコードの"&"に変換
2004/03/09
■ジャンプはおもしろいなぁ(挨拶)
「そもそも死の行軍(デス・マーチ)ってのはな
徹夜して倍速でプログラム仕上げる事言うんだよ!」
体の疲れは1日休めば回復するけど、
プログラムを組んだ頭の疲れは1日休んでも回復しないんですよ! ヒルマ君!
というか、そもそもデス・マーチに追い込まれるのはスケジュールマネージネントの失敗を意味しているので、「オレは平気で徹夜仕事して来たんだぜ!」とか他人に自慢するジョックスな方は、自分の管理能力のなさを自慢しているのと一緒だということに気付いて下さい! お願いします!(誰に言っているのか)
そんな感じで、今週刊少年ジャンプがすげえ面白いです。みんな大好き「アイシールド21」や「武装錬金」は言うに及ばず、「ワンピース」も「ボボボーボボーボボ」も「スティール・ボール・ラン」も「デスノート」も、今週から始まった「ゲドー」も、今週でついに完結した「遊戯王」も、今週は載ってないけど「ブリーチ!」も、果ては次週で打ち切りが懸念されている「ごっちゃんです!」や「銀魂」まで面白いのは、一体どうしたことなのか。
何というか、紙面構成にまったく隙が見あたりません。
何より、マガジンの「味の助」やサンデーの「十五郎」のような、一般読者から脇の甘さを指摘されるような作品がほとんど存在しないのが凄いです。「ブラックキャット」だって、イヴたんがカワイイので私はそれだけで全肯定です。男の子はみんなそうだよね! ね!
ああ、でも、目次のページに載っているジャンプの素晴らしさを讃える川柳だけは、視界に入るだけで何か妙に恥ずかしいのでカンベンな! という気分になれますが!
次週のジャンプは、ついに意見が衝突した斗貴子さんとカズキの顛末が気になる「武装錬金」と、読み切り版で「どんなに社交性のないダメ人間でも、ロボットと小さな女の子は大好きですからね!
」という台詞がオレの心に刺さった新連載「スピンちゃん」の出来に注目していきたい。
そして、土俵際で驚異的な粘りを見せている「ごっちゃんです」の運命や如何に!
週刊少年ジャンプの連載作品が読めるのは『ジャンプ』だけ!(再帰定義)
■C-WWW 使用者アンケート
前に予告していた「C-WWW 使用者アンケート」のページを作りました。今後のサイト構成の参考にさせて頂く予定ですので、お暇な方はご協力をお願いします。
2004/03/07
■「私の夢になってよ、ダンドー」サンデー14号感想
- ダンドーアニメ化決定
- 「あふぅ♥」(思春期刑事ミノル小林)
- 新解誠と星佳先生(暗号名はBF)
- 「かくなるうえはウィルスでもばらまいて…」(十五郎)
- 「きみのカケラ」最終回と「ファンタジスタ」最終回
1. ダンドーアニメ化決定
「何故今あえてダンドーが!?」という疑問の声も聞かれるものの、ついに大々的に「DAN DOH! アニメ化」が発表されました。
サンデーに載っていたイラストから察するに、どうやら連載の一番最初から忠実にストーリーを追っていくような展開になりそう。
それでダンドーと言えば、どうしても「万乗パンツ」という単語が浮かんでしまう方も多いようで(私もそうですが)、ダンドーがアニメ化されると聞くと大抵の方は「テレビ東京のアニメじゃ、万乗パンツを出すのは無理なんじゃない? 大丈夫か?
」とパンチラの心配をしてしまう模様です。
確かにテレ東と言えば、あの「ラブひな」のアニメ版ですらパンチラ表現を封じたことで有名な程、パンチラに対して規制が厳しい放送局としてアニメファンに知られる存在。その懸念はもっともだと言えます。
しかし、ここで思い出して頂きたいのですが、「DAN DOH!!」は最初から懲りに凝ったパンツの描写を売りにしていたマンガではなく、元々は「薄汚い野球少年に過ぎなかったダンドーが、新庄プロと出会うことのよってゴルフに目覚めていく
」という筋書きの、少年少女の正統派成長ドラマだったんですよ。「ダンドー」にとって最も重要なのは、パンツでもパンツを履いた美少女でもなく、あくまで新庄先生にメロメロになり、また後に出会う赤野に対してもメロメロになってしまう、ダンドーとオヤジキャラとの関係性の描写にあるということを忘れてはいけません。
ゴルフというスポーツを通じて、ダンドーがオヤジにメロメロになったり、また逆にオヤジがダンドーにメロメロになっちゃったり! メロメロになりつなられつの美しくも耽美な関係の構築! それこそが、この作品において最も重要なのです! それを忘れてはいかんのですよ! パンチラなんて飾りなんですよ!(鼻息)
なお、「DAN DOH!!」アニメ版の前番組に当たる「カレイドスター」は、一見すると主人公の少女・苗木野そらが劇団の中でスターとして成長していく様子を描いた普通の少女向けアニメのように見えながらも、実はそらと劇団の先輩であるレイラの二人の関係の成長を描いたディープな百合アニメとしても成立していたという、実に底が深い作品として鑑賞することが可能でした。
最初はただのドジな後輩と意地悪な先輩という関係だったものが、そらが成長するに従って次第に「エースをねらえ!」のお蝶夫人×岡ひろみのような熱血スポ根的な関係に移行、最後には「マリア様がみてる」の祥子×裕巳みたいな、相互に相手を信頼し合って自分の夢を相手に託せる真のパートナーの関係に昇華していく様子を描くことが「カレイドスター」というアニメの目的だったのだ、と言っても過言ではありません。多分。
果たして「DAN DOH!!」のアニメ版では、新庄先生とダンドー少年の関係性をどんな形で描いてくれるのか? 前番組が相当アレだっただけに、「DAN DOH!!」にも期待してしまいます。
「朝っぱらからこんなイケない関係を見せつけられちゃって、ンもうどうしよう!」みたいな困った投書が新聞に載せられるくらいのディープな展開を希望。
2, 「あふぅ♥」(思春期刑事ミノル小林)
しまった! このコマで思わず笑ってしまったよ!
まさか、手のひらに性感帯がどうとかいう中学生男子ノリのバカ話が、ちゃんと伏線になっていたなんて!
オレの負けだ!
という訳で、私は「思春期刑事ミノル小林は面白いと思う」派に属しました。
何故オレはこういうくだらないネタに弱いのか。
3. 新解誠と星佳先生(暗号名はBF)
ここにいるよ!(セカイ系挨拶)
これまでのお話で、とにかくメガネと巨乳には事欠かないことが提示されているこのマンガですが、ここに来てまた新たなメガネが登場。キャラ名はともかく(新海誠氏のパロディですね)、「陰謀論者」っていう設定は面白そう。変な能力を持ったスーパースパイ達が日夜暗躍しているこのマンガの世界なら陰謀を推理するネタには事欠きませんし、七海君にとっては存在自体がトラブルのタネになることは必至。この二人のコンビは色々と面白い話が作れそうな予感がします。
というか、私も子供の頃は陰謀ネタが大好きだったので、誠クンのトキメキっぷりには激しく共感。オレもこういう世界に生まれたかったよ!(イヤな子供だ)
あと、星佳先生は子供相手に色気を振りまきすぎだと思った。
あれは絶対誘ってますよ! ザ・ルック!(おっぱいを)
4. 「かくなるうえはウィルスでもばらまいて…」(怪奇千万!十五郎)
この「かくなるうえはウィルスでもばらまいて…
」という十五郎の台詞は、(作者の意図はともかく)彼の思考が至って幼稚でわがままであることを端的に表現しています。というか、学校でこんな事を一人で呟いてニヤニヤしている子供は、普通ならカウンセリングの対象になると思います。彼が学校をここまで嫌がるのは、授業内容が幼稚だとかそういう以前に、単に学校に友達がいないからに違いありません。
ちゃんと突っ込んでくれる面倒見が良いクラスメートがいて良かったね十五郎君。
このマンガが不評を買っているもっとも大きい要因は、主人公の十五郎が作中内で無敵であることに寄りかかったワガママのし放題っぷりに読者が誰もついて行けていない点にあると思うのですが、ここ最近はそんな十五郎に対してツッコミを入れられる立場にいるキャラを投入し、読者のストレスを軽減する形に作品が徐々に変化しつつあるような気がします。
これって、作品の本来のコンセプトからすると「敗北」なんじゃないかと思うのですが、でもエンタータイメントとしては正しい方向性でしょう。まさか、最初からこういう展開を狙っていたのか!?(それはない)
5. 「きみのカケラ」最終回と「ファンタジスタ」最終回
どちらもお疲れ様でした。
「ファンタジスタ」の方は(「このタイミングでいきなり終わるのはおかしい」という意見もあるようですが)、個人的にはもうこの作品で描くべきテーマは全て描き尽くしたんじゃないかと思っているので、これはこれでいいんじゃないかと。「パスに込める意志
」というサッカーの概念を広めた功績は、高く評価されるんじゃないんでしょうか。
最後に主要メンバーが世界各地で活躍している、という終わり方は「俺たちのフィールド」を彷彿とさせますが、あの頃と比べると現実のサッカー環境が大きく変わっていて、今じゃ日本人選手が世界でプレーするのもそれほど珍しい話ではなくなって来ているのが何だか感慨深いです。
そして、色々な意味で問題作だった「きみのカケラ」も終了。結局、シロは最終兵器だったんだけど、兵器としての自分の運命を拒絶し、新しい太陽になることができました! めでたしめでたし! という解釈でよろしいのでしょうか。
前作「最終兵器彼女」を読んだ時にも思ったんですけど、「最終兵器が世界を滅亡させる」脅威を物語の骨格とする手法は、「戦争」のあり方そのものが大きく形を変え、そしてこの日本もその流れとは無縁ではいられなくなりつつある現代社会においては、もう昔ほどには読者の共感を得られなくなってきているのではないのだろうか? という気がします。この辺どうなんだろう。
後は、なんか連載中に色々と作者の側にゴタゴタがあったりして大変そうだったなぁー、という印象。今後のしん先生の復活に期待しております。
2004/03/05
■BLOSXOM を導入しました
娘にするならブロッサム!
嫁にするならバターカップだよな!(挨拶)
前からの懸案事項だったブログツールを、テスト的に導入しました。
採用したツールは blosxom(ブロッサムと読みます)。hail2u.netさんで公開されていたスターターキットを元に、多少テンプレートやソースをいじって動作させています。
たかがマンガのファンサイトの更新日記如きに、何故ブログなんか使うの? という理由については後日書きたいと思いますが、一番大きな理由はオレがブログと呼ばれるものを使ってみたかったからです。文句あるか!(わがまま)
で、使うブログツールのことなのですが、予定ではサーバ設置型blogツールとして今最もメジャーかつ高性能、国内にもユーザーが多いので情報交換も盛んで導入時の敷居が低く、そしてデザインも格好良いので何か運用しているだけでモテそうな(マニアから)Movable Type を使うつもりだったのです。
が、このサイトが置かれている pos.to ネットのサーバに実際にインストールしてみたところ、「ログインはできるけど画面下にPerlの警告メッセージが表示され、そこから設定画面を開こうとすると再びログイン画面が表示されて先に進めなくなる
」という現象が発生してしまって立ち往生。ちょっと調べてみたところ、どうもこれは具体的な解決策が見つかっていない問題っぽく(サーバ環境の問題?)、結局2時間くらいで挫折してしまいました。
オレにはやはりモテ系ツールは似合わないということなのですか?
そこで、前に購入したウェブログの入門本に Movable Type と同じサーバ設置型ツールとして紹介されていた、blosxom を試してみることにしました。
blosxom は Movable Type と比べると機能は少ないのですが、プラグインモジュールを使うことによって Trackback やコメント追加機能、オンライン編集といったブログっぽい機能を追加することが可能であり、スクリプトも小さいのでソースを読んだり直接カスタマイズすることもでき、それより何より「Perlさえ動くサーバ環境なら設置が可能」という容易さもあって、Trackback とコメントが使えるツールを必要としていた自分にピッタリにょ! とか思いながら導入。
blosxom::日本語訳やC.G.I.::blosxomさんなどを参考にしつつ(ありがとうございます)設定してみました。
設定してみたところ blosxom 本体は簡単に動いたのですが、肝心の Trackback を動かそうとすると、サーバでエラーが発生してしまいます。何でかなー? と思って調べてみたところ、なんかこの pos.to ネットのサーバでは、Trackback を実現するために必要な Perl のモジュール(具体的には LWP::UserAgent や HTTP::Request)がまったく使えないことが判明。
仕方がないので、telnet で login して CPAN から必要になりそうなモジュールを適当に持ってきては blosxom を設置したディレクトリにコピーして試してみるという、もの凄い泥作業を延々と繰り返すハメに。
結局、インストールしてから動作させるまでに約5時間近くかかりました(ヘボ)。まぁ、元々動かない環境で無理矢理動かそうとしたんだから仕方ないんですどねー。
Movable Type はシステムが巨大なので、「動かない→仕方がない」と諦める判断を割と直ぐに下せたのですが、blosxom はなまじシステムが小さく、やろうと思えばソースコードを解読して問題点を探すことができてしまうという、自分の中のハッカー魂を妙に刺激する造りになっていたのが幸い(災い?)した感じ。
おかげで、blosxom の構造を少しは理解することができました。今じゃすっかりブロッサムたんハァハァですよ! オレもユートニウム博士になりてぇ!(←ブロッサム違い)
そんな感じで、とりあえず動いているように見えるところまではこぎ着けたのですが、何しろ泥縄状態で設定したので、Trackback ping を送ったり送られたりといった動作が可能かどうかはまだ疑問。
下の Writebacks をクリックすれば、Trackback Ping の送り先URL やらコメント入力フォームやらが出てきますので、お暇な方は Ping とか投げて頂けるとありがたいです。