2006/06/21
■「絶対可憐チルドレン」コミックス5巻
質問:
「こんな話を知っているかね?
」
グリシャム大佐が話したのは、どんな話ですか?
- 「さようなら、ドラえもん」
- マリア様がみてる「レイニーブルー」
- 月姫
コミックス5巻を買いました。近所のヨーカドーの中に入っている小さな本屋で(購入特典:レシート)。
でも、その小さな本屋でも、ちゃんと「絶チル」は新装版「美神」と一緒に並んで平積みで売ってました。オレの気持ち判ってる! さすがはオレの近所の本屋だ!
そして話題のコミックス5巻のおまけ(絶チル没バージョン)ですが、個人的に気になったは最後のページに描かれているツインテール少女ではなく、その下に書かれた「そのあともイロイロあったけどな
」という小さな一文、およびその後ろに付けられた怒りの漫符でした。特に漫符。
このたった一つの符合の中に込められた椎名先生の感情を妄想するだけで、私なんかもう本気で泣けて来ます。
いやもう、超増刊に読み切り版「絶チル」が載ってから正式連載版に至るまでの間に、ホントにイロイロあったんでしょうね。サンデー本誌で「十五郎」や「旋風の橘」や「東遊記」が猛威を振るっていた頃、椎名先生はおまけネームに出てきたような設定をこねくり回しながら、編集部と壮絶な打ち合わせバトルとかをしていたに違いないのです。
没ネームの「皆本元エスパー設定」は、「いやでも主人公が女の子三人組ってのは少年誌的にはヤバいッスよ先生!」とか言われたけど、でも幼女三人組をどうしても描きたい! という葛藤から出てきた、折半的なものだったのかも知れません。というか、少なくとも私はそのように妄想しています。
もともと「チルドレン」には週刊少年誌作品としてはいくつか文法違反があり、そこんところでこの数ヶ月すったもんだしてたんですが、結局その問題はほとんど改善されてないままなんですね。
でも結局、おまけにも書かれているように、少年誌的な正しさよりも幼女三人組を優先し、「どうしてもコレが描きたいんだ! オレにはもうコレしかねえ!」と覚悟を決めて突破を図って編集部と衝突、そのバトルの果てが現在の「絶チル」に繋がっているという。5巻のおまけネームは、上の引用の「すったもんだ」の一環だったんだろうなあ、と思われます。
今回のおまけに掲載された没ネームは、「絶対可憐チルドレン」という作品が椎名高志という作家の怒りと覚悟でできていることを、久しぶりに思い出させてくれました。
にしても、最後のページに描かれているツインテール少女は、「アタシもう子供じゃないのよ! 抱いて皆本主任!
」とか日常的に言ってそうな小悪魔キャラっぽいですよね。萌えます(結局)。
2006/06/14
■もうすぐ発売+個人的なお知らせ
6/16に、「絶対可憐チルドレン」の5巻と、新装版「GS美神極楽大作戦!!」の1・2巻が発売になります。
「美神」はこの前ワイド版が出終わったばかりだと思っていたら、今度は新装版ですよ。最初にコミックスが出てから、もう14年くらい経ってますよ。すごいなあ。
この調子なら、キャラクタービジネスの究極と言われるパチンコ化も夢じゃないと思いました。いやマジで。
あと個人的なお知らせですが、今日からしばらくの間ちょっと旅行に行ってくるので、1週間程更新できなくなります。
記事にコメントを下さった方々、お返事が遅れて申し訳ありません。出先でネットが使えるならお返事書きます。
2006/06/12
■パンツはいてない(サンデー27号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
『あっ、巨乳のおねーさんだー♥ わーい♥ わーい♥
』
『デカイぜ!(何が?)
』
『次号、晴れ時々おっぱい祭り決定! 所により血の雨が降るでしょう!
』
このアオリを書いてるのはおそらくは椎名先生の担当編集者(東大卒)だと思うんですけど、仮にも日本の最高学府と謳われる大学出身の頭脳がこんなことを考えるために使われているのかと思うと、私なんかはもう心底嬉しくなって来ます。人類の英知は、このような「くだらないとしか思えないことを全力でやる」行為に対してこそ使われるべきなのです(持論)。
これは素晴らしい仕事ですよ担当さん! この調子でがんばれ担当さん! これからもその才能有り余る優秀な頭脳を、おっぱいと幼女とメガネ男子と変態が溢れるステキサイキックマンガをより良いモノにするためだけに費やして下さい!
そしてその問題のおっぱい祭りの当事者こと蕾見不二子さんなのですが、「藤壷」を連想させるその名前といい、「バベルの創設に関わった
」という朧の台詞といい、「兵部少佐の拘束と監禁も彼女の力なしには不可能だった
」という局長の解説といい、早くも大物感は十分。
また、表紙のイラストの小さな写真に若かりし頃の彼女と一緒に写っているのは、同じく若かりし頃の兵部だろうと推測されるところから考えても、彼女が兵部と比類するクラスの重要人物であることは確実でしょう。おそらく彼女の超能力も、兵部に匹敵する(あるいは凌駕する)レベルであるはずです。いよいよ、ストーリーの軸を「パンドラ」との抗争に向けて来たのかな、という感じがしますね。
あと、その蕾見に皆本が襲われている件ですが、蕾見が基本的に痴女であることを差し引いても、皆本はエスパーにモテるフェロモンを常時放出しているという特殊能力を備えているので、こうなるのも仕方がないと思いました。皆本の存在自体が罪なのです。
また、私が思うに、多分皆本はあれがファーストキスだと思います。薫からキスをせがまれた時の動揺っぷりや、大人状態の葵のパンチラを見た時の頬を赤らめっぷりを見る限り、彼の初々しさはそうでないと説明がつきません。
私なんかは、そんな初心で乙女な皆本の唇を最初に奪うのは薫だとばっかり思っていたのですが、その皆本の唇がいきなり出てきた熟女に奪われちゃった! しかも薫の目の前で! たいへんだ! 確かにこれは血を見るね!(ミスリード)
ナオミと谷崎の絡みが、往年の「GS美神極楽大作戦!!」の美神と横島の関係を彷彿とさせて良かったです。
2006/06/10
■「RANGEMAN」の電車の吊り広告欲しい!(サンデー27号感想)
RANGEMAN
「銀河ときめき伝説ここに開幕!
」とかアオっておきながら、第一話を全て銀河とは無関係な壮絶な前振りのみに使い切ったモリタイシ先生の英断に感激した!(感想)
そんな感じで、如何に主人公の錬児君がその能力を恋愛に対して無駄に費やしているかを延々と描いた第一話でした。己を見失って恋愛資本主義に毒され、好きとか嫌いとかのときめきメモリアルな世界に奔走することしか価値を見いだせない、現代の若者への哀れさを感じます(おおげさ)。
とりあえず彼はものすごいパワーの持ち主であることだけは明らかなので、今の話しの流れからどうやってアオリの「銀河ときめき伝説」的なヒーローもの展開に持って行くのかが、次回以降の見所になりそう。
それより何より、第一話を「主人公が如何にダメな奴であるか」を説明する前振りだけに費やした、構成の贅沢っぷりがスゴイと思いました。何かこう、第一話にして早くも大作の貫禄が。モリタイシ先生は大物だなあ。
結界師
七三ヘアとか「ゴワス」とか妙に古くさいセンスを違和感なくギャグとして取り込んだ、田辺先生のセンスの良さにクラクラです。
あとは、キヨコ様が妙にカワイイです。「ほーれ、つかまえてみるでゴワスー!!
」とか言ってるところが特に。
「絶チル」の兵部といい「結界師」のキヨコ様といい、今はおかっぱ頭のキャラがオホホホと笑いながら異性相手に「ほーら、つかまえてごらーん?」をやるのがイケてる時代が来ている、ということなのですか?
ゴールデンエイジ
『おもしれえ…逆に点差を広げてやる!
』
「ゴールデンエイジ」は、唯君の口車に乗せられていいように動かされる近江君を微笑ましく見守るマンガということで決定しました。カワイイ子に一方的に惚れられて振り回されるだなんて、まるでラブコメマンガみたいだよね!
あと今回大活躍の蓮葉君ですが、現役ユース相手にあれだけやれるってことは、それ相当の経験を積んできていることは確実。過去に近江君と一緒にサッカーやってたとか、そういう伏線がありそうな気がします。果たして蓮葉君は、唯君の魔の手から近江君を守ることができるのか! 近江君は男の子みんなからモテモテだなあ! まるでラブコメマンガみたいだよね!
ブリザードアクセル
つまり、トゥーランドット姫はツンデレってこと?(ブリアク内の「トゥーランドット」の解説を読んだ時の感想)
それはともかく、今回はフィギィアスケート勝負というよりは「怖い顔グランプリ」と言った方が内容が適切ではないかと思われるくらい、キャラクターが怖かったです。特に、リンクに立った時の六花の怖さは異常。これは明らかに生者の表情ではありません。多分彼女、この時点で死んでます。勿論、吹雪も既に死んでます。死してなおリンクに上る! こわい! これはこわい!(なんだこの文章)
あいこら
「イニD」のパロディとハチベエ地獄のフルコースだけで一週間分笑えます。
本当にありがとうございました。
聖結晶アルバトロス
みんな大好き「聖結晶アルバトロス」が、ついに巻末に!
「からくりサーカス」亡き後のサンデー巻末指定席の栄誉は、このまま「聖結晶アルバトロス」のものになってしまうのか! それとも、同じく掲載下位で巻末に座るだけの資格を持つ「絶対可憐チルドレン」や「見上げてごらん」が、その座を奪うのか!
聖結晶を巡るトライアッドとの対決も気になりますが、掲載位置を巡るサンデー連載作品同士の画策も気になります!(気にするな)
シビアさんにおかれましては、ぜひその剣を使ったプレイで、アルバトロスをねちねちいぢめて頂きたいです。
全裸で。
2006/06/04
■日曜キッズアニメタイム
久しぶりに近況報告的なものを。アニメ話ですが(何故)。
今日、ものすごい久しぶりに朝やってる「ふたりはプリキュア・スプラッシュスター」を観たんですけど、何かこう健全極まりないというか、全く邪気がないというか、「親が子供に見せたいアニメ」みたいな作りに徹しているなあという印象を受けました。いやその、「プリキュア」は最初からそういう健全なアニメだったんですけど。でも何かこう。
2年くらい前は、私も「プリキュア」を観ながら『確かに白は黒よりも毛深そうだけど、でも毛深い人は性格が良いって言うじゃん!
』とかそんなことを言ってたものでしたが、流石に今のプリキュア相手にはそういう話ができる自信がありません。毎週見続けると、今のプリキュアに対してもそういうモノが見えてくるようになるのでしょうか。見えなくていい気もしますが。
あと、今日初めて「メルヘブン」を観たんですけど、「ドロシーが記憶を失って現代の東京をさ迷ってる時にどっかのお金持ちのお嬢様に拾われて今はそこの家で住み込みメイドをやっていて、かつそのお嬢様を『おねえさま』と呼んで相思相愛になってイチャイチャしてる」という話をやっていて、もう腹抱えて笑わせていただきました。これはすごい! おかしい!(褒め言葉)
更に、次回予告ではネコミミ少女が大量に出てくるとか言っていた気がします。「メルヘブン」って、男の子向けの健全なバトルアニメという印象だったのですが、実は全然そうじゃなかったということなのか。キッズアニメの世界もなかなか侮れませんね。
「おねがいマイメロディ」も第二期になってから初めて観ましたが、以前と全然ノリが変わっていなくて安心しました。
変わらないことに価値がある。そんな感じ。
以上、近況報告でした。
■カニキングカードってコミックス5巻の購入特典でしょうか?(サンデー26号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
このすごいメンバーで『チルドレン』がアニメに・・・というのはウソです。世の中そんなに甘くありません。
もっと凄くないメンバーでならアニメ化される可能性がある、ということですか?(挨拶)
個人的には、もし何かの間違いで本当にアニメ化された場合、アニメの制作スタッフに「絶チル」が女の子向けのマンガであると誤解され、「ぴちぴちピッチ」や「東京ミュウミュウ」みたいなタイプの微妙な女児向けアニメが作られてしまったら面白いな! と思っています。
で、もしそうなったら、「こんなの『絶チル』じゃない!」と主張するコアな原作版ファンと、「これ面白いじゃん!」と擁護するコアなアニメ版ファンの間で、ネットの掲示板を舞台に激しい論争が起こったりするのは確実。楽しみですね!(ダメ)
※椎名高志氏と吉松孝博(サムシング吉松)氏との関係に関しては、Wikipediaが参考になります
→Wikipedia: 椎名高志、Wikipedia: 吉松孝博
そして今週の「絶対可憐チルドレン」ですが、予想通り兵部の魅力が炸裂したエピソードでした。気まぐれでワガママで尊大で人の言うことを聞かず、自分がやりたいと思ったことを後先考えずに実行してしまう。それでいて、状況を判断して立ち回れる冷静さも持ち合わせている。敵に回すと大変にやっかいだけど、味方にいてもこれはこれで大変にやっかいであるという、兵部の人となりがとてもよく判るお話でしたね。
「僕は憎しみで、人を殺せる。
」なんて前回(「パンドラの使者」編)の澪の妄想そのままな台詞をわざわざ言わせる辺り、兵部を描いている時の椎名先生のノリっぷりは相変わらずだなあと思います。兵部を描いている時は、今も兵部に頭を乗っ取られているのかも。
あと注目しておくべき兵部の台詞としては、「僕は行きたいと思ったところにはどこにでも行く
」というもの。これは、前回の話で薫が言っていた「あたしたちエスパーは何にでもなれるしどこにでも行けるんだ!
」と言葉の中身は一緒なのですが、その意味としては対になっていると捉えるべきでしょう。
薫の言葉が「あたしたち」とエスパー全体のことを指しているのに対し、兵部の言葉は「僕は」と一人称になっているのもポイント。「超能力」や「エスパー」に対する両者のスタンスの違いを、明確かつ端的に象徴していますね。
紫穂は好き嫌いし過ぎだと思う。
2006/06/03
■「ああ、もう! 可愛いわね!」(ヒナギクさんが)サンデー26号感想
ゴールデンエイジ
「ちゃんと勝つための準備はしてあるんだよ!
」
前日には勝つためにミーティングをキチンとやり、試合当日は律儀に朝5時半にユニフォームに着替えてグラウンドに集合する不良なんて、例えマンガの中でもそうそう拝めませんよ! みんな本当は素直でいい子!
あと、ヒロインであるにも関わらず前回は全く出番がなく、早くもその存在価値が危ぶまれていた小波ちゃんですが、今回は近江君にスカートをめくられそうになるという形で、ヒロインとしての仕事をキッチリ果たしてました。今後も彼女はこういう立場になるんじゃないかと思われます。良かったね小波ちゃん。
ハヤテのごとく
「ネコなび」が一向に猫マンガにならないのに業を煮やした畑先生が、ついにヒナギクを主人公にした猫育成マンガを作る気になっちゃったという超展開に!(まちがい)
今回のストーリーは、サンデー超増刊に掲載された西沢×ヒナギクのカップリングの形成過程を描いたものになりました。
ただヒナギクさん、口では「私はあなたを応援するわ
」とか言ってますけど、実際にはハヤテにメロメロになりつつあることは明白であり、いずれ「本当は彼のことが好きなのに、もうアタシったらバカ! バカバカ!」ってアンビバレンツな葛藤状態に陥ることはもはや必至の有様。
という訳で、これからの「ハヤテのごとく」という作品は、西沢さんを応援することで間接的に自分の欲求を満たそうとするヒナギクさんが内心では悶々とし続ける様を描きつつ、ネコちゃんを育成するマンガになりそうです。あの子猫に「ハヤテ」って名前を付けたりしてな! それをナギに知られて慌てたりしてな! 楽しみだなあ!(妄想)
妖逆門
「本当の妖逆門はこれからだ!
」
打ち切り格闘マンガの定番フレーズをナチュラルに使いこなして第一部完的な展開に繋げる田村光久先生のセンスは、なかなか侮れないものがあるなと思いました。
また、主人公に明確な「戦って勝つ理由」を与えたのも印象的。これまでは典型的な「バトルするためだけに用意された世界でゲームみたいなバトルをする」系の子供向けバトルマンガ路線に徹するつもりなのかな、と思っていたんですけど、これからの展開次第では、マンガとして大きく化けるかも知れません。
あと『妖逆門』のカードゲーム紹介ページに載っている『妖スポット探検』のコーナーが個人的にちょっと好きなので、できればあのコーナーの拡充をお願いしたい所存です。大昔の少年誌って、こんな感じのうさんくさいオカルト記事が堂々とグラビアページを飾っていたりしたんですよね。なんか懐かしいです(懐かしい?)。
ハルノクニ
機動隊を難なく蹴散らした未来の世界の猫型ロボット兵器をいとも簡単に手玉に取るコーさんが、最高に格好良すぎます。ホントに何者なのですか彼は。
「ハルノクニ」というマンガは、基本的には「ハル」を巡るギリと日本政府首脳部の衝突を描いたサスペンスドラマという触れ込みなのですが、私個人としては、うどんのドンブリを横から鷲掴みしたり、警官隊相手に鉄山靠を軽々と極めたりするコーさんの存在の方が、遙かにサスペンスです。「ハル」の中に秘められた謎はいつか作品の中で明らかになる日が来るとは思うのですが、はたしてコーさんの謎が解ける日はやって来るのか。そんなことに拘っているイヤな読者として、これからも「ハルノクニ」を楽しんで読んでいきたい。
あいこら
最初に読んだ時は「ハチベエの父は、『あいこら』らしからぬマトモなお父さんだなあ」と思ったんですけど、でもあのハチベエの父のことだから彼が強度のパーツフェチであったことは間違いなく、また「キモチ悪いくらい仲良かったんだ
」というハチベエの台詞から推測するに、ハチベエ父はハチベエ母のパーツのどれかにメロメロだったのではないかと想像できます。故に、息子に対しても「パーツフェチになれ! そしてそのパーツにピッタリな最高の女を見つけるんだ!」みたいな教育を施したことは想像に難くありません。そう考えると、やっぱちょっとダメな父なのかなと思います。
今回の話の中で出てきた「最高の女
」とは、自分のフェチ願望にピッタリ来る女性のことを指すんですよね。きっと。
でも、そんなハチベエの言動の本当の意味を知らず、「最高の女」というフレーズから連想される真っ当な意味だけを捉えて頬を赤らめてしまう桜子。久しぶりに、このマンガの基本的なギャグパターンを見たような気がします。
例え誤解から生まれて誤解によって育まれた恋であっても、それでお互いが幸せになれるんだったら、それはそれでいいんじゃないんでしょうか?(哲学)
ブリザードアクセル
吹雪はブリーフ派!(感想)
お互いの体をアザだらけにする程の痛みを乗り越えて、パートナーとしての関係を育んできた吹雪と六花。さすがにここまで演出されると、今回の勝負はもう負ける気がしませんね。説得力を持たせる演出の仕方が上手いなあ。
そして、もし今後この二人が恋愛関係に発展した場合、今回の特訓の体験が脳裏に刷り込まれちゃって、ンもう痛くしないと気が済まないの! とか、そういうのに目覚めてしまったらどうしよう! とウッカリ思いついてしまったんですけど、でも私ももう大人なので、それは心の中にしまっておきたい(←大人になれ)。
からくりサーカス
「からくりサーカス」がどのくらい長期に渡って連載されていたかをこのサイト的に表現すると、「GS美神」のアシュタロス編で一度死んだベスパが復活した話が掲載された頃、「からくりサーカス」では腕だけ残して死んだと思われていた鳴海が実は生きていた話が掲載されたんですよ。判ります?(微妙)
そんな感じで「からくりサーカス」が連載終了。史上最強最大最悪の喪男にしてダメ人間だったフェイスレスも、最後は今までの自分を悔悛して勝を助けたことで、一応救われたみたいです。最後まで悪役にすら徹することができない辺り、やっぱり彼は何をやってもダメなダメ人間だったんだなと思ってしまった次第。
でも、私はフェイスレスのおかげで、この作品をより深く楽しむことができたと思います。さようならフェイスレス。楽しかったよ!(ホントです)