2006/12/10
■今はかわいいタケシ君も、将来はパパみたいな顔になっちゃうのか…(サンデー07年1号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
「だって、エスパーになっても親がこれじゃ
」
と、話がタケシ君の父親に及んだところでタケシ君の超能力が発動したということは、タケシ君は父親に対して何らかの反感を持っているということを意味しているのではないか? と思いました。父があんな本まで出しちゃうレベルのゴリゴリのアンチエスパー派だと、息子の彼も色々苦労してそうな感じ。エスパーレベルが陽性の女の子と仲良くなろうとして親に叱られたりとかありそう(妄想)。
社会で圧倒的な力を持っているノーマルと、若いけど将来力を持つのが確実なエスパーという、このマンガにおける社会の軋轢をモデル化したような家庭が舞台なので、さすがに次回は父と子が対立する展開になりそうな気がします。チルドレンを含めてケンカになりそうなところで皆本が出てきて事態を収拾しようとする、みたいな展開になるのでしょうか?
以下はツッコミどころ。
- 「
きれーでかわいいおねーさんが3人も来たという段階で、とりあえず細かいことは忘れて喜べよ!?
」
とか言いながら、薫がタケシ君におっぱいを押しつけているように見えます。おっぱいないけど。 - 「
せや、考えたらあかん!
」
とか言いながら、葵がタケシ君の右手を自分のおっぱいに押しつけているように見えます。おっぱいないけど。
全国の葵のお父さん! あなたの娘さんは、「女」を武器にするやり方を身に付けてしまいました! オトナの階段登ったよ! - 「
サイコメトリーがいいわよね? 私が教えてあげる!
」
紫穂の笑顔がたいへんに怖いコマですが、タケシ君は赤面しつつも「…なんであんたたちに?
」と疑うだけの理性は保っていた模様。大物の予感がします。 - いきなりテレポートで上空に飛び出すタケシ君。普通なら、来週は墜落して死にます。
確かにこれでは近くに超能力者がいてあげないとダメだと思いました。 - そして、チルドレンの監視の名目で、皆本と賢木が二人でいちゃいちゃしている(語弊)のが気になります。
完成原稿速報でも、二回続けて皆本と賢木のコンビの絵が掲載されていますし、この二人のカップリングが今回の裏テーマ?
2006/12/03
■掲載位置が気になる季節になりましたね(サンデー52号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
これまでサンデーの巻末特別枠を占めていた「聖結晶アルバトロス」の終了により、新たな席替え闘争が勃発。今週のサンデーを読む限りにおいては、巻末席を争う資格を持っているのは「武心」・「絶チル」・「ブリアク」の三本であると推測されます。連載の入れ替え時期も近いですし、サンデー掲載位置マニアとしてはここしばらくの掲載位置の変動に注目して行きたい所存です。
っていうか、ちょっと油断していた隙に、「絶チル」の掲載位置がまた下がって来ているのが気掛かりです。少年サンデーが狙う低年齢路線から遠く離れた場所にいるマンガは辛いですな! みんなアンケート出そう!(年齢を偽証して)
政治的にはそんなアレな状況に置かれている「絶対可憐チルドレン」ですが、今回から始まった新エピソードはストーリーとしては重要で面白そうなんだけど、話としては極めて地味な展開になりそうな予感。まかり間違ってもパンチラが連発する系のエピソードにはなりそうにありません(期待するな)。
今回提示されたこのエピソードの問題点は二つ。新キャラクターとして登場した河村タケシ君は、潜在的に強い超能力を持っており、かつ彼の親は反エスパー組織「普通の人々」の支援者であること。そしてもう一つは、皆本と薫の関係が上手くいっていないことです。
「普通の人々」は、その構成員の大半が「我々はフツーだ!
」と主張しつつフツーではない(と彼らが思っている)人を迫害することを目的にしている、色々な意味でおかしい人達で占められている愉快な団体なのはご存じの通りですが、そういった非寛容な思想を持った人の身内の中から「普通」ではない人が出てきた場合、彼らがその身内に対してどんな行動を起こすのか? というのを想像すると、そりゃもう心底恐ろしくなります。今回のエピソードが内包している問題は、実は極めて深刻なものだと思います。
そして、そういう現実を目の当たりにしたチルドレン(特に、同じエスパーが困っているところを見ると放っておけない性格である薫)が、彼らやタケシ君に対してどんな行動を起こすのか。その辺が今回のエピソードの肝になりそう。
あともう一つの問題であるところの皆本と薫の関係ですが、こっちはまあ男女の関係なんだから色々紆余曲折もあるよね! という感じで、微笑ましく見守っていきたいところ。この二人が二十歳と十歳のカップルであるというところはともかく。
薫の皆本に対する期待が過大であったところと、皆本がその過大な期待に応えようとして挫折したところがこの二人のわだかまりとなっているように思えるので、あまり相手に過度な幻想を抱かず、現状のその人をそのまま素直に受け入れればいいんじゃね? とか思いました。なにこの恋愛マンガ的な感想。
以下は留意したところ。
- 今回出てきたESP検査や「カタツムリがカミソリの刃の上を…」について、ここの感想掲示板で元ネタが提示されています。提供ありがとうございます>鼎さん。
「ブレードランナー」も「地獄の黙示録」も観たはずなのに、思い出せませんでした。 - ちさとちゃんは、特務エスパー姿だといわゆる「デコっ娘」っぽくなりますね。萌え(反射的に)。
うっかり高レベルのテレパスになってしまうと、あっちこっちから人の念波を勝手に受信してしまう「エスパー魔美」状態になってしまう恐れがあると思うので、ちょっと彼女には荷が重いかも知れません。 - 皆本から自然に恋の相談を受ける立場になってしまう紫穂。ここでもまた将来地球を支配する女帝の才覚の鱗片が(略)。
- 小学校三年生の男子にとっては、四年生の女子三人組にいきなり囲まれるのは恐怖以外の何者でもないと思いました。そっちの方でもがんばれタケシ君。
2006/11/25
■明君の報われなさっぷりは萌え要素(サンデー51号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
「光速エスパー」の「エスパー」は主人公の少年が超能力を持っているからエスパーなのではなく、エスパー星からやって来た宇宙人によってもたらされたオーバーテクノロジーで作られた強化服を着ているから「エスパー」なのです。
ここの感想掲示板でも話題が上がっていますけど、40過ぎのオッサンであるところの椎名先生ですら幼稚園前にTVで見たおぼろげな記憶しか持っていないような「光速エスパー」や「宇宙少年ソラン」に対して、的確なツッコミを入れられる読者が存在するところが凄いよなあと思いました。
まあ、週刊少年サンデーの実態はオッサンが読む少年マンガ雑誌なので、当然といえば当然なのかも知れませんが(きめつけ)。
その辺はともかく、長かった「逃亡者」エピソードもついに今回で完結。
今回の話は、兵部と不二子(=パンドラとバベル)の立ち位置を改めて確認する回だったという印象です。モモンガを巡る今回の一件に象徴されるエスパーとノーマルの間の現在の対立構造と、伊号の未来予知に基づく将来への対応における双方の相違点を、兵部と不二子の台詞の形で簡潔にまとめています。
あと、この中で不二子が「何十年同じ議論をさせる気!?
」とか言ってますけど、この二人の議論に結論が出ないのは、双方共に頭のレベルが子供のままなので、口論しているうちにガキのケンカみたいな罵り合いになって収拾が付かなくなってしまうからなのではないか、と思いました。そういう意味では、ホントお似合いですよねこの二人。ハハハ(爽やかに)。
また、今回のトピックスとしては、パンドラの幹部にして兵部のチャット友達(まちがい)のメンバーがついに顔出ししたことが上げられます。髪を伸ばす変な能力で不二子を拘束した髭ロンゲ男、椎名マンガには割と珍しい茶髪の美青年(マッスルを吊り上げてるところを見ると能力はサイコキノっぽい)、そして「最適な乳の大きさはこれだ!」と言わんばかりの小さめサイズのおっぱいを誇示しつつテレポートで去ったサングラス女と、パンドラのCMにも出てきた見目麗しい系のキャラがようやく登場して来た感じです。同じくあのCMに出てきた、ツインテールのロリっ娘の登場が待たれるところです(関係ない)。
どれもそれなりの能力者っぽい彼らですが、「君らだって拾ったときには小さかったぜ?
」という兵部の台詞からすると、彼の頭の中ではまだみんな子供のままの印象っぽいですね。パンドラは兵部の為の永遠の子供の国なのかも知れません。
以下はメモするべき留意点。
- ついにマッスル大鎌の必殺技「ビッグマグナム」が披露。確かにこれならモモンガを捕獲できますな(当たれば)。
でも一撃必殺を期すなら、この技は相手を捕まえて密着し、至近距離から撃たないとダメなのではないかと思います。いつか皆本にマグナムをぶっかけられるといいね!(ぶっかける言うな) - 「
じゃーね、タレ乳のオバサン♥
」
最近の不二子ちゃんは明らかに垂れすぎなので、いくら皆本がおいしいからって言えども、少しは吸い取るのを自重した方が良いです。もっと言ってやって下さいお姉さん。 - 最後のシーンで、紫穂が皆本の手を握った後に「
薫ちゃんはわかってるから
」となぐさめるシーンが良かったです。サイコメトラー能力を持つ紫穂と、紫穂を信頼している皆本の間だからこそ成立する励まし方だと思いました。ちょっと感動。
このシーンの紫穂の姿からも、将来地球を支配する「禁断の女帝」の人心を掌握する才能の鱗片が伺えますね(だいなし)。
2006/11/22
■サンデー50号絶チル感想(今日は51号の発売日です版)
絶対可憐チルドレン
時間がないので留意点のメモのみで。
- 今回は最初から最後まで兵部にヤられた回。兵部が全てを丸く治めてしまった。あと、前回自ら深刻側に振ったノリを反対側に揺り戻してバランスを取ることにも成功。こういう事を難なくやってしまう兵部のキャラクターの完成度は素晴らしい。
エピソードのテーマが深刻なものだったのですっかり失念していたんだけど、このマンガはあくまで椎名高志のマンガであることを思い出させる回だったと思う。 - 兵部がモモンガを諫めてみんなホッとしているところで、「
そういうわけにはいかない!
」と銃を向けた皆本。あのシーンでは、おそらく皆本以外の全員が「皆本空気嫁
」と思ったに違いない。
あれは結局、エスパー同士の問題に対しては自分の力が全く及ばないことを思い知った皆本の頑なな意志が取らせた行動だったので、実に彼らしくはあるんだけど、やっぱり堅いなあ皆本。そこがいいんだけどネ!(マッスルっぽい口調で) - 「
なぜ撃てない!?
」の理由に皆本が気付くことができれば、兵部を攻略する糸口になるんだけどなと思った。 - 今回の薫は本気でカワイイです。兵部の前ではどんどん乙女っぽくなってく薫。
それに比べると皆本は、やっぱりまだ薫にとっては父というか兄というか、「保護者」の立場からあまり変わってないのかも。 - マッスルが皆本に迫ったシーンで、本気で嫌がってる葵は萌え対象。
紫穂も嫌がってはいるんだけど、彼女は多分「兵部×皆本」の組み合わせだったら、むしろ赤面しながらも見守るタイプだと思う(きめつけ)。 - 不二子ちゃんの胸がどんどん大きくなっているように見えるのは気のせいですか?
2006/11/14
■要約:それにしても兵部はエロいなあ(サンデー49号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
モモンガに撃たれる哀れな自分の姿を皆本に見せつけ、「どうだい?」と自己憐憫に浸りながら微笑む兵部。
やっぱりこのマンガのベストカップルは兵部×皆本で決まりだよな! というのが今回の感想です(真顔で)。
その辺はともかく、今回のキーワードは「大丈夫、もうなんの心配もいらない
」という兵部の台詞でしょう。この言葉は、以前薫が皆本に対して言って欲しかったにも関わらず皆本が結局口にすることができなかった言葉なのですけど、兵部がこの言葉を薫に対して口にしたことで、自分は薫(=虐げられているエスパー達)の願いを叶えられる存在であることを改めてアピールしたことになります。葵や紫穂に対してかけた「僕は女王を悲しませたりしない。あいつとは違う
」という言葉にも、そういった意味が込められていると思われます。
また、モモンガを自分と重ね合わせて過去を語り始めたところもポイント。信じていた人々や国家に裏切られてそれら全てを憎むようになった彼の憎悪は、あまりにも深いです。いずれ薫が皆本に撃たれる未来が待っていることを知っている今の彼は、本気で薫を救うために行動しているに違いありません。
そして、そんな兵部と相対することになった皆本。彼が本当にエスパーとノーマルの間の対立を止めさせたいのであれば、皆本はお互いの持つ憎悪を乗り越えて兵部と和解をする必要があると、私は考えています。言うなれば、兵部は皆本にとっての最終攻略目標キャラです。藤崎詩織みたいなものです。
ですが、その兵部はモモンガに自分を撃たせる姿を皆本に見せつけることでエスパー達が持つノーマルへの憎悪の深さを示し、「そんなことは不可能だ」と皆本に訴えかけている始末。ツンデレで言うところの、ツン状態が極まった状態。それが現在の皆本に対する兵部のステータスなのです。
兵部は皆本が最終的に攻略しないといけないキャラであるにも関わらずあまりにツンが過ぎている上に、更に皆本自身も兵部に対してツン状態なので、全く手が付けられない状態。今の皆本の状況は、だいたいそんな感じなのではないのでしょうか。
皆本は果たしてこの手詰まり状態から抜け出し、兵部を攻略するきっかけを作ることができるのか。皆本の持つビッグマグナム(暗喩)は、誰のハートに向かって火を吹くのか! 明日のサンデーが楽しみですネ!(無理矢理煽ってみた)
ただ、薫の「(桃太郎に)何かしてやりたかったんだ
」という気持ちと、兵部やマッスルといった「パンドラ」の構成員が持つ気持ちとでは、明らかに何かが食い違っているんですよね。その辺がいずれはポイントになるのかも知れません。
以下、個人的な留意点。
- マッスルの能力である「硬質化」した肉体を白黒の誌面でどんな形で表現するのか、結構悩んだのではないかと想像。
- 小学生時代のマッスルが石を投げられているコマは、異質な存在として迫害されるマイノリティである彼に同情していいのか、「それ超能力と関係なくね?」と突っ込んでいいのか、判断が付かずに本気で悩みました。登場するマンガが「絶チル」ではなく「あいこら」だったら、彼も「渋沢のフェチ友達の一人」程度のキャラクターとして普通に幸せになれたと思うのですが(マジメな顔で)。
とりあえず、あの格好とランドセルの組み合わせは萌え対象です。さすが「教育的指導!!」で変態を描き続けただけのことはあるなあと思った。 - 薫や葵の能力は、体を動かなくすると発動を抑制できるという新設定が登場。この世界のエスパーは能力発動時のポーズが重要。
- そして兵部が紫穂を「女帝」呼ばわりした件については突っ込み入れないといけないと思うので入れますが、なんか「女帝」という響きにはもの凄い説得力があります。薫はエスパー達のリーダーとしての「女王」の称号が、葵はエスパー達の信仰の対象(=萌え対象)としての「女神」の称号がそれぞれよく似合っていますが、紫穂はそれよりも更にスゴイ「女帝」ですよ。女帝。
つまり紫穂は、いずれ世界を征服して女帝として君臨するんですよ。「教育的指導!!」に出てきた、『26年後に世界を征服する女』一条理絵の再来ですよ。そのうちキャプションに、「三宮紫穂。将来世界を征服する女」とか書かれるようになるに違いありません。
2006/11/05
■「遂に本性をあらわにした」のはモモンガではなく明の懐の広さだと思います(サンデー48号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
童顔巨乳!(挨拶)
扉の成長バージョンの薫の顔が「凛々しい」から「カワイイ」にシフトしていてビックリです。絵柄の変化はこんなところにも及んでいた! なんか薫の未来が、ただの巨乳から童顔巨乳に変わりつつありますよ!
椎名先生って、首輪+鎖のシチュエーションが結構好きですよね?(何が言いたい)
で、皆本がエスパー殺しの銃を桃太郎に向かって本当に撃てるのか否か? が焦点になるかと個人的に思っていた今回の「絶チル」ですが、葵と紫穂が機転を利かせたことで皆本の代わりに薫が桃太郎と対峙する展開に。
葵と紫穂は、このまま皆本に任せていても最悪の方向に話が進むだけだと判断した様ですが、結果的にはそれが正しかったみたいです。「一般人の安全だって守らなきゃ
」とか言ってる今の皆本なら、おそらくそれを精神的な後ろ盾にして桃太郎を撃ってしまっていた(→そして薫と破局に)可能性が高そう。
任務に対して頑なな態度を取る今の皆本のままでは、まだ未来は「薫に対して銃を向ける」ところから変わっていないのではないか? と思いました。皆本には、もちっとエスパーを「信頼」することが必要なようです。
一方の薫の方ですが、桃太郎の誘導弾をガードせずに食らうところが相変わらず男らしいというか、「ケンカすればダチ」理論で立ち向かうのが恰好良いなあと思いました。
また、桃太郎と出会った時のナウシカ的行動をリフレインしている展開になっているところも興味深いです。この行動は、あの時はあんなに痛がっていた彼女も、桃太郎の境遇と自分を重ね合わせて見ている今では、その痛みを耐えて自分が全てを受け止める覚悟ができているという表れですね。やっぱり薫は、戦えば戦う程「女王」としての素質を開花させて行くみたい。
そして、そんな薫の前に「桃太郎の怒りを受け止める必要などない」と語るマッスルが登場。桃太郎を(ノーマルに対する)武器としてしか見ようとしない彼の考えは、桃太郎をエスパーに対する武器として作ったノーマルと変わらない以上、薫の反発は必至でしょう。なんか兵部も割り込んでくるみたいですし、次回の展開が楽しみになってきました。
以下、その他留意するべき点。
- 公務員としての任務に頑なな皆本に対して、「
俺のケガ、なかったことにすれば、何とかなりませんか
」と身を挺して懐柔案を提示する明に萌え。皆本の身体を庇っただけでなく、今回の事件における皆本の責任まで「かばう」コマンドで庇おうとしてますよ彼。好感度! 好感度!(うるさいよ) - また、明は「薫を信じる」方に賭けているのも印象的でした。明は、特務エスパーの指揮官としての才能は皆本以上のものを持っているのかも。でも彼は永遠に初音の面倒を見る立場なんだろうなあ。
- 「
おはようからお休みまで、兵部少佐と共に生きることを希望ッ!
」
この変態、いきなり凄いことを言い切りやがったー! - マッスルの能力はとりあえず肉体強化系であることは判りましたが、まだ自慢のビッグマグナムは披露してないみたい。早く出せ! 皆本のマグと勝負だ!(見たいのか)
- マッスルの存在は、深刻になりがちな今回のエピソードの緊張感を緩和する目的があるのではないかと思いますが、個人的には兵部が出てきたことで、更に緊張感が和らぎました。兵部が出てくると、なんか物語の雰囲気がギャグマンガチックになりますからね。やっぱり兵部はいいキャラです(←褒めてるように読めません)。
2006/10/28
■ビッグマグナムでどうやってモモンガを捕獲するつもりなのか聞きたいサンデー47号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
サンデー47号絶チル感想です。
今回は、この「逃亡者」というエピソードの終着点が、「超能力で人間に危害を加える可能性がある」という理屈で桃太郎を排除しようとする皆本を薫はどう思うのか、またその皆本も「エスパー殺し」の為の銃を本当に桃太郎に向けて本当に撃つことができるのか、という点にあるのを明確にするための、繋ぎにあたる話だったかなという印象です。次回は更にその辺に踏み込んだ話になりそう。
薫達にとって、「危険なエスパーである」ことを理由に皆本が桃太郎に銃を向ける姿を見ることは、同様の理由で同じエスパーである自分たちにも銃が向けられる可能性があることを知ってしまうことになります。皆本が「この先は君たちには見せたくないんだ」と言っているのは、そういう未来が来ることを予知で知らされているからというのもあるのではないかと思いました。
でも、完成原稿に提示されてる次回の絵を見る限り、結局薫もそういう現実に気付いてしまうのではないかという気がしますが。
以下、その他留意するべき点。
- 例の薫が着替えを見られてイヤーンなシーンですが、そのシーンにおける葵の視線の先が(間の悪いところに闖入しちゃった皆本ではなく)薫のおっぱいの方に向けられているのが気になります。しかもちょっと頬染めてるし。薫の肉体が気になって仕方がない葵。萌え。
- 一方の紫穂は、「あんた自分から見せたりするじゃない!?」とか言いながらも、薫の女としての精神的な成長を見透かしている様子。紫穂は(頭が)年増だなあ。
- マンションからサイキックで吹き飛ばされても、後のページでは無傷で復帰する皆本と明。ここだけギャグマンガだ。
- 明が皆本に「かばう」コマンドを! 好感度が!(まちがい)
- 10/30補足:明が真っ先にリタイアしたのは、彼は小動物を操る能力を持っていて桃太郎を簡単に制圧できちゃうので、そういうストーリー展開になる可能性を潰す必要があったからだということに、後になって気付きました。フラグ立てたかったから、という理由だけじゃなかったんだ!(だけ?)
- 確かに、今回は絵柄に対してそれほど「変わった」という印象は持ちませんでした。
あと、パンツの露出もそれほど気になりませんでした。この程度なら全然オッケーですよ先生! - 「
この私のビッグマグナムでェェェー!!
」
皆本は、ビッグマグナム(暗喩)においても、マッスル大鎌如きに遅れを取るとは思えません。
っていうか、皆本は熱線銃がなくたって素でエスパーを色気で殺しますからね! 皆本のマグを見たらぶったまげること間違いなし! マッスルも刮目して見よ!(脱ぐの?) - 10/30補足:あと、桃太郎の誘導弾の弾道を見て、個人的に「ダライアス外伝」のネオンライトイリュージョンやグレートシングが発射する誘導レーザー弾を思い出しました(古い)。「ギリギリまで引きつけてかわす」葵の台詞が、ゲームにおける誘導弾の回避テクニックと一緒なのが熱いです。どうでもいいですね。