2007/03/17
■「ケンイチ」カラーページの美羽は少年誌らしい健全なエロスを放っていると評価したいサンデー15号感想
結界師
表紙に注目。普通、月をバックにポーズを取るのは「セーラームーン」の時代から美少女キャラの特権のはずなのですが、なんか今回は無道さんがその構図をやらかしてます。しかも、妙に様になっているところが恐ろしいです。月に変わって仕置きしかねない勢いですよ。彼はやはり並の変態ではないということなのか。
本編の方も、自分がどうしようもない殺戮の鬼であることを自ら良守に話してしまった上、正守に対する当てつけのためだけに良守まで殺戮して行きたい意向を隠そうともしないところが、ますます無道さんの変態っぷりを浮き上がらせていると思いました。この世界の常識とはかけ離れた「得体の知れない存在」を描く田辺先生の技術は、着実に上がっているようです。
金色のガッシュ!
いきなりクリア・ノートと自称する白シャツ青年に殴り込みをかけられ、ブラゴとシェリーはまったくいいところなしというか、むしろ「大魔王からは逃げられない…!!」(「ダイの大冒険」のバーン様の声で) みたいなクライシス極まりない状況に追い込まれてしまっており、これまでの展開から推測すると「ブラゴはここで敗退! ついに最強のラスボスとガッシュの戦いの幕が切って落とされる!」と予想するしかないんですけど、でもここで実はブラゴがこの危機的局面をどうにか切り抜け、受けた屈辱は必ず返す! コノウラミハラサデオクベキカ!(「魔太郎がくる!!」の浦見魔太郎の声で)と怒りに燃えて更にパワーアップを果たして最終的にクリアを撃破、最期はやっぱりブラゴとガッシュが王座を賭けてバトる展開に! になったらいいなあと思いました。妄想ですが。
クリアの本の持ち主の赤ちゃんのデザインは、なんか今週の「ハヤテ」に出てきた宇宙人と似てますね。多分この子も宇宙人だと思います。
イフリート
咎人会の関東支部長の人は前から目が細いというか、むしろ目がない?(物理的に)と思っていたんですけど、今週の最後でついにその目が開いてしまいました。
この手のマンガにおいては、普段目が細い穏やかそうな人が目を見開くとたいていの場合はなんかスゴイことが起こると相場が決まっているのですが(相場価格は「眼鏡ッ娘が眼鏡を外す時は秘めた気持ちを告白する時」と同レートくらい)、なんか来週は今回の依頼人がもの凄い死に方しそうな雰囲気です。なんか体から変な黒いモノが出てますし。来週が楽しみです。
ハヤテのごとく!
「あまり女だと思われてないとか…
」「ん? お遊戯?
」
アニメ版のキャストによると「天の声」は若本規夫氏が担当するそうなので、今から紙面上でナレーションを若本ヴォイスを脳内でシミュレートしている熱心なハヤテファンの皆さまこんにちは。
自分が作ったマンガがアニメになっただけでもスゴイのに、そのアニメに若本規夫が登場するだなんて、きっと今頃畑先生は幸せの絶頂にいるんじゃないんでしょうか。若本ヴォイスを聞いて嬉しくならないアニメオタクなんて、この日本には存在しませんからね! オタクに生まれてよかったですね畑先生!(エラそう)
今回初登場の宇宙人ですが、グレイを思い切り萌えキャラ化するとこうなるんでしょうか。
メルオメガ
新属性爆誕! 悪のウサミミ少年!
今週初登場の新敵役である、自称「マスターピース」のウサミミ少年。「かわいい
」と「こわい
」を微妙なバランスで配合させて、安西信行先生のキャラっぽくさせたらこうなりました! みたいな何とも言えない雰囲気が醸されており、評価に困ります。悪口を察知して耳を伸ばすところから推測するに、多分アレは飾りではなく本当に耳として機能しているのではないかと推測。いや別にどうでもいいことなんですが。
そしてエリサが、いよいよ彼氏が昔惚れた女(ゲルダ)の存在に気付きつつあるようです。いずれは、彼氏が強くなったのは自分の為ではなくゲルダの為であることを知り、ゲルダに嫉妬するようになることは確実。存分に嫉妬するがいいよ! 嫉妬は女を美しくするよ!(ひどい)
あいこら
「エロエロ研究会」というサブタイトルと内容のほのぼのさのギャップが熱いです。
あと、マットの上で胡座をかいてる桐乃は、絶対パンツを恵一君に見られていると思います。
2007/03/11
■椎名マンガで「セラ」と言えば、「ネクサス」に出てきた死んでる褐色美少女のことを指します(サンデー14号絶チル感想)
絶対可憐チルドレン
「国王陛下のチルドレン」編こと、「チルドレンをドレスアップして遊ぼう」エピソードの第3話。
今回はレズビアンショーあり濃厚なキスシーンありアダルトチェンジありと、サービス精神旺盛な話でしたね(一部ウソ)。さすが、作者自らが設定に納得できていなくても「だってやりたかったんだもん」の一言でごり押ししてしまっただけのことはあります。
なので以下は例によって余談。
- 先週の話を読んだ時から何となく感じてましたが、なんか「国王陛下のチルドレン」編は全体的に話の雰囲気が「GS美神」っぽいような気がします。時期的には、「GS美神」のコミックス23~28巻くらいに載ってそうな感じの話っぽい(細かい)。レアメタルとか残留思念とかいう「GS美神」にも出てきたテクニカルタームを使って、既に死んだ先代巫女の「幽霊」の存在を説明しているからでしょうかやっぱり。
- つまり、この漫画の世界でサイコメトラーが遺留品からその持ち主の思考を読み取れるのは、「残留思念」という概念が存在しているからということですね。なら、やっぱり巫女が霊媒となって先代の霊を体に落とすのも、サイコメトラーが遺留品をメトるのも、やってることは一緒ということになります。紫穂は「GS美神」の世界に行けば立派に霊能力者扱いされそう。
結論としては、「幽霊なんか絶対触らない!」と言ってる紫穂は、結果的に毎日幽霊を触ってるということになります。よかったね紫穂(ヒドイ)。 - 「
本気で好きなら、そんなカベなんでもないじゃん!? あたしたちが超えさせてやるよ!!
」
マイノリティ(エスパー)が壁を乗り越えてマジョリティ(ノーマル)と和解する道を示すことがこのマンガのゴールであると考えられるので、それと同じ対立構造を持った今回のエピソードは「絶チル」でやるに相応しいなと感じます(主人公のチルドレン達が当事者に感情移入した状態になるので)。エピソードの雰囲気が似ているとは言うものの、この編が「絶チル」が「GS美神」とは大きく異なるところ。
仮にこのシチュエーションに「GS美神」の面々が放り込まれたら、仮にマサラと戦うとしてもチルドレン達とは全く異なる理由で参戦するのではないかと思われます。 - 今回の葵の萌え対象は、「玉座」にエスパー達の残留思念が残っていることを知らされて皆本の腕にしがみつくシーンかなと思いましたが、不二子×マサラの絡みを見せつけられて赤面してるところに紫穂から「
嬉しそうね?
」と突っ込まれているシーンも捨てがたいです。これも前から思ってましたが、葵はそういうのにも興味ありそうね? お年頃?
2007/03/10
■逃げてー!ブラゴ逃げてー!(ガッシュを読みながら)サンデー14号感想
結界師
12号の段階では、ムッツリ正守と欲しがり屋さんな謎の男と一緒に閉塞空間に閉じこめられた良守が大ピンチ! な話かと思われていた「結界師」でしたが(思っていたのは自分だけです)、ここに来て更に新しい男・無道(チョビ髭)が登場。口に変な弾を撃ち込んで内蔵を破壊して相手を倒すという、「結界師」どころかサンデーの中においても相当にエグい攻撃方法を得意とする、まあ変態さんですね。変態。人間捨ててるみたいだし。
今回の正守の目的はこの男であり、なにやら正守とは因縁がありそうな様子。人間捨てたくて仕方がないような人と因縁があるなんて、正守さんも大変だなあと思いました。
そして、結果的にその変態の相手をしないといけなくなった良守はもっと大変そう。この変態さんは自ら「オレは若い子が大好きだ!」とハキハキと言い放つ程の強者の変態であり、そういう意味でも良守大ピンチ。良守の中に無道の黒いモノが(略)! みたいなことになったら色々な意味でこのマンガは終わりなので、正守には何としても良守を守って頂きたいと思いました。
欲しがり屋さんの神様は心底役立たずっぽくて萌えです。
ハヤテのごとく!
「ハヤテ」の下田温泉編のおかげで、新宿駅で伊豆急下田行きの電車をホームで待つ人達を見る度に「みんな『ハヤテ』に影響されて下田に行きたくなったに違いない!」と思うようになってしまいましたYO!(影響されてるのはむしろ自分です)
最近の「ハヤテ」ですが、サンデー13号のオマケで色々な意味でおかしいとしか表現できないひな壇が付いて来たのが印象的でした。サンデーは少年誌という建前なのに、ひな壇がオマケって。ハヤテがお雛様役なのはいいけど(いいのか)。
去年のバレンタインラブラブチェッカーもそうでしたが、「ハヤテ」の存在はことごとくサンデーという媒体の限界を乗り越えてきますね。アニメ化になってますます調子に乗る「ハヤテ」の今後のやらかし具合に注目です。
そんな感じで営業方面は浮き足立っていますが、マンガの方は相変わらずのマイペースな「ハヤテ」なので安心して読めます。電車マニアの虎鉄が「俺はハヤテが女の格好をしていただからではなく、ハヤテだから好きになったんだ!」みたいな勢いでハヤテに迫ろうが、マリアさんが執拗にハヤテに女装させようと暗躍しようが、ハヤテがナギの全裸に全く動揺しなかろうが、「ハヤテ」世界の中では全て日常的なことなので、特筆することはありません。今のこのマンガは、全てが上手く回っていると思います。
うえきの法則プラス
「これがソラの職能力だ!
」
永きに渡る連載中断を経て、ようやくソラの本当の能力が明らかに。ハンバーガーを無限に食べてるのは伊達じゃなかったということなのか。「全てが倍に」ってのは地味に応用範囲が広そうなので、今後も要所で活躍できるんじゃないんでしょうか。高カロリー高脂質のハンバーガーを常に食べていても太らないのは、体脂肪の燃焼を倍にしているからなのか(どうでもいい考察)。
あと、今回破れてしてしまいましたが、デムニエルのギャグのくだらなさは大変に高レベルであり、存分に楽しまさせて頂きました。「私はこのダジャレを言いたいがためだけに、この能力を生み出したのダ!
」って、もう心底バカですね。愛せます。かつてあの伝説の「相手を眼鏡好きにする能力」を生み出した頃の、絶好調だった福地先生が帰って来つつあるなと思いました。
あいこら
13号から登場した途端、いきなり「2次元はボクらを裏切らない! ボクらは2次元を裏切ってはならないワケですよ!
」という名言を残した、体は軟弱だけど心は硬派なオタク少年の坂崎恵一君。コミックス1巻のオマケに載っていた初期構想版の「あいこら」の主人公は、確かこんな感じの軟弱男子だったような記憶があります。そういう意味では、先週と今週のこのマンガは、このマンガが取り得る可能性のあった一つの姿なのかも知れません。
問題は、その可能性の結果が「2次元はボクらを裏切らない!」だったり、スクール水着+うさみみ姿でゲーセン荒らしだったりするところだったりするんですけど、まあ井上先生はもはやこういうマンガしか描けなくなっちゃった人なので(失礼)。
自分がオタクであることを必死で隠そうとする弓雁ちゃんの気持ちは痛い程よく判るので、がんばれ弓雁ちゃん! というのがここ2週間の感想です。
RANGEMAN
「確かに風香はこわいんだけど、不思議とキライとゆーわけではないってゆーか…
」
普段から風香からヒドいことをされていても、心の中では喜んでいることを自覚した錬児君。もう一歩自分の心に踏み込むことができれば、錬児君も自分が真性のMであり、それ故に真性のSである風香と惹かれあう宿命にあることを悟れるのではないかと思います。
そしてレミファンの存在価値は、錬児と風香がそれを悟るための試練を与えることこそにあるのです。
宿命の関係と、それ故にもたらされる試練。果たして二人は、試練を前にして己の心を克服することができるのか。なんか本当に英雄譚っぽくなって来ましたね!
読み切り:ジャングルジュース
爆弾甲虫ってヘコキムシのことだったのか!(挨拶)
サンデーGXの看板マンガ「新暗行御史」のコンビが本誌に初登場。基本的には先週までやってた「マリンハンター」と似たようなパターンの超人バトルものに分類できると思うのですが、というか設定の無茶さ加減においては遙かにこっちの方が遙かにやらかしてると思うのですが、流石というか何というかインパクトがあって面白いマンガに仕上がっているなと思いました。
「もし昆虫が人間と同じ大きさだったら、筋力がスゴイことになってたいへんなことに!」みたいな話は昆虫トークの定番ですが、それをそのままマンガにしてしまい、緻密かつ迫力ある描写でそれに無理矢理説得力を持たせてしまうのがスゴイです。
あとスゴイと言えば、ヒロインに相当するお姉さんが20歳で妊娠してて、かつ途中で食われて死んでしまい、結果的に出産までしてしまったというのもなんかスゴイ。容赦がない少年マンガは大好きです(歪)。
2007/03/03
■絶対可憐チルドレン8巻
今更になりますが、「絶対可憐チルドレン」8巻を購入しました。
買ったのは発売日当日。「とらのあな」で購入できたので、例の購入特典カードのおまけつきです。
ストーリー的には、とっとこ桃太郎が登場する「逃亡者」がメイン。このエピソードは、連載終了後に思い返してみると「ここがかなり重要な意味を持つ話だったんだな」と感じられるような、後の展開に影響を与える大きな分岐点となったエピソードなのではないかと思われます。
この時は「『大丈夫、心配しないでいい』って言ってくれないの?
」と皆本をなじった薫でしたけど、先週のサンデーに掲載されたエピソードの中では「正しいことしかできない皆本と一緒なら――
」と皆本を評価しているところから考えると、あの時の皆本が(自分が言って欲しいことではなくて)「正しい」事しか言ってくれなかったことに対して納得しているように思えます。薫も精神的に成長しているということでしょうか。
オマケマンガは、紫穂が皆本少年をいいようにからかっているのが面白かったです。さすがは、将来「女帝」と呼ばれて日本を支配する女!
■掲載位置とかもうどうでもよくなって来たサンデー13号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
「国王陛下のチルドレン」その1~2のまとめた感想です。
今回の話は基本的には「チルドレンをドレスアップして遊ぼうというのが主な目的」とのことですので、あまり深いこと考えずに『チルドレンかわいいなあ
』とか言いながら萌え萌えしてればいいやと思いました。
なので以下は全て余談です。
- 今回出てきたインパラヘン王国のバトゥラ王子ですが、最初象に乗って登場した時は「エマ」のハキムのような、行動や言動は突飛だけど中身はマトモな人なのではないかと思っていたものの、なんか13号を読む限りでは全然そんなことないみたいです。いやまあ「目的のためなら手段は選ばない」という意味ではやってることはマトモなのかも知れませんが。冷静におかしなことができる人は恐ろしいなあ。
特に「輸出止めますよコノヤロウ?
」が面白過ぎます。爽やかに笑いながらのこの一言が、彼の性格を端的に表していると思いました。 - 『
チルドレンかわいいなあ
』が本筋である今回のエピソードにおいて、本来的には最もチルドレンかわいいなあとチルドレン達に言わなければならない立場の皆本は、相変わらずのツンデレっぷりというかムッツリスケベっぷりが災いして、素直に「カワイイ」が言えませんでした。
この頑なさは、『「カワイイ」と言ってしまうと、自分が子供も愛せる人間であることを認めてしまうことになる』と思っているからなのでしょうか。素直に認めれば楽になるのに(まちがい)。 - にしても、例え子供相手とは言え素直に女性を褒められない不器用な彼が、どうやってコメリカ時代は女性と普通に付き合えていたのか、不思議といえば不思議です。一方的に惚れられて押し倒されてなし崩し的に(以下略)! だったんでしょうか。だったんだろうな(決めつけ)。
- そして最後に出てきたチャクラムを持った恥ずかしい格好の女性ですが、体に「覚悟のススメ」の零式鉄球みたいなものを埋め込んでいるところを見ると、何らかの力で超能力を増強しているのかも知れません。この人が今回の敵?
- 今回の萌え対象は、紫穂に渡された薔薇の花束を見て「
いいナー
」と言ってる朧さんに決定です。
証文を渡されて目の色が変わっている葵は萌え対象としてはより高度なのですが、本来はこれが葵の本質的な姿なので、葵萌えのみんなは頑張って萌えてみて下さい。君ならできる(無根拠)。 - あと前回12号の「
正しいことしかできない皆本と一緒なら、あたしたちいい子でいられるんだ
」の薫の独白と、それに対する「そんな優しさが通用するのは幼い間だけだ
」という兵部の言葉は、現在での彼らの立ち位置を表現していると受け止めました。
保護者に頼る薫の考え方が幼いのは当たり前として(まだ子供だから)、それを「幼い」となじる兵部もやっぱりまだ考え方が『幼稚』なのではないかという気がするのですがどうだろう。
2007/02/24
■サンデー11号絶チル感想
今更になりますが、サンデー11号(マジック・ガールズその2)の感想です。
サンデー10号を読んだ段階では、「マッスルのビッグマグナムが大活躍しそうな予感
」と書きましたが、実際にマッスルが活躍したのはビッグマグナムではなく唇の方だったみたいです。まさかあのタイミングで皆本の唇を奪うとは! 奴はとんでもないモノを盗んでいきました! 皆本の唇です! みたいなアレでした。
というか、今回マッスルが出てきたのは、「逃亡者」のエピソードに初登場した時には奪えなかった皆本の唇を奪うためだけだったみたいです。椎名先生の脳内に棲んでいるマッスルは、皆本の唇を欲しいがために今回のエピソードでコレミツに変わって澪の同伴となることを椎名先生に直訴したに違いないと思います。椎名先生大丈夫でしょうか(頭が)。コミックス8巻の出版作業がよほど堪えたのか。
ストーリーとしては、機能的な欠陥が明らかになった新型チルドレンギアには、チルドレン達の超能力を合体させてパワーを増幅させるブースター機能が搭載されていることを提示した点、および澪がチルドレン達に対して自ら協力する意志を見せた点が重要だと思われます。強い超能力を持っていたが故に子供の頃から差別され続け、誰に対しても頑なだった澪が心を開いていく描写は、「絶チル」における大きなテーマの一つとなっているのは間違いないところでしょう。
あと合体技については、やっぱり椎名先生はそういうのが好きなのな! という感じ。「GS美神」にも出てきましたよねこんな技。
ブースト時に薫に腰を抱かれて寄り添って赤面している葵は萌え対象です。
■サンデー12号感想
先週は暇がなかったため感想書けませんでした。
GOLDEN AGE
パスサッカーを主体とするチームを相手にする時は、高い位置から積極的にプレスをかけてパスを思うように出させないようにし、敵陣にボールを押し込めた上で奪取、そのまま速攻に持ち込む。
やってることは極めてセオリーに沿った現代的サッカーっぽいのですが、でもこの垢抜けなさというか、奇妙な泥臭さは何なのでしょうか。これがナリアちゃんの超能力なのか。
結界師
扉絵の良守の腿チラショットに反応!(挨拶)
11号から新シリーズ突入。アニメの方で正守が出てきたのと連動してかどうかは知りませんが、正守と良守が「今夜はお前と俺でダブル結界師だからな!」みたいなエピソードが開始されました。正守と良守の関係は、どっちかと言うと正守×良守っぽく思えるので、何か今回の良守はヒロインみたいというか、やたら可愛く描かれているように思えるのですがどうでしょうか。これは私が、良守の腿チラに反応してしまうくらい敏感になっているからなのでしょうか。
そして今回のエピソードにおけるボスキャラっぽい謎の男も登場しましたが、出てくるなり良守に対して「お前の体をよこせ
」と言い出すところを見ると、相当の欲しがり屋さんみたいですね。こんな常時発情してそうな謎の男、およびストイックだけどやる時はやりそうな正守と一緒に閉塞空間に閉じこめられた、良守の貞操が心配です。
金色のガッシュ
「もう『侍ごっこ』は終わりなんだよ!
」
の台詞を初めて読んだ時は、アース殿ぶっちゃけ過ぎ! と思いましたが、でも最後のシーンでエリーに攻撃を命じられると再び「御意に!
」とか言って侍口調に戻ってしまったので、もうアース殿は身も心も侍ごっこが染みついてしまっているんだなあと思い直しました。というかむしろ、エリーに命令されて喜んでいるようにも見えます。言うなればMっぽいです。この世のあらゆる人間はSかMかに分類されますが、アース殿は立派なMですね。Mの人だ。Mの人だ。
いつかはアース殿とエリーが、「絶チル」の末摘さんと不二子ちゃんのように、殴られて喜ぶ人と殴って喜ぶ人みたいな理想的な関係になれたらいいね! でもアース殿は今回のバトルで負けちゃいそうだけどね!(ひどい)
新キャラの魔物のゴームですが、私は「タイガーマスク」のミスターNOを思い出しました。のっぺらぼうの頭の部分に鉄球仕込んで頭突きして、タイガーマスクに首をチョップされて鉄球落とされて負けちゃった人。
あと、そのパートナーのミールは、頭のアフロのパーツを切り落とすことで悪い性格が直って「いいひと」化すると見ました。パティが煙突状の髪を切ったらいきなり素直で可愛くなったパターンのアレです。望み薄でしょうか。
うえきの法則プラス
先週号のチロルの「王子ガード!
」が面白すぎました。まさか彼にあんなお笑い能力があったなんて!(能力じゃありません)
そして今週号ですが、ソラがデムニエルに追いすがって「行かないで」といわんばかりの泣きそうな表情をしながらデムニエルのスーツの裾を後ろから掴む仕草に、思わずグッと来ました。このシーンだけを切り出せば、今話題の「ドキドキ対決 先手オレ!」に出てきてもおかしくない級のときめきシチュエーションですよ。
唯一の問題は、この二人が別に愛し合っている訳でも何でもなく、むしろ殺し合う関係にあることなんですけどね(大問題です)。
ダレン・シャン
前回はデビーが無事で本当に良かったと言うべきか、ガールフレンドのデビーをもおとりに使うダレンの思い切りの良さに対してツッコミを入れるべきか、悩むところです。
そして今回ですが、いとも簡単に6年も時間が経ってしまう「ダレン・シャン」のスケールの大きさに改めて感心させられます。さすが世界的に売れてる児童小説。高橋留美子先生の「人魚」シリーズに匹敵するタイムスケールです(わかりにくい比喩)。
しかし今度はバンパイア総会ですか。出席は基本的に強制ですか。なんかバンパイアの世界にも、年に一度の町内会の総会みたいなのがあるんですね。時間の流れを超越した壮大なスケールで展開するバンパイア・サーガも、社会のしきたりやしがらみの描写とは無縁でいられないということなのでしょうか。不死身のバンパイアをやるのも大変ですねえ(スケールが小さい感想)。
ハヤテのごとく!
いい最終回でした。
人を好きになることの大切さを教えてくれてありがとう西沢さん! 爽やかな感動をありがとう西沢さん!
そしてさようなら西沢さん! さようならさようなら!
今回の本編に関する考察は、コアなハヤテファンの皆さんが既に色々やっていると思うので細かい点は省略しますが、先週を含めた今度のエピソードでは地味にナギがよい子になっているのが興味深かったです。西沢さんと交流して名実共に友達となったことで、何か人間として成長したというか、他人を思いやる心を手に入れたというか。
今回のエピソードは単に「みんなで下田へ電車で行って騒ぐだけ」みたいな単純な話になるものだと想定していたのですが、まさか西沢さんやナギがここまで人間的に成長するエピソードになろうとは。相変わらず「ハヤテ」は侮れないマンガです。アニメ化されるマンガはその辺の侮れなさ加減が違うね!(論理がよく判りません)
ナギとマリアを介護するヒナギクさんは萌え対象です。
あおい坂
「有坂イキイキしちゃって
」
イキイキしている有坂君
有坂君のイキイキした表情があまりにヤバ過ぎます。あまりにヤバいので、私なんか思わずスキャンして携帯の待ち受け画面に登録したくなるくらいの勢いです。
「高校球児は爽やかでなければならない」という世間的なイメージは所詮ファンタジーに過ぎない、と訴えている一コマと言えるでしょう。
イフリート
先週は、「イフリート」がサンデーで唯一バレンタインをネタにしたマンガだったような気がします。これ以外だと、巻頭で「ハヤテ」のチョコレート臭がするナギのポストカードがオマケで付いてたくらいでしょうか。これは即ち、「イフリート」がサンデーにおけるラブコメ担当の座を「ハヤテ」や「あいこら」と競う覚悟があることの表明に違いありません。吉田先生はやる気だ!
あと、ニナミは己の必殺武器であるところのおっぱいの谷間を見せるタイミングや頻度をわきまえている、節度を持った良いお色気担当キャラだなあと思いました。無闇に見せればいいってもんじゃないんですよ! 見えそうで見えないところにこそエロの神様が宿るんですよ!(熱弁)
メルオメガ
Webサンデー「まんが家BACKSTAGE」の星野倖一郎先生のコーナーに、ゲルダのイラストが置かれています。
実はネット上では「メルオメガ」のゲルダに関するイラストがほとんど存在しておらず、それ故に「メルオメガ」を読んでいない人に対してゲルダがどんなキャラなのかを説明することが極めて困難だったので、このイラストの存在は大変にありがたいです。もうゲルダ死んじゃったけどね!(ドクロ)
それで話の方は、せっかくカイ達と故郷の町を奪った宿命の敵であるクーゲルがシリアスなガチンコバトルをしているというのに、おそらく15年くらい前だったら西原久美子がアテレコしていたに違いないおかしな(頭が)人魚が雰囲気をブチ壊して闖入、カイとクーゲルを彼女のペットのゴマちゃんが食べちゃった! という展開に。マジックストーンはゴマちゃんの腹の中にあるということなので、きっとラストはカイがマジックストーンを奪取してゴマちゃんの腹を引きちぎって復活! という展開になるのではないかと思います。ゴマちゃんあやうし!
今週はちょっとだけエリサが活躍していたので、彼女も役に立つんだと思いました(ひどい)。
マリンハンター
先週は、グッピーがおしげもなく乳首を曝してシャワーを浴びていたシーンが話題になってましたね。ほんと君たちはみんな乳首好きなのな!
ちなみに自分が一番好きなマンガにおける乳首描写は、「シグルイ」3巻で虎眼先生に切り取られたいくの乳首を、牛股権左衛門が口に入れてクチュクチュ噛み潰すシーンです。これほど「乳首」を効果的に使用したマンガはそうそうないと思います。
そして今週はヤドカリのフィッシュハーフであるシジミちゃんの過去が明かされましたが、なんか捨て子の状態でこの島に漂流してきて育てられたとのことらしいです。フィッシュハーフ(FH)って、普通の人間が後天的に薬の力を使って自らの意志でなるものだと認識していたのですが、当時赤ん坊だった彼女が自らFHになることを選んだとは考えられず、またFH化は大人の体であっでも相当に危険な行為だと紹介されていたので、シジミは生まれつきFHだったということになるのでしょうか。超人バトルがメインであるこのマンガでは比較的どうでもいいことのような気もしますが、ちょっと気になったので書いておきます。
クロスゲーム
水輝が青葉にアプローチして徐々に関係性を深めていく一方で、光は東とずっと二人でイチャイチャしていたのが面白かったです。
妖逆門
突如として腕だけが巨大化して敵を殴った妖怪三四郎を見て、「京四郎と永遠の空」の絶対天使を思い出した人?(いないよ)
ブリザードアクセル
吹雪父の吹雪に対するツンデレっぷりが印象的だった今週の「ブリザードアクセル」。
今週の「ブリアク」のページ数は18ページで、吹雪父が表向きツンツンしていたのが13ページ、部屋に籠もってデレデレしていたのが5ページ。よって、吹雪父のツン:デレ比は13:5=約7.2:2.8となり、一時期ネットで話題となったツンデレの黄金比である7.4:2.6に近似する値を示しています。今回の「ブリアク」における吹雪父のツンデレな態度は、そういう意味において極めて理想的なものであったと結論付けて良いでしょう。
18ページのショートラブコメストーリーマンガにツンデレキャラを出す場合、最初の13ページはツンツンで最後5ページでデレデレとすることがツンとデレのバランスが取れていて良いということですね。勉強になりました(何この感想)。
武心
マスターヨーダを師と仰ぐ万乗先生が、己の信じる正しい「武の心」の形をマンガとして表現した渾身の作品・「武心」が、ついに今回で最終回に。最期の最期で父と同じ境地に達し、自分の命を賭けても守るべき人を守るのが自分の使命なのだと覚悟を決めた流星を、父の形見が守ってくれた! というベタな展開でしたが、でもベタだからこそこのマンガは面白いので、これはこれで超オッケーです。
そんな感じで、個人的には面白く読めていたこのマンガでしたけど、さすがに長期連載は無理でしたね。残念。万乗先生の次回作に期待します。
あと、コミックス4巻の表紙はたいへんにあざといので、みんな一度見ておくが良いと思いました。