2004/10/20
■短縮版サンデー46号感想
- メイドのマリア(ハヤテのごとく)
- 百合奈(結界師)
- 姫葉さん(クロザクロ)
- 青島さん(モンキーターン)
- 法安さん(からくりサーカス)
- 番外:うえきの法則最終回
□
まず現在のサンデーにおける問題作「ハヤテのごとく」ですが、今回のようなレベルのお話をコンスタントに提供することができるのであれば全然問題ありません。やればできるじゃん!(エラそう)
というか、本来ならこの話を先週の段階で持ってくるべきだったんじゃないの? と思いました。
それはともかく、どうやらこのマンガ、人間関係的にハヤテとナギの間に位置するメイドのマリアさんを活かせるかどうかが生命線になりそう。そして我々読者としても、このマンガを楽しく読むためにはマリアさんで萌えられるかどうかが勝利への鍵になることは必至の有様。
これはきっと、我々のようなダメな読者に対するサンデーからの挑戦状ですよ! やってやろうぜみんな!
「結界師」は、良守の成長を実感しつつ静かに見守る時音姉さんも勿論良かったですが、それ以上にユリこと百合奈が良いです。良守のことがちょっと気になっちゃってるところも、友人女子から良守のことでからかわれて慌てるところも、転校生のただならない殺気を関知してビビるところも全部萌え。
更に、こんな感じでマンガの中では結構重要な位置にいるキャラにも関わらず、欄外の登場人物紹介に顔が出てこないという不遇な扱いを受けてるところも萌え。時音だけじゃなく、ユリのような地味目なキャラに萌えてこそ一流なのです。なのです(暗示)。
「クロザクロ」は何といっても姫葉に萌え。客観的に見れば彼女の行動は「ヒドイよ姫葉さん!」と非難されて当然なのですが、でも彼女は基本的に「傀牙はブッ殺す
」「九蓋さんラブ
」という二つのことしか考えてない素直な娘(曲解表現)なので、彼女にとっては「傀牙の幹人を九蓋さんがブッ殺す」ことこそが正しい行動なのです。この偏狭っぷりも、また彼女の萌えポイントの一つなのです。
「クールな眼鏡女子」と「極端に偏った思想」が合体すると彼女のような立派な萌えキャラになってしまうのが現代キャラクター学の奥深いところなのだと、私は思うのです。思うのです(暗示)。
そして「モンキーターン」は、勿論青島さんの薄幸っぷりが萌え。波多野と会って努めて明るく振る舞う彼女からは、何というかこう「これが彼との最後のデート!」と覚悟を完了させ、これから己に降りかかる運命を待つフラレナオン特有のオーラが漂っているように思えてなりません。なんてかわいそうな娘なんだ青島さん。
庭に咲くひまわりにも笑われそうなくらいネガティブな青島さんは最高の萌え対象です。
そしてその一方、「じいちゃんも『よし』じゃ!
」とやたらポジティブシンキングな「からくりサーカス」の法安さんにも萌えました。この歳なのにも関わらず、「あんたらサーカス団が世界を救っちゃうじゃないかと思ってる
」と言われて思わず武者震いしちゃうところが萌え要素。例え体は老いても、自分が何らかの力になれると知って戦う意志を固めた法安さんは輝いてます。
そう言えば藤田和日郎先生は、かつて「見た目はじょぼくれじいさんだけど、実はもの凄い実力を秘めた達人なのであった!」という設定の老人が主人公の格闘マンガ「瞬撃の虚空」を描いた実績を持つ、じじい描写のエキスパートであることを思い出しました。先生の描写力なら、必ずや萌える老人を描いてくれるに違いありません。
□
あと萌えとは関係ないですが、「うえきの法則」は本当に終わってしまいましたね。もの凄い勢いでキャラクター達のその後の様子を紹介する様からは、作者の福地先生のキャラクターに対する愛情と、「本当はこの辺もちゃんと描きたかったんだろうなあ」という無念さを感じ取りました(勝手に)。
そんな感じでしたが、話的には割とキレイにまとまった最終回だったと思います。次回作にも期待ということで。
2004/10/08
■「かってに改蔵」が載ってた頃は面白かったサンデー45号感想ダイジェスト
- 帰ってきたハヤテのごとく
- 石版魔物編終了後の金色のガッシュ!!
- うえきの法則次回最終回
- 辻原登場(こわしや我聞)
- 勝(からくりサーカス)
- 定点観測:今週のモンキーターン
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1. 帰ってきたハヤテのごとく
「ハヤテの如く」というタイトルや畑健二郎という作者の名前よりも、「コナミに怒られたアレ」の通り名の方が圧倒的に有名な伝説の問題作が、ついに連載としてサンデーに帰って来てしまいました。
コナミに謝って仁義も通したことだし、というかむしろ怒られたことで名を上げたことだし、これで連載化には何の問題もなくなったぜ! という判断が編集部内で働いたのではないかと、勝手に推測しています。やっぱり世の中やった者勝ちだよね!(ドクロ)
読み切り版で社会問題を引き起こした半端なオタク系のネタは、さすがに今回は自粛したようであまり使われてはいませんが、「貧乏少年が大金持ちでロリなお嬢様とお付きの美人メイドに雇われて一緒に暮らす
」というプロットは相変わらずオタク向けマンガっぽいので、やっぱりコレはそういう系統を狙った作品だと判断して良いでしょう。サンデーの表紙もソレっぽかったですしね。
ただ、マンガ本編の方が、その「サンデーの表紙」とはかけ離れた内容に終始してしまった点は頂けません。本来この手のマンガに求められているのは、あくまで今週のサンデーの表紙を飾ったイラストみたいな「美少女達と一緒に過ごす主人公の日常描写」であるはずなのですが、今回の「ハヤテ」では、主人公の不幸な身の上話とか、小悪党とのバトルとか、そこで垣間見せた主人公の驚異的な身体能力だとかいった比較的どうでもいい事の描写で2話も使ってしまっています。ちょっと勿体ないという感じ。
つうか、どうせこのマンガはオタ向けなんだから、細かいことは放っておいていきなり主人公が執事の立場でお嬢様から一方的に迫られてるシーンからスタート! ストーリーやキャラが判らない奴は、読み切り版をどっかその辺から探し出して読め! くらいの正々堂々さが欲しかったところ(堂々?)。
とりあえず、今週でこのマンガをストーリーマンガとして成立させる儀礼的な描写は終わったはずなので、次回以降は「まんがタイムきらら」に掲載されていても遜色がないレベルのコッテコテなキャラ萌えマンガ的展開に専念して下さい。話はそれからです。
2. 石版魔物編終了後の金色のガッシュ!!
石版魔物編が終了して日常に戻ってきた我らが「ガッシュ」ですが、何だか最近の話は石版編とは随分とノリが変わってしまった気がします。
石版魔物編では「共通の敵であるゾフィスを倒す」「ソフィーが親友のココを取り戻す」という判りやすい物語の核があったために読んでて素直に盛り上がることができたのですが、現在の展開は今後の大局的な流れがまだ不明瞭ですし(最終的にゼオンとガッシュが戦う流れになるのかな? と思ったらそうでもないみたい)、キーとなる「謎の建築物」は登場人物のみならず自分にとってもあまりに謎過ぎるのでとっかかりが悪いしと、どうも今の展開に乗り切ることができない私がいます。
このマンガは現在、後の大きな展開に繋がる伏線をじっくり張っている状態なのか。それとも、「謎の建築物」はしばらく謎のままにしておいて、今回のような「魔物がいる日常生活」的な路線のエピソードを続けるつもりなのか。
サンデー随一の看板マンガにまで成長した「ガッシュ」の今後はもはやサンデーという雑誌そのものの浮沈に関わる重大問題なので、サンデーウォッチャーとしては今後の展開が気になるところ。
3. うえきの法則次回最終回
「うえきの法則」の連載終了は事前に噂には聞いていましたが、なんかホントに次回で最終回となってしまうようです。
個人的には、森の「相手をメガネ好きに変える能力」が出てきた辺りからこのマンガは絶好調を維持、人気もそこそこのレベルをキープ、トーナメント編の運営も特に大きな問題は見られず、このまま引き延ばせようと思えばいくらでも引き延ばせる態勢を確立したのでしばらく連載は安泰なんじゃないかなー、と余裕の構えで読んでただけに、ここで終わってしまうと知った時はビックリ。どうしたんですか福地先生! 「メガネ好きに変える能力」のアレっぷりにビビった読者達の姿を遠目で眺めながら、ワインを片手に勝利の笑みを浮かべていたんじゃなかったんですか福地先生!(それはオレの妄想です)
その一方、植木のことを想って泣いてる森さんの姿を見て、ホント先生は(外見的にも内面的にも)カワイイ女の子を描くのが上手くなったよなあと感心。漫画家として成長しましたね福地先生!(フォロー)
まあ、何にしろ次回に期待ということで。
4. 辻原登場(こわしや我聞)
「工具楽屋営業部長の辻原です。
」
んじゃー商談といきますか真芝の方!
このマンガの中の最強生物であり、いつかは我聞が超えなければならない最強のライバル(きめつけ)である辻原が、今回ついに動いてしまいました。何かに目覚めちゃって暴走状態の我聞を肘撃ち一発でKOしてしまうだなんて、彼の強さはやはりホンモノです。
所詮はただの変態に過ぎない才蔵では辻原に太刀打ちできないことは明白であり、おそらく来週は才蔵を材料とした辻原残酷ショーが開催されることは必至の状況に。どうする千紘ちゃん!(ミスリード)
あと、先週から今週にかけての「やられても何度もしぶとく立ち上がって奥義に目覚める
」我聞の戦い方は、「聖闘士星矢」を代表とする往年のジャンプバトルマンガみたいで随分懐かしいです。
5. 勝(からくりサーカス)
「大人より子供の方が弱いなんて、誰が決めたんだろう?
」
小さい頃から色々と余計な苦労を経験した勝だからこそ説得力を持つ台詞。
こんないい子を相手に本気になって女の奪い合いをしているフェイスレスは、本当にダメ人間なんだなあと改めて思いました(ミスリード)。
そして次週からはついに鳴海が登場。しかしアメリカとはまた遠いところに!
勝が人生の目標としている彼と再会できるのは、まだまだ先のことになりそう。
定点観測:今週のモンキーターン
波多野は洞口の挑発に乗ってスタート前にやらかしたミスを挽回できずに負け、洞口は洞口で波多野に気を取られすぎたばっかりに周囲の状況を把握できずに負け。順位的には波多野の方が上でしたけど、どっちもライバルのおかげで勝ちを落としたという意味では一緒ですので、今回のデュエル(決闘)は痛み分けといったところでしょう。
波多野は「負けたのはオレが未熟だったせいだ
」と自分の心がけを反省してましたが、一方の洞口は今回のレースをどう総括するのか気になります。ここで「負けたのは自分のせいじゃない! 波多野のせいだ!
」と更に復讐の鬼と化してくれると面白いのですが(オレが)。
レースが終わったことで、次の焦点は再び波多野の女問題に移るでしょう。個人的には波多野にはもうちょっと痛い目にあって反省してもらわないと、澄を嫁に出す訳にはいきません(嫁?)。
でもなんか彼女は、仏心で健ちゃんのこと許しちゃいそうな気がするなあ。モテる奴は何をやってもモテるんだなあ。やっぱり世の中やった者勝ちなんだなあ(トホホ)。
2004/10/04
■肉! うまそうな肉!(ラミアを見ながら) サンデー44号ダイジェスト感想
- 今後に期待のクロザクロ
- 今週の道士郎でござる
- 相変わらずなフェイスレス(からくりサーカス)
- 今週のラミア(ダンドーネクストジェネレーション)
- 定点観測:今週のモンキーターン
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1. 今後に期待のクロザクロ
気が付けば、自分の中では「結界師」と並んで今のサンデーで今後が気になるマンガの筆頭格にまで上がって来た「クロザクロ」。
ザクロの意志に反してあくまで人間として自分の中の傀牙と戦う意志を固めてようやく主人公らしくなってきた幹人と、理由はどうあれ自分のプライドを確立するために確固たる意志を持って鬼牙を狩ろうとする姫葉という、敵対してるとも言えるし共闘しているとも言える二人の微妙な関係が今後どうなって行くのか、かなり興味が沸いてきました。
そのうち、幹人君が姫葉のちちとかしりとかふとももとかを「肉! うまそうな肉!
」とお年頃の男の子っぽく意識するようになると、思春期ラブコメディみたいで微笑ましいんですけどね。喰うか狩られるか。まさに命がけの恋。
このマンガの残る欠点は、出てくる傀牙達にどれもまだいまいち個性がない点でしょうか。単なるやられ役でもちゃんと個性を持たせてキャラを立ててる「武装連金」なんかを読んでしまうと、「クロザクロ」の傀牙達もただ狩られるだけじゃなくてもっと頑張って欲しい! いずれは「パピ★ヨン!
」クラスの変態台詞を平気で言えるキャラが見てみたいな! とか思ってしまうんですけど、これは私のわがままなのでしょうか(わがままです)。
あと夏目先生は、やっぱりカラーページが苦手なんだなと思った。
2. 今週の「道士郎でござる」
「ちょれー事いってんじゃねーよ! テメーがやってる事だろーが!
」
不良描かせたら少年誌随一の実力を誇る西森先生の偉大さを、改めて認識させてくれるエピソードでした。
毒をもって毒を制す。ヤンキーをこういう形で世のために活かすストーリーを描けるポテンシャルを持ってる「道士郎」ってマンガは、やっぱり凄いわ。
個人的にはこのマンガすげえ面白いと思うのですが、掲載位置がこの場所だということは、やっぱり世の健全な少年達にはこの面白さが判ってもらえてないのでしょうか。不安です。
3. 相変わらずなフェイスレス(からくりサーカス)
「僕はエレオノールと二人、人類が死滅するのを待つことにするよ
」
ヤバい! この思想はヤバいです! 「自分以外の男が全て死滅すれば自分がモテるはずだ」という考え方は、「神聖モテモテ王国」のファーザーと同レベルです!
つまりフェイスレスは、自らがナオンにモテモテになる神聖モテモテ王国を建国するためにモテる男を皆殺しにすることを決意し、オートマータ軍団を結成したということに! これって早い話が、「モテモテ王国」で言うところのMG部隊と一緒じゃないですか!
ファー様ですら成し遂げられなかったモテモテ王国建国の野望に挑むフェイスレス! かっこいいなあ!
ああ、でも、そのアプローチはダメなのです! 「自分以外の男が全て死滅すれば自分がモテる」なんてこと考えるのはダメ人間だけなのでフェイスレスはダメ人間決定なのですが、ダメ人間はそんな考えをしているが故に、女からモテることは未来永劫ありえません!
ダメだからモテない! モテないからダメ! この循環構造こそが、フェイスレスを支配している「地獄の大きな機械」の正体なのです!
誰かフェイスレス様に、筋肉少女帯の「踊るダメ人間」を聞かせてあげて下さい!
この世を燃やしたって、一番ダメな自分は残るぜ!
そんな感じで、モテないダメ男の悲哀と執念の化身となったフェイスレスに、婦女子からモテモテな勝が挑むという構図に収斂されつつある「からくりサーカス」。
心情的にフェイスレスの辛さがよく判る独身男性な私としては、いつか彼が「モテない奴は何をやってもモテない」という世界の真理に到達し、モテない苦しみから解脱して過ちを悔い改める旅に出る日が来ることを願って止みません。
今週のラミア(ダンドーネクストジェネレーション)
掲載位置の関係で紹介順序はこの位置ですが、サンデー44号はまさにラミアのためにあったと言えます。言うなれば週刊少年ラミア。
大股開いて麻酔銃撃ったり、腰を前に突き出した状態でレザースーツのジッパーを降ろしたり、尻を露出したり、淑女のコスプレして「私が色々教えて差し上げますわ」と意味深なことを言ったりと、過剰な程のラミアっぷりばかりが印象に残りました。
余りのラミアの強烈さに、ウブでいたいけな少年に過ぎない竜之介君は震えが止まらない様子(まちがい)。
万乗先生の次回作には、スポーツマンガじゃなくてラミアマンガをお願いします。
5. 定点観測:今週のモンキーターン
前回の感想で「洞口から負けオーラが出ている」と書きましたが、やっぱり洞口負けましたね(確定口調で)。
まあ、今回の洞口のレースの目的はダービー制覇じゃなくてあくまで波多野への制裁ですので、せめて波多野が勝たないように散々足を引っ張って邪魔して頂きたい。そして、自分がダービーで勝てないのも、青島さんが幸せになれないのも、みんな波多野が悪い! 自分と青島さんの運命は、波多野が回す地獄の大きな機械に操られているんだ! と思い込むようになり、フェイスレスのようなモテない男の悲哀と執念の塊と化した狂気の化身となって欲しい。
やっぱり洞口は、フォースの暗黒面に引き込まれてこそ光るキャラですよ(←波多野痛い目同盟の立場は?)。
2004/09/28
■絶チルが載っていないサンデー43号感想(縮小版)
- 「総督! あなたは世界の頂点に立つメロディーをおびたお方!」(ケンイチ)
- 時音の「貫く」結界(結界師)
- 姫葉の跳び蹴り(クロザクロ)
- ラミア大暴れ(ダンドーネクストジェネレーション)
- 「明日のレースは『勝負』ではない。もはや『制裁』だ!」(モンキーターン)
- 番外:最後のページの森さん(いでじゅう!)
□
1. 「総督! あなたは世界の頂点に立つメロディーをおびたお方!」(ケンイチ)
この台詞を言ってる時のジーク様の腰使いに注目。硬い表情と柔らかい腰の動きのギャップがおかしいです。
オレ、やっぱり「ケンイチ」の中ではジーク様が一番好きだわ。
2. 時音の「貫く」結界(結界師)
いたそう(感想)。
というか、この技はある意味最強の攻撃技なんじゃないかと思いました。こんな攻撃喰らったら、結界を滅するまでもなく、普通はどんな生物でも確実に一撃で死にます。まさに一撃必殺。良守とは違う方向性で成長を遂げた時音姉さんは、サンデーを代表する最強ヒロインの座にまた一歩近付きました。
これで後は、彼女独特のクールな雰囲気に更に磨きがかかれば、『お姉さまからいじめられたい属性』を持ったどうしようもないサンデー男性読者のハートを鷲づかみにできるんじゃないかと思います。がんばれ!(イヤな応援の仕方)
3. 姫葉の跳び蹴り(クロザクロ)
今回の「クロザクロ」の本当の見所は、最後の最後で「人間」として戦うことを決意して姫葉を助けた幹人君の姿であるのはよく判っているのですが、でもビジュアル的に映えるのはやっぱりどう考えても姫葉の方。鍛え上げられた下半身から繰り出される蹴り技の数々は、もはや「凄い」を通り越して「萌え」の領域にまで達しています。蹴り萌え。
そして、蹴り技が冴えれば冴えるほど、傀牙(オーガ)に逆襲された時の被虐っぷりもまた冴えるというもの。思わぬ反撃を食らって気絶した姫葉さんの姿は、『普段気の強い女の子がいじめられてるのを見るとグッと来る属性』を持ったどうしようもないサンデー男性読者のハートを鷲づかみにするに十分な魅力を持っていると思いました。がんばれ!(イヤな応援の仕方)
4. ラミア大暴れ(ダンドーネクストジェネレーション)
今回の「ダンドー」は、もはやゴルフマンガであることを放棄してしまったかのような割り切りっぷりが、たいへんに面白かったです。やっぱり「ダンドー」は本筋以外のところで楽しめてこそですよ!(まちがい)
万乗先生の次回作には、スポーツマンガじゃなくてアクションマンガをやらせてあげて下さい。
5. 「明日のレースは『勝負』ではない。もはや『制裁』だ!」(モンキーターン)
同盟バナーを張ってる立場としては「いいぞ洞口! もっとやれ!
」と囃し立てたいのは山々なのですが、でも何だか早くも洞口から負けオーラが漂い始めているような気がしてなりません。
少年誌のセオリーでは、こういう事をする奴は負けると決まっているからでしょうか。それとも、これもまた「彼女と付き合った男は必ず負ける」という恐ろしいアンチエスパー能力を持つ青島さんの特殊能力が成せる技なのか。青島さんのアンチ能力が、洞口と波多野のどちらにより多く作用してしまうのかが、この勝負の分かれ目になるかも知れません。
超度7のエスパー少女よりも恐ろしいぜ青島さん(よく意味がわかりません)。
番外:最後のページの森さん(いでじゅう!)
ヒロインに平気でヨゴレ役をさせるところに、モリタイシ先生の心意気を感じました。
大丈夫?(誰ともなしに)
2004/09/18
■アニメ版美神放送終了はもう10年前…サンデー41号感想
- 今週の琥珀(犬夜叉)
- 今週の姫葉さん(クロザクロ)
- 今週の桐壺帝三53歳(絶対可憐チルドレン)
- 今週の「こわしや我聞」のあらすじ
- 今週のラミア(ダンドーネクストジェネレーション)
- 番外:UPPERS
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1. 今週の琥珀(犬夜叉)
「おれは死ににいくんじゃない… 奈落を倒すために行くんだ
」
あの神楽をもメロメロにして少年萌えに目覚めさせた(まちがい)琥珀スマイルは今回も健在。こんな覚悟を決めた笑顔を見せられたら、そりゃもう犬夜叉だって誰だって何も言えなくなるよね! ね!(←誰に同意を?)
そんな覚悟を決めた琥珀と対峙することになる桔梗は、果たして彼をどうするつもりなのか。高橋留美子マンガ伝統の一途っぷりと堅さっぷりで「犬夜叉」界ナンバーワンキャラの座に君臨する桔梗ですが、あんな真摯で健気な瞳をした琥珀に対して自ら手を下すことができるのか? それともあの桔梗ですら神楽みたいにメロメロに(以下略)。
2. 今週の姫葉さん(クロザクロ)
「たかが傀牙一匹くらい、私一人で倒せるわよ!
」という姫葉の台詞が今週のポイント(萌えの)。
学校では無頼気取りで近付きがたいイメージだけど、でも中身は憧れの男の人に少しでも近付きたくて背伸びをしたいと思ってる、普通の女の子なのヨ! っていう、ある意味古典的なキャラの性格設定がいい味を出してます。なんかこう、作者から愛されていそうな感じがする子です。
こんな性格のキャラなので、そのうち主人公の幹人と隠れて二人きりで会って話しているところを彼女を快く思っていないクラスメート女子に偶然目撃され、「姫葉さんは幹人と付き合っている」とあらぬ噂を学園中に流されてしまい、顔を真っ赤にしてわたわたと動揺しながら必死になって周囲に弁解するエピソードが登場することは、もはや必至の様相。そういう方面で色々とからかい甲斐があるキャラだと思います。今から楽しみだなあ!(そういうマンガじゃないと思った)
3. 今週の桐壺帝三53歳(絶対可憐チルドレン)
「テロリストが普通とか言うなー!
」と自分のマンガの基本設定に対してツッコミを入れながら、椎名氏が描く肉体派親父キャラが、いきなり予想外の大活躍。皆本やチルドレン達を差し置いて桐壺帝三53歳がおいしい見せ場を全てさらって行くという驚愕的な展開に、勿論オレは大喜び(バカ)。
それで今回の話ですが、ストーリー的には前回の続きといった趣が強く、「4話完結の短編の最終回」という感じはあまりしませんでしたね。実際、第3話で提示された問題点に対しては「未来は変えられるかも知れない」という可能性が示されただけで、物語内ではほとんど解決していません。つまり第3~4話は、明らかに次回以降に話が続く前提で作られたエピソードだということが言えます。
ネットでの感想を眺める限りではイマイチ読後の感覚がスッキリしない印象を受けた方も多かったみたいですが、「この続きは必ずどこかで読める」と思えば、これはこれで納得できる終わり方ではないかと思います。
――というかですね(注意:ここから論旨がおかしくなります)。もしこのマンガがこのまま何処にも続きが載らずに終わっちゃったら、「絶チル」はまるで途中で打ち切りを食らった連載マンガみたいじゃないですか。それだけは! それだけは避けなければならないのです! このままでは、往生できずに彼岸の彼方を漂うカナタ達も浮かばれません!
彼女たちの未来を変える一縷の望みは、今回のマンガの中で示されました。その一縷の望みをより強い可能性に変える力を持つのは、誰であろう我々読者です。我々読者が持ちうる権利を行使することにより、彼女たちの未来を創り出す力が生まれるのです。
よりぶっちゃけて言えば、みんなアンケートハガキ出そうぜ! ということになるのですが!
何の因果なのか陰謀なのかは判りませんが、今週のサンデーのアンケート用紙は、よりによってDVD版「GS美神」の広告マンガの裏のページにあります。もし「絶チル」にアンケートを出そうと思ったら、おキヌちゃんのコマを切り裂いた上、おキヌちゃんの上にベッタベタと糊を付けなければなりません。おキヌちゃんに糊を! しかし! その試練を乗り越えなければ、薫や葵や紫穂に未来はない! 勿論、生みの親の椎名先生にも未来はないのです!
即ちおキヌちゃんに糊オアダイ! オアダイ! なのであります!
あと、何だかんだ言ってもやっぱりサンデーのアンケートは本来の対象読者層である小中学校の子供の意見を重視する傾向があるみたいなので、とりあえず知り合いにサンデー読んでる甥っ子や姪っ子がいる方は、彼らに「どうして次のサンデーからは『絶対可憐チルドレン』がのらないんですか? もっとよみたいです!
」とわざとらしい意見をアンケートに書かせ、編集部の情に訴える作戦に出て下さい(卑屈)。
その時は、ちゃんとその子に「渡る世間は鬼ばかり」と「ちびく(検閲対策のために中略)サンボ」の事も教えてあげてね! 建前上は子供向けマンガのはずなのに、相変わらず子供に判らないネタを平気で使うよなあ先生!
4. 今週の「こわしや我聞」のあらすじ
「果歩達は我聞と陽菜をくっつけようと画策中
」。
先週からのストーリーは実際こうなっているので、この説明は決して間違ってはいるわけではないのですが、でも「こわしや我聞」って本来こういうマンガだったっけ? なんかおかしくなくない? みたいな不思議な感覚に囚われました。このあらすじは、今のこのマンガの微妙な状況を簡潔にまとめた名文なんじゃないかと思います。
でもまあ、國生さんがカワイイからそれでいいんだけどな!(いいのか)
あと、今週我聞のライバルとして立ちはだかった変人・十曲才蔵の秘書の千紘(ちひろ)が良い感じです。これぞメガネっ子! みたいなドジっ娘オーラが漂うソバカスっぷりと、二言目には「さすがです若様!
」と口走る盲従っぷりが相当の萌えポイント。國生さんといい果歩ちゃんといいこの娘といい、「こわしや我聞」は順調にキャラ萌えマンガへの道を歩み始めているのを感じます。
「美鳥の日々」亡き今、サンデーの萌えを引き受けるのはこのオレにまかせろ! みたいな勢いで、藤木俊先生がソッチ方面に突っ走ってくれることを期待していきたい。
5. 今週のラミア(ダンドーネクストジェネレーション)
「さあて、戦争でも始めるか
」
そんなこと言いながらラミアが自らつなぎ服のジッパーを降ろした! まさかここで脱ぐつもりなのか! 全裸で敵地に潜入しようだなんて、さすがラミアはやることが違う!(←勘違いであることは承知しております)
今回は割と普通にゴルフマンガしてた今週のダンドーでしたが、でも最後のページの脱衣ラミアで全てが台無し。
控えめに言っても、ラミア格好良すぎます。ラミアは作者から愛されてるなあ。
番外:UPPERS
マンガを通して作者が訴えたいことは理解できるんだけど、でもそれを表現するにはちょっと作風やストーリーの選択を間違えているんじゃないか? という印象を受けました。私はこのマンガの中身にはまったく共感できませんでしたが、でも「若い作家が一生懸命作ったマンガ」という感じがするところは好感持てます。
若いっていいなあ…(遠い目)
2004/09/11
■波多野は痛い目を見るべき同盟
サンデー40号の感想で「もし「波多野は痛い目を見るべき同盟」を発起して同盟バナー(専門用語)を作ってるサイトがありましたら、謹んでこのサイトにもバナーを掲載させて頂きます。
」と書いたところ、「Third Word World」を運営するへっぽこぴーすけさんが本当に同盟を立ち上げてしまいました。
ありがとうございます! というか、ノリが良過ぎます!
なお、今週の波多野は、澄の母親に罵倒されたり洞口に「きさまのようないい加減な奴には負けん!
」とケンカを売られたりと散々でしたね。いい気味です。
もっと悩め! 悩んで苦しむがいいさ波多野!(ドクロ)
■体育座りしてる時音姉さんが目印! サンデー41号感想
- P.28でタバコを吸う雪乃(焼きたて!ジャぱん)
- 「ボクをネガネ好きにしてください」(うえきの法則)
- 「絶対可憐チルドレン」最後の7ページ
- 「愛は慣れアイ!」(こやしや我聞)
- 「だっ…だめです~ッ!」(ダンドーネクストレボリューション)
- 番外:「あなたは里山君の彼女?」「はい。そうですけど」(KATSU!)
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1. P.28でタバコを吸う雪乃(焼きたて!ジャぱん)
10月から「焼きたて!ジャぱん」のアニメが放送開始ということで、「ジャぱん」が今週のサンデーの巻頭カラーを飾りました。
21世紀に始まったサンデーの連載作品の中ではおそらく「金色のガッシュ!」の次くらいにヒットしている作品であり、その上マンガ好きな層(=要はオタク)にファンが多い「焼きたて!ジャぱん」がゴールデンタイム枠でアニメ化されることにより、サンデーのメディアミックス戦略はついに一つの頂点を迎えた――と言っても良いのではないのでしょうか。
サンデーの思惑はともかく、あのキャラ達がアニメ化されて動き回ったり派手なリアクションを繰り広げたりする姿は、想像するだけで楽しそうではあります。リアクション料理アニメの金字塔「ミスター味っ子」を超えるアレな演出の数々を期待したいところ。
――と、そんな感じで華やかなアニメ化とは裏腹に、マンガ本編の方はかなりイヤな雰囲気の回でしたね。カラー部分では人気者の月乃じゃなくてあえて男性陣を脱がせたり、東達と対戦するCMAPメンバーはどいつもこいつも人でなしのダメ人間ばかりを揃えたりした上、雪乃に至っては足を開いて行儀悪くタバコをふかす始末。
とてもゴールデンタイムにアニメ化されるマンガの登場人物とは思えません。
私が思うに、あの雪乃のやさぐれっぷりは、アニメ化に対する作者の橋口たかし先生のスタンスを暗に表しているに違いありません。カラーページでは「かつてパンの漫画をやろう! と言われた時は、冠(編集)に殺意を覚えましたが、今思えばまあ殺さなくて良かったです
」と冗談っぽく語っていた橋口先生ですが、ありゃジョークじゃなくてマジですね。マジ。先生は、今も担当編集者に対して殺意を抱いているのではないのでしょうか。私には判ります。
せっかくのアニメ化記念号なのにわざわざこんな話をぶつけて来たのは、ひとえに氏の反逆精神の現れではないかと思われます。「大麻ジャぱん」の時に見せた、我々読者からは預かり知れない領域で何かと戦い続ける橋口先生のスタンスは、作品がアニメ化された今もなお健在なのです。頼もしい限りですね!
……すみません(またか)。
2. 「ボクをネガネ好きにしてください」(うえきの法則)
変態だー!(挨拶)
というか、キルノートンと森さんのおかげで、せっかくのシリアスな雰囲気がぶち壊しです。IQが179もある割には空気が読めない奴だなあキルノートン。
なので、せっかく苦労してこの上ないシリアスな雰囲気を作ってきたアノンが、全てをブチ壊したキルノートンを秒殺しにかかるのも仕方がないなと思いました。
3. 「絶対可憐チルドレン」最後の7ページ
<妄想>
皆本「そんな…薫がボクのことを愛していただなんて! どうしよう!
男らしく責任を取って今からプロポーズするべきか!? いやでも薫はまだ10歳…でも愛があれば歳の差なんて…ッ!」
伊号「突っ込むところはソコなのかーッ!」</妄想>
という雰囲気には微塵もならなさそうな(ならねえよ)展開になっちゃった「絶対可憐チルドレン」第3話。第1話で「私の夢は世界制服です!
」「今みたく誰かに命令されるのは、どう考えてもおかしいと思います!
」とハキハキと無邪気に語ったオチが、こんな形で後になって効いて来るようになるとはビックリです。
あの「未来」は、薫が普通の学校へ行くこともできず、また「普通の人々」に代表される露骨な差別が社会の中に普遍的に存在する今の状態のままで彼女たちが育つとああなってしまうということを意味しているのでしょう。勿論これは双方にとって最悪の結末であり、それ故にこの予知は「こんな未来にしてはいけない」「あの子供達を不幸にしてはいけない」という動機付けを、皆本に対して強烈に植え付ける効果をもたらすはずです。
最初に3話を読んだ時には「こんな話にしちゃって、これって5話以降をどうやって作るの?」と本気で思ってしまいましたが、皆本(および、我々のような読者)に対するモチベーションを持たせるという意味においては、これは極めて有効な話の進め方なんじゃないのでしょうか。いやもう、続きが今から気になって仕方ありませんよ。
椎名先生やっぱり上手いなあ。
「超能力を持った超人とそうでない人間との間の、相互不信による軋轢」はスーパーヒーローモノの物語を作る上では触れておくべき大切な要素なのですが、それをここまでストレートに打ち出してくるとは、正直意外でした。
このテーマは究極的に突き詰めれば今世界中で起こっている民族紛争や宗教紛争に繋がることでもあるだけに、このテーマが如何に「重い」ものなのかは感覚的に理解できると思います。
以前椎名先生が自サイトで語っていた「週刊少年誌作品としてはいくつか文法違反がある
」というのは、女の子が主人公だからとかそういう意味だけでなく、もしかしたら「これは少年誌でネタにするにはあまりに過ぎたテーマだから」というのもあるのかも知れません。何というかこう、コンビニで弁当と一緒にサンデーを買って昼休みに気楽に読むには、ちょっとばかりそぐわないテーマですよねコレ。
でも、こんな時代だからこそ、今あえて少年誌でやるだけの価値があるテーマなのも、また確かでしょう。週刊マンガ誌への復帰作としてわざわざこんな困難なテーマをあえて選んだ椎名先生は、明らかに本気です。己の作家生命を賭けて「絶チル」に挑む覚悟を決めてます(きめつけ)。
それに、このマンガは何だかんだ言ってもやっぱり椎名高志のマンガなので、こんなテーマに対しても氏独自のユーモアセンスを活かしたソリューション(解決策)を出してくるのではないか? という期待感もあります。次回にどんな話を持ってきてオチを付けるつもりなのか、今から楽しみにしたいと思いました。
椎名高志先生の次回作にご期待下さい(はやすぎ)。
4. 「愛は慣れアイ!」(こやしや我聞)
「愛は慣れアイ!
」
すげえ! この果歩って子、この歳にして早くも人生の真実を突いた発言をしてますよ!
なんてグルービーな女の子なんだ! 嫁にしてえ!(犯罪です)
かつて「踊る男女が極限まで近付くが決して肌を触れあわせないインド舞踊のようだ」とまで表現されるほど勿体ぶった恋愛模様を描き、現代ラブコメマンガの礎を築いた「めぞん一刻」の高橋留美子先生のマンガが載ってるのと同じ雑誌で、ここまで恋愛に対して極端に割り切ったスタンスを取るマンガが載るようになるだなんて、時代は変わるものなんですね……。
あと、卓球しながらくしゃみをする國生さんは可愛すぎて卑怯だと思いました。
いよいよ國生さんを戦略人間兵器(攻撃力:萌え)として運用する覚悟を決めた「こわしや我聞」の今後に注目です。
5. 「だっ…だめです~ッ!」(ダンドーネクストレボリューション)
優香、ラミア、ムクムク王子に続くダンドーの新たなつがい相手としての活躍が期待される竜之介君ですが、今のところはダンドー×竜之介の二大少年キャラ同士の初々しい絡みっぷりを全面にアピールし、読者のショタ萌え心を掴みにかかる作戦に出た様子。
今回の「ダンドー」は、ネクストジェネレーションと銘打った以上、そのジェネレーション世代であるところの竜之介が物語の中心人物になるであろうことは間違いない訳であり、即ちこのマンガの命運は彼の活躍如何にかかっていると言えるのです。
がんばれ竜之介! ビクビクオドオドっぷりに磨きをかけ、ダンドーに比類する戦略人間兵器(攻撃力:ショタ萌え)に成長するんだ竜之介!
こういうマンガの楽しみ方ばっかりしてると、人間ダメになると思った。
番外:「あなたは里山君の彼女?」「はい。そうですけど」(KATSU!)
あだち充のマンガでこんなハッキリしたやりとりが出てくるのはとても珍しいんじゃないか? とふと思ったのですが、その辺どうだろう。
そんな香月にちょっとトキメキました(弱い)。